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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第455 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2016年10月22日(

行き先【奥秩父/国師ヶ岳(2592m)〜北奥千丈岳(2601m)〜奥千丈岳(2409m)

コースタイム:

JR高尾駅[7:06]〜塩山駅[8:12/8:30]〜乗合タクシー(栄和交通・1800円)〜大弛峠BS[9:35/9:45]〜前国師ヶ岳[10:23]〜国師ヶ岳[10:33/10:38]〜北奥千丈岳[1050/10:58]〜奥千丈岳[11:35/昼食/11:42]〜白檜平[12:22/12:39]〜休憩[13:44/13:50]〜林道ゲート[14:08]〜柳平BS・金峰山荘[14:40/15;25]〜バス(1000円)〜花かげの湯[16:06/16:45]〜タクシー(1720円)〜塩山駅[17:05](ホリデー快速ビューやまなし号)〜立川駅[18:25]

トレイルマップ
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 私にとっては、半年ぶりになるA班での山行。前から憧れていた国師〜北奥千丈岳の計画を見た瞬間に、条件反射的に「参加」を押してしまった。幸い、登りはほんの236m、ほとんどが林道の下りということで、膝のリハビリにもぴったり。そして、この時期ならではの落葉松の紅葉も楽しみだ。

 朝、東京は曇り空であったが、関東北部は晴れとの天気予報通り、トンネルを抜けて甲府盆地に出ると青空が出ている。久しぶりの展望が拝めそうだと期待は膨らむ。8:12に塩山駅に着くと、なおちゃんが予約してくれたバスが待っていたが、人数が多かったせいか乗り合いタクシーも3台出ていた。幸い、我々は乗り合いタクシーの方に乗ることになり、そのまま柳平で乗り換えもせず、一気に大弛峠まで行くことができた。乗り換えの時間が短縮できてラッキー。

30分も早く、9:35大弛峠に着く。金峰山へ行く登山者の車が路肩駐車に列をなしている。我々は人気のない国師ヶ岳への登山口から出発する。金峰から甲武信までの一大縦走路だけあって、道はすごく整備されている。急登ではあるが木段が続き、どんどん登っていく。

10:23前国師に着く。金峰、八ヶ岳がすぐそばに見える。はるかかなたには雲の上に頭を出した富士山も見える。甲斐駒のすっきりした頂はすぐ目に留まる。これからの展望が楽しみだ。北奥千丈岳への分岐を通り、国師ヶ岳山頂に10:33に到着。思っていたより小さな頂だが、長年の憧れの国師の頂は格別だ。東側には、甲武信ヶ岳、黒金山、乾徳山はよく見える。珍しく副隊長から特大メロンパンのお裾分けを頂く。早々に北奥千丈への分岐へ戻る。

10:50、奥秩父最高点の2601mの北奥仙丈岳に到着。360度の大展望だ。副隊長のタノマール発動。次々と山の名前が出てくる。西には、南アルプス、その奥には中央アルプス、そして御嶽山。北の方へ目を移すと、北アルプスまで見える。双耳峰のあの山は、鹿島槍。槍方面は残念ながら雲の中。北には大きな山容の浅間山。八ヶ岳の手前には男山、天狗山。東方面には、奥多摩の飛竜などが見える。紅葉が進んで黄金色に見える山もある。今年は紅葉があまり期待できないと思っていたが、それなりに落葉松の黄色もきれいだ。これだけの展望は、本当に久しぶりだ。気づいたらザックも降ろさずに、8分間も北奥千丈にいた。

ここから、展望のない樹林帯に入り、奥千丈を通り長い下りが始まる。シラビソの森に苔むした緑がきれいだ。北八ヶ岳の雰囲気に似ている。所々に倒木があり、あまり手入れがされていない様子。今までの整備された縦走路とはずいぶん違う。誰にも会わない静かな山道で、原始に還っていく感じがする。あまり高度差のない平らな尾根が続く。ピンクのテープはしっかりついているが、やや道がわかりにくい。昭文社の地図には、「急坂が続く」と書いてあるが、これは間違っているようだ。

11:35、奥千丈岳に着く。展望もなく平らでとても山頂とは思えない地味なピーク。標識の上の木に鹿の頭蓋骨が掲げられていた。ここで昼食を採る。

この後は、ひたすら下っていく。石楠花新道というだけあって、シャクナゲの木が多い。きっと初夏のころは花がきれいだろう。12:22に白檜平に着く。ここからは長い長い林道下りが待っている。ここで、お湯を沸かし、コーヒータイム。ほっと一息。

鶏冠山林道は、最初のうちは舗装道路だが、やがて砂利道に変わる。意外なことに、期待していなかった落葉松やモミジなどの紅葉が、目を楽しませてくれた。やや時期は遅いが、林道の両脇に連なる黄金色の落葉松や、岩峰に真っ赤に映えるモミジや、錦に染まる沢沿いの斜面など、みな写真を撮りまくる。車も通らない林道を我々が独り占めしながら、存分に紅葉の山の景色を楽しんだ。14:08に林道ゲートを過ぎ車道に出てからは、車の往来も多くなり、あまり景色に見とれてはいられなくなったが、それでも長い林道歩きのわりには、飽きずに下ってくることができた。

14:40に金峰山荘に到着。奥深い静かな山歩きを堪能した後は、お待ちかねのビールで乾杯!その後、15:25に塩山行きのバスに乗り、花かげの湯にて途中下車。温泉で汗を流し、頼んでいたタクシーで塩山駅まで。無事17:05発にホリデー快速に乗車。その後は、立川にて打ち上げ。そちらは副隊長のプログをどうぞ。 (by くま)

今回の参加者:副隊長、菊丸、ひろちゃん、くまちゃん、なおちゃん
実働時間:4時間22分
累積登高差(+)
踏破距離:


☆ 山から下りたらこんな店 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 
☆ 打ち上げはこんな店  


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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001 大弛峠スタート。
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002 大弛小屋は昔ながらの風情。
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003 これ、何ですかね?
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004 最初から奥秩父らしい雰囲気。
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005 やり過ぎ、と思うほど木道が整備されている。
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006 夢の庭園は寄らなかった。
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007 まだまだ木段。
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008 眺めが良いところに出た。
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009 五丈岩が良く見える。左奥は南アルプス。
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010 あの奥は八ヶ岳。
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011 金峰山の右は朝日岳。
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012 南は、鋸岳から赤石岳まで見えている感じ。
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013 いやいや小河内岳あたりまでかな。
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014 仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、鋸岳。
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015 孤高の富士。
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016 八ヶ岳も全山見えてます。
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017 こちらは甲武信ヶ岳。
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018 そろそろ先へ進みますか。
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019 主脈縦走路は立派な道。
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020 また眺めが良いところに出た。
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021 これは黒金山と乾徳山。
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022 雲の中は大菩薩連嶺か。
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023 国師ヶ岳、到着。
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024 ここで引き返す。
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025 南アルプスの右には中央アルプス。
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026 北奥千丈岳から望む、金峰山。
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027 八ヶ岳の全貌。
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028 中央が小川山。
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029 懐かしの男山(左)と天狗山。
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030 手前、御座山、奥は浅間連山。
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031 さっきいた国師ヶ岳。
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032 なかなか動き難し。
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033 遥か雲取山はガスの中。
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034 南へ。
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035 この辺り、若い樹が多い。
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036 ひっそりした奥千丈岳。
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037 大弛峠の喧騒がうそのよう。
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038 倒木帯に突入。
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039 跨いだり潜ったり。
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040 道形はあるが・・・
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041 思わぬ迂回もある。
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042 ジャングルジムの原点。
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043 スギゴケの小宇宙。
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044 白檜平に到着。
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045 ゴトメキ方面はあちら。
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046 何故か街路樹のように落葉松の幼木。
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047 林道は舗装されている。
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048 さてあと2時間の林道歩き。
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049 この辺りは落葉松とシラビソの混成琳。
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050 ゆったりと下る。
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051 紅葉は落葉松のみ。
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052 このような落葉松は自然に生えたようだ。
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053 あちらがゴトメキか。
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054 落葉松の彩り。
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055 落葉松ばかりが目立つ。
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056 色付きが良いのはオオイタヤメイゲツか。
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057 色付きは樹によって様々。
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058 色鮮やかなのは・・・
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059 やはりカエデの類。
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060 谷沿いは良い色。
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061 なかなか立ち去り難い。
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062 すっかり葉を落としているのはダケカンバか。
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063 この季節になると、植生が良くわかる。
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064 様々な色の競演。
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065 からまつの林を過ぎて・・・
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066 からまつをしみじみと見き・・・
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067 からまつはさびしかりけり。
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068 たびゆくはさびしかりけり。
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069 岩棚の上の紅葉。
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070 鮮やかな紅葉。
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071 径は岩を削ったのか。
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072 偶々上手い具合に避けられたのか判らない。
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073 からまつの林を出でて、
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074 からまつの林に入りぬ。
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075 からまつの林に入りて、
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076 また細く道はつづけり。
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077 からまつの林の奥も
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078 わが通る道はありけり
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079 霧雨のかかる道なり。
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080 山風のかよふ道なり。
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081 からまつの林の道は
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082 われのみか、ひともかよひぬ。
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083 ほそぼそと通ふ道なり。
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084 さびさびといそぐ道なり。(北原白秋「落葉松」)
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085 笹がスポット的にか枯れている不思議な風景。
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086 遠景の山は全て落葉松。
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087 様々な色。
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088 定期バスが通る道に出た。
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089 もうあと30分くらいか。
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090 肌触りが柔らかそうな落葉松林。
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091 もうちょっと日が当たっていれば綺麗な落葉松林。
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092 暫し立ち止まって鑑賞。
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093 琴川沿いの紅葉。
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094 この辺りは
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095 かなり色付きが
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096 良い感じ。
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097 沢沿いのせいだろうか。
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098 深緑と赤。
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099 橙色と黄金色。
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100 もうすぐ柳平。
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101 これは桜。
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102 もうビールが目の前。
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103 微妙に色が異なるハウチワカエデ。
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104 この幟旗がうれしい。
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105 ここで汗を流した。
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106 おや、ここは廃業?
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107 締めは、ずくなし!

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