コースタイム:
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本来今日は10月1日に計画されていた大峰、深城ダムからの急登を楽しむプランのリベンジのはずであった。先週11月19日は雁ヶ腹摺山の計画であったが、結局雨の為要害山に変更した。雁ヶ腹摺山は天気が良くないと登る気がしない山だそうで(私は登ったことなし)、今日は天気予報で晴れとのこと、大峰をやめて雁ヶ腹摺山のリベンジとなった。しかし、11月24日に東京で54年ぶりの積雪があり、甲府はもちろん関東の平野部でも雪が積もり、とても大峠までタクシーは上がれないとの判断により、低山で新雪を楽しめる山、ということで関八州見晴台に決定した。
朝の天気は晴れ、ただ秩父に近づくにつれて雲が多くなってくる。事前計画では、正丸駅から刈場坂峠→ブナ峠へと向かうつもりであったが、ここは舗装道路だそうで雪がなければ全く面白くはないルートとなる。どうも雪は屋根にうっすらとある程度で、雪を踏みしめてとはいかないと想像できる。加えて、ウッディーさんが顔振峠にこだわりがある様子。理由は「振り向くような美人がいるイメージなんだよ(笑)」と。顔振峠経由で関八州見晴台に行くなら、吾野駅から登った方が良いということになった。
駅から幹線道路沿いを進み左折する。しばらく舗装道路を行く。顔振峠(がんぶり、かおぶり、読み方はいろいろあるようだ)への標識があり、山道になる。道には雪はほとんどない。見晴らしのいい場所に出る。秩父の武甲山、伊豆ヶ岳、大持山、奥多摩の天目山、蕎麦粒山、川苔山、御前山、そして富士山まで見えることになっている。予想より雲がたれ込めているので富士山は見えないが、手前の尾根はしっかりと確認できた。
平九郎茶屋が見えてきた。おばあさんが箒で落ち葉を掃いて開店の準備をしている。ここが顔振峠。由来は義経弁慶主従があまりの展望の素晴らしさに顔を振り振り眺めたので、この名前が付いたそうだが、これはちょっと眉つばものか、副隊長が言うには「ここに寄ったら安宅の関には寄れないだろう、ルート的には・・」とのこと。
ここから傘杉峠までは林道歩き。たっぷりと積もった雪を歩く妄想をしていた道だ。雪はひとかけらもない。花立松ノ峠を過ぎて、すぐ右側の山道に入らなくてはならないはずが、ちょうどライダーチームがスピートを上げて何人も通りすぎて行き、それに気を取られていたのか、あるいは林道に出ると気がゆるみ何となく惰性で歩いていたのか、とにかくそのまま林道を歩き続けて、気がつくと高山不動尊へ下っていた。あわてて戻る。山道の入口から山頂まで30分のコースタイムだが20分程で到着。
頂上は人が多くて賑わっているが、加えて不動尊から団体さんが大勢登ってくるという情報を得て長居はせずに、一口食べて下山を開始する。下りは早い、あっという間に峠まで戻る。その先の目的地は黒山鉱泉館なので黒山三滝の方に下りなくてはならない。ところが、やっぱり林道から離れられずに歩き続けて結局大回りをすることとなった。
それでもなんとか到着する。バスの時間があるので、お風呂は東上閣が良いと玄関前まで行くが閉まっている。しかたなく黒山鉱泉館までとことこと歩いていくが、なんとそこも閉鎖されていた。2年前に廃業したそうだ。そこでバス停前のうどん屋(唯一開いている店)でせめてビールをと、のれんを潜るが、「食事ですか?ビールはないんです。」とまたまた振られ。仕方ないので停留所のベンチで副隊長持参の日本酒を一杯。定刻通りに来たバスに乗り、お風呂はなしで「梅の里」へとの成り行きになった。
直前のルート変更、雪はまったくなし、道を2度間違え、お風呂に2度振られ、うどん屋でビールに振られ、盛りだくさんの山行であったが、終わりよければすべて良し。「梅の里」で美味しい日本酒と蕎麦をいただき充実した一日であった。 (by ひろ)
今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、ひろちゃん、のんちゃん
実働時間:時間分
累積登高差(+):
踏破距離:
☆ 廃業していた日帰り温泉
☆ 打ち上げ第一弾はこんな店
☆ 立ち寄った酒造店
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店
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