コースタイム:
西武池袋駅[7:05](快速急行長瀞・三峰口行)⇒西武秩父駅[8:49/9:10](西武観光バス、560円)⇒大滝温泉湯遊館BS[9:55]→車道歩き→神岡集落、裏参道入口(406m)[10:14]→チェーンスパイク装着[10:35/10:40]→P1(600m)[10:50/10:54]→P2(940m)[11:45/11:49]→三峯神社(1100m)[12:47]→奥院第一鳥居/登山口(登山ポスト)→アイゼン装着[12:55/13:00]→妙法ヶ岳(1332m)/奥宮[14:10/14:15]→三峯神社/お食事処[14:55/15:20]→三峯神社BS[15:35発]<ビジターセンター前>⇒(西武観光バス、670円)⇒西武秩父駅[16:51/17:25発](特急池袋行)⇒入間駅[18:11/18:14]⇒西所沢駅[18:26]→久呂無木[18:30]
トレイルマップ
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高度記録
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<山行概要>
約4時間半の行動。 曇り、気温は-3℃くらい、1000m付近では風が強く寒かった(飲みかけのポカリがシャーベット状になる)。 水分: 0.5リットル(ポカリ)。P1:水分、P2:パン、第一鳥居前:餅、干し柿、昼:無(先を急ぐ)。
出合った人~裏参道(0)、三峰神社(大勢)、妙法ヶ岳(8人=単独2人、カップル3組)。
参考情報~行きのバスは西武秩父駅で乗ること、三峰口駅前では座れない。また三峰口駅ではSUICAを使えない。
裏参道は総じて道が整っており、約500m毎に標識があり、解り易い。熊除け鐘も設置されていた痕跡あり、肝心の鐘は見当たらない。荘厳な三峰神社で初詣、今年の安全を祈る。遥拝殿より奥宮に遥拝。お食事処を過ぎて奥宮参道(登山道)に続く。ここでアイゼン装着。第一鳥居横に登山ポストとカウンターあり。第二鳥居前で、雲取山へ向かう道と分岐。緩やかな雪道を登る。途中、武甲山、両神山が望める。第三鳥居から痩せ尾根になる。山頂をトラバース・下り・登りし、第四鳥居をくぐる。石段、鎖場を登り、山頂の奥院に到着する。
<感想を交えた記録>
さて、僕らは西武池袋駅7:05発、快速急行長瀞・三峰口行(前4両は長瀞行、後ろ5~8両が三峰口)、メンバーは5両目にそれぞれ乗り込んでくる。天気は曇り、雪が降るのだろうか…、秩父の山では晴れから急変の雪を体験したメンバーもいる。
西武秩父駅で下車し、西武観光バス、三峰神社行きに乗り込む。大輪BS(大鳥居、表参道入口)の次が目的の岡本BS(神庭集落入口、裏参道入口)であったが、バスは通過(急行で止まらず)、次の大滝温泉湯遊館(560円)で下車し、神庭集落まで車道を20分ほど歩いて戻る。荒川沿いに下りて、神岡集落到着。三峰神社の標識あり。標識にそって沢沿いに進む(25000の地図では、途中で切れているが)。九十九折りの道には踏み跡あり、標識は整っている。小さな神社を通過。電線(電柱)にそってヒノキ林の中を登って行く。広い尾根を巻くように斜面を南西に登り、標高600mで林道を横断。標高900m辺りで、妙法ヶ岳(卵を立てたようなピークが2つ)、と三峰神社が見えてくる。標高950m、北から尾根を越えてくる風が冷たい、20cmほどの残雪(吹き溜まりには30cm位)が続く。しばらく行くとシャクナゲ園あり、三峰神社へ続く舗装道路に出る。本殿を目指す。
三峰神社は荘厳で、如何にもパワースポットである。色彩鮮やかで日光東照宮のようだ。本殿で安全を祈り、遥拝殿にて奥宮(妙法ヶ岳)を遥拝。三ツ鳥居から土産物屋へ出る。 駐車場の辺りから白岩山~雲取山~飛龍山の馬蹄形の山並みが見える。確かに、ここは山の「気」が流れ込んで来そうな場所である。
奥宮に向かう参道(登山道)にて、3名は軽アイゼンを装着。第一鳥居で登山届を投函し、カウンターを打つ。113番目と出た。(雲取山行は、十数番の表示だったと思う)
これから後半戦だ。第一鳥居から、前5名(A班)30mほど先を歩く。後ろ3名(B班:和尚、菊丸、副隊長)、和尚は雪道の負担が足にきたか…。第二鳥居(標高1150m)の先で、雲取山への道と分岐し、僕らは妙法ヶ岳へ向かう。鳥居を潜って2mほど先に、石碑あり…これが曲者である。鳥居から真っ直ぐに進み、踏み跡をトレースしながら九十九折りに高度を上げて行く。標高1250m付近で、武甲山、両神山の展望あり。1350mピークを北からトラバース。そのまま進むと、第三鳥居が見えてくる。(先のA班が見えない、かなり先に行っているのか…、B班の底力を見せねば。)ここから妙法ヶ岳に向かう支尾根である。痩せて、下り・登りあり、足元に注意。第四鳥居まで来た、もう一息である。崖に木道を取り付けたような場所もあり、慎重に進む。奥宮への最後の急登(急な石段と鎖場)を登ると、奥宮に到着。狭い山頂に立派な狛犬と祠がある、…A班が居ない… どこにも隠れようが無い狭い場所なのだが。5分後、A班が鎖場を登ってきた。全員で記念撮影。
さて、A班の説明によると、第二鳥居の石碑のところで、やはり踏み跡と前方の赤テープを頼りに右に曲がって進んだ、そのうち「雲取山行き」の標識があり、道を間違えたことに気づいたので、戻って尾根に向かって登ってきたとのこと。8名は合流できて、無事に第一鳥居まで下山した。(後半戦では登り1時間20分ほど、下り30分。雪道ということもあり、登りはコースタイムの1.5倍かかってしまった。)
ここで、教訓となるのだが(あれから一週間いろいろと考えてみた)、「コース読みは難しい。」「踏み跡と赤テープにも注意しつつ進もう」「迷ったら元の道を引き返そう」「雪は曲者」…と言う事になるのだろうか。その場でじっくり見た時の記憶では、直進コースの方が幅広く、掘れていた感じがしたので、雪が無ければ、たぶん道と草むらの違いが見えたのではないかと思う。
第一鳥居まで下りてきて、すでに14:50くらい。僕らは三峯神社・興雲閣♨の湯に浸かるのを断念し、お食事処でスパッツを外しながら乾杯し、防寒着を着込んで、15:35のバスに乗った。やはり、汗をかいた服ではちょっと寒い。西武秩父駅で特急レッドアロー号に乗り(特急料金500円)、入間駅にて乗り換え、西所沢駅の「久呂無木」へ向かう(クマちゃんが先に始めているだろう)。久しぶりの「久呂無木」である。珍しい地酒、丁寧に料理された旨い肴、そして、蕎麦をいただき、新年会は盛況であった。
コース読みの難しさを知り、三峰神社のパワーをもらい、美味しい蕎麦を楽しんだ一日である。帰るころには、身も心も温まった。(by和尚)
今回の参加者:副隊長、アニー、殿、和尚、菊丸、ひろちゃん、のんちゃん、なおちゃん 夜の部のみ:クマちゃん
実働時間:4時間37分
累積登高差(+):
踏破距離:
☆ 山から下りたらこんな店
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車
☆ 打ち上げはこんな店
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