Welcome to our Web Site !

「いぃDay!」山岳会日本支部   


第474 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2017年3月18日()〜19日(

行き先【谷川連峰/平標山(1984m)

コースタイム:

JR東京駅[6:36](たにがわ401号)越後湯沢駅[8:06/8:13]⇒タクシー(5900円)ヒュッテ平標茶屋[8:40]⇒別荘の一番奥[8:57/9:10]→上信越自然歩道→平標山登山口[10:07/10:12]→休憩[11:07/11:12]→夏道と合流[12:10/12:17]→平標山[13:07/13:20]→自然歩道に戻る[14:19]→休憩[14:20/14:23]→別荘の一番奥[15:10]⇒ホテルエフ 

トレイルマップ
クリックすると地図が拡大します

高度記録
高度記録拡大は画像をクリック 

今回は3回目のスノーシュー企画、今季はずいぶん雪に遊んでもらっている。前日にかぐら峰に登り、平標山登山口でテント泊しているグッチー師匠と現地で待ち合わせの予定である。グッチー師匠はスキーで登り、スキーで下るそうだ。

越後湯沢駅からタクシーでヒュッテ平標茶屋に向かう。元々ここに宿泊する予定であったが、宿泊者が我々だけなのでスタッフを回す余裕がないらしく、苗場スキー場近くのホテルエフ(同じ経営者)に泊まることになった。平標茶屋でスタッフと待ち合わせ、スノーシューを借り、余分な荷物を預けて、車が入れる所(別荘地の一番奥)まで送ってもらう。途中で歩いている67人のグループを車で追い越すことになり、ちょっと心苦しい。

車を降りて辺りを見回すと、ちょっと上の山腹にグッチー師匠を発見。無事に会えて一安心。早速スノーシューを装着して平坦な道を足早に進む。1時間弱歩いて、やっと平標山登山口に着いた。ここからが本格的な登りとなる。夏道より一本左側の尾根を登る。2人くらいの踏み跡は付いているが、その上に薄ら雪が積もっている。固い雪の上にフカフカした雪が積もり、さらにその上に少し硬めの雪が薄く積もっている状態である。スノーシューで踏み込むと、フカフカの雪が崩れてくる時がある。結局新たにラッセルするような感じなので、3人で先頭を交代しながら登って行く。スキーのグッチー師匠はほとんど沈まないので、踏み跡のない所をスムーズに登って行く。

体重の差で、ひろちゃんと私がラッセルしても表層を踏むだけなので、副隊長にとってはラッセルの役割を果たしていないそうだ。「ミズスマシとヒキガエルの差のようなものだ」そうである。スノーシューで登るには結構きつい斜面を黙々とひたすら登って行く。高度を上げると、木々に霧氷が付いていて、陽の光を浴びてキラキラ輝いている。

尾根に出て夏道に合流する。右手下方に平標山ノ家の屋根が見えている。予想より良い天気で、白く雪化粧した山々の連なりが幾重にも見える。山また山、そして山、やはり新潟らしい眺めである。東側には仙ノ倉山、エビス大黒ノ頭、その奥には谷川岳らしき山が見える。北西にはテーブルのような苗場山が見える。

ここからは雪が踏み固められているので歩きやすい。遮る木々もないので、雲が雪面に落とす影を眺めながら登って行く。少し登ると平標山頂が見えて来た。6月に来た時には木段だらけであったと思うが、今はすっぽり雪の下である。合流地点から歩くこと、1時間弱で平標山山頂に無事到着。冷たい風が体に凍みるが、雪の山並みが遥か遠くまで連なる、素晴らしい眺望に目を奪われる。はるばる来た甲斐があったというものだ。眺めを堪能した後はすぐに下山開始。

グッチー師匠お楽しみの時間の始まりだ!スイスイと気持ち良さそうに我々の前を通り過ぎて行く。我々もすごい勢いで下って行くが、グッチー師匠の姿が瞬く間に消え失せる。夏道との合流点に戻った所で、アイゼンに履き替える。行きの自然歩道で追い抜いた外国人二人組がようやく登って来た。重そうなスキーを背負っているので、登りはさぞかし大変であろう。アイゼン装着により、ここからは斜面をガンガン下って行く。ラッセルしてきた道はたくさんの人の踏み跡でグチャグチャになっていて、往きの静けさは見る影もない。尻セイド―出来そうな所は試してみるが、雪がフカフカで思ったようには滑らない。

途中で往きにも出会ったグループを追い抜くが、夏道との合流点で折り返して来たらしい。登山口でグッチー師匠が待ってくれていた。良い雪質で最高のスキーを楽しんで来たそうである。また平らな自然歩道を時々ガボリながら歩いて行く。別荘の一番奥で宿の車を待っていると、例のグループが帰って来た。我々はまた車で送ってもらうので心苦しいが、車の送迎があったからこそ山頂まで辿り着けたというものか。

宿に着き、空いているうちにと早速入浴。良く温まった後のビールは最高のご褒美である。夕食後部屋で寛いでいると花火の音が聞こえて来たので、慌てて外に出て見る。苗場スキー場のゲレンデに花火が上がっている。2000発ほど上がるらしい。冬の花火は初めて見るが、冬の花火もまた乙なものである。

翌日はあいにく雪がちらつく天気である。グッチー師匠の予定では東谷山に登るとの事だったので、我々も一緒に行こうかと思っていたが、2日間充分スキーを堪能されて今日はもう帰られるとのこと。途端に我々はいつもの観光モードに突入。バスで越後湯沢駅まで行き、そこでグッチー師匠とは別れる。

我々は湯沢町歴史民俗資料館に行ってみた。人々の暮らしに纏わる品々や川端康成の『雪国』に関連する物の展示があり、なかなか面白かった。その後ぽんしゅ館、蕎麦屋にも立ち寄り、帰路に着いた。 (by なお)

今回の参加者:副隊長、グッチー師匠、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:5時間27分
累積登高差(+)
踏破距離:


☆ 宿泊したのはこんな所 
☆ ぽんしゅ館はこんな所 
☆ 打ち上げはこんな店  
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
img0000.jpg
01 先ずはスノーシューを装着。
img0001.jpg
02 グッチー師匠、発見。
img0002.jpg
03 ここがスタート点。
img0003.jpg
04 グッチー師匠はスキーで。
img0004.jpg
05 先ずは林道を。
img0005.jpg
06 黙々と。
img0006.jpg
07 雪の量はまずまず。
img0007.jpg
08 トレースはある。
img0008.jpg
09 ここが登山口。
img0009.jpg
10 この先の林道にもトレース有り。
img0010.jpg
11 まだ傾斜は緩い。
img0011.jpg
12 スキーは沈まなくて羨ましい。
img0012.jpg
13 今日の天気は悪くない。
img0013.jpg
14 これから本格的登り。
img0014.jpg
15 雪は2層になっていて、歩き難い。
img0015.jpg
16 女子は、表層のサラサラ雪の上を歩けるが、こっちはそうはいかない。
img0016.jpg
17 太源太山辺りが見えてきた。
img0017.jpg
18 空が広くなって来た。
img0018.jpg
19 左の尾根には雪庇が良く見える。
img0019.jpg
20 まだ先は長い。
img0020.jpg
21 この辺りはかなりこう配がきつい。
img0021.jpg
22 振り返ればこんな眺め。
img0022.jpg
23 景色にうつつを抜かしている場合ではない。
img0023.jpg
24 それでも眺めは素晴らしい。
img0024.jpg
25 苗場山も見えてきた。
img0025.jpg
26 稜線が見えてきた。
img0026.jpg
27 平標山はまだ見えない。
img0027.jpg
28 雪庇の尾根と苗場山。
img0028.jpg
29 霧氷。
img0029.jpg
30 頑張りどころ。
img0030.jpg
31 これを越えれば稜線はもうすぐ。
img0031.jpg
32 まだ樹氷にはなっていない。
img0032.jpg
33 黙々と登る。
img0033.jpg
34 樹林帯を抜けると稜線だった。
img0034.jpg
35 目の前に仙ノ倉山。
img0035.jpg
36 あちらは小出俣山。
img0036.jpg
37 どっしり、太源太山。
img0037.jpg
38 平標山はまだ見えない。
img0038.jpg
39 此処から上がってきた。
img0039.jpg
40 山頂を目指す。
img0040.jpg
41 小出俣山をバックに。
img0041.jpg
42 山スキーとスノーシュー。
img0042.jpg
43 山頂が見えてきた。
img0043.jpg
44 仙ノ倉山。
img0044.jpg
45 平標山山頂に到着。
img0045.jpg
46 これが標識。
img0046.jpg
47 記念撮影。
img0047.jpg
48 もう一枚。
img0048.jpg
49 グッチー師匠。
img0049.jpg
50 苗場スキー場が見える。
img0050.jpg
51 さて下りよう。
img0051.jpg
52 下りは楽ちんだ。
img0052.jpg
53 平標山を振り返る。
img0053.jpg
54 同じルートを戻る。
img0054.jpg
55 林道歩き。
img0055.jpg
56 飽きる。
img0056.jpg
57 夕食。
img0057.jpg
58 苗場スキー場の花火。
img0058.jpg
59 苗場スキー場の花火その2。
img0059.jpg
60 苗場スキー場の花火その3。
img0060.jpg
61 苗場スキー場の花火その4。
img0061.jpg
62 苗場スキー場の花火その5。
img0062.jpg
63 苗場スキー場の花火その6。
img0063.jpg
64 苗場スキー場の花火その7。
img0064.jpg
65 苗場スキー場の花火その8。
img0065.jpg
66 苗場スキー場の花火その9。
img0066.jpg
67 朝食。
img0067.jpg
68 典型的スキー客向け宿。
img0068.jpg
69 目の前が苗場スキー場。
img0069.jpg
70 朝から結構、客が来ている。
img0070.jpg
71 ここに寄ってみた。
img0071.jpg
72 川端康成の「雪国」の資料もあった。
img0072.jpg
73 ここにも寄ってみた。
img0073.jpg
74 かなり賑わっていた。
img0074.jpg
75 ここで蕎麦を手繰った。
img0075.jpg
76 これで帰京。
img0076.jpg
77 大宮のここに引っかかった。

 このちゃんTrailMaps INDEXへ