「いぃDay!」山岳会日本支部
第118 回：マンマミーア山行のご報告
2017年6月10日（土）
行き先【中央線沿線/高柄山（733.2m)〜鶴島御前山（484.1m）】
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コースタイム：
鶴島御前山が前から気になっていたというアヒルちゃん、今回高柄山と組み合わせて行ってみることにした。天気予報では30度を超えると予想していて、低山なので暑さが気になるところである。 四方津駅で下車すると数人のグループが既に到着していた。高柄山へ行くようだ。登山口までしばらく道路を歩いて行くが、指導標が所々にあり、わかりやすい。林道をしばらく登って行くと、鉄橋に向けてカメラを据えている人がいた。どんな電車が通過するのだろうか？30分程で登山口になり、木陰に入ると涼しく、吹いて来る風も爽やかに感じられる。杉や檜の植林帯や雑木林の中の緩やかな道を快適に登って行く。 途中富士山の頂もちょこっと眺めることが出来た。木々の切れ間から、エスカレーターとエレベーターで上がって行く「コモアしおつ」の街並みが見下ろせた。案外たくさんの家が建っていたが、人口はどの位なのだろうか？「毎日森に帰る贅沢」というキャッチフレーズで売り出したそうだが、都心まで通勤するのは大変そうである。 武田信玄が金鉱開発のために立ち寄り、休んだ場所との言い伝えを伝承するため植樹された「お座敷の松」があった。ちょうど眺望が開けていて、笹尾根の奥に、奥多摩の御前山がどっしりした姿を見せていた。林道を2回ほど横切ってから山道に入り、アップダウンを何度か繰り返し、最後の急登を登り切ると高柄山山頂に着いた。北側の眺望が開けていて、生藤山〜陣馬山の連なり、その奥には奥多摩の山々、手前には上野原市街が見える。これから目指す鶴島御前山も右手下方に見えている。しばし景色を楽しんだ後御前山へ向かう。 時々羽が真っ白で綺麗な蛾らしきものがたくさん飛び交っていた。相当な数が集まって来ていたようだが、何故なのだろうか？（アヒルちゃんが調べてくれたところ、この蛾はキアシドクガでミズキの葉が大好物なのだそう。前脚がオレンジ色なのが名前の由来であるが、毒はない。今年大発生しているそうである。） 多少のアップダウンはあるが、風の吹き通る気持ちの良い、新緑の尾根道が続いている。昭文社の地図に「御前山直下まで登るかなりハードな道」とわざわざ書かれている所を黙々と登って、一休み。少し下ると御前山分岐になり、我々は御前山を目指して、また激しく登ることとなる。御前山は標高484.1mに過ぎないが低山と侮るべからず。誰もいない静かな山頂で証拠写真を撮った後、途中で追い越したグループが登って来たので、慌てて下山する。下りもハードな道が続き、ロープが設置されていてありがたい。 墓地を過ぎて道路に出て、上野原駅に向かって30分程歩く。桂川橋を渡りながら振り返ると、御前山の全容が見えた。モコモコと盛り上がった形で、先程の急坂が思い出される。上野原駅の南口から北口へ抜けて一福食堂に向かっていると、上野原駅バス停のいつものおじさんに会った。バリアフリーのため南口を再開発工事しているそうだ。来年4月には展望フロアやエレベーターなどが完成し、バスの発着所はすべて南口になるそうである。 「温泉はできないんですか？」という話から、「秋山温泉行きの無料送迎バスが確か3時に出発するよ」と教えてくれた。一福食堂でちょっと一杯呑んでから、秋山温泉に行くことにした。バスで20分程掛かるが、広々して綺麗な温泉で気持ちの良いお湯であった。しかも０の付く日はメンズディーで、男性は割引で400円となりラッキーであった。 高尾駅で下車し、今日も「多摩の里」で締めくくった。暑さを恐れていたが、案外吹く風が涼しくて、コースも変化に富んで面白く、快適な山歩きを楽しむことができた。 （by なお） |
