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「いぃDay!」山岳会日本支部   


和尚さん単独山行のご報告  

2017年7月27日()〜29日(

行き先【北アルプス/穂高縦走

コースタイム:

1日目〉JR新宿駅[7:00](スーパーあずさ1号)⇒松本駅[9:39]→松本駅前バスターミナル[10:15](アルピコバス)⇒上高地BS(1,500m)[12:00]→かっぱ橋(1,510m)→岳沢小屋(2,170m)[1500]

2日目〉岳沢小屋[430起床](朝食500)[6:00]→カモシカの立場(2522)[7:13]→岳沢パノラマ(2670)[8:00]→雷鳥広場(2,721)[8:53]→紀美子平(2,910m)[9:35]→前穂高岳(3,090m)[10:25] →紀美子平(2,910m)[11:13/お弁当/11:35]→吊尾根(2,950m)→南嶺の頭(3131m)[14:05]→奥穂高岳(3,190m)[14:27]→穂高岳山荘(2,983m)[1510](荷物デポ)→涸沢岳(3,103m)→小屋戻り[16:30]


3日目〉穂高岳山荘[4:30起床] (朝食5:00)[6:00]→ザイテングラード→涸沢小屋(2,309m)[7:25/8:10]→本谷橋[9:00]→横尾山荘(1,620m)[10:00] →徳澤園[11:00/昼食/11:15]→明神館[12:00/トイレ休憩/12:30]→小梨平[13:00](銭湯)→上高地BS[13:45/14:30](バス)⇒新島々駅[15:30/16:05]JR松本駅[16:38/1658]( スーパーあずさ28号)⇒JR立川[19:10]

<山行概要>
1日目 行動時間:約2時間半。松本は雨、上高地は薄曇り。気温:河童橋24℃、食糧:昼、おにぎり1個。水分量:ポカリ、500cc
2日目 行動時間:約11時間。6時、本降りの雨(カッパ一日着用)、気温:小屋20℃、雷鳥広場16℃、紀美子平で18(その後、曇り・晴)17時、穂高岳山荘15℃。 食糧:昼、岳沢小屋のお弁当。行動食:ドライマンゴ、キャラメル、塩分チャージ。水分量:水1,500cc(岳沢小屋の岳沢融雪水)
3日目 行動時間:約7時間半。曇り・晴。気温:4時半、10℃、7時半、16(涸沢小屋)。 食糧:昼、穂高岳山荘のお弁当。 行動食:ドライマンゴ、キャラメル、塩分チャージ。水分量:水1,500cc(穂高岳山荘の天水)、涸沢小屋のコーヒー250cc、コーラ350ccx2本。

<参考情報>
★アクセス: アルピコ交通にて松本駅と上高地バスターミナルを往復(4,750円)。上高地バスターミナルで帰りの整理券をもらっておく。前倒し出来たら、前のバスの整理券に交換可能。

★登山届: インフォメーションセンターに登山届ポストあり。「上高地自然を守る会」入会(自販機、500)すると、保険が付いている(最大で何かの時のヘリ、100万円)

★コース: 昭文社の地図に太線で示されているコース。天候により難度が上がるので要注意。森林帯登山道、道標、岩場での白○、鎖、梯子、山頂標などしっかりしている。岩場では急がず、2つ・3つ先の白○を結んで、コースを決める。

★行動食: ほとんど取らず。(準備したもの:ドライマンゴ(350)、ドライフルーツミックス(500)、ナッツミックス(680)、豆餅(100)2個、羊羹(100)2個、梅干し、キャラメル、塩分チャージ)

★便利だったもの: ぺらぺらのサブザック(1,000)。サブザックにて、前穂高岳、涸沢岳に登頂。小屋での行動にも便利。

★岳沢小屋: 予約制。落ち着く人数、定員60(当日50名ほど。一人布団一組)。ホームページ(ブログ)で日々の周辺状況を公開している。13食で10,800円。夕食は2交代制。朝食は早い者順。生ビール800円、缶飲料500円、ソフトクリーム500円。お湯無料。水無料。てぬぐい1,000円。

★穂高岳山荘: 少人数では予約不要(一応予約しておいた)。人が多い、談話スペースは広いが、座る所なし。定員180(当日180名ほど。布団一人で一組使えた。2人一組の時もあり)13食で10,800円。夕食は3回制。朝食は早い者順。缶飲料500円。インスタントコーヒー200円。充電1200円。てぬぐい1,000円。天候のせいか、がんがんストーブを炊いていて中は蒸し暑い。ツアー客多し。

<山行記録、感想>
5月に決めた。思い立ったが吉日…岳沢小屋と穂高岳山荘を予約した。夏休みを取れるのはこの日取りしかない。またB班として、上高地(1500)から穂高3000mを一気に登るには不安があったので、岳沢小屋一泊が工程的にも良いとも思った。

727(1日目)2年前(徳本峠小屋〜霞沢岳)に学んだ交通手段で上高地に入る。今日はバス2台出た。4月からバスガイドさんが乗っているとのこと。河童橋辺りも人は少ない(今日は平日だった)。雨あがって、薄曇り、強い日差しも刺す。湿地帯のベンチでおにぎりを食べ、さあ、登山の始まり。雲が流れ、西穂高の山並みが左手に見える。林の中を歩く。最後に石の沢を渡り、岳沢小屋(2,170m)に到着。2時間半で600mを登り、満足の結果であった。途中8人ほどの下山者と挨拶を交わす、穂高岳山荘から来た人、涸沢小屋から来た人…午前中は「雨でむちゃしんどかった」と。小屋のテラスから、明日の前穂高岳、吊尾根が見える。

728(2日目) 4時起き、外は雨である。既にヘッドライトが点々と登っているのが見える。6時、行けるところまで行くことにした。断念して上高地に下る方々もいる。御花畑を九十九折に登る。岩場の白○もはっきりみえてきた。雨が霧となり、雲が流れ、紀美子平に着く頃には、周りの頂や谷も見えてきた。ザックが10個ほど置いてある。和尚もザックを置いて、前穂高岳(3,090m)山頂を目指す。岩場、急登を三点指示で登っていく。山頂では、残念ながら北穂、槍は見えない。紀美子平に戻って、落ち着いて弁当をいただく、旨い。さあ、吊尾根だ。前の2人、後ろの10人ほどのグループと抜きつ抜かれつ、進む。回りの頂と深い谷が見えて、ちょっとびびる高度感。奥穂高岳(3,190m)近くにきて、詔の声が聞こえた。急に人が増え、頂上に取り付けない、どこかのツアーのようである。頂上で写真を撮り、そそくさと穂高岳山荘(2,983m)に向かう。山荘の赤い屋根が足元直下に見え、岩場を鎖と梯子で降りて行く。まずは名前を言って、寝床を確保した。テラスからは涸沢の雪渓、屏風ノ頭、常念岳が見える。荷物をテラスに置いて、三峰目、涸沢岳(3,103m)に登頂。西に笠ヶ岳、南に奥穂から西穂がはっきりみえるのだが、北側の北穂から槍へ続く山陵は望めず、残念。粘ったのだが、小屋に戻ることにした。

729(3日目) 4時起き、常念岳と日の出を見る。名残り惜しいが、帰路につく。楽しみは涸沢小屋(2,309m)テラスでのモーニングコーヒー(500)。涸沢のテント場を通り下ると、林の山道になる。ツアー登山者のグループが4組ほど登ってくる。道を譲っての待ち時間が長く感じる。本谷橋で休憩。水量が多い。二日ぶりに顔と頭を洗う、冷たくて気持ちがよい。渓流沿いの道を進み、横尾大橋を渡ると横尾山荘(1,620m)だ。ここからは林道である。徳澤園で弁当を食べる。下山の負荷もあり、足の裏が痛くなりだした。膝は大丈夫(機能性タイツのおかげか)。徳本峠分岐を過ぎ、間もなく明神館に到着。ゆっくり休もうと思い、まずトイレ、手ぬぐいを買い(1000)、久しぶりにコーラ(250)を飲んだ、後少し。小梨平キャンプ場の一角に銭湯がある(600)、汗を流し、着替えをしてさっぱりした。立川に何時に着けるかと思いつつ、14:30発のバスに乗り、新島々下車、電車で松本駅に向かった。SUICAで指定席を買い、スーパーあずさ28号に乗り込む。甲府あたりから雨…関東も雨だったのか、カッパ着用の山行だったのだろう… 1910、立川駅で降り、「弁慶」に向かった。(by和尚)

〈地図:いぃDay!山岳会メンバーの山行記録(2008年)より。今回はこれを逆回りした。〉

<涸沢3D、涸沢小屋のホームページから>

今回の参加者:和尚
実働時間:約20時間
累積登高差(+)
踏破距離:
約30km


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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27.07.09_スーパーあずさ1号
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27.12.17_登山届ポスト
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27.12.22_河童橋
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27.12.23_岳沢と梓川と曇り
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27.12.36_湿地帯
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27.13.06_トレイルPoint 8_明神南沢
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27.13.23_風穴冷気で煙る
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27.13.57_西穂高山並
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27.14.54_岳沢小屋が見えてくる
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27.15.44_テラスから上高地
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27.17.58_夕食楽し三杯
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28.05.00_朝食はしっかり取る
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28.06.25_テラスが見える
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28.06.31_雨の岳沢小屋と雪渓
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28.08.12_岳沢パノラマは雲の中
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28.09.39_紀美子平到着
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28.10.29_前穂高岳山頂
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28.10.42_吊尾根の登山道が見える
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28.11.02_涸沢側が見えたが頂は雲の中
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28.11.09_岳沢槍
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28.11.15_紀美子平と岳沢方面の登山道
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28.11.30_紀美子平に戻りお弁当タイム
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28.11.57_吊尾根へ出発
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28.12.10_西穂の山並み
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28.13.18_前穂高岳
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28.14.04_南稜の頭もうすぐ奥穂
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28.14.27_奥穂高岳山頂祠
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28.15.05_穂高岳山荘へ急降下
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28.15.12_涸沢と雲の向こうに常念
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28.15.49_ジャン拡大
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28.15.49_奥穂山頂拡大
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28.15.49_涸沢岳から奥穂と西穂
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28.16.06_奥穂から山荘への道
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28.16.16_涸沢岳山頂
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28.16.19_涸沢岳の北側 北穂かな
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28.18.45_夕食楽し穂高岳山荘
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29.04.35_日の出と常念
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29.04.46_日の出と雲海
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29.04.47_常念岳拡大
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29.04.50_遠くは雲か八ヶ岳か
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29.05.00_高山名物味噌の大葉焼き
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29.05.00_並んで一番で朝食
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29.05.20_お弁当を持って出発
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29.05.20_笠ヶ岳
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29.05.54_常念から蝶
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29.05.54_常念岳拡大
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29.06.15_前穂から吊尾根
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29.06.15_前穂高岳北嶺
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29.07.42_涸沢小屋テラス
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29.08.49_横尾本谷
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29.09.26_横尾渓流
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29.10.10_横尾山荘まで来た
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29.10.12_横尾大橋
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29.11.23_徳沢園でお弁当

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