コースタイム：
JR高尾駅[7:47]（河口湖行）⇒JR上野原駅[8:08/8:30]（井戸行バス）⇒石楯尾神社BS[8:51]→登山道に入る[9:22]→佐野川峠[9:50/9:55]→三国山[10:40/10:49]→生藤山[10:55/11:05]→茅丸[11:20/11:30]→大蔵里山[12:18]→醍醐丸[12:44/12:56]→和田峠[13:25]→陣馬高原下BS[14:06/14:25]（高尾駅行）⇒高尾駅[15:02]⇒八王子駅→稲荷湯[15:19/16:00]→八王子駅⇒高尾駅→あさかわ[16:22]

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今日は朝から雲一つない良い天気だ。上野原駅からバスで20分程の石楯尾神社前バス停で下車し、30分程林道を歩き、登山道に入る。うっそうとした杉の植林帯を30分程登って行く。空気がひんやりしていて、なかなか体が温まって来ない。

佐野川峠に出ると、急に明るい尾根道となり、陽の光が恋しく感じられる。桜並木の中に緩やかな道が続く。甘草水への分岐で、今日初めての富士山が見えた。ここ数週間で大分積雪が増えたようである。甘草水にも立ち寄ってみる。水がなくて困った日本武尊が鉾を打ち下ろしたら水が湧き出たと伝えられているが、今日は枯れていた。

佐野川峠から1時間程で生藤山手前にある三国山(さんごくさんー東京都、山梨県、神奈川県に隣接))に到着。先ほど追い抜いて行った、茶と黒の柴犬2匹を連れた男性が山頂で休憩していた。今日は青い空を背景に、雪化粧した富士山が綺麗に見える。富士山の右側には南アルプスの白い頂、尖った滝子山から続く大菩薩嶺の山並みなどが見える。

先へ進み、短い急登を登り切ると生藤山山頂に到着。今日3度目の富士山の眺望を楽しむ。

15分程歩くと、生藤山より20mほど高い茅丸に到着（あにーによると山名辞典にはなぜか載っていないそうだ）。きりっとした三角の大山、丹沢や道志の山々が見える。犬に引っ張られるように男性が登って来た。山頂標識にカメラを向けると、ワンちゃん達がちゃんとポーズを取るのには驚いた。いつも2匹の犬と一緒に山に登っていて（年間50日以上）、富士山にも登ったが、ワンちゃんは高所も全然平気だそうだ。以前熊に遭遇した時には、吠えて熊を撃退してくれたそうだ。おとなしくてお利口さんなワンちゃんに引っ張られるように下山して行くのを見送って、我々も先へ進む。

小さなアップダウンをいくつか繰り返して、醍醐丸へ（標高867m、八王子市の最高峰）。ここでは夕焼け小焼け経由市道山からやって来て、さらに陣馬山へ向かうというトレイルランの女性たちに出会う（1日に30キロ走るのを目指しているとか）。

和田峠へ向かう尾根では、木々の合間から雲取山、鷹ノ巣山、御前山、大岳山などの奥多摩の山が並んで見えた。和田峠へ下り、林道を歩いて陣馬高原下バス停に着くと、バス待ちの列が出来ていた。陣馬山から下山して来た人たちのようである。京王高尾山温泉極楽湯に行こうかと思ったが、混んでいそうなので八王子駅前の稲荷湯へ向かう。今日は一日寒くて体が冷え切っていたが、空いているお風呂でゆっくりと温まる事ができた。

まだ時間が早くて南口の店が開店していないので、高尾に舞い戻り、「あさかわ」に行った。偶々空いていた奥の座敷に陣取る。陣馬高原下バス停から2時間も我慢してやっと飲めたビールの美味しいこと！やがて、どこぞの山でバーベキューを楽しんで来たという、ほろ酔いのおじ様4人組が隣にやって来る。「あさかわ」は今日も幸せそうな登山客で満席である。帰り際に新しい暖簾の事を聞いてみると、店がまだ営業を続けられそうだからと、常連さんがプレゼントしてくれたそうだ。

今日は寒かったが、青空が1日中広がり、綺麗な富士山を存分に眺める事ができた。また、色々な楽しみ方をしている人たちに出会えた一日でもあった。たまにはお手軽な山に登ってみるのも悪くない。（by なお）

今回の参加者：あにー、ウッディーさん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間：4時間30分
累積登高差(+)：
踏破距離：