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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第491 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2018年1月20日(

行き先【中央線沿線 /大烏山(1860m)

コースタイム:

JR高尾駅[7:06](甲府行)⇒JR塩山駅[8:12/8:17]⇒タクシー(5500円)杣口3号橋[8:46/8:57]→休憩[9:48/9:51]→休憩[10:37/10:40]→チェーンスパイク装着[10:50/10:55]→大烏山[11:29/11:56]→馬止根場[12:46]→休憩[13:25/13:28]→小烏山鞍部[14:08]→休憩[14:18/14:20]→林道に出る[14:43]→タクシーに乗る[15:13]2800円)⇒花かげの湯[15:29/16:10]⇒タクシー(2800円)塩山駅[16:40/17:20](立川行)⇒JR立川駅[19:02]

トレイルマップ
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高度記録
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2年前に小烏山に登ったので、今日は大烏山を踏破しようという計画である。

塩山駅からタクシーで30分程の杣口3号橋から歩き始める。尾根の末端に取り付くと、しょっぱなから足元のしっかりしない急登が続く。久しぶりのバリエーションルートである。やがてやや踏み固められた道に出た。昭文社の地図の点線のルートに合流したようである。

檜林の中、アキレス腱が伸びそうな急登が続き、ひたすら淡々と高度を上げて行く。檜林が終わると、今度は落葉松林となる。黄金色の落葉松林は文句なく美しいが、冬枯れした落葉松も鄙びた美しさがある。

雛岩という名前にしては、大きすぎる岩を捲いて登って行く。さらに黙々と登ると両側が熊笹になり、白い小さなものが降って来るので何かと思ったら霧氷だった。真っ青な空に霧氷を付けた真っ白な白樺の木がキラキラ輝いている。ピークが見えて来たのでやれやれ山頂かと思ったが、すっかり騙された。さらに進み、登り始めから2時間半程でようやく大烏山に到着。

山頂には山頂標識が二つあり、なぜか書かれた標高が5m異なっている。眺望が開けた所から、雲の上に南アルプスの真っ白な頂が見えている。お湯を沸かして昼食を摂っているうちに八ヶ岳の雲が取れて、赤岳と横岳が見えて来た。

ここから小烏山を目指し、アップダウンを何回か繰り返して行く。ピークまで登っても山頂標識がないので、テンションが下がりながら進む。鹿の糞が道筋に足の踏み場もないほど落ちている。かなりの数の鹿が生息しているようである。小烏山への鞍部に向かう下りの道(2年前に登った道)は、露岩がある急斜面なので慎重に下る。

小烏山は以前登ったので手前で沢沿いに下ると、辺りは苔だらけの道となる。所々にさわらの巨木があり、苔と共に独特な雰囲気を醸し出している。岩の上にはフカフカした苔がびっしり付いていて膝に優しいが、何の上を歩いているのかわからないので、緊張を強いられる。苔むした道を下り切ると、ようやく林道に出た。電波の繋がる所まで下ってタクシーを呼んだが、1キロ歩いた所でやっとタクシーがやって来た。花かげの湯へ立ち寄る。地元の人で賑わうらしいが、まだ空いていたのでゆったりと温まることが出来た。

予想以上に、登りも下りもタフな山であった。小さな三角の小烏山に比べて、貫録がある風貌の大烏山、やはり大烏と呼ばれているだけのことはある山であった。 (by なお)

今回の参加者:副隊長、なおちゃん
実働時間:5時間27分
累積登高差(+)
踏破距離:


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 杣口3号橋から。天気はいまいち。
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02 ここから山へ入る。
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03 いきなりアキレス腱泣かせの登り。
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04 小烏山が見えた。
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05 下りを示す道標あり。
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06 これがちゃんとした道だった。
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07 登りを示す道標もあった。
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08 晴れてきた。
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09 大烏山はあれか?
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10 辺りは落葉松林。
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11 強かな登りは続く。
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12 ひたすら落葉松林。
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13 道標が2つ。
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14 ちょっと雛岩へ寄り道してみる。
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15 何人か入れそうなほど大きい洞穴。
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16 「雛」というには大きすぎる岩。
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17 登山道へ戻る。
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18 雛岩の上からの眺め。
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19 この先も岩っぽい。
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20 足元が凍っているので、今季初。
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21 小楢山。
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22 向こうの山は乾徳山だろう。
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23 クマザサ原。
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24 見上げると霧氷。
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25 青空に映えて美しい。
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26 杣口林道へ2つの道があるのか。
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27 ここが大烏山かと思ったら違った。
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28 あたりは霧氷だらけ。
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29 白樺とはまた違った風情。
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30 ようやく大烏山に着いた。
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31 標高1,855mとあるが・・・
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32 こちらの標識には1,860mとなっている。
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33 琴川ダム湖が凍っているのが見える。
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34 北岳が雲の上に見えている。
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35 北岳クローズアップ。
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36 あっちは八ヶ岳のようだ。
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37 赤岳と横岳。
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38 隣の1,782m峰。
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39 小烏山はあれか。
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40 この辺りも奥秩父らしい笹原。
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41 霧氷で輝く落葉松林。
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42 あれは馬止根場。
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43 ゴトメキ方面。何れあちらにも登るか。
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44 馬止根場に到着。
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45 馬の背のようなところだ。
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46綺麗な薄緑色の繭発見、ウスタビガの繭。
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47 この踏み跡はヒトではない。
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48 小烏山への下降点。ちゃんと目印があった。
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49 意外に下り易いが、この後が大変だった。
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50 この先が小烏山だが、鞍部から下に下りる。
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51 ここにも目印の赤布。
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52 鞍部を見上げる。
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53 沢が凍っていた。
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54 巨木の巨大な枝がもげていた。
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55 この沢は苔だらけ。
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56 お陰で石の上も滑らずに歩ける。
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57 この樹は椹(さわら)。
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58 この苔は、ミズゴケですかね。
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59 この椹は、石を食べようとしている。
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60 この椹も立派だ。
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61 やまなしの森林100選って、何か所見ただろうか。
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62 林道から大烏山を望む。
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63 ここで温まった。
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64 塩山駅前のここで時間調整。
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65 立川のここに寄って酔った。

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