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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第503回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2018年4月14日()〜15日(

行き先【大菩薩/北尾根〜大菩薩嶺(2056.9m)

コースタイム:

1日目〉JR新宿駅[6:46](ホリデー快速おくたま1号)奥多摩駅[8:21/8:26]⇒タクシー(7人乗り・9580円)⇒三条新橋ゲート[9:07/9:15]→小室川出合[9:38]1P[10:34/10:39]→不動滝ノ峰[11:20]→ 2P[11:40/11:45]→3P[12:41/12:45]→4P[13:30/13:35]→5P[14:23/14:26]→大菩薩嶺[14:49]→ロッヂ長兵衛[15:53]

2日目〉ロッヂ長兵衛[9:10]⇒バス(1000円)甲斐大和駅[9:37/9:44]⇒勝沼ぶどう郷駅[9:53]→シャトー勝沼勝沼ぶどう郷駅タクシー(8650円)みたまの湯(770円)タクシーJR甲府駅[16:48](ホリデー快速ビューやまなし号)JR新宿駅[18:55]

トレイルマップ
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高度記録
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‘大菩薩北尾根ガチ登り’という今回の山行は、副隊長が高1の冬に山岳部5人がテントで2泊して、藪漕ぎと雪に苦労したコースだ。副隊長40数年振りの思い出の道を登ることとなった。

奥多摩駅から7人乗りタクシーで西へ西へ、丹波村を通過し、三条新橋ゲート下車。林道を20分程歩いて小室川出合から山道に入る。鮮やかなミツバツツジ群生の出迎えを受け、気持ちよく歩いた後は、見上げる急な斜面を滑り落ちないよう気を張りながら懸命に登る。

尾根に出た時にはほっとした。しかしこれは尾根をほぼ直登する長い長い登りの序の口だ。まずは1343mの不動滝ノ峰を目指す。途中、40数年前のテン場と思われる地点を確認。よくもまあ狭くて辛うじてテントが張れる斜面に5人の男子が横になったものだ。当時は午後の授業を終えてから出発して、丹波村から歩いてここまで登ったので、暗い中の設営だったのだろう。ミツバツツジに加えて馬酔木の大木も目を楽しませてくれる。

サルノコシカケだらけの木に出会った時には、皆で持ち帰って売れば飲み代となる野望が渦巻く。不動滝ノ峰近くでは、可愛いイワウチワが咲いていた。不動滝ノ峰から1490m地点への中間辺りで右手に黒川鶏冠山がどんと見えた。1490m地点からはぐっと西へ向かう。この辺りからスズ竹が出現するが、枯れていて、高校生の副隊長が苦労した藪漕ぎにはならずに助かった。

だいぶ疲れてきた1708m地点。大菩薩嶺頂上へ向かって再び南に向かって行く。これまで心配していた天気も持ち、途中で日も射したが、この辺りからガスが出てきて薄ら寒くなる。枯れたスズ竹もいつの間にか姿を消し、代わって苔むす岩や倒木の道となる。木の根はびこる急登や大岩、下ったと思えばまた登り返しを繰り返して約4時間半、最後の休憩を1980m辺りで取る。ここまで約1時間毎に5分位の休憩を副隊長がきっちり管理してくれた。

この後、足元が凍っていたり残雪もあったが、アイゼンは全く必要なかった。最後の休憩から20分程で丸川荘から伸びる一般道に出る。あ〜、普通の山道だ〜。大菩薩山頂へと気持ちだけが逸る。そしてやっと、三条新橋ゲートから約5時間半で山頂到着!疲れてボーッと標識の前に立つ私達。「ポーズ!」と言われて、皆で「バンザイ\(^o^)/」。

写真撮影を済ませてさっさと下山にかかる。雷岩周辺は霧で展望無し。しかし唐松尾根下山途中では雲が切れて上日川ダムや三つ峠山が見え、日の射す甲府盆地も望めた。明日が春の嵐の予報で、今日は誰にも会わないと思っていたが高校生のグループが登ってきた。大菩薩嶺を往復して福ちゃん荘でテン泊だそうだ。その時、菊ちゃんが、ロッジ長兵衛に我々以外に何組宿泊しているか賭けよう!と提案し、副隊長はゼロ、菊ちゃんが2組とbet。4時前に到着し、結果、菊ちゃんが当たり〜!副隊長がロッジ無事到着の祝杯を奢ってくれた!

ロッジ長兵衛ではベッド部屋に2人、和室に1人と3人に分かれて宿泊。お風呂もシャンプー・石鹸有でペンションのようだ。しかし暖房が無くて寒い。食堂には薪暖炉とストーブがあるが効きが悪い。美味しい夕食を頂いた後は9時消灯まで部屋飲みを楽しんだ。

夜中に風雨が強まる音がしていたが、翌朝は小降りになっていた。深城ダムに至る長峰を下る当初の予定は返上して、今日は勝沼ぶどう郷のワイナリーに寄って帰る。丁度昨日から開通した栄和交通バスに乗って、甲斐大和駅に出る。勝沼ぶどう郷駅まで戻り、勝沼ワイナリーで工場見学と試飲、お土産を物色した後は、併設のレストランで昼食。その後は直帰組と温泉組に分かれて解散となった。

「ガチ登り」という言葉に恐れをなしたが、副隊長のリードと一緒に登る仲間のお陰で、ここ半年程しっかり歩いていなかった私もなんとか付いて行くことができた。ありがとうございました。 (あひる)

今回の参加者:副隊長、このちゃん、アヒルちゃん、菊丸、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:6時間16分
累積登高差(+)
踏破距離:

☆ 泊まったのはこんな宿 
☆ 打ち上げはこんな店 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ ワインティスティングの店 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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001 【第1日目】三条新橋から出発。9時17分。
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002 泉水谷林道を進む。
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003 見上げると・・・
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004 アセビとミツバツツジのツーショット。
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005 林道は緩やかな登り。
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006 芽吹きが始まっている。
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007 泉水谷にも春の景色。
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008 暑くも寒くもない陽気。
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009 あれが北尾根か。
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010 見えているピークが不動滝ノ峰か。
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011 小室川谷との出合が近い。
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012 泉水谷が見える。
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013 ここが下降点。
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014 ちゃんとした径。
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015 しっかりした径だと安心する。
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016 橋が見えた。
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017 この橋もちゃんとしている。
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018 ミツバツツジのクローズアップ。
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019 泉水谷を渡る。
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020 ミツバツツジは見頃。
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021 径には石垣が積まれている。
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022 新緑とミツバツツジは良く似合う。
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023 かなりの急斜面に、ちゃんとした径。
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024 踏み外したらただでは済まない。
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025 あまりミツバツツジに気を取られると危険。
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026 42年前で1泊目のテン場はここか?
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027 何度もミツバツツジ。
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028 松浦本でも有名な標識。10時00分。
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029 ここからは尾根を直登する。
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030 気合を入れ直す。
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031 でもその前にミツバツツジ。
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032 癒されたら出発。
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033 しばし急登。
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034 気を許すと転げ落ちそうなところ。
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035 ここもミツバツツジ。
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036 この株は色が濃い。
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037 またちょっとだけ傾斜が緩いところ。
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038 テン場はこっちだったか?10時23分。
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039 振り返るとこんな眺め。
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040 この辺りはまさに芽吹きが始まったところだ。
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041 アセビ、ピンぼけ。
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042 猫の爪研ぎとは大分違うな。
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043 ここも白とピンク。
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044 時折風が吹き抜けるとジャケットを着たくなる。
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045 風が止んで、日当たりがいいと暑い。
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046 ほぼ平坦。やっぱりデン場はこっちだったか?10時42分。
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047 この辺りは芽吹きはまだだ。
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048 サルノコシカケがいっぱいだ。
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049 ほんとに座れそう。
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050 あれは相当でかい。金儲けできそう。
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051 イワウチワがもう咲いていた。
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052 でもかなり小さい。
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053 不動滝ノ峰を越えたあたり。11時25分。
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054 なだらかな径はほっとする。
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055 あれは黒川鶏冠山。
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056 ずっとこんな感じだったらいいが、そうはいかない。
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057 再び急登。
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058 両手両足が必要。11時47分。
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059 行く手はガスの中。
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060 イノシシのフン?がイワカガミの肥料状態。
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061 植生が変わってきた。
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062 根っこがすごい。
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063 またほぼ平坦なところ。12時02分。
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064 枯れたスズ竹出現。
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065 標高1,500m付近。
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066 ほっとできる径。
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067 シカが歩いた径を進もう。
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068 またスズ竹藪の成れの果て。
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069 踏み後は、けものみち。12時18分。
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070 踏み跡があるので、藪漕ぎにはならない。
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071 見えているのはサカリ山あたりか。
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072 大菩薩嶺はまだ見えない。
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073 これで四度目の小休止。13時33分。
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074 ガスって来た。
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075 段々ワイルドな登り。
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076 シカの気持ちになってルートを考える。
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077 尾根上に巨大な岩。14時14分。
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078 右側からかわす。
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079 ちょっとだけ残雪あり。
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080 五度目の小休止。だいぶ気温が下がってきた。
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081 もう標高は1,980mくらい。14時25分。
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082 一般道に出た。
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083 ようやく山頂。14時50分。
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084 思わずバンザイ!
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085 眺めは無いし、寒いのでさっさと下ろう。
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086 大菩薩らしい風景。
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087 甲府盆地が見えている。
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088 南側だけがちょっと明るい。
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089 大菩薩湖。
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090 遠くの山は三ツ峠山か。
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091 福ちゃん荘。微かにおでんの香りが・・・
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092 もう少しで上日川峠のはず。
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093 ロッジ長兵衛が見えた。
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094 無事到着。15時53分。
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095 ごめん下さい・・・
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096 何はともあれ先ずこれ。
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097 あらためて登頂を祝して乾杯。
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098 【第2日目】客室には天窓があり、明るくなると目が覚める。
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099 暖房器具は無いので寒い。
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100 なので、ここに引き寄せられる。
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101 1階の食堂から土産物売り場を見る。
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102 雨はだいぶ弱くなった。
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103 朝食。左の鉢はコゴミのゴマ和え。
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104 談話室。
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105 皇太子夫妻の写真が飾られていた。
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106 食堂から客室を見上げる。
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107 ロッジ長兵衛の主は「マスター」。
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108 薪ストーブの煙。
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109 大菩薩峠方面は左の舗装道路。
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110 ロッジ長兵衛の全景。
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111 朝食後のコーヒー。
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112 雨はほぼ上がった。
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113 甲斐大和行き英和交通バス。昨日開通したらしい。
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114 ぶどうの丘。
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115 天気は急速に回復しつつある。
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116 ぶどう棚。
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117 枝張りの造形。
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118 あまり見ることが無いが・・・
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119 よく見るとなかなか面白い。
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120 急に引き寄せられるが如く、皆の足が速くなる。
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121 シャトー勝沼に到着。
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122 試飲&土産物コーナー。
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123 2階がレストラン。
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124 ここでランチ。
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125 ここまで足を延ばした。
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126 湯上りはやっぱりビール。
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127 最寄駅はここ、甲斐上野駅。
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128 何故、団十郎の紋が?
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129 長閑な駅。
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130 これで甲府に出る。
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131 八ヶ岳の雲も取れてきた。
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132 北岳が顔を見せた。
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133 あの特徴ある山形は・・・
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134 言わずと知れた釈迦ヶ岳。
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135 地蔵岳のオベリスク。
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136 最後に富士山も顔を出した。

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