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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第509 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2018年5月26日(

行き先【 奥武蔵/シャクナン尾根〜三ツドッケ(1576m)

コースタイム:

西武池袋駅[650](特急ちちぶ3号、乗車券780円、特急券700)⇒所沢駅[713]⇒西武秩父駅[815/820]⇒タクシー(4780)⇒細久保橋ゲート[8:50/855]→登山口[9:21]→休憩[9:33/9:36]→休憩[10:15/10:22]→天目山林道[10:45]→休憩[10:53/10:58] →登山口[10:59]一ツドッケ[1147/11:50]→二ツドッケ[1215]→三ツドッケ[1225/1255]→一杯水避難小屋[1315/13:21]→休憩[13:58/14:01]→東日原BS[1445/1450](バス、460)JR奥多摩駅[1517]→玉翠荘→天益→JR奥多摩駅[17:38](快速・青梅奥多摩新緑号、指定券520)⇒立川駅[18:55]

トレイルマップ
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今回は、東京都と埼玉県の境界の一部、長沢背陵の天目山(三ツドッケ)に、埼玉県側のシャクナン尾根経由で登った。三ツドッケはトッケ(ピーク)が3つある山という意味。奥多摩側から登るのが一般的だが、3つのトッケを制覇するには、シャクナン尾根を行くしかない。

奥多摩駅から一般車両が入れる細久保橋ゲートまでタクシーを使って行った。バスだと、浦山大日堂から歩かなければならないところ、これで約1時間ショートカットすることができた。

ゲートからは、ガクウツギをはじめとしたウツギの仲間や、オオバアサガラ、コアジサイなどの花を楽しみながら林道を歩いた。登り口は木の葉に隠れて見落としてしまいそうな低いはしごだった。しかし、その先には意外にもしっかりした踏み跡があった。しばらく踏み跡をたどり快調に進んだが、だんだんヤブっぽくなってきた。トゲのある植物ばかりなので、手や腕に当たると痛い。斜面が崩落したところから、踏み跡を離れて獣道に突入。いよいよトゲのあるヤブはすさまじく、「鹿の気持ちになって進む」と副隊長は言うけれど、皮を着ていない私たちは悲鳴をあげるばかりだ。

やっとヤブから解放されて人間の歩く道に出たと思ったら、見上げると首が痛くなりそうな植林の急登が待っていた。広い尾根にジグザグについている踏み跡をたどっていくのがラクなのだが、気づかないうちに尾根からはずれてしまいそうな感じがした。副隊長もこれでは効率が悪いとばかりに、足元がゆるい急斜面をよじ登り始めた。そして、踏み跡に出る。というのを何度か繰り返して、ようやく天目山林道に飛び出した。林道を左側に進むと、道が二股になっているところがあり、そこに立っている「水源かん養保安林」の杭から再び山に入った。

ここからがシャクナン尾根の核心部で、1つ目のトッケまで、前にも増しての急登になった。1つ目のトッケに立つと、2つ目と3つ目が間近に見える。2つ目はえらく尖っている。3つ目には人の姿が見えた。ヨコスズ尾根から登っているあにー一行か?副隊長が「ヤッホー」と呼んだが、答えはなかった

1つ目から急降下し、2つ目のトッケへ。尖って見えただけあって、またまた激登りだ。足元のクワガタソウやマイヅルソウに慰められる。そして、頭上にはなんとシロヤシオが。ここから三つドッケまでずっとシロヤシオが続き、「今年は見逃したと思っていたけれど、間に合ったね!」と、皆から喜びの声が上がった。2つ目のトッケは狭く、疲れた足で岩混じりの急斜面をヨロヨロと下って、3つ目へ取りかかる。両手を使うようなところもあって、もうこれ以上はムリという頃に、やっと山頂にたどり着いた。

山頂から、登ってきたシャクナン尾根と1つ目、2つ目のトッケが見えた。登れてよかったと感慨もひとしおだ。「三つドッケを味わい尽くすにはシャクナン尾根を登るのが一番」という副隊長の言葉に大きく頷いた。

山頂であにー、との〜、うえさんの一行と合流し、ヨコスズ尾根を東日原へ下った。山頂直下の急降下のあとは、気持ちのいい尾根歩きが続いた。普通の登山道はなんて歩きやすくていいんだろうと、しみじみ思った。奥多摩の初夏を味わったあと、最期の植林の急斜面を必死に下って、予定のバスに間に合わせることができた。(菊丸)

今回の参加者:副隊長、菊丸、ひろちゃん、なおちゃん、あにー、との〜、うえさん(仮)
実働時間:4時間53分
累積登高差(+)
踏破距離:

☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 駅前でイベント開催中 
☆ 打ち上げはこんな店 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 今日は「レッドアロー」で西武秩父へ。
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02 名前はクラシックだが最新形。
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03 ここまでタクシー。
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04 しばし林道歩き。
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05 ハクウンボクかオオバアサガラか。
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06 営林署の建物。
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07 ガクウツギ。
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08 今日もこの花が目立つ。
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09 こちらはコアジサイ。
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10 左岸へ渡る。
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11 やっぱりオオバアサガラかな。
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12 マルバウツギ。
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13 グミの滝入口。
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14 ここがシャクナン尾根取り付き。
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15 おしゃべりしていては間違いなく見過ごす。
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16 梯子はだいぶ心許ない。
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17 藪はそれほど煩くない。
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18 踏み跡もちゃんとある。
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19 ここにもコアジサイ。
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20 初めはこんなところを登る。
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21 この辺りまでは快調だったが・・・
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22 この辺りから、棘がある草が増えてきた。
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23 鹿や猪だったらものともしないだろうが、我々は痛くて悲鳴を上げる。
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24 左は仙元尾根。
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25 棘のある草がやや減ってきた。
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26 大持山あたりが見えている。
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27 これで棘のある草から解放されそう。
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28 明確な尾根に上がった。
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29 踏み跡もしっかり。
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30 この辺りから急登。
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31 植林帯のなかで小休止。結構、涼しい。
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32 天目山林道に出た。
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33 こっちへ進む。
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34 日なたは暑い。
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35 正面は仙元尾根。
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36 この先の杭が尾根の取り付き点。
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37 あれが三ツドッケの第一峰らしい。ここから標高差250m。
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38 取り付く前にまたひと休み。
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39 切り通しに時折、爽やかな風が吹き抜ける。
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40 さてここからがシャクナン尾根の核心部。
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41 最初はこんな感じだが・・・
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42 段々急になり・・・
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43 このあたりから胸を突く登り。
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44 癒しのクワガタソウ。
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45 第一峰に到着。ここから激下り。
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46 気を付けても石を落とす下り。
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47 おや、マイヅルソウ。
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48 おや、シロヤシオ。
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49 次は第二峰へ。
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50 ポツリポツリとシロヤシオ。
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51 第二峰手前の鞍部。
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52 右を向いたらまたシロヤシオ。
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53 第二峰の登り。
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54 足元にもミツバツツジとシロヤシオ。
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55 激登りの頭の上には・・・
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56 シロヤシオになんとか間に合った。
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57 激登りの第二峰もあと僅か。
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58 第二峰に到着。
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59 一転、激下り。
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60 菊丸、ビビる。
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61 周りの景色は目に入らず。
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62 第二峰と三ツドッケの鞍部。
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63 シロヤシオが増えてきた。
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64 これから最後の登り。
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65 辺りはシロヤシオ。
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66 ちょっとシロヤシオ鑑賞タイム。
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67 これは花付きが良い。
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68 重層的にシロヤシオ。
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69 カメラアングルに迷う。
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70 あの辺りが一番良く咲いているようだ。
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71 ミツドッケに到着。
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72 眼下に第一峰と第二峰。
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73 B班はラーメンタイムだった。
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74 あちらは六ツ石山あたり。
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75 鷹ノ巣山から西はガスの中。
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76 あれは蕎麦粒山。
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77 記念撮影。
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78 A班だけで証拠写真。
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79 南側はヤマツツジが見頃。
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80 何れがアヤメかカキツバタ。
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81 ベニサラサドウダン。
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82 こちらはサラサドウダン。
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83 一杯水避難小屋。まだ誰もいなかったが、このあと10数人がやってきたようだ。
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84 この辺りはゆるゆると下る。
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85 気持ちがいいところ。
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86 そろそろバスの時間が気になりだす。
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87 バスが見えた。発車時刻まであと7分。
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88 先週に引き続き玉翠荘で汗を流す。
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89 おくたマルシェで、ビア・バテレのクラフトビール。
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90 久しぶりに天益の餃子。
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91 今週もこれで立川へ。
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92 立川「だるま」で和尚と合流。

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