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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第510 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2018年6月2日()〜3日(

行き先【足尾山塊/庚申山(1892m)〜中倉山(1520m)

コースタイム:

〈1日目〉東武浅草駅[6:50](りょうもう1号)相老駅[8:47/9:05]⇒わたらせ渓谷鐵道・向原駅[10:16/10:20]⇒タクシー(3160円)⇒銀山平/かじか荘[10:30/10:40](庚申山荘宿泊代2050円支払い)一ノ鳥居[11:38/11:43]→休憩[12:39/12:44]→庚申山荘[13:10/13:45]→お山巡り庚申山荘[16:05]  
〈2日目〉庚申山荘[4:42]→休憩[5:28/5:31]→庚申山[6:16/6:21]→休憩[7:27/7:35]→オロ山[7:55]→沢入山[8:54/9:10]→中倉山[9:50/9:56]→休憩[10:03/10:20]→休憩11:08/11:13]→林道に出る[11:17]→赤倉BS[12:30/13:29]⇒日光駅前BS[14:17]→日光ステーションホテルクラシック(日帰り入浴/700円)東武日光駅[14:56](けごん34号)東武浅草駅[16:45]  

トレイルマップ
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高度記録
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〈1日目〉
今回の目当ては足尾山塊の庚申山+バリエーションの縦走、及び庚申山荘に泊まることである。

浅草駅から特急で快適に移動。相老駅でわたらせ渓谷鉄道の1車両のディーゼル車に乗り換える。緑の中を渓谷沿いにゴトゴトと走る感じがなんとも言えず心地良い。

原向駅下車、銀山平・国民宿舎かじか荘まではタクシーであっと言う間に着いた。庚申山荘は無人小屋だが、布団とバイオトイレと水はある。宿泊代2050円をここで支払って出発する。

しばらく林道を歩き1時間ほどで一の鳥居に到着する。猿田彦大神を祀る神社の参道であったとのこと。穏やかな斜面の山道を登り、鏡岩、夫婦蛙岩(めおとかえるいわ)などを過ぎて1時間半ほどで庚申山荘に着く。我々が一番乗りで誰もいない。内階段の手すりには布団が干してあり、きちんと管理されていると感じる。

休憩後、お山巡りに女子のみ出発する。一の鳥居から登る途中にすれ違った登山者から「山荘の裏はクリンソウが満開ですよ」と聞いていたので、早速見に行くと一面に自生地が広がっていた。

まず庚申山頂を目指し急登が続く。GPSで分岐地点を確認するが見あたらず立ち往生。たまたま通りかったお兄さんに「道標はもう少し先にありますよ」と教えてもらい、さらに登りつめて無事に出発点に着く。コウシンソウが咲いている事も教えてもらったので意気揚々と歩き始める。

お山巡りは厳しい修行の道なので、次々と奇岩や怪岩が現れて、ハシゴ、鎖をクリアしなければならない。メガネ岩を潜り長い鉄ハシゴを登る。見晴らしの良い断崖絶壁では庚申山の切り立つ岩壁とはるか下に庚申山荘の屋根が小さく見えた。スリル満点のお山巡りであった。結局、コウシンソウ(絶滅危惧種だそうです)は見つけられなかったが、沢山のコウシンコザクラ(あとで判明)が咲いていた。

山荘に戻った後は、すき焼きをつつき、今の時期だけの夕暮れを味わいながら、8時前には布団に潜り込んだ。 (ひろ)


〈2日目〉
朝食にはうどんを茹でて、昨日のすき焼きの残り汁に入れて食べる。晩に朝に、2度美味しい。5時前に小屋を出発して、まず庚申山へ登る。40分程は昨日歩いたお山巡りの道と同じである。朝日を浴びた新緑の木々が生き生きとして見える。

分岐から庚申山への登山道に入ると、また群生したシロヤシオに出会えた。さらに笹藪やコメツガの樹林帯を登って行くと、1時間半程で庚申山山頂に到着。眺望はないが、ピンク色のシャクナゲの花が静かに出迎えてくれた。少し先の展望地は眺望が開けていて、鋸山、皇海山、日光白根山、男体山などが見渡せる。さすが百名山の皇海山、すっきりした三角形で、きりっと格好良く聳えている。

その先は笹薮になっていて、足元がよく見えない。すぐに道から外れてしまい、最後尾を歩いている副隊長に呼び戻される。「すり足で歩く」のが鉄則と言われるが、踏み跡を辿って歩くのはなかなか難しい。さすが副隊長は決して道から外れないのだ。胸位の高さの笹薮を掻き分けて進むような場所もあり、露でびしょ濡れになりながらようやく稜線に出ると、一気に眺望が開けた。気持ちの良い尾根を爽快に進むと、シャクナゲ、次にシロヤシオの群生地があり、花のトンネルを潜り抜けるように歩く。

オロ山を超えると、高度感のある稜線歩きになり、草原のような開放的な雰囲気になる。時々岩場の痩せ尾根も現れて、まるでアルプスでも歩いているような気分になる。さっきまでは下方から聞こえていたエゾハルゼミの合唱の真っただ中に、突入する(標高1620m位)。

沢入山山頂手前で来た道を振り返ってみると、庚申山、オロ山、皇海山の三つが仲良く並んでいるのが見えた。偽ピークに騙されながらも、ようやく沢入山に到着。眺望の開けた気持ちの良い山頂である。

さらに、快適な尾根を進んで行くと、中倉山山頂の手前で「孤高のブナ」と呼ばれる、一本だけポツンと立つブナの木に迎えられた。足尾銅山精錬所からの鉱煙と過酷な気象条件のために、たった一本だけが生き延びたそうである。健気な姿に「よく頑張って生き抜いたね」と声を掛けたくなった。

中倉山を超えると、一面オレンジ色の世界が広がっていた。小さな一山すべてがヤマツツジに覆われていた。ヤマツツジを通り抜けた後は、樹林帯の中の、退屈な九十九折れの道を延々と辿って行く。意外と沢山の人が登って来る。地元では人気のスポットらしい。

この調子だとバス停に1時間以上早く着きそうなので、ゆっくり休憩しながら下る。ようやく林道に出たが、まだ先は長い。しかも副隊長がストリートビューも駆使して検索した結果、バス停付近には売店はないそうだ。ビールは当分お預けかと思うと、足取りも重くなる。

1時間以上歩いて赤倉バス停にようやく到着した。ふと商店らしき建物が目に入ったが、入り口には網戸が立て掛けられている。果たして営業しているのか・・。店の中を覗いてみると、売っているじゃありませんか!

バス停前にはちょうど木陰のベンチがあり、そこに座ってビールで乾杯!涼しい風も吹いて来て、予想外のビールの美味しいことと言ったら!!お店のおばあちゃんに聞いたら、網戸は猿除けのためとのこと。店内に入り込み、食糧を持ち去ってしまうのだそうだ。(ストリートビューでは、この建物は質素すぎて、とても商店に見なかったそうだ。)このお店の存在のお陰で、赤倉バス停の評価が一気に高くなった。

ビールを飲んでいたら、「カモシカを見ませんか?」と男性に声を掛けられた。川沿いの岸壁中腹に1頭のカモシカがいて、草を食べているようである。男性はカモシカの追っかけが趣味らしく、カモシカの生態について色々教えてくれた。そんなこんなで、あっという間にバス待ちの時間が終わった。

素晴らしい眺望と共に、アルプスのような開放的な稜線歩きを楽しむことができ、シャクナゲ、シロヤシオ、ヤマツツジを愛でる事もできて、楽しさ満点の最高のコースであった。また違う時期に行ってみたいものだ。 (なお)

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、菊丸、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:〈1日目〉4時間45分 〈2日目〉6時間58分
累積登高差(+)
踏破距離:

☆宿泊したのはこんな小屋 
☆山から下りて、ありがたい店  
☆日帰り温泉はこんな所 
☆帰りに乗ったのはこんな電車 
☆打ち上げはこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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001 【第1日目】相老駅にて、ソーラー電池充電中。
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002 素朴な駅舎。
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003 やってきた列車は1両編成。
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004 「あかがねV」というロゴと赤いうさぎのマーク。
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005 車内はこんな感じ。
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006 運転台の脇から。
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007 とても良い眺め。
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008 鉄道小僧の気持ちがわかる。
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009 線路は続くよ何処までも。
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010 なかなかかぶりつきから離れられない。
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011 原向駅でタクシーを待つ。
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012 かじか荘で2,050円を支払い、登山届も出す。
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013 建物はとても新しい。
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014 ここは皇海山と庚申山と備前楯山の登山口。
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015 庚申山はこういう山である。
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016 先ずはしばし車道を進む。
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017 こんなところもある。
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018 とりあえず見向きもせずに先を急ぐ。
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019 緩やかに登る。
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020 一の鳥居に到着。
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021 山頂まであと十八丁。
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022 鬱蒼とした緑。
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023 やっと山道らしくなってきた。
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024 山頂まであと14丁(≒1.5km)。
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025 クワガタソウ、小さい。
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026 鏡岩に到着。
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027 こんな話があったらしい。
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028 ここから見ると「夫婦」?って感じだが・・・
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029 なんとなく、なるほど。
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030 小休止。
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031 庚申山荘はもうすぐか。
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032 こんな岩もある。
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033 ヤマツツジがひと株。
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034 ここは分岐。
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035 庚申山荘に到着。
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036 随分立派な小屋である。
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037 ダイニングルームのような、神社のような。
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038 小屋の裏にはクリンソウの群生。
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039 なぜかここだけ。
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040 裏側から見る庚申山荘。
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041 一息入れたところで・・・
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042 女子連はお山巡りに出発。
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043 お山巡りの前にクリンソウ鑑賞。
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044 山荘の裏は文字通り岩の壁。
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045 お山巡りスタート。
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046 梯子はいくつあるのか。
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047 上手い具合に岩が引っ掛かっている。
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048 シロヤシオ。
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049 岩の間が通り道。
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050 眺めがいいところ。
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051 庚申山荘を見下ろす。
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052 シロヤシオが両側。
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053 お山巡り、無事終了。
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054 待ちかねました、すき焼き。
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055 シカがやってきた。
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056 まだ外は明るい。
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057 ソーラーランタンは今日も活躍。
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058 こちらはUSB充電式ランタン。
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059 月明り。
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060 【第2日目】朝の庚申山荘。
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061 さて、出発。
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062 今日は気温が高い。
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063 瑞々しい風景。
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064 本格的な登りはまだ先。
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065 岩の造形。
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066 コウシンコザクラ。
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067 この辺りはコウシンコザクラが多い。
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068 でもコウシンソウは見当たらず。
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069 朝日が岩を照らす。
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070 段々急になる。
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071 道は巧みに付けられている。
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072 手すりや鎖もちゃんとしている。
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073 お山巡りとの分岐。
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074 雨宿りぐらいは十分できる。
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075 草木が茂っているので高度感はあまりない。
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076 漸く眺めがいいところに出た。
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077 岩の上に出たようだ。
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078 シロヤシオが良く咲いている。
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079 シロヤシオと共に。
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080 遠くは袈裟丸山の峰々。
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081 山頂かと思ったら違ってました。
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082 こちらが庚申山山頂。
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083 眺めがいいところに出た。鋸山と皇海山。
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084 奥白根山も見えている。
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085 あっちは男体山。
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086 奥白根山クローズアップ。
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087 今日はいい天気だ。
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088 いつかはこっちにも行かねば。
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089 アズマシャクナゲ。
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090 この辺りはちょうど見頃。
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091 せっかくなので皇海山と。
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092 ちょっと恥ずかしげ。
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093 女子連も。
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094 シロヤシオもまだまだ咲いている。
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095 あれがオロ山か。
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096 まだ先は長い、気長に行こう。
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097 何度も皇海山。
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098 平坦な笹原。
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099 よく見ればけもの道はある。
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100 こちらから見る庚申山は凡庸。
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101 シロヤシオを眺めつつ。
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102 おやっ!アカヤシオも残っていた!
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103 アカヤシオとシロヤシオを同時に見ることはなかなか無い。
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104 だいぶ皇海山の形が変わってきた。
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105 オロ山に到着。庚申山から1時間40分かかった。
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106 オロ山から下る。
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107 気持ちがいい笹原に出た。
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108 男体山がちょっと近付いた。
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109 奥白根山は左手に見えるようになる。
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110 シロヤシオの茂みを下る。
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111 かなり下った。
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112 この辺りは笹薮が深いので、けもの道を見失い易い。
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113 そこが醍醐味でもある。
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114 あれが沢入山か。
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115 また北側の眺めがいい。
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116 牧歌的な尾根歩き。
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117 オロ山を振り返る。右に皇海山。
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118 下りてきたところは確かにシロヤシオが目立つ。
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119 思わず昼寝がしたくなるところ。
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120 時折、爽やかな風が吹き抜ける。
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121 気分は最高だ。
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122 見下ろすと、鉱毒の爪痕。
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123 ツマトリソウかな。
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124 中央がオロ山で、左庚申山、右皇海山。
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125 あの辺りの植生回復は道半ばのようだ。
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126 沢入山に着いた。
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127 暑いので日影でひと休み。
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128 反対側からやってきた女性に撮ってもらった。
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129 さて我々はさらに東へ。
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130 谷底まで良く見える。
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131 気持ちがいい尾根歩き。
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132 高度感も少々。
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133 沢入山を振り返る。
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134 庚申山は随分遠くなった。
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135 左の高みは日光の半月山。
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136 次のピークは波平ピークというらしい。
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137 あの辺りが中倉山。
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138 ちょっとアルペン的になってきた。
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139 高度感がある。
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140 岩が脆いので注意が必要。
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141 ちょこっと皇海山。
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142 快調に進む。
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143 波平ピークを振り返る。
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144 右側は牧歌的、左側は荒れた世界。
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145 ヤマツツジが目立つ。
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146 馬の背のような尾根だが・・・
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147 尾根の北側はこんなところだ。
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148 孤高のブナが見えてきた。
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149 これが孤高のブナ。
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150 周りは柵で囲われている。
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151 孤高のブナと日光男体山。
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152 この木の下で休みたかったが・・・
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153 孤高のブナを振り返る。
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154 Woodyさん、どんどん行く。
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155 中倉山到着。
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156 来し方を振り返る。
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157 中倉山直下はヤマツツジの群生。
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158 盛りは過ぎているが見事だ。
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159 樹林帯の中の下り。
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160 これで見納め。
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161 気温が高くなる。
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162 もうすぐ林道。
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163 ここが登山口。
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164 ここからバス停までまだ1時間以上ある。
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165 日影はなんとか涼しい。
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166 オオバアサガラ。
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167 ジギダリス、という外来種らしい。
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168 日なたは暑い。
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169 荒涼とした感じだが、とにかく暑い。
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170 これはズミ?
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171 サルが車道を横断した。
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172 赤倉BSに酒屋があった。やったー!
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173 木陰でバスを待つ。
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174 対岸にカモシカがいた。
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175 長閑な赤倉BS。
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176 これで浅草へ帰る。
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177 浅草のここで舌鼓を打った。

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