コースタイム：

JR高尾駅[7:06]（甲府行）⇒JR塩山駅[8:12/8:30]（落合行きバス）⇒柳沢峠[9:20/9:23]→六本木峠[10:10/10:18]→天庭峠[10:58]→寺尾峠[11:12/11:20]→丸川峠・丸川荘[11:45/12:28]→休憩[13:18/13:21]→大菩薩の湯（610円）[13:57/15:03]（塩山駅行きバス）⇒塩山駅[15:27/15:59]⇒高尾駅[17:08]

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３３度で「今日は涼しい」と思えるような酷暑が続いている。今日も涼風を求めて大菩薩へ行こう。

塩山駅に着くとバス待ちの長蛇の列が出来ていて、「えっ？」と思ったが、乾徳山登山口、西沢渓谷行きのバスを待つ人達であった。我々の乗る落合行きのバスには乗客十数名、ゆったりと座れた。

柳沢峠バス停で下車し、六本木峠を目指して歩き始める。ほとんどアップダウンのない樹林帯の道を快適に歩く。時折期待通りの涼しい風が吹いて来る。あまり雨が降っていないようで、山の中は乾いた感じがしている。途中苔むしている場所があったが、いつもほどしっとり瑞々しい感じがしない。

天庭峠、寺尾峠と巡って、時々爽やかな風を受けながらブナ林やカラマツ林など樹林帯の中を歩いて行く。ついこの間までハルゼミがうるさいと思っていたのが、すっかり夏の蝉の合唱に変わっていた。

2時間半程で丸川峠に到着。残念ながら富士山はすっぽり雲の中だ。ここからの秀麗な富士山をいつか見てみたいものだ。峠に建つ「まるかわ荘」に入って、今日の目的の一つでもあるコーヒーをお願いする。美味しいコーヒーを頂きながら、しばしご主人のお話に耳を傾ける。数年前の大雪で裂石にある自宅まで８時間もかかって下山した話、先日の台風で小屋が飛ぶかと思った話などなど、面白い話でついつい長居をしてしまった。コーヒーを飲みに立ち寄る登山客が何組かやって来て、やはりご主人との会話を楽しんでいるようだ。

今日は山には登らず峠を巡る計画なので、ここから大菩薩の湯へ向かって下る。結構急坂だが、先頭のウッディーさんがスイスイ下って行くので、必死に追いかけて1時間半程で大菩薩の湯に到着。

ツルツルしたお湯が気持ちの良い露天風呂にしばらく浸る。屋内に戻り、ふと約30度の源泉があるのに気付く。源泉に入ってみると、その冷たさがなんとも心地良く、火照った体をほどよく冷ます事が出来た。暑い時期には特に、源泉がお勧めである。

爽やかな風を感じながら気持ち良く峠を巡る事が出来た。来年もまた今頃の季節に、まるかわ荘のご主人の話を楽しみに丸川峠へ行ってみたい。　（なお）

今回の参加者：ウッディーさん、菊丸、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間：3時間29分
累積登高差(+)：
踏破距離：