p190420
Welcome to our Web Site !

「いぃDay!」山岳会日本支部   


第535回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2019年4月20日(

行き先【足尾山塊/赤倉山(1442.2m)

コースタイム:

東武浅草駅[6:30](リバティーけごん1号)東武日光駅[8:22/8:30]⇒タクシー(9360円)半月山駐車場[9:20/9:30]→茨倉山[10:20/10:25]→大畑山[10:34]→草原のような笹原[10:52]→赤倉山[11:02/11:10]→林道[12:20]→赤倉BS[12:40/13:40](双愛病院行バス)足尾駅[13:48/13:57](トロッコわたらせ渓谷4号)水沼駅[15:08/温泉センター(600円)/16:27](トロッコわっしー6号)相老駅[16:54/17:04](りょうもう40号)北千住駅[18:41]

トレイルマップ
クリックすると地図が拡大します

高度記録
高度記録拡大は画像をクリック 

本日一番のお楽しみは足尾駅からトロッコ列車に乗ることだ。今までは神戸駅からの乗車だったが、今日は始発の足尾駅から。いつもよりゆっくりと列車の旅を楽しめるだろう。

東武日光駅からタクシーで50分程の半月山駐車場へ向かう。駐車場は展望台にもなっていて、眼下に真っ青な水を湛えた中禅寺湖が見下ろせる。北西には真っ白に雪化粧した白根山、北東にはどっしりと大きな男体山が綺麗に見える(途中の車窓からも眺められたが、展望台からの眺めが最良)。なんと、遠く富士山の白い頂までが空に浮くように見えている。副隊長によると、日光から富士山はなかなか見えないとの事。何度も日光に足を運んでいるが、富士山が見えたのは2回目だそうだ。

赤倉山へ向かうために駐車場の柵を乗り越える。降りる際の足場になるように、ブロックがちゃんと置かれていた。前方にしっかり踏み跡のある道が現れた。これは昔修験者が足尾から日光へ通った道だそうである。石垣が積まれている所もあり、いにしえの面影が微かに感じられる。

冬枯れした笹原の道からは皇海山、庚申山などの山々が眺められる。ほとんどが下り道であるが、小さなアップダウンしながら進んで行くと、急に広々した草原のような場所に出た。ぽかぽかして昼寝をしたくなるような牧歌的な雰囲気だ。ここから10分程登ると赤倉山に到着。木が茂っていて眺望はないが、小奇麗に作られた木製の山頂標識が木に掛けられている。

この先に一転激しい下りが待っていた!急斜面に付けられた獣道をスキーの斜滑降のように横向きのまま下り、その後は片足の幅しかないような道をトラバースする。転んだらどこまで滑り落ちるかな?とふと思いながら必死に下る。やがて赤テープの付いた登山道に出てホッとしたが、ここもなかなかの急斜面でまだまだ気が抜けない。

下り始めてから1時間半ほど、趣のある丸太組みの橋を渡ると、ようやく林道に出た。石がゴロゴロした上に落ち葉が積み重なっているので、案外歩きにくい。単調な道になると、そろそろバス停にある池口商店のおばあちゃんが元気でいるか、気になり始める。

赤倉バス停に到着。早速池口商店を覗くと店は開いていた。ここで無事ビールをゲットして、バス停のベンチで乾杯!「今年は桜の咲くのが早くてね」と、春の訪れを喜んでいるおばあちゃんは、去年と変わらず元気で安心した。

足尾駅からいよいよトロッコ列車渓流号に乗車。幼稚園の遠足らしい先生と園児の一団が乗り込んで行く。みんなお行儀よく静かに、座席に着席しているのにはびっくりである。列車はガタンゴトンという音を響かせながら、わたらせ渓谷沿いを走り抜けて行く。体に直に当たる風が爽やかで心地良い。トロッコ列車は何度乗っても飽きず、また乗りたくなる。

風を楽しんでいるうちに、沢入駅の先から草木トンネルに突入した(草木ダム建設による線路水没のため、う回路としてトンネルが建設された、全長5242m)。急に景色が消え失せ、列車の轟音だけに埋め尽くされる。天井に天の川のようなイルミネーションが点灯する。色の変化も点滅もないのはちょっと寂しい。暗闇と轟音のみの別世界に連れ去られて、約10分間を沈黙で過ごす。

トンネルを抜けると神戸駅に到着しホッとする。残念ながら花桃はもう盛りを過ぎていた。水沼駅で下車してホーム内にある温泉に立ち寄ってから、再びトロッコ列車わっしー号に乗る。この後は先頭車両まで行って前方の風景を眺めたりしたが、あっという間に相老駅に到着してしまった。トロッコ列車をゆっくり楽しめて大満足である。次回も是非足尾駅から乗車したいものだ(登る山がなかなかないらしいが・・)。 (なお)

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:2時間47分
累積登高差(+)
踏破距離:

☆ 山から下りたらこんな店 
☆ わたらせ渓谷4号はこんな電車 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ トロッコわっしー6号はこんな電車 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 
☆ 打ち上げはこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
img0000.jpg
001 半月山第1駐車場から見た奥白根山。
img0001.jpg
002 中禅寺湖に八丁出島も見えている。
img0002.jpg
003 こちらは男体山。
img0003.jpg
004 半月山第2駐車場からの眺め。
img0004.jpg
005 なんと富士山。
img0005.jpg
006 こちらは南アルプスまで見えている。
img0006.jpg
007 奥に見えているのは錫ヶ岳か。
img0007.jpg
008 袈裟丸連山と皇海山。
img0008.jpg
009 我々が進む尾根の奥に富士山と南アルプス。
img0009.jpg
010 駐車場のここがスタート点。
img0010.jpg
011 皇海山はかっこいい。
img0011.jpg
012 さて出発。
img0012.jpg
013 踏み跡はしっかりしている。
img0013.jpg
014 それにしても今日もいい天気。
img0014.jpg
015 ずっと笹原の径。
img0015.jpg
016 この界隈の山域らしい景色。
img0016.jpg
017 最初から下り。
img0017.jpg
018 時々テープあり。
img0018.jpg
019 皇海山を右に見ながら。
img0019.jpg
020 むかし道を辿る。
img0020.jpg
021 奥白根山がひょこっと。
img0021.jpg
022 こんなところにテープは要らないと思うが。
img0022.jpg
023 時々冷たい風が心地いい。
img0023.jpg
024 こんなところに石垣。
img0024.jpg
025 これも古道の名残か。
img0025.jpg
026 径はピークを巻いている。
img0026.jpg
027 初めての登り。
img0027.jpg
028 振り返ると半月山が大きい。
img0028.jpg
029 背後は日光の山々。
img0029.jpg
030 突然、林道に出た。
img0030.jpg
031 ちゃんとしている。
img0031.jpg
032 有難く利用する。
img0032.jpg
033 眺めもいい。
img0033.jpg
034 真ん中手前は社山か。
img0034.jpg
035 落葉松林。
img0035.jpg
036 緩やかに下る。
img0036.jpg
037 今度は登り。
img0037.jpg
038 唯一の本格的登り。
img0038.jpg
039 といっても100m足らず。
img0039.jpg
040 すぐに茨倉山山頂。
img0040.jpg
041 振り返れば、半月山の左に男体山。
img0041.jpg
042 立派な山頂標識があった。
img0042.jpg
043 壁のような袈裟丸連山。
img0043.jpg
044 またゆったり下る。
img0044.jpg
045 左手に見える林道は、さっきのつながりか。
img0045.jpg
046 あの奥に見えるのは薬師岳か。
img0046.jpg
047 笹原が延々と続く尾根。
img0047.jpg
048 平らなところに出た。
img0048.jpg
049 白樺が多い。
img0049.jpg
050 あの左側が赤倉山だろう。
img0050.jpg
051 ちょっと昼寝がしたいところ。
img0051.jpg
052 ゆるゆると登れば。
img0052.jpg
053 忽ち山頂。
img0053.jpg
054 茨倉山と同じ標識だ。
img0054.jpg
055 証拠写真。
img0055.jpg
056 ここから急降下。
img0056.jpg
057 こんな場所にも赤テープ。
img0057.jpg
058 古道に出た。
img0058.jpg
059 もう安心。
img0059.jpg
060 何故か「火の用心」の標識が目立つ。
img0060.jpg
061 古道をひたすら南下。
img0061.jpg
062 今日初めて花を見たような。
img0062.jpg
063 もう作業道のような感じ。
img0063.jpg
064 これが橋?
img0064.jpg
065 随分と手作り感溢れる橋だ。
img0065.jpg
066 でも水量が少ないので、橋じゃなくても渡れる。
img0066.jpg
067 なおちゃんにはやらせ的に渡ってもらった。
img0067.jpg
068 あっちから下ってきた。
img0068.jpg
069 もう普通の林道。
img0069.jpg
070 中倉尾根が見えてきた。
img0070.jpg
071 正面は備前楯山。
img0071.jpg
072 これも異様な風貌。
img0072.jpg
073 この辺りは繁華街だった。
img0073.jpg
074 今年もここにやってきた。
img0074.jpg
075 今回はちょうど桜の季節。
img0075.jpg
076 赤倉にはこんな時代があった。
img0076.jpg
077 写真と同じ橋はそのまま残っている。
img0077.jpg
078 今日はひと際ビールが美味い。
img0078.jpg
079 ここで1時間近く寛ぎました。
img0079.jpg
080 バスで足尾駅へ移動。
img0080.jpg
081 足尾駅に到着。
img0081.jpg
082 八重桜が満開。
img0082.jpg
083 既にトロッコ列車は入線している。
img0083.jpg
084 切符切りのおねえさん、まだ慣れていない感じ。
img0084.jpg
085 わんさか幼稚園児が乗っていた。
img0085.jpg
086 でも走り回ったりしなくてお利口さん。
img0086.jpg
087 幼稚園児以外の乗客は殆どいない。
img0087.jpg
088 では出発進行。
img0088.jpg
089 通洞駅は駅員のお見送り。
img0089.jpg
090 疾走するトロッコ列車。
img0090.jpg
091 風を感じながら。
img0091.jpg
092 かつての鉱山施設。
img0092.jpg
093 渡良瀬川を渡る。
img0093.jpg
094 この車両は我々以外に3組だけ。
img0094.jpg
095 腰を落ち着かせていられない。
img0095.jpg
096 シャッターチャンスを逃さないよう。
img0096.jpg
097 Woodyさんも脇目も振らず集中。
img0097.jpg
098 真剣にカメラを構える。
img0098.jpg
099 車内放送もシャッターチャンスを促す。
img0099.jpg
100 この河原が名物。
img0100.jpg
101 大理石の河原なのだ。
img0101.jpg
102 かつてはこれを採取していたらしい。
img0102.jpg
103 そんな放送を聞きつつ。
img0103.jpg
104 沢入駅。
img0104.jpg
105 桜が良い感じ。
img0105.jpg
106 春だ。
img0106.jpg
107 撮影に大忙し。
img0107.jpg
108 「半分、青い」にも使われたらしい。
img0108.jpg
109 車窓からの桜は風情がある。
img0109.jpg
110 トンネルの中。
img0110.jpg
111 草木湖を渡る。
img0111.jpg
112 富弘美術館の桜。
img0112.jpg
113 草木トンネルに入ると、イルミネーション。
img0113.jpg
114 わたらせ渓谷鉄道も頑張っている。
img0114.jpg
115 それにしてもトンネルは長い。
img0115.jpg
116 トンネルを出たら・・・
img0116.jpg
117 花桃の神戸駅のはずだが、もう盛りは過ぎたようだ。
img0117.jpg
118 神戸駅でわっしーと交換。
img0118.jpg
119 この花桃はちょうど見頃。
img0119.jpg
120 神戸駅には売り子がいっぱい。
img0120.jpg
121 つい買ってしまった。
img0121.jpg
122 手を振るのは気恥しい。
img0122.jpg
123 山が一番輝く季節。
img0123.jpg
124 Woodyさんは、水沼温泉センター初入湯。
img0124.jpg
125 食事処に先客はいたが・・・。
img0125.jpg
126 やがて誰もいなくなった。
img0126.jpg
127 次はわっしー。
img0127.jpg
128 こちらはそれなりの乗車率。
img0128.jpg
129 上神梅駅はゆっくり通過。
img0129.jpg
130 乗車記念。
img0130.jpg
131 激しく揺れる。
img0131.jpg
132 先頭車の窓から。運転手に声を掛けられました!
img0132.jpg
133 トロッコ列車を堪能しました。
img0133.jpg
134 これで一路、北千住へ。
img0134.jpg
135 この店で仕上げました。

〈全天球画像〉半月山第二駐車場 / 半月山からの下り / 茨倉山山頂 / 赤倉山手前の鞍部 / 赤倉山直下 / 赤倉山山頂 / 赤倉バス停 / トロッコ列車 / トロッコ列車その2 / トンネル内 / 水沼温泉センター / トロッコ列車わっしー号

 このちゃんTrailMaps INDEXへ