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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第537回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2019年5月4日(

行き先【奥多摩/御坂尾根〜大岳山(1266.5m)

コースタイム:

JR新宿駅[6:46](ホリデー快速あきがわ1号)⇒JR武蔵五日市駅[7:55/8:22](上養沢行バス)上養沢BS[8:52/8:58]→大岳鍾乳洞[9:27]→林道終点[9:40]→大滝[9:48/9:52]→休憩[10:32/10:36]→トイレ休憩[11:27/11:31]→大岳山[11:48]→昼食[12:00/12:08]→休憩[13:04/13:07]→大滝[13:10]→林道に出る[13:16]→大岳鍾乳洞[13:30/14:10]→大岳鍾乳洞入口BS[14:35/14:56](武蔵五日市行バス)瀬音の湯(入浴料900) [ /16:56]⇒東町BS→寿庵忠左衛門武蔵五日市駅[19:01]⇒立川駅[19:30]

トレイルマップ
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高度記録
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今日は上高地から帰って間もないので、さくっと登れる山、大岳山へ行く計画である。

武蔵五日市駅のバス乗り場には行列ができ、上養沢行きの小型バスは2台増発された。上養沢バス停で下車し(トイレのために終点まで来たが、大岳鍾乳洞入口BSにもトイレがあった)、バス停一つ戻り、大岳沢沿いの林道を歩く。緑の苔に覆われた岩の間に清流が流れ、清々しい雰囲気だ。途中大岳キャンプ場(下流)、大岳鍾乳洞を通り過ぎる。キャンプ場にはテントが何張も張られ、賑わっている。

寂しげに流れ落ちる小滝、上流キャンプ場を通り過ぎると、ようやく林道の終点となり、山道に入る。まもなく新緑の中を流れ落ちる落差約30メートルの滝、大滝が現れた。豪快な滝で、なかなか見応えがある。滝を見物した後は御坂尾根に取り付く。いよいよバリエーションルートの始まりであるが、踏み跡は案外しっかりしている。檜の植林に囲まれた急斜面を登って行く。尾根を無駄なく一気に登る感じである。

高度を上げて行くと辺りは広葉樹林帯となり、鮮やかな新緑に目を惹き付けられる。アキレス腱が伸びっぱなし状態で、黙々と登って行く。ただ急なだけでなく、時々なだらかな痩せ尾根も現れ、退屈しない。だんだんグズグズした道になって来る。露岩があちこちに現れるようになり、巨大な露岩は巻きながらひたすら上を目指す。上方にロープが見え、一登りすると一般道に登り着いた(ロープが設置されているのかと思ったら、「通行禁止」に張られたロープだった)。

ここからは一般道を辿り、大岳神社前でほら貝を吹く山伏に遭遇する(吹くのが上手なのか下手なのかよくわからなかった)。露岩の登山道をさらに登ると大岳山山頂に到着。GWだけあって大勢の人達で賑わっている。奥多摩の山並みが綺麗に見えているが、景色を眺める間もなく記念撮影をとっとと済ますと、人混みを避けて少し下る。静かな場所で昼食を摂る。

帰りは一般道を進む。新緑の目に沁みる美しさとミソサザイのきらびやかな鳴き声を楽しみながら一気に下る。(ミソサザイのミソは、味噌のような茶色、みそっかすのみそで小さいから、などの諸説があるそう。韓国の小鳥類にはサザイという名が付く鳥が多いそうで、サザイの起源は韓国語らしい。)大岳沢沿いの緑豊かな道を下っていると、遠くで雷の音がゴロゴロ鳴っていたが、どうにか雨に降られずに下山できた。

往きに歩いた林道を戻り、「大岳鍾乳洞」を見学した。受付でヘルメットを渡され、「なんと大げさな〜」と思ったが、洞内に入ってみると、アップダウンはあるし、中腰になってやっと潜れるような狭い所もあり、ヘルメットが時々岩にゴツンとぶつかる。ヘルメットのお陰で頭を守り切れた。全長300メートルもあり、1周すると20分程、ちょっとした探検気分を味わえて非常に楽しかった。

バスを途中下車して、「瀬音の湯」にも立ち寄った。アルカリ度の高い、つるつるしたお湯が肌に心地良く、露天風呂の周りの緑が目に優しく、改めて良い温泉だと思った。

武蔵五日市の「寿庵忠左衛門」で、数年越しの、念願のお蕎麦をようやく食べる事が出来た。今日は登山ルートも変化に富んでいて面白かったし、鍾乳洞も楽しめたし、大変有意義な一日であった。 (なお)

〈ミソサザイ こぼれ話〉
鳥たちが集まって、一番高く飛べたものを自分達の王として認めることになった。ワシは太陽まで昇って行き、戻ってくると自分の勝ちを宣言した。ところがミソサザイは、私はもっと高く昇ったと主張。ミソサザイはワシの首につかまって一緒に太陽まで昇り、ワシが一番高いところに達した時、それより高くハネあがっていたと主張した。鳥たちはミソサザイを鳥の王と認め、王冠を授けた。
西洋ではミソサザイを「王さま」とか「年寄り」と呼ぶ。その理由は、ギリシャ哲学者によると「弱々しいけれどもチャッカリ屋で器用で、暮らしっぷりが楽々としているから」。


(体が小さい割に大きな透き通る声で長々と歌い続ける事が出来るというのは、一目置かれている存在という事なのか?名前の由来といい、なかなか面白い話である。)

今回の参加者:副隊長、このちゃん、のんちゃん、なおちゃん
実働時間:4時間54分
累積登高差(+):1083m
踏破距離:
11.5km

☆ 山から下りたらこんな店 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げ第一弾はこんな店 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


 〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 上養沢BSにて。
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02 大岳鍾乳洞入口まで戻る。
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03 シャガが見頃。
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04 最初は車道歩き。
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05 キャンプ場は賑わっている。
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06 ここが大岳鍾乳洞。
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07 水量が少ない小滝。
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08 でも落差はかなりある。
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09 上流側のキャンプ場。
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10 車道はここまで。
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11 ようやく山道。
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12 今日は気温は高いが、風が心地よい。
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13 いつの間にやら青葉の季節。
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14 風薫る五月。
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15 これが大滝。
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16 かなり立派。
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17 これが御坂尾根の取り付き。
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18 それなりに踏み跡がある。
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19 祠があるということは、いにしえの道ということ。
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20 尾根に出たところ。
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21 植林帯の登りにも踏み跡はちゃんとある。
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22 チゴユリが咲いていた。
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23 地味にきつい登り。
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24 馬頭刈尾根側の眺め。
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25 岩が現れてきた。
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26 ここも傾斜が強いところ。
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27 広葉樹林帯に入る。
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28 時折涼しい風が吹き抜ける。
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29 966m点を過ぎる。
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30 大岳山はあれか?
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31 ロープが張ってあった。
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32 ちょっと痩せ尾根。
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33 これが護摩壇岩か。
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34 左側から巻く径がある。
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35 ロープに沿って直登。
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36 足元が緩いので落石注意。
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37 最後は四つん這い。
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38 もうすぐ縦走路。ハイカーの声が聞こえてくる。
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39 道に出たら、修験者?が通過。
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40 本物の修験者なのか?
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41 山頂で記念撮影。
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42 今日はまずまずの天気だが、遠目は利かない。
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43 御前山の上に黒い雲。
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44 雲行きが怪しいので早めの下山が良さそうだ。
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45 山頂直下の静かな場所でランチ。
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46 気温が下がってきた。
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47 馬頭刈尾根を下る。
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48 この辺りは篶竹がある。
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49 ちょっとだけ眺めがいい。
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50 あの奥は浅間尾根か。
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51 エイザンスミレ。
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52 今日はスミレの類が目立つ。
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53 大岳沢へ下る。
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54 ネコノメソウの仲間。
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55 沢沿いの径。
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56 整備はちゃんとされている。
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57 でも径はどこ?と思うようなところもある。
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58 大滝に戻ってきた。
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59 落差は20mぐらいだろうか。
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60 大岳鍾乳洞に戻ってきた。
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61 これから鍾乳洞見学だが・・・
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62 でもその前にこれでしょ。
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63 昭和36年に発見されたとのこと。
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64 家族連れで予想以上に賑わっていた。
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65 「瀬音の湯」でも乾杯。
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66 武蔵五日市の「寿庵忠左衛門」でも乾杯。
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67 ちろりと猪口が洒落ている。
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68 小鉢三品がインスタ映え。
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69 かき揚げだってインスタ映え。
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70 締めは立川のここ。

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