コースタイム:
〈1日目〉東京駅[6:40](やまびこ203号)⇒郡山駅[8:20/8:29](磐越西線)⇒猪苗代駅[9:08/9:15]⇒タクシー(2860円)⇒猪苗代リゾートスキー場[9:28]⇒磐梯山ロープウェイ(1100円)⇒山頂駅(1,200m)[9:42/9:49]→休憩[11:15/11:20]→休憩[11:35/11:40]→磐梯山(1,816m)[11:50/12:12]→弘法清水小屋(1,630m)[12:39/12:47]→丸山中の湯分岐(1,300m)[13:40/13:43]→銅沼(1,100m)[14:15]→休憩[14:23/14:28]→裏磐梯スキー場→ゲート(930m)[14:40]→裏磐梯登山口(844m)[15:10/15:15]→五色沼散策→休憩[15:55/16:00]→五色沼入口[16:22/16:35]→ペンション蛍[16:50](泊)
〈2日目〉ペンション蛍[7:30]→五色沼入口BS[7:46](バス、770円)⇒猪苗代駅[8:19/9:08]⇒会津若松駅[9:40/荷物預ける/9:50]→さざえ堂[10:30/10:55]⇒タクシー⇒七日町通り→散策→七日町駅[13:21/13:36]⇒会津若松駅[13:40/13:56](お座トロ展望列車会津浪漫星号)⇒会津田島駅[15:36/15:43]⇒下今市駅[17:30/17:32](けごん44号)⇒北千住駅[19:02]
トレイルマップ
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高度記録
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〈1日目〉
晴天に恵まれ、僕らは360度の眺望を楽しみ、また、荒々しい火口風景と銅沼や、林、澄んだ湖沼群を楽しみ、いい汗を流すことができた。
猪苗代駅から見ると、表磐梯は不安になるくらいきつそうな登りだ。タクシーで磐梯リゾートのロープウェイ山麓駅に向かう。ロープウェイから既に猪苗代湖の全貌が見えている。山頂駅に到着、今日は和尚が先頭を務める(全員、初登頂の山ゆえ)。山頂駅1,200mから2時間で600mのペースで山頂を目指す。振り返ると、猪苗代湖と水を張った水田、雪が残る新潟の山々、風力発電風車、会津若松市街が見えて、疲れが癒される。また急斜面ではあるが、春の小さな花を見ることができた。低木でムラサキヤシオと山桜、黄色いミヤマキンバイ、などなど。西側の猫魔ヶ岳(猫魔スキー場)の高さを超える1500mくらいから、飯豊山の白い山塊が大きくはっきり見えてくる。絶妙なバランスで浮いている岩の下を通過し、ここからもうひと踏ん張り、水を入れて最後の急登を登る。
山頂は、広くて多くの登山者で賑わっているものの、ゆっくりと360度の眺望と昼食を楽しむことができた。北側、足元には火山風景と櫛ヶ峰、その向こうに冬にはモンスターの居る西大巓と西吾妻山。東周りで、一切経山、東吾妻山、安達太良山。再び、北から西周りで、霞んではいるが 月山、朝日岳、近くの飯森山、白く大きな飯豊山、大日岳、西手前に喜多方市、会津若松市、南西遠くに雪の残る平ヶ岳、越後駒ヶ岳、燧ヶ岳。南に、猪苗代湖、その向こうに那須岳・・・、ゆっくり腰を落ち着けた。
さて、下山する。北へ200m下り、弘法清水小屋。雪解け湧き水と名物なめこ汁をいただいた。 荒々しい櫛ヶ峰と火口を見ながら、さらに稜線を八方台登山口へ向かうのだが、まだまだ人が登ってくるので、道を譲りあいながら下る。硫黄が臭う「中の湯跡」分岐から、僕らは銅沼経由、裏磐梯登山口へ進む。ほとんどの登山者は八方台に向かうので、この辺りからは非常に静か。雪解けで、少々ぬかるんでいるところ、小川などあったが、オオルリの声やエゾハルゼミの声が聞こえる静かな林であった。銅沼を過ぎ、気が付かないようなところに『登山者カウンター(註☆)』を発見。間もなく、裏磐梯スキー場に到着。午後の暑い中、林道を30分歩いて、少々バテぎみではあるが、裏磐梯レイクリゾートに到着。B班はここで日帰り温泉につかって、ビールを飲む事ができる。お先に失礼します。 (和尚)
A班はここから林道を離れ、木々に囲まれた遊歩道に入る。案外アップダウはがあるが、美しい青色の沼が次々と現れ、磐梯山のすっきりした山頂も時々姿を見せてくれる。大変気持ちの良い散歩道である。すれ違う人達がカップルばかりなのも頷ける。まるで絵葉書のような沼の風景に満足した所で、五色沼入り口で茶屋を見付けた。ここで呑まない訳にはいかないでしょと、ビールで乾杯。今日の宿のペンションに向かってフラフラ歩いていたら、すれ違うバスの中から大きく手を振る人がいた・・・。 はい、和尚さんでした! (なお)
註☆:きっちり数えてデータを取っているようだ。翌日曜日は開山祭で、6か所の登山口からの登山者数4,500人との報道があった。
<山行概要>
★行動時間、天候、水分、食: コースタイム通り、休憩を入れて5時間半。天気:晴天・春霞、気温: 28℃(山麓)、20℃(山頂)。午前は、朝から日差しは強かったが、心地よい風があり爽快。午後の下山は暑かった。水分:ポカリ900ml、氷水ポット750ml、(予備のお茶ペットボトル500ml)。食:ランチパック1、お握り1(非常食:アミノバイタルゼリー、プロテインIN
BARは手をつけず)
★登山ルート: 今日は表磐梯と裏磐梯の両者を楽しめるコース。翁島登山口からロープウェイ利用で登り、下山は中の湯分岐から裏磐梯登山口へ下りた。ロープウェイ利用と急登で山頂までの時間が短いのが良い。前半、笹と雑木林の中を登るが、登山道は整っていて解り易い。1,500mくらいから、森林限界を超え、岩場が多くなるが、トラロープ、ペンキマークが整っている。また振り返ると景色が良く、飽きない。裏磐梯は、火山地形、温泉、池などあり、興味深く歩ける(ジオパークで解説板が整っている)が、裏磐梯スキー場からから登山口までの林道が長く感じた。
★登山届: 福島県警宛て電子申請(メールのフォームあり、入力し発信)をしておいた。各登山口には登山届ポストがある。
★登山者:登り、10グループ(20人)くらい、山頂はそこそこ広く、ゆっくりと眺めと昼飯を楽しむことができた。下山では、中の湯跡分岐までの稜線は、下山者・登山者とも多数、道譲りマナーに注意。分岐した後、3グループ(6人)くらいを見かけるのみ、静か。
<参考情報>
★タクシー代: 猪苗代駅→猪苗代リゾートスキー場ロープウェイ山麓駅、2,800円。★ゴンドラ:1,100円(往復割引で1,500円) ★弘法清水小屋:名物なめこ汁450円、コーヒー300円(コーヒーのみ、モンベル割引が使えて250円) ★裏磐梯レイクリゾート日帰り入浴:1,200円(JAF割引で、700円。大きな風呂と露天風呂、赤湯。)★バス代:裏磐梯登山口(裏磐梯レイクリゾート前)→猪苗代駅、900円。
(和尚のYAMAP記録では、活動時間:5時間22分、距離:9.1km、累積標高登り/下り:846m/1,220m、消費カロリー:3,278kcal) (和尚)
〈2日目〉
宿泊していたのはなんと我々3人だけ。磐梯山の眺めが良い上に、綺麗で居心地の良い宿だったので、ゆったりと快適に過ごす事が出来た。今日は一日、会津若松観光の予定である。
荷物を預けた後は、飯盛山にある「さざえ堂」まで歩く事にしたが、午前中で既に30度を超えていそうな暑さだ。さざえ堂は六角三層のお堂で、かつては西国三十三観音像が安置されていて、参拝者はこのお堂をお参りすれば三十三観音参りができたそうだ。二重の螺旋階段が堂内を巡っていて、参拝者はすれ違うことなく、一方通行で全てお参りできるという不思議な建物だ。構造が面白くて、つい2回も周ってしまった。
もう暑くて歩く気がしないので、タクシーを捕まえて七日町通りまで行く事にした。運転手さんお勧めの郷土料理の店に案内してもらった。思いがけず鮎の塩焼きを食べる事が出来た(天然物ではないが)。食事の後は、蔵が立ち並んでノスタルジックな雰囲気を醸し出している七日町通りを散策した。
七日町駅から電車で会津若松駅に戻り、今回の目的の一つでもある、お座敷トロッコ展望列車に乗った。お座敷なので靴を脱いで寛ぎながら、大きく作られた窓から山並みと田園の長閑な風景を楽しむ事が出来る。鉄橋を通過する絶景ポイントでは一時停車もしてくれる。らぶ駅長という猫ちゃんで有名な芦ノ牧温泉駅では数分の停車時間があった。らぶちゃんはあいにくぐっすりお休み中であった。日本酒をお供に1時間半程の電車の旅を満喫した。 (なお)
今回の参加者:A班 副隊長、ひろちゃん、なおちゃん B班 和尚さん
実働時間:6時間50分
累積登高差(+):
踏破距離:
☆ 一休みした茶屋はこんな所
☆ 山から下りたらこんな店
☆ 泊まったのはこんな宿
☆ 時間を潰すのにこんな店
☆ 打ち上げ第一弾はこんな店
☆ 立ち寄ったのはこんな酒蔵
☆ 帰りに乗ったトロッコ列車
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店
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