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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第539回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2019年5月25日()〜26日(

行き先【会津磐梯山(1819m)

コースタイム:

1日目〉東京駅[640](やまびこ203)郡山駅[820/829](磐越西線)猪苗代駅[908/915]タクシー(2860円)猪苗代リゾートスキー場[928]磐梯山ロープウェイ(1100)山頂駅(1,200m)[9:42/9:49]→休憩[11:15/11:20]→休憩[11:35/11:40]→磐梯山(1,816m)[1150/12:12]→弘法清水小屋(1,630m)[1239/1247]→丸山中の湯分岐(1,300m)[1340/13:43]→銅沼(1,100m)[1415]→休憩[14:23/14:28]→裏磐梯スキー場ゲート(930m)[1440]→裏磐梯登山口(844m)[1510/15:15]→五色沼散策休憩[15:55/16:00]→五色沼入口[1622/16:35]→ペンション蛍[16:50]()

2日目〉ペンション蛍[7:30]→五色沼入口BS[7:46](バス、770円)猪苗代駅[8:19/9:08]⇒会津若松駅[9:40/荷物預ける/9:50]→さざえ堂[10:30/10:55]⇒タクシー⇒七日町通り散策七日町駅[13:21/13:36]⇒会津若松駅[13:40/13:56](お座トロ展望列車会津浪漫星号)⇒会津田島駅[15:36/15:43]⇒下今市駅[17:30/17:32](けごん44号)北千住駅[19:02]

トレイルマップ
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高度記録
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〈1日目〉
晴天に恵まれ、僕らは360度の眺望を楽しみ、また、荒々しい火口風景と銅沼や、林、澄んだ湖沼群を楽しみ、いい汗を流すことができた。

猪苗代駅から見ると、表磐梯は不安になるくらいきつそうな登りだ。タクシーで磐梯リゾートのロープウェイ山麓駅に向かう。ロープウェイから既に猪苗代湖の全貌が見えている。山頂駅に到着、今日は和尚が先頭を務める(全員、初登頂の山ゆえ)。山頂駅1,200mから2時間で600mのペースで山頂を目指す。振り返ると、猪苗代湖と水を張った水田、雪が残る新潟の山々、風力発電風車、会津若松市街が見えて、疲れが癒される。また急斜面ではあるが、春の小さな花を見ることができた。低木でムラサキヤシオと山桜、黄色いミヤマキンバイ、などなど。西側の猫魔ヶ岳(猫魔スキー場)の高さを超える1500mくらいから、飯豊山の白い山塊が大きくはっきり見えてくる。絶妙なバランスで浮いている岩の下を通過し、ここからもうひと踏ん張り、水を入れて最後の急登を登る。

山頂は、広くて多くの登山者で賑わっているものの、ゆっくりと360度の眺望と昼食を楽しむことができた。北側、足元には火山風景と櫛ヶ峰、その向こうに冬にはモンスターの居る西大巓と西吾妻山。東周りで、一切経山、東吾妻山、安達太良山。再び、北から西周りで、霞んではいるが 月山、朝日岳、近くの飯森山、白く大きな飯豊山、大日岳、西手前に喜多方市、会津若松市、南西遠くに雪の残る平ヶ岳、越後駒ヶ岳、燧ヶ岳。南に、猪苗代湖、その向こうに那須岳・・・、ゆっくり腰を落ち着けた。

さて、下山する。北へ200m下り、弘法清水小屋。雪解け湧き水と名物なめこ汁をいただいた。 荒々しい櫛ヶ峰と火口を見ながら、さらに稜線を八方台登山口へ向かうのだが、まだまだ人が登ってくるので、道を譲りあいながら下る。硫黄が臭う「中の湯跡」分岐から、僕らは銅沼経由、裏磐梯登山口へ進む。ほとんどの登山者は八方台に向かうので、この辺りからは非常に静か。雪解けで、少々ぬかるんでいるところ、小川などあったが、オオルリの声やエゾハルゼミの声が聞こえる静かな林であった。銅沼を過ぎ、気が付かないようなところに『登山者カウンター(註☆)』を発見。間もなく、裏磐梯スキー場に到着。午後の暑い中、林道を30分歩いて、少々バテぎみではあるが、裏磐梯レイクリゾートに到着。B班はここで日帰り温泉につかって、ビールを飲む事ができる。お先に失礼します。 (和尚)

A班はここから林道を離れ、木々に囲まれた遊歩道に入る。案外アップダウはがあるが、美しい青色の沼が次々と現れ、磐梯山のすっきりした山頂も時々姿を見せてくれる。大変気持ちの良い散歩道である。すれ違う人達がカップルばかりなのも頷ける。まるで絵葉書のような沼の風景に満足した所で、五色沼入り口で茶屋を見付けた。ここで呑まない訳にはいかないでしょと、ビールで乾杯。今日の宿のペンションに向かってフラフラ歩いていたら、すれ違うバスの中から大きく手を振る人がいた・・・。  はい、和尚さんでした! (なお)

註☆:きっちり数えてデータを取っているようだ。翌日曜日は開山祭で、6か所の登山口からの登山者数4,500人との報道があった。

<山行概要>
行動時間、天候、水分、食: コースタイム通り、休憩を入れて5時間半。天気:晴天・春霞、気温: 28(山麓)20(山頂)。午前は、朝から日差しは強かったが、心地よい風があり爽快。午後の下山は暑かった。水分:ポカリ900ml、氷水ポット750ml(予備のお茶ペットボトル500ml)。食:ランチパック1、お握り1(非常食:アミノバイタルゼリー、プロテインIN BARは手をつけず)

登山ルート: 今日は表磐梯と裏磐梯の両者を楽しめるコース。翁島登山口からロープウェイ利用で登り、下山は中の湯分岐から裏磐梯登山口へ下りた。ロープウェイ利用と急登で山頂までの時間が短いのが良い。前半、笹と雑木林の中を登るが、登山道は整っていて解り易い。1,500mくらいから、森林限界を超え、岩場が多くなるが、トラロープ、ペンキマークが整っている。また振り返ると景色が良く、飽きない。裏磐梯は、火山地形、温泉、池などあり、興味深く歩ける(ジオパークで解説板が整っている)が、裏磐梯スキー場からから登山口までの林道が長く感じた。

登山届: 福島県警宛て電子申請(メールのフォームあり、入力し発信)をしておいた。各登山口には登山届ポストがある。

登山者:登り、10グループ(20)くらい、山頂はそこそこ広く、ゆっくりと眺めと昼飯を楽しむことができた。下山では、中の湯跡分岐までの稜線は、下山者・登山者とも多数、道譲りマナーに注意。分岐した後、3グループ(6)くらいを見かけるのみ、静か。

<参考情報>
タクシー代: 猪苗代駅→猪苗代リゾートスキー場ロープウェイ山麓駅、2,800円。★ゴンドラ:1,100円(往復割引で1,500円) ★弘法清水小屋:名物なめこ汁450円、コーヒー300円(コーヒーのみ、モンベル割引が使えて250円) ★裏磐梯レイクリゾート日帰り入浴:1,200円(JAF割引で、700円。大きな風呂と露天風呂、赤湯。)★バス代:裏磐梯登山口(裏磐梯レイクリゾート前)→猪苗代駅、900円。

(和尚のYAMAP記録では、活動時間:5時間22分、距離:9.1km、累積標高登り/下り:846/1,220m、消費カロリー:3,278kcal) (和尚)


〈2日目〉
宿泊していたのはなんと我々3人だけ。磐梯山の眺めが良い上に、綺麗で居心地の良い宿だったので、ゆったりと快適に過ごす事が出来た。今日は一日、会津若松観光の予定である。

荷物を預けた後は、飯盛山にある「さざえ堂」まで歩く事にしたが、午前中で既に30度を超えていそうな暑さだ。さざえ堂は六角三層のお堂で、かつては西国三十三観音像が安置されていて、参拝者はこのお堂をお参りすれば三十三観音参りができたそうだ。二重の螺旋階段が堂内を巡っていて、参拝者はすれ違うことなく、一方通行で全てお参りできるという不思議な建物だ。構造が面白くて、つい2回も周ってしまった。

もう暑くて歩く気がしないので、タクシーを捕まえて七日町通りまで行く事にした。運転手さんお勧めの郷土料理の店に案内してもらった。思いがけず鮎の塩焼きを食べる事が出来た(天然物ではないが)。食事の後は、蔵が立ち並んでノスタルジックな雰囲気を醸し出している七日町通りを散策した。

七日町駅から電車で会津若松駅に戻り、今回の目的の一つでもある、お座敷トロッコ展望列車に乗った。お座敷なので靴を脱いで寛ぎながら、大きく作られた窓から山並みと田園の長閑な風景を楽しむ事が出来る。鉄橋を通過する絶景ポイントでは一時停車もしてくれる。らぶ駅長という猫ちゃんで有名な芦ノ牧温泉駅では数分の停車時間があった。らぶちゃんはあいにくぐっすりお休み中であった。日本酒をお供に1時間半程の電車の旅を満喫した。 (なお)

今回の参加者:A班 副隊長、ひろちゃん、なおちゃん B班 和尚さん
実働時間:6時間50分
累積登高差(+)
踏破距離:
☆ 一休みした茶屋はこんな所
 
☆ 山から下りたらこんな店 
☆ 泊まったのはこんな宿 
☆ 時間を潰すのにこんな店 
☆ 打ち上げ第一弾はこんな店 
☆ 立ち寄ったのはこんな酒蔵 
☆ 帰りに乗ったトロッコ列車 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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001 【第1日目】ゴンドラ駅を出たところがこの景色。
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002 もう登らなくてもいいかっ、ってくらい猪苗代湖が良く見える。
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003 証拠写真を撮ったら・・・
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004 とりあえず出発。
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005 あちらは会津盆地。
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006 スキー場のゲレンデ。
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007 ここから登山道。
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008 ムラサキヤシオか。
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009 この辺りではかなり目立つ。
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010 これはタチツボスミレか。
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011 会津盆地の向こうに見える山々は守門岳あたりか。
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012 ロープも出現。
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013 でも道は登りやすい。
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014 オオカメノキ。
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015 ちょっとだけ視界が広がった。
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016 まだまだ先は長い。
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017 灌木に視界を遮られる。
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018 再び視界が利くところに出た。
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019 会津盆地の奥に見える白い山は新潟との県境あたりか。
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020 斜度がきつくなってきた。
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021 飯豊連峰が見えた。
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022 あれはまだ山頂ではない。
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023 気長に行こう。
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024 続々と登ってくる。
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025 黄色い花はミヤマダイコンソウ。
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026 岩がゴロゴロしてきた。
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027 ミヤマダイコンソウが見頃。
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028 猫魔ヶ岳と飯豊連峰。
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029 下を見れば、まだ大して登っていないと判る。
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030 ミヤマダイコンソウばかりが目立つ。
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031 これはなにサクラだろうか。
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032 岩の一つ一つが大きくなってきた。
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033 ちょっと面白い岩。
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034 微妙に組み合わさっている。
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035 鼻をかむ和尚。
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036 猫魔ヶ岳がだいぶ低く見えるようになった。
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037 田んぼの水と猪苗代湖がつながっているみたい。
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038 あれが山頂か。
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039 山頂はひとがいっぱい。
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040 桧原湖が見えた。
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041 三角点。
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042 吾妻連峰。
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043 あちらは西吾妻山と西大巓。
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044 会津盆地。
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045 飯豊連峰。
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046 桧原湖と西吾妻山。
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047 記念撮影。
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048 猪苗代湖と田圃。
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049 和尚と会津盆地。
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050 山頂、なう。
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051 山頂の北側は様相が一変する。
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052 これから辿る径が下に見えている。
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053 弘法清水に到着。
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054 ここでひと休み。
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055 なめこ汁をいただく。
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056 ひろちゃんはスイーツ。
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057 吾妻連峰を眺めつつ。
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058 あとはひたすら下るのみ。
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059 桧原湖畔の磐梯レイクリゾートホテルが(和尚の)ゴール。
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060 おや、タムシバだ。
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061 ここから裏磐梯登山口へ向かう。
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062 ショウジョウバカマ。
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063 咲き終わった?シロバナエンレイソウ。
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064 だいぶ下りてきた。
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065 でもまだ先は長い。
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066 銅沼(あかぬま)に到着。
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067 磐梯山ジオパークの見どころの一つ。
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068 沼の色は緑色(緑青色?)。
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069 磐梯レイクリゾートが近くなってきた。
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070 ここにも説明書き。
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071 昔の姿が偲ばれる。
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072 これからスキー場を下る。
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073 ここが一番暑い。
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074 この辺りは山菜がいっぱい。
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075 淡々と林道。
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076 磐梯レイクリゾートに到着。
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077 和尚とはここでお別れ。
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078 我々3人はこちら。
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079 鏡のような柳沼。
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080 ここには鯉がいた。
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081 青沼。
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082 こちらも青沼。
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083 るり沼と磐梯山。
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084 ここは観光客が多い。
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085 弁天沼。
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086 段々、観光客が少なくなってきた。
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087 五色沼最大の毘沙門沼。
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088 ここも緑色鮮やか。
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089 磐梯山も良く見える。
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090 休憩所でビールをゲット。
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091 ここにはボート乗り場もある。
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092 ペンション蛍に到着。
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093 意外に立派な建物だ。
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094 さっそく風呂。
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095 これからディナー。
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096 ジャガイモのポタージュ。
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097 生ハムのサラダ。
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098 スズキのポワレ。
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099 ワインもいただいた。
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100 牛ステーキ。
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101 【第2日目】散歩の際、建物を反対側から。
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102 朝食。
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103 男子部屋から見る磐梯山。
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104 お世話になった女将さんに撮ってもらった。
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105 猪苗代駅前に戻る。
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106 車窓から望む磐梯山。
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107 女子だけでさざえ堂見学。
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108 中はこうなっている。
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109 ここが入口。
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110 まさにサザエ。
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111 その頃、副隊長はここで・・・
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112 これを睨んでから・・・
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113 これをグビッとやりつつ・・・
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114 通りを眺めていた。
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115 昼食は七日町のここ。
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116 料理旅館だそうな。
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117 こんな内観。
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118 今日は暑いのでひと際美味い。
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119 メインはこれだが・・・
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120 鮎にも出会えた。
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121 おいしゅうございました。
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122 レトロな七日町駅。
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123 照明にツバメの巣。眩しくないのか。
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124 ホームもレトロ。
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125 これで会津若松駅へ移動。
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126 会津若松駅からこれに乗る。
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127 今日はトロッコ車両は暑そう。
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128 我々は涼しいお座敷車両で一杯。
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129 ひろちゃんはアイスクリームをゲット。
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130 ここにはネコ駅長がいる。
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131 車窓からの風景。
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132 車窓からの風景その2。
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133 車窓からの風景その3。
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134 ここは湯野上温泉駅。
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135 車窓からの風景その4。
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136 車窓からの風景その5。
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137 車窓からの風景その6。
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138 車窓からの風景その7。
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139 車窓からの風景その8。
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140 車窓からの風景その9。
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141 会津田島駅に到着。ここで乗換。
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142 駅構内にこんな自動販売機。さすが会津。
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143 これで下今市へ。
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144 北千住で途中下車。ここで打ち上げ。

〈全天球画像〉磐梯山ロープウェイ / 標高約1400m付近 / 標高約1650m付近 / 磐梯山山頂 / 弘法清水小屋 / スキー場を下る / 五色沼遊歩道 / 会津若松・七日町通り / お座トロ展望列車会津浪漫星号

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