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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第541回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2019年6月8日()〜9日(

行き先【奥秩父/飛龍山(2069.1m)&唐松尾山(2109.2m)

コースタイム:

1日目〉JR高尾駅[7:06](甲府行)⇒JR塩山駅[8:12/8:20]⇒タクシー(10360円)三ノ瀬民宿みはらし[9:12/9:20]→休憩[10:00/10:03]→休憩[10:35/10:38]→将監小屋[10:56/11:38]→山の神土[12:04]→唐松尾山[13:05/13:08]→休憩[13:35/13:40]→将監小屋[14:20]

2日目〉将監小屋[5:30]→将監峠[5:37]→休憩[6:20/6:23]→休憩[7:33/7:36]→禿岩[8:10]→飛龍権現飛龍山[8:35]→飛龍権現[8:54/8:57]→休憩[9:55/9:58]→サヲウラ峠[11:03/11:06]→ゲート[12:15]→二つ目のゲート[12:18]→丹波BS[12:30]→道の駅「たばやま」丹波温泉BS[13:30](バス)奥多摩駅[14:22/玉翠荘/16:18](ホリデー快速おくたま4号)立川駅[17:22]

トレイルマップ
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高度記録
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一人用のテントを新しく購入した副隊長。今回の山行はそのテントの使い心地を試す機である。ウッディーさんもテント泊、女性陣は重い荷物を担ぐのに躊躇して、将監小屋に素泊まりすることにした。

1日目〉
塩山駅からタクシーで三ノ瀬民宿みはらしまでやって来た。こんなに奥深くまで来たのは初めて、タクシーに乗り飽きるほどだった。ここからは車一台が通れるような、緩やかな勾配の林道がずっと続いている。エゾハルゼミの大合唱が迎えてくれた。盛大すぎて、せっかくのコマドリ、ウグイス、エゾムシクイなどの鳥の声がかき消されるほどだ。新緑が目に眩しい。ヤマツツジとレンゲツツジが時々気を紛らわせてくれるが、約1時間半、何の変哲もない道に飽きて来た頃、ようやく小屋が見えた。

女性陣は余分な荷物を部屋に置かせてもらう(管理人さんはまだ来ていないようだが、戸は開いた)。男性陣は早速テントを設営する。昼食を摂ってから唐松尾山へ向かう。小屋から草はらを一登りすると将監峠に出た。そこから小屋を見下すと、なだらかな山の稜線に、落葉松と笹原、奥秩父らしい風景が広がっている。

先に進むと落葉松林が群生する平らな草原に出た。長閑な景色にほっと安らぐ。笹原の道を登って行くと、雨が降り出したので、レインウェアを着る。小屋から1時間半程で唐松尾山に到着。眺望のない静かな山頂では、ちょうど見頃のシャクナゲが出迎えてくれた。予想外のお花に元気をもらって、来た道を戻る。

小屋に戻って一休みしたら、ウッディーさんのテントの中で夕食の準備に取り掛かる。沸騰したお湯に「味の素の鍋キューブ濃厚白湯」を溶かして、野菜と豚肉を煮込み、さらに水餃子を加えて餃子のタレも投入。最後は棒ラーメンで締め括り。簡単な白湯スープであったが、山で食べる食事はなぜか美味しいものだ(副隊長は隣に張った一人用テントで寛ぎながらの夕食)。

小屋泊まりのツアーの人たちが10人ほどいらした。皆早々に布団に入って休んでいたので、迷惑にならないように私達も夜7時には布団に入った。

2日目〉
3時半に起きて、まず朝食の準備だ。パスタを茹でて、昨日の残りのスープに投入、溶いた卵を絡めて出来上がり。昨夜とはまた違った味を楽しんだ。ホトトギス、ウグイス、カッコウが鳴き競っていて、高原感を盛り上げてくれる。後片付けをして5時半に小屋を発つ頃には雨が降り出し、レインウェアを着ての出発。

将監峠まで上がり、雨にしっとり濡れた笹原の巻き道を進む。ほとんどアップダウンのない単調な道だが、崖っぷちに架かる木製の橋(「落ちたら助からないから気を付けて!」と副隊長から声が掛かり、気を引き締める)を渡ったり、露岩がゴロゴロした所を歩いたり、道が崩壊して幅が狭くなっていたり、スリリングな場所もあって気が抜けない。

禿岩の手前まで来ると、シャクナゲが道の両側に群生していた。雨にすっぽりと濡れている姿が可憐である。シャクナゲには雨が似合う。本来なら眺望の良いはずの禿岩も辺りは真っ白。すぐに引き返す。飛龍権現(小さな祠)の所に荷物を置いて飛龍山頂への道を登る。ここも両側にシャクナゲが咲き競い、今ちょうど見頃である。蕾は濃いピンクで、開いたばかりの花も濃いピンク、だんだん色が薄れて行き、薄いピンクになり、最後に白になって、花は終わりを迎えるようである。

山頂に眺望はないし、じっとしていると寒いので、証拠写真を撮ったらすぐに飛龍権現まで戻る。ここからは下りになるかと思ったら、案外アップダウンが何度もある。前飛龍、熊倉山を経て、ようやく下りとなり、ブナやモミジなど広葉樹林帯の気持ちの良い尾根道になった。雨にぼんやり煙っているが、しっとり濡れた新緑の色が目を惹く。木々が活き活きとして見える。所々にあるヤマツツジのオレンジが彩りを添える。

歩き始めて約5時間半、ようやくサヲウラ峠に到着。あともう少しと思って気を許したら、ここから急降下がまだまだ続いた。熊除けのゲートを潜り抜けると、車道に出てホッとする。丹波BSの隣にあった食堂が閉店していたので、ビールを求めて道の駅「たばやま」まで歩く事にした(のめこい湯に浸かる時間はない)。レストランにはビールがなかったので、売店で缶ビールをゲットし、ベンチで乾杯!

丹波山温泉BSからバスに乗り、奥多摩駅へ戻る。玉翠荘の日帰り温泉で熱いお湯にゆっくりと浸かり、冷えた体が心地良く温まった(地下4階からの階段を昇るのがきつかった)。

あいにくの雨降りだったが、ガッツリ歩いて充実した山行となった。副隊長の一人用テントもなかなか快適だったようだ。(なお)

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、のんちゃん、なおちゃん
実働時間:〈1日目〉4時間2分 〈2日目〉6時間45分
累積登高差(+):〈1日目〉1060m 〈2日目〉888m
踏破距離:〈1日目〉10.3km 〈2日目〉15.7km

☆ 泊まったのはこんな所 
☆ 山から下りたらこんな店 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げ第一弾はこんな店 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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001 【第1日目】「民宿みはらし」がスタート。.
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002 幅広い径。.
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003 あたりはエゾハルゼミの大合唱。.
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004 沢を渡る。.
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005 緑が濃い。.
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006 道は緩やか。.
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007 尾根道との分岐。.
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008 標高1,500m付近。.
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009 ムジナノ巣を通過。.
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010 新緑の落葉松。.
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011 リュックサックはちょっと重い。.
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012 ヤマツツジ。.
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013 岩を滑る清水。.
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014 日差しが出てきた。.
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015 緑に包まれて。.
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016 ミツバツツジが咲いていた。.
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017 意外に早く将監小屋、到着。.
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018 峠に続く斜面。.
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019 竜喰山の斜面。.
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020 とりあえずテントを張る。.
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021 ニーモ・ブレイズ1Pは今日がデビュー。.
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022 今日の将監小屋は結構予約が入っているとのこと。.
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023 一方、テント場はご覧の通り。.
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024 我々以外、まだ1張だけ。.
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025 将監峠へ。.
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026 将監小屋を見下ろす。.
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027 辺りはガスに包まれている。.
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028 天気がいつまで保つか。.
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029 将監峠に到着。.
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030 今日は左へ。.
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031 牛王院平あたり。.
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032 タチツボスミレ。.
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033 この辺りは防火帯か。.
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034 牧草地のようだがそうではない。.
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035 何れにしてもちょっと牧歌的。.
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036 山ノ神土。和名倉山はここから右折。.
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037 この先は巻き道。.
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038 ガレ場の高巻き。.
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039 ガレ場もこんな状態。.
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040 ちょっと登り。.
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041 笹の斜面を登る。.
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042 唐松尾山に到着。.
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043 眺望ゼロ。.
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044 でもシャクナゲが咲いている。.
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045 偶々やってきた方に撮ってもらう。.
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046 あとはやってきた道を戻るだけ。.
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047 緩やかな道を進む。.
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048 将監峠から小屋へ。.
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049 小屋が見えてきた。.
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050 我々のテントも見えてきた。.
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051 戻ったらさっそくビールをゲット。.
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052 お疲れさまでした。.
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053 ひと息入れたら夕食作り。.
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054 いい感じに出来上がり。.
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055 夕食を食べたら、辺りは日暮れ時。.
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056 雲に映える夕焼け。.
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057 【第2日目】4時起床。.
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058 朝食はラーメン。.
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059 テントを畳んだら出発。朝から雨。.
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060 また来る日までさようなら。.
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061 今日はここから右へ。.
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062 しばらく笹の巻き道。.
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063 癒しのミツバツツジ。.
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064 WOODYさん式、倒木の潜り方。.
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065 これは花付きがいい。.
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066 高度感がある。.
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067 ガラガラなところもある。.
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068 今日もシャクナゲ。.
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069 禿岩の眺望無し。.
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070 Woodyさんも眺望ゼロを確認。.
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071 飛龍権現。.
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072 この先。飛龍山まではシャクナゲロード。.
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073 丁度見頃だった。.
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074 飛龍山到着。.
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075 とりあえず証拠写真。.
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076 再びシャクナゲロード。.
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077 蕾は真っ赤。.
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078 前飛龍を通過。.
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079 熊倉山を通過。.
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080 緑に包まれたミサカ尾根を下る。.
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081 タワ尾根を彷彿させる。.
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082 ヤマツツジ。.
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083 ヤマツツジのじゅうたん。.
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084 やっと丹波が見えてきた。.
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085 「道の駅たばやま」で乾杯。.
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086 ここでさっぱりした。.
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087 風呂上りは奥多摩駅前の「むら喜」で。.
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088 餃子が美味い。.
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089 奥多摩駅の2階もきれいになった。.
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090 仕上げは立川「小鉄屋」。.
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091 ここも名物は餃子。.
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092 Woodyさんが餃子好きとは知りませんでした。.

〈全天球画像〉将監小屋その1 / 将監小屋その2 / これから夕食

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