コースタイム：

JR高尾駅[7:06]（甲府行）⇒JR塩山駅[8:14/8:20]⇒ジャンボタクシー（8460円）⇒黒金山登山口[9:12/9:18]→休憩[9:56/10:00]→牛首ノタル[10:47/10:52]→[11:28/11:37]→牛首ノタル[12:00]→眺望の開けた所・休憩[12:35/12:40]→紅葉台[13:19/13:24]→七ツ釜のテラス[14:00/14:05]→西沢渓谷入口[15:20]⇒タクシー2台(6400円、6490円)⇒広池荘[15:50]（入浴料400円）→日の出食堂→塩山駅[17:41]（高尾行）⇒高尾駅[19:00]

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８月の終わりはまだまだ暑い。近場でなるべく高い山へ（しかも静かであることが必須）という事で、黒金山に3年ぶりに登る計画だ。

塩山駅からタクシーに５０分程乗って、大平高原の奥までやって来た。途中から荒れた道になり、車が傷みそうで運転手さんに申し訳ない感じ。大平牧場の看板を通り過ぎると、３年前に来た時には長閑な牧草地だった所に、大量のソーラーパネルが設置されていた（総面積30ヘクタール位らしい）。風景が様変わりしていたのにはビックリした。これも時代の流れというものか・・。

黒金登山口から樹林帯の中を登り始める。いきなり急登だったが、やがて緩やかな道となり、トラバース気味に高度を上げて行く。牛首ノタルの辺りは笹原が広がり、急に長閑な雰囲気になる。開けていて眺めが良さそうだが、今日はガスっていて何も見えない。この周辺だけ立ち枯れた木々の一帯があり、不思議な雰囲気を醸している。ここからは苔むしたシラビソの樹林帯の中を登る道となり、いかにも奥秩父らしい風情になって来た。道の両脇には何種類もの苔が生えていて、水分を充分に吸って活き活きとして見える。

歩き始めて２時間ちょっとで黒金山に到着。辺りは真っ白で眺望はゼロ。3年前も何も見えなかった。今日も心の目で眺めよう。

牛首ノタルまで戻ってから西沢渓谷へ下る。天気も段々回復してきて、青空が覗くようになって来た。アップダウンを何度か繰り返し、登ったところで眺望の良い場所に出た。真正面に国師ヶ岳が綺麗に見えた。今日初めて眺望を得た。さっきはガスっていた黒金山の山頂もクリアに見えている。ここからは急な下りとなる。

植生が変わってシャクナゲや広葉樹が多くなってきた辺りが紅葉台。さらに激しい下りとなり、濡れた木の根や石に滑らないように慎重に下りる。西沢渓谷七ツ釜に着くと後は平坦な遊歩道となるが、長くて単調で飽きた。渓谷入口からタクシーで広池荘の日帰り温泉に立ち寄った。冷たい源泉(案外気持ちが良い)と熱い沸かし湯とに交互に入ると、体の芯から温まる。

今日は予報に反して雨にも降られず、静かな山歩きを楽しめた。時折吹く涼しい風が心地良かった。　（なお）

今回の参加者：副隊長、ウッディーさん、クマちゃん、アヒルちゃん、のんちゃん、のりちゃん、なおちゃん
実働時間：5時間30分
累積登高差(+)：1097m
踏破距離：12.8km
☆　温泉の後はこんな店　
☆　打ち上げはこんな店