コースタイム:
JR新宿駅[6:46](ホリデー快速おくたま1号)⇒JR奥多摩駅[8:21/8:30](西東京バス)⇒東日原BS[8:54]→日原鍾乳洞売店[9:22]→滝上谷橋[10:18/10:20]→林道終点[11:05]→崩壊場所→林道終点[11:12/11:15]→賀郎谷橋[12:14/12:16]→日原鍾乳洞売店[12:40/12:50]→東日原BS[13:10/13:25](西東京バス)⇒JR奥多摩駅[13:50]→玉翠荘→VERTEREオクタマ・エキウエ・ショップ店
トレイルマップ
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高度記録
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WOODYさんにフラれたので、久しぶりの独り山旅。ペンションすずらんはまた別の機会に回すとして、さて何処へ行こうかとあれこれ考えてみる。せっかくの機会、何れにしても人が少ない処がいいので思い付いたのが奥多摩の小川谷林道。3.11以来、燕岩の崩落により暫く通行止めとなっていたが、昨年の秋にコンクリート製の洞門が完成したとの情報を得てから、近いうちに行ってみたいと思っていながらもう1年近く経ってしまった。何れにしても8年ぶり、小川谷林道を歩くこと自体もこの時以来。
奥多摩駅はいつものような混雑ぶりで、8時35分発の東日原行きのバスは2台出た。その少し前に川乘橋BS直行便が出たので、東日原行きのバスは半数以上、終点まで乗ったままだった。そのうちの更に半数以上は日原鍾乳洞が目当てのように思われた。今日は朝から暑い。東日原BSで歩く準備をしているハイカーを尻目に街道を西へ進む。鍾乳洞目当ての自家用車利用派は、忘れたころに通り過ぎる程度。駐車場にも数台が停まっていたぐらいだ。
鍾乳洞入口を通り過ぎると、うわさに聞いた燕岩洞門があった。見るからに頑丈そうなコンクリートシェルターだが、どのくらいの落石に耐えられるよう設計されているのか些か気になる。洞門を出た先にも駐車場があり、シルバー警備員さんに「おはようございます」と挨拶して通り過ぎる。小川の大滝を少し進んだ先に鉄格子のゲートがあり、車両通行止めとなっている。しかしその先にも車の轍が残っていて、つい最近も車が通ったように見受けられた。
林道に踏み込むと、周りの緑に呑み込まれそうな雰囲気だ。3.11以前からこうだったか。賀郎谷出合には、手摺りまで付いた明確な径が山の中に続いている。いわゆるここが「ハンギョウ尾根」ルートと思われる。さらに進むと、モノレールの始点設備があった。ここまでは車が入れるようになっているのだろう。その証拠に、この先数分歩いたところで車の轍は消え、その代わりに「けもの道」のような踏み跡が林道の終点まで続いていた。
林道始点から6kmとの表示を過ぎると、突然視界が開ける。林道の終点は、記憶にあった通りの広場。初めて遠くの山が見える。広場の左手に、熊が齧ったような、「酉谷山」を指し示す道標があるが、その方向はトラロープが張られ、通行禁止の表示。その先を少し辿ると、ネット記事に見た崩落地点があった。既にトラロープとザイルが渡されている。それなりに高度感はあるが、ロープがあれば滑落する心配はなさそうだ。この先がどうなっているのかやや気になったが、ここで引き返すことにした。次回はテントを担いで来よう。
今回の参加者:副隊長
実働時間:3時間59分
累積登高差(+):953m
踏破距離:16.1km
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