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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第567 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2019年12月21日()〜22日(

行き先【西上州/荒船山(1423m)

コースタイム:

1日目〉JR東京駅[8:08](新幹線とき301号、新潟行)⇒JR高崎駅[6:58/7:10] (上信電鉄)⇒下仁田駅[8:15/常盤館に荷物デポ/8:31タクシー(6540円+6630円)⇒線ヶ滝[9:03/9:08]→1P[10:00/10:05]→威怒牟畿不動[10:12]→2P[11:00/11:05]→立岩分岐[11:26]→経塚山[12:05/12:15]→艫岩[12:49/12:56]→中ノ宮[13:30/13:35]→相沢登山口[14:05]⇒タクシー[14:30]4920×2)⇒常盤館[14:49泊]

2日目〉下仁田駅[8:05]⇒高崎駅[9:09/9:23]⇒JR横川駅[9:57/10:05]→丸山変電所跡[10:25]→めがね橋[11:10/11:20]→坂本宿[11:50]→おぎのや[12:25/13:10]→横川駅[13:10]→高崎駅[13:41/Kirin City/15:38](とき326号)大宮駅[16:02]

トレイルマップ
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高度記録
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〈1日目〉薄曇り 後 晴れ
荒船山は、5年前の2014721日の山行以来である。夏と冬という季節の違いはあるけれど、コースが違うとこんなに印象の違う、全く別の山となったのが、驚きであった。

6:08東京発の新幹線に乗り、サクサクと現地に向う。8:15には、下仁田駅すぐそば、趣のある老舗旅館「常盤館」に荷物をデポ。タクシー2台に分乗し登山口へ向かう。車中からはそびえたっている立岩が見える。

9:03線ヶ滝にて下車。この滝は見ずに登山道に入り、まずは威怒牟畿不動を目指す。暗い針葉樹の中を進む。結構道が荒れていて、崩れかかった木橋や倒木が散乱している小さな沢を横切る。

やがて、威怒牟畿不動に到着。大きな岩盤の下のくぼみの中に小さな祠が祭られている。見事な柱状節理の地層だ。ここから深く敷き詰められた落ち葉の中、まき道を進む。途中一か所ロープがある岩場があり、変化を楽しむ。立岩からの登山道と合流すると、広い尾根道に出る。昭文社の地図では、「迷」マークがついており、落ち葉で覆われていると、道を見失いそう。この頃には空も晴れてきて、妙義山など上州のでこぼこした山々が見えてきた。

経塚山への最後の急坂を一登りすると、12:05経塚山に到着。一応、ここが荒船山の最高地点(1422.7m)になる。冬枯れのため、木々の隙間からは若干の展望はあった。それまでは数組の登山者にすれ違っただけだが、ここには10人ほどの人がいて、我々が登っていたのは荒船山だったことをいまさらながら思い出した。前回は、あっという間に山頂に着いてしまったため、登りのイメージをほとんど記憶していなかったが、このコースは全く別もの。静かで変化に富んでいて面白い。経塚山からの下りが北斜面のため斜面が凍っていたので、チェーンスパイクを持ってきた人は装着する。

ほどなく荒船山の特徴的な平坦部分に差し掛かった。ここは、前回と同じ印象。山頂部分とは思えない真っ平な中を進んでいく。12:49、艫岩に到着。やや薄曇りにはなってはきたものの、前回には味わえなかった大展望が待っていた!目の前にはひと際大きな山容の浅間山。左手には八ヶ岳。蓼科山は黒々していて、今年の雪が少ないことがよくわかる。そして、はるか彼方には北アルプスの真っ白な峰々まで見えるではないか。しばし、展望を楽しむ。

今回は、相沢登山口へ下山。テーブルマウンテンにはつきものの、急な下りが待っていたが、手すり付きの階段が整備されていたので、難なく下りることができた。予定よりだいぶ早く相沢登山口に下りてきたので、タクシーを呼び2:49には下仁田の常盤館に到着。

お風呂に入り、グッチー師匠の自信作の白ワインを頂く。すっきりとしたフルーティな味わいで美味しい。やがて、このちゃんも合流。このちゃんお手製のカードにグッチー師匠へのお礼のメッセージを各々綴る。

お待ちかねの夕食はすき焼きを堪能。甘くねっとりとした下仁田ネギ、柔らかな上州牛肉、下仁田蒟蒻で作られたプリプリのしらたき。下仁田ネギの天ぷらも初めて食した。この席で副隊長より、おごそかに今年の晴れ男・女と雨男・女の発表があった。さて、栄えある晴れ女は誰だったでしょうか…。

今年も、山に温泉に美味しいお酒と料理を大いに満喫した一年でした。副隊長、皆様ありがとうございました。(くま)

2日目〉晴れ
小沢岳に登る計画であったが、左手首骨折治療中のこのちゃんが、せっかく山装備で来たので予定変更し、どこか安心な場所へ行く事にした。そこで副隊長が捻り出したのが、アプトの道を歩いてめがね橋を観光するという案である(もし山に登ってズルッといき、大切な右手も負傷したら一大事だから・・)。

駅前の八百屋さんが我々のために朝早くから店を開けてくれた。皆で下仁田ネギやら、しらたきやら、しこたま買い込んだ。

高崎駅で早帰りのくまちゃんとのんちゃんと別れて、信越本線に乗り換え、横川駅に向かう。遠くに見えていた妙義山にどんどん近づいて行く。間近に見る妙義山は、途轍もない迫力を持って聳えている。いつか登ってみたくなる。

横川駅に到着。ここからアプトの道(鉄道の配線跡を利用した遊歩道)を歩いて行く。緩やかな傾斜なので歩き易く、散歩するのに良い感じだ。1時間ちょっとでめがね橋(1892年に完成した日本最大級のアーチ型鉄道橋)に着いた。階段を降りて下から見上げると、大きさにも美しさにも圧倒される。高さ31m、長さ91mの煉瓦造りの橋で、使用されたレンガは200万個を超えるそうである。

めがね橋を充分鑑賞した後は来た道を戻る。途中でアプト道を逸れて、坂本宿に立ち寄ってみる。明治時代には廃れてしまったそうで、古い建物が数軒残るだけで宿場町の雰囲気はもう失われていた。

荒船山の変化に富んだコースを楽しみ、艫岩からの雄大な景色を眺め、美味しいすき焼きを堪能し、おまけにめがね橋の観光まで出来た。盛りだくさんの充実した2日間であった。(なお)

今回の参加者:副隊長、あにー、のんちゃん、ひろちゃん、菊丸、くまちゃん、なおちゃん、このちゃん(忘年会から参加)
実働時間:4時間25分
累積登高差(+):930m
踏破距離:
10.6km

☆ 泊ったのはこんな宿 
☆ 電車を待つならこんな店 
☆ 打ち上げ第一弾はこんな店 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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001 【第1日目】高崎から上信電鉄線に乗り換える。
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002 下仁田駅に到着。
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003 ねぎとこんにゃくと人情の町らしい。
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004 駅舎も超レトロ。
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005 あっという間に常磐館に到着。
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006 入口に長火鉢。
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007 これだけで歴史遺産。
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008 なんだかワクワクする。
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009 とりあえず余計な荷物を置いて出発。
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010 ここの目の前にタクシーの乗り場がある。
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011 線ヶ滝登山口からスタート。
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012 威怒牟畿不動へ向かう。
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013 最初は植林帯。
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014 この橋、たわむのでちょっと怖い。
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015 立岩は右、我々は直進。
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016 ゆるゆるとした登り。
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017 小沢を渡るところは深くえぐられている。
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018 尾根部分はどうってことはないが・・・
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019 谷部はこんな感じ。
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020 立ち木もこんな状態。
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021 流木が谷を埋めている。
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022 道は対岸にある。
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023 ようやく谷から抜け出した。
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024 岩がゴロゴロ。
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025 あれが立岩か。
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026 威怒牟畿不動に到着。
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027 岩壁の下に不動窟がある。
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028 層毎に岩の種類が違うようだ。
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029 トラバース気味に登る。
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030 落葉が曲者。
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031 ロープもある。
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032 稜線はあそこらしい。
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033 やや急な登りで足元が悪い。
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034 あと少し。
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035 青空が見えた。
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036 稜線に出た。
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037 右に行けば立岩。
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038 正面は岩峰なので斜上する。
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039 日溜まりで小休止。
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040 両神山がガスの上に出ている。
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041 後が立岩。
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042 踏み跡はあるような無いような・・・
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043 でもなかなか気持ちが良い稜線。
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044 風が無くて穏やか。
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045 あちらは妙義山。
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046 ちょっと急登。
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047 岩の摂理。
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048 京塚山に到着。
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049 山頂には人が結構いた。
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050 集合写真。
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051 凍っている訳ではなく、エビノシッポが散乱している。
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052 平坦部に出た。
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053 山の上にいることをつい忘れる。
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054 艫岩に到着。
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055 今日は良い眺め。
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056 正面は浅間山。
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057 左端は穂高岳まで、右端は鹿島槍ヶ岳。
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058 唐松岳から右はガスっていて良く見えない。
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059 槍穂高連峰。
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060 浅間山の手前に神津牧場。
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061 下は覗かないように。
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062 こんな注意書き。
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063 証拠写真。
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064 急な下りだが、ちゃんと階段と手摺がある。
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065 まだまだ下る。
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066 艫岩を見上げる。
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067 沢沿いはやはり台風の影響が残っていた。
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068 落葉は滑る。
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069 やっぱり熊はいるらしい。
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070 相沢登山口に到着。
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071 湯上りビール。
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072 夕食前にちょっと喉を湿らせる。
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073 グッチー師匠のワインをいただいた。
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074 このちゃん渾身の作。
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075 これから夕食。
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076 風情ある部屋。
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077 先付。
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078 ではいただきます。
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079 下仁田こんにゃく。
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080 下仁田ネギの箸置き。
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081 下仁田ネギすき焼き。
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082 上州牛。
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083 下仁田ネギの天ぷら。
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084 食べ切るのが大変でした。
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085 【第2日目】朝食。
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086 下仁田ネギを堪能しました。
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087 ご満足いただけたら幸いです。
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088 早朝にもかかわらず、店を開けてもらった。
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089 しらたきに群がる。
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090 一束500円は激安。
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091 これで高崎へ。
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092 登りに来たのか、買出しに来たのか。
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093 今日も浅間山が良く見える。
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094 こちらは妙義山。
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095 横川駅にやってきた。
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096 残念ながらシーズンオフなので動かない。
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097 これからアプト道をめがね橋まで行ってみる。
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098 碓氷峠鉄道文化むら。
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099 飾ってあるだけじゃちょっと勿体ない。
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100 アプト道はこんな道。
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101 楽チンな道。
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102 左側は1997年9月まで使われていた信越本線。上は上信越自動車道。
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103 レンガ造りの建物は旧丸山変電所。
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104 趣ある建物。
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105 1号トンネル。
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106 第2橋梁。
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107 碓氷湖。
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108 トンネルが連なる。
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109 トンネル内にはちゃんと照明がある。
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110 第3橋梁(めがね橋)に着いた。
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111 高さ31m。
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112 長さ91m。
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113 振り返るとこんな感じ。
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114 200万個以上のレンガが使われた。
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115 見上げるとこんな眺め。
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116 見下ろすとこんな眺め。
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117 明治時代に大したもんだ。
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118 坂本宿に寄り道。
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119 いくつか面影を残す建物がある。
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120 屋号一覧。
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121 荻野屋。
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122 喉が渇いたのでちょっと一杯。
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123 釜飯一筋134年。
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124 高崎のキリンシティで打ち上げ。
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125 お疲れさまでした。
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126 ここに来たら、これを買わないと。
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127 このちゃんはD51を買いました。
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128 ちょっと大宮に寄り道。
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129 順順餃子酒場の餃子。

〈全天球画像〉常盤館前にて / 線ヶ滝登山口からの沢沿い / 威怒牟畿不動 / 荒船山の平坦部分 / 荒船山の平坦部分 その2 / 艫岩にて / 相沢登山口への下り

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