p200104
Welcome to our Web Site !

「いぃDay!」山岳会日本支部   


第569 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2020年1月4日(

行き先【都留アルプス

コースタイム:

JR高尾駅[7:43](河口湖行)⇒富士急行線都留市駅[8:43/8:50]→富士山展望台[9:15]→烽火台跡[9:40]→烽火山(蟻山)658m)[9:41]→白木山(625m)[9:58]→長安寺山(654m)[10:06]→1P[10:26/10:32]→天神山(580m[10:35]→P[11:55/12:00]〜尾崎山[12:36/13:00]→道路に出る[13:38]→バーミヤン[13:55/14:40]⇒タクシー(2540円)⇒よりみちの湯[14:48/16:37](日帰り入浴1000)→都留市駅[16:56]→大月駅[17:12]

トレイルマップ
クリックすると地図が拡大します

高度記録
高度記録拡大は画像をクリック 

2020年、令和2年の初山行は、ご当地アルプスの一つ都留アルプス+尾崎山に登り、大月界隈で新年会というプランである。全長8qの都留アルプスは、約3年の歳月をかけて整備し平成2911月にお披露目のハイキングイベントをしたというくらい、出来立てほやほやのアルプスである。この都留アルプスだけでなく、尾崎山にも登ったところが、さすがいぃday!山岳会。この山がなかなか曲者で、前半と後半がえらく対照的な山行であった。

8:50都留市駅を出発。市街地を抜け、谷村発電所脇の登山口からすぐに舗装された急坂となる。100m程を登り切ったところの富士山展望台に立ち寄る。この日は雲一つない晴天。倉見山・鹿留山〜杓子山の連なりに遮られてはいるが、その上にすくっとそびえたつ富士山が大迫力で見える。目を右にやると三ッ峠から鶴ヶ鳥屋山。手前には高川山。その後方には滝子山(いつもとは違ってでこぼこした形をしている)。さらには大菩薩嶺の峰々も望める。抜群の展望だ。

写真を撮りまくっていると、副隊長の「今日はこれからまだまだ歩くよ。」との声。我に返って歩き出す。ほどなく烽火山に着く。四方の眺望に優れた場所にあり、戦国時代には見張り台として機能していたようだ。今では形を変え送電線が設置される通信の要所として利用されているとのこと。

その後はよく整備された登山道を気持ちよく進む。風もなく日差しがあって暖かい。「友愛の森・学校林」という標識があった。都留市立谷村第一小学校の学校林だ。平成19年「モデル学校林設定事業」と「緑の募金事業」により整備され、地域の児童対象に自然観察や体験学習に活用するとのこと。現在どのくらい活用されているのか気になり、谷村第一小学校の学校便りをググってみた。今年度は6月に6年生が記念植樹をしているが、それ以外には特に活動もなさそうだ。学校経営方針を見ても、「地域資源の活用」の中に「学校林」の文字が一か所載っているだけ。総合学習が高らかにうたわれていた頃の遺産なのであろう。

やがて、楽山公園分岐のあたりに斜面全体が伐採されていて、苗木が植林されている場所に出た。おかげでここからの見晴らしもすばらしい。ハイキングMAPには「千本桜植栽地」と書かれている。どうやら、都留市はこの先にあるミツマタ群生地と合わせて、観光名所にしようと企てているのではないか…。

尾根道を歩いていると、「右手に文台山が見える。前に副隊長と登ったことあるね。」と菊丸。「あー、ケツ山ね。」と副隊長が答える。見ると、たしかに山頂あたりが二つに割れている独特の山容だ。思わず、今、子供の間で大流行している「おしり探偵団」を連想してしまった。我々が目指すマイナーな尾崎山からつながっている、さらに奥深い山である。さぞかし静かな山旅であったであろう。

11;24尾崎山への分岐があった。ここで都留アルプスは終わり。ここから一気に登山道が荒れてくる。ところどころにピンクテープはあるが、落ち葉に覆われていて踏み跡も分かりにくく倒木も多い。次第に登りがきつくなってくる。ふかふかの落ち葉が滑って登りにくい。副隊長が、足を上げないで膝から下を引きずるように踵をつけて、すり足で歩くよう注意する。木々につかまりながら所々岩場もあるバリエーションさながらの登りに、先頭を行くウッディーさんのため息が時々聞こえる。

12:36ようやく尾崎山山頂に到着。小さな「登山道」という道標にさらに小さく小さく書かれた「尾崎山 967m」。いかにもマイナーな山だ。その下にくくりつけられた「尾崎山 ヒッチ」と書かれた手作りの標識がかわいらしい。ここで、コーヒータイム。副隊長とウッディーさんがお湯を沸かしてくれる。温かいコーヒーを飲むとほっとする。

さて、あとは下るのみ。ますますピンクテープは数少なくなり、広い尾根道はどっちへ進むのか分かりにくい。見当をつけて尾根道を下っていくと、やがて、左方向に工事現場が現れた。結構大きな重機もあるので、このまま工事用の車道をお借りして下ることにする。靴がドロドロになるが仕方ない。ようやく1:38に「ガンジカ沢治山工事中」の看板がある舗装道路に出た。

ここからは集落を通り抜け、おなん淵〜蒼竜峡を経て東桂駅と十日市場駅の中間くらいにあるバーミヤンに着く。汗の乾かぬうちに、ビールで乾杯。その後、タクシーにて都留市駅そばのよりみちの湯にて、汗を流す。ここでもひろちゃんのJAFカードの割引(5人まで一人100円引き)が役立つ。その後、富士急行線に乗り大月にて新年会。美味しい日本酒で幸せ!今年も山、温泉、酒のセットが楽しみだ。(くま)

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、くまちゃん、菊丸、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:4時間30分
累積登高差(+):915m
踏破距離:
10.5km

☆ 山から下りたらこんな店  
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げはこんな店 

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
img0000.jpg
01 都留市駅からスタート。
img0001.jpg
02 道標は十分すぎるほどある。
img0002.jpg
03 ここから登る。
img0003.jpg
04 水路式の谷村発電所。
img0004.jpg
05 大正9年運開というから今年でちょうど100年。
img0005.jpg
06 右側にコンクリート舗装径がある。
img0006.jpg
07 有効落差114.54mとのこと。
img0007.jpg
08 意外にきつい登り。
img0008.jpg
09 しかも日影で寒い。
img0009.jpg
10 最大出力14700kWだそうである。
img0010.jpg
11 目の前に高川山。
img0011.jpg
12 飛龍山と雲取山まで見えている。
img0012.jpg
13 ここから水を落下させている。
img0013.jpg
14 「富士山展望台」に到着。
img0014.jpg
15 山の間から富士。
img0015.jpg
16 三ッ峠山が良く見える。
img0016.jpg
17 都留市の街並も良く見える。
img0017.jpg
18 尾根に上がってしまうとこんな感じ。
img0018.jpg
19 道標に従って進む。
img0019.jpg
20 もうすぐ蟻山。
img0020.jpg
21 蟻山からは、富士山の頭だけがやっと見える。
img0021.jpg
22 小山田氏といえば、郡内を治めていた一族。
img0022.jpg
23 蟻山からの下り、三ツ峠山が真正面。
img0023.jpg
24 三ッ峠山の右に、本社ヶ丸と鶴ヶ鳥屋山。
img0024.jpg
25 円通院へ下る径を分ける。
img0025.jpg
26 なるべく日なたを歩きたい感じ。
img0026.jpg
27 少々登り返した辺り。
img0027.jpg
28 白木山というところ。山頂らしくは無い。
img0028.jpg
29 蟻山方面を振り返るとこんな眺め。
img0029.jpg
30 続く長安寺山を越える。
img0030.jpg
31 ここがパノラマ展望台。
img0031.jpg
32 富士山は、辛うじて山頂だけ見えている。
img0032.jpg
33 ここはごく最近整備されたようだ。
img0033.jpg
34 何か囀っていたが良く判らず。
img0034.jpg
35 ここが鍛冶屋坂。
img0035.jpg
36 山中線No.7鉄塔で小休止。
img0036.jpg
37 これを見ると萌える人もいるようだが。
img0037.jpg
38 こんなところも山なのか、と驚く。
img0038.jpg
39 水道橋。案内板ひとつ無いのは寂しい。
img0039.jpg
40 これだって歴史遺産。
img0040.jpg
41 こんな名前の場所。
img0041.jpg
42 ここも三ッ峠山が良く見える。
img0042.jpg
43 ここの伐採地には、桜の苗が植えられていた。
img0043.jpg
44 三ッ峠山、本社ヶ丸、鶴ヶ鳥屋山。
img0044.jpg
45 滝子山、白谷ヶ丸、雁ヶ腹摺山。
img0045.jpg
46 都留アルプスは左折、我々は直進。
img0046.jpg
47 穏やかな山道が一変する。
img0047.jpg
48 胸を突く急登。
img0048.jpg
49 枯葉の上は滑りやすい。
img0049.jpg
50 岩っぽくなってきた。
img0050.jpg
51 ワイルドになってきて楽しい。
img0051.jpg
52 日溜まりでひと息入れる。
img0052.jpg
53 また落葉の斜面。
img0053.jpg
54 一般道に出たらしい。
img0054.jpg
55 ちょっとだけ下り。
img0055.jpg
56 だらだらと長い尾根。
img0056.jpg
57 尾崎山に到着。
img0057.jpg
58 ここが本日の最高点。
img0058.jpg
59 Woodyさんも証拠写真。
img0059.jpg
60 さてあとは下るだけ。
img0060.jpg
61 緩やかな下りは気持ちが良い。
img0061.jpg
62 やや急な斜面はやはり落葉が気になる。
img0062.jpg
63 シリセードでもしたい気分。
img0063.jpg
64 こんなところを横断。
img0064.jpg
65 こういうところでした。
img0065.jpg
66 また水道橋。
img0066.jpg
67 結局この水路に沿って歩いたのでした。
img0067.jpg
68 バーミヤンに着いた。
img0068.jpg
69 喉の渇きをいやす。
img0069.jpg
70 靴底に着いた泥をこそぎ落とす。
img0070.jpg
71 よりみちの湯で汗を流す。
img0071.jpg
72 倉庫のような入口。
img0072.jpg
73 打ち上げは大月駅前のここ。

〈全天球画像〉烽火台跡にて / パノラマ展望台 / 東京電力山中線No.5鉄塔

このちゃんTrailMaps INDEXへ