コースタイム：

バスタ新宿[6：35]⇒小田急箱根高速バス（1,900円)⇒桃源台[8：55/9：10]→登山口[9:23]→芦ノ湖展望公園[10：00/10：05]→富士見ヶ丘公園[10：25/10：29]→休憩(1044.9mピーク)[10:43/10:49]→長尾峠[11：12]→富士見台[11:30]→丸岳(1,156m)[12：00/12：11]→乙女峠[12：35/12：40]→乙女・金時登山口[13:00]→ごてんば市温泉会館[13：38/14：45]⇒タクシー(約1,820円)⇒御殿場駅[14：58]→御殿酒場[15：00/16：35]→御殿場駅[16：38/16：46](特急ふじさん12号)⇒小田急線新宿駅[18:27]

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今回は、箱根外輪山の西側、明神ケ岳や明星ケ岳の反対側に当たる稜線を歩くということで、桃源台から歩き出した。バスタ新宿発の高速バスの車窓から、曇り空をバックにきれいな富士山が見えていたが、今日一日、その姿を見ながら歩くことはできるだろうか。

ハイキングコース入口から長尾峠に向かう。両側をハコネザサが茂るけっこうな急坂を上っていくと芦ノ湖展望公園に出た。西側には大きな愛鷹山塊と富士山に挟まれて、はるかに南アルプスの聖岳を見ることができた。振り返ると、足元には芦ノ湖が広がり、目の前には噴煙を上げる大涌谷や三角帽子のような冠ケ岳、台形の神山が、さらにその向こうには駒ケ岳が見えた。

登山道に戻り、ハコネザサの道をしばらく進むと、また眺望の開ける富士見ヶ丘公園に出た。大きな富士山とこれから向かう丸岳方面が見えた。長尾峠までは、アップダウンは緩やかだが、滑りそうなところや道の真ん中がくぼんでいるところが連続して、足元への注意は欠かせなかった。長尾峠はササに囲まれて眺望はなし。

先に進むと、眼下のゴルフ場の向こうに大涌谷が見えるところに出た。このあたりまで来ると、道が広くなって歩きやすい。さらに進むとまた富士山ビューポイントの展望櫓があった。右手に芦ノ湖や大涌谷を見ながら気持ちよく進んでいくと、ここまで歩いてきた山々を一望できるところに来た。よく歩いたなあとほっこりした気分になっていると、私たちの歩いた稜線の向こうに低く沼津アルプスが、さらにその奥には伊豆半島が見えて、ますますうれしくなった。ここまで来ると丸岳（1156m）は目と鼻の先だ。山頂には思いがけずたくさんの人がいた。ベンチのところで、芦ノ湖や冠ケ岳、神山などの風景を楽しみ、下山にかかった。

丸岳から乙女峠までは、ゆるやかで歩きやすい道が続き、前方には金時山が見えてきた。乙女峠で、また大きな富士山を眺めてから乙女峠登山口に向けて、石のゴロゴロした樹林帯の道を下った。

次に目指すのは、今回2番目の目的である「ごてんば市温泉会館」。乙女・金時登山口から一度国道に出て、地図では薄い点線になっている急坂の林道に入る。しばらく歩くと「温泉会館」の標識があり、国道に合流してからさらに脇道を下り、やっと温泉会館に到着。源泉100％の浴槽から大きな富士山が見えて、古いけれどもくつろげる温泉だ。この3月でいったん休館するとのことだが、再開を望みたい。

長くなってしまったが、3番めの目的の「御殿酒場」にも触れたい。詳しくは、副隊長のレポートに期待したいが、料理にこだわりと工夫があり、都内でもあまり見ないようなメニューが豊富でおいしかった。

今回は曇り空ではあったけれど、一日中雲のかからない富士山を見ながら歩くことができ、第2、第3の目的も果たせて、思い出に残る山行となった。（菊丸）

今回の参加者：副隊長、菊丸、アヒルちゃん、のんちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間：3時間57分
累積登高差(+)：810m
踏破距離：11.8km
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