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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第 585回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2020年7月11日(

行き先【奥多摩/九龍山(954m)〜江戸小屋山

コースタイム:

JR新宿駅[646](ホリデー快速おくたま1号奥多摩行)⇒奥多摩駅[821/825]→病院前BS[8:40]→慈眼寺[8:50]→林道[9:15]→休憩[9:40/9:45]→九竜山[1040/1047]→江戸小屋山(970)[1130/11:44]→鞘口山(1,142m)[1215/1220]→大ダワ[12:46]→鋸山[1316/1325]→天聖神社奥宮[1432/1440]→愛宕山[15:15]→登山口[15:30]→玉翠荘→奥多摩駅[1554](ホリデー快速)⇒拝島⇒タクシー(1100円)⇒石川酒造 福生のビール小屋

トレイルマップ
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高度記録
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今回の山行は、副隊長に企画をリクエストして実現したもの。実は、この2月、皆がスノーシューの山行で出かけている時、ひとりで御前山に登ったことがあった。下りに御前山避難小屋から境橋バス停に向かうコースを選んだのだが、途中右手に高くそびえる山とそれに続く尾根が見えた。地図で確認したところ、九竜山(九重山)と江戸小屋山に続く尾根とわかった。この名前は、松浦本の目次で見たことがあるし、バリエーションコースだが歩くべき尾根筋がはっきりとわかる。これは行けるんじゃないか? ワクワクした。でも、初めてのバリエーションコースとなると、気軽に行くことはできず、副隊長にお願いして企画してもらったというわけだ。

それから、この時の山歩きで発見したことがもう一つ。境橋バス停に着いたら、次のバスまで小一時間あったので、奥多摩駅まで歩くことにした。もうすぐ奥多摩駅というところで、道路のすぐ右手に三角錐の山が見えた。あんなかっこいい山が近くにあったのかと、地図で確認すると愛宕山だった。鋸尾根とあの長い長い階段を思い出してひるんだが、これはまた行かなければと思った。

さて、前置きが長くなってしまったが、九竜山へは奥多摩駅から青梅街道を奥多摩湖方面に向かって歩き、奥多摩病院の角を曲がり慈眼寺の境内に入って、墓地の突き当りで取りつく。境内で雨が降り出したので、雨支度をした。慈眼寺の裏手の斜面を登っていくと、林道に出た。林道を少し左に進むとハシゴがあり、これを登るとまた山道に入る。

雨が強く降ってきた。しばらくスギ林に囲まれた急坂を上る。送電線の下をくぐると、小さな鉄塔があった。ところどころ植林が雑木林になって明るくなったり、ヤブっぽいところがあったりしたが、視界は開けなかった。松浦本には「九竜山の山名は、山容が竜の体のように曲がりくねっていることから」とあったけれど、急な尾根道がこれでもかというほど続いた。

植林がカラマツ林に変わり、右手の視界が大きく開けるところに出た。雨が上がって、振り返ると石尾根のあたりが大きく見え、足元には栃寄の集落の赤い屋根が見えた。「今はなくなっちゃったけど、うまい蕎麦屋があったんだよ」と、副隊長の声。栃寄の集落のさらに遠く西の方角には、雲の向こうに大寺山や丹波の山々が遠望できた。晴れていたら、雲取山の方まで見えたのかも。

ほどなく九竜山(954m)に到着。展望はなく、小休止の後江戸小屋山に向かって出発した。いったん、大きく下ってちょっと岩っぽいところを登り返す。また雲が出てきたが、歩いているうちに視界がよくなり、正面に鞘口山、右手には大きく御前山が見えてきた。登山道は狭く、右手は伐採地なのか、草原の斜面が広がっていた。2月に御前山から下ったときに見えていた、木のない山腹だろうと思った。

江戸小屋山(970m)の山頂は、標識はあるものの尾根の一部のようで、通り過ぎてしまいそうな感じだった。小休止の後、鞘口山に向かった。また、いったん大きく下り、鞍部からは南に進み、ちょっとヤブっぽい急坂を登って、鞘口山(1142m)の山頂に飛び出した。この日の最高点だったが、眺望もなく、標識とベンチが2つあるのみ。

鞘口山から、かつて避難小屋のあった大ダワを経由して鋸山(1109m)に向かう。一般道のなんと歩きやすいこと。鋸山直下の地図上で道が2つに分かれるところは、右側つまり大岳方面からの登山道と合わさる道を進んだ。こちらがラクということだが、鋸山の山腹を回る道は狭くて滑りやすく、気が抜けなかった。

鋸山山頂への岩々の道を登り返し、あとは鋸尾根を奥多摩方面にひたすら下った。岩と根っこのアップダウンを何度が繰り返し、天聖神社奥宮で一休みしてから、愛宕神社の直下へ。石段をゼーゼー登って、お参りをして、めまいのしそうな石段を用心深く下りた。登山口までがとても遠かった。

今回は、気になっていた2つの山に登ることができ、頭の中で地図がつながった感じがして、しごかれたけれど、とても満足のいく山登りとなった。(菊丸)

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、菊丸、のりちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:6時間17分
累積登高差(+):1506m
踏破距離:
12.5km

☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 風呂上りにはこんな店 
☆ 打ち上げはこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 眠りを邪魔され不機嫌そうなネコ。
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02 これからあの尾根を登る。
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03 慈眼寺で雨が降り出した。
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04 慈眼寺の上からの眺め。
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05 ときどきこんな道標あり。
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06 林道を横切るときに、この鉄製ハシゴを登る。
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07 標高517m付近で送電線を潜る。
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08 こちらは西側。
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09 右側のピークはたぶん、三ノ木戸山。
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10 ほぼ一本調子の登り。
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11 杉の植林。
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12 ガスが煙る雑木林。
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13 踏み跡はちゃんとしている。
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14 所々藪があるので足元を濡らす。
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15 標高850m付近で傾斜は緩み、尾根は幅が広がる。
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16 この辺りは針葉樹と広葉樹が混在している。
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17 針葉樹は主に落葉松。
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18 もうすぐ視界が開けそうな雰囲気。
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19 振り返ると狩倉山辺りが見えている。
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20 西の方角。真ん中に大寺山の仏舎利塔。
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21 あそこが九龍山(九重山)。
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22 九龍山(九重山)に到着。
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23 小休止。
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24 こんな標識もあった。
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25 一旦、下る。
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26 下ってきたところを振り返る。
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27 ちょっと岩っぽい。
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28 ガスっていて視界不良。
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29 でも更に登っているうちに・・・
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30 ガスが取れてきた。正面が鞘口山。
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31 御前山もだいぶ見えてきた。
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32 すっかり視界良好。
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33 御前山の山頂にはまだガスが掛かっている。
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34 この辺りは痩せ尾根。
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35 振り返ると栃寄集落。
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36 左側は広葉樹林。
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37 江戸小屋山に到着。
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38 この標識は手製?
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39 ひっそりした山頂。
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40 更に南下。
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41 コアジサイは未だ蕾。
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42 鞘口山の登り。
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43 ここが本日の最高点。
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44 ここから左へ。
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45 大ダオへの下り。
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46 ここにかつて避難小屋ありき。
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47 大ダオ。
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48 鋸山への登り返し。
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49 寂しい山頂。
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50 イノシシ親子の間隔と云われても・・・
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51 後はひたすら下る。
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52 岩と根っこが滑り易い。
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53 鋸尾根らしいアップダウンが続く。
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54 天聖神社奥宮。
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55 ソーシャルディスタンスが取りにくい。
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56 愛宕神社で登りは終了。
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57 愛嬌がある狛犬。
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58 足がもつれそうな階段の下り。
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59 ここで汗を流す。
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60 奥多摩駅の2階で湯上りビール。
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61 今日はここで打ち上げ。

 (全天球画像)九龍山直下にて / 鋸山山頂にて / 福生のビール小屋にて
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