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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第586 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2020年7月18日(

行き先【奥秩父/黒金山(2231.6m)〜ゴトメキ(2230m)

コースタイム:

JR高尾駅[706](甲府行)⇒JR塩山駅[814/820]⇒タクシー(7490)⇒黒金山登山口[912/915]P[1005/1008]→牛首ノタル[1100/1103]→黒金山[1145]→大ダオ[1128/1233]P[1333/1336]→ゴトメキ[1420]P[1427/14:33]→遠見山[1500]P[1545/1548]→法面[1630]→下山・車道に出る[1707]→金峰山荘[1711/1805]⇒ジャンボタクシー(7040円)⇒はやぶさ温泉(入浴600円)[1840/1945]⇒ジャンボタクシー(1730円)⇒塩山駅[1953/2019]⇒(かいじ56号)⇒新宿[2139]

トレイルマップ
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高度記録
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いぃDay!の日帰り山行の中で、一番長い歩行時間! とにかくよく歩いた。

今年は梅雨前線が停滞し、九州に大雨をもたらしたが、東京近郊もず〜っと毎日傘を手放せない日が続いており、今日の山行もずぶ濡れ覚悟で出発した。

小雨が止んだり降ったりで、カッパを脱いだり着たりして、笹が茂る樹林帯を淡々と登る。突然広がる笹原牛首ノタルを超え、歩き始めて2時間半程で黒金山に到着。黒金山は3度目だが、今日も国師ヶ岳の眺めはお預けである。2016.7.23には乾徳山に抜け、2019.8.30には西沢渓谷へと下った。今回はこのあと5時間半の未踏の地が待っていた。

黒金山〜大ダオ〜ゴトメキ〜遠見山は、シラビソ、コメツガの深い森。苔むした岩や倒木に古の思いを馳せ、味わいがある。が、とにかく倒木が多く、跨いだり、くぐったり、迂回したりを繰り返すと、段々脚が上がらなくなる有様。アップダウンのある障害物競走で随分しごかれた。また、足元を隠すほどの笹薮に覆われていることも特徴。鹿の糞や倒木の「罠」にかかることが当たり前という状況だった。

倒木の多さと生い茂った笹原の広さはこれまで経験した中で一番であった。

遠見山から柳平・金峰山荘へ下る途中、体力もかなり消耗してきた頃、雨は止み、一部に青空も見えてきて元気を取り戻した。が、そこでさらに大きな「罠」が待ち受けていた。「法面」に遭遇。迂回を試みようとしたところ、法面にネットが埋め込まれていることがわかり、それを手掛かりに下りることができた。まさに、九死に一生を得た気持ちであった。

林道と林道の間をショートカットしながら金峰山荘を目指す。眼下に乙女湖が見えてきた時には、本当にホッとした。倒木の森と笹原がデジャブのように繰り返す山から脱出して、無事下山できたのは17時過ぎ、約8時間の行程だった。

はやぶさ温泉で汗を流し、塩山から「かいじ」に乗り込んだ。塩山駅の売店が閉まっていたため、アルコールを持たずに列車に乗り込む羽目になった。が、そこに救世主!車内販売がやってきて、ここでも九死に一生を得た。

雨の中の超ロングコースで大変疲れたけれど、歩き通した充実感はひとしおだ。(のん)

今回の参加者:副隊長、このちゃん、菊丸、のんちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:7時間34分
累積登高差(+):1195m
踏破距離:13.3km

☆ 山から下りたらこんな店 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げは車内 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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01 黒金山登山口でタクシー下車。.
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02 雨はまだ降っていない。.
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03 もはや通い慣れた径。.
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04 いつもの落葉松林。.
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05 この辺りの雰囲気が良い。.
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06 雨が落ちてきた。.
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07 笹原をよじ登る。.
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08 ここで眺めが良かった事が無い。.
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09 多少細かい起伏がある。.
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10 一列になって小休止。.
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11 左側は晴れていれば眺めが良いはず。.
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12 落葉松に地衣類。.
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13 雨が降ったり止んだり。.
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14 巻きながらゆるゆると登り。.
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15 チョットだけ青空が見えた。.
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16 陽が出てきた。.
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17 隣の尾根が見えている。.
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18 牛首ノタルに到着。.
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19 黒金山は左へ折れる。.
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20 風倒木帯。.
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21 まだシャクナゲが咲いていた。.
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22 黒金山山頂は今日もガスの中。.
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23 このシャクナゲは蕾もあった。.
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24 コメツガの森。.
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25 乾徳山は直進、我々はここを右折する。.
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26 大ダオまではこの標識がある。.
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27 約270m下る。.
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28 標識も踏み跡もちゃんとしている。.
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29 この辺りまでは快調だった。.
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30 この辺りの倒木は地衣類に覆われている。.
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31 また笹が出てきた。.
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32 大ダオに到着。.
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33 ここは笹で覆われていて立木が無い。.
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34 ここも気持ちが良いところ。.
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35 ガスの中に乾徳山。.
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36 ここを下れば徳和集落へ繋がる。.
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37 ここからが今日のメインディッシュ。.
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38 風倒木帯。.
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39 笹原に出るとホッとする。.
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40 風倒木帯で小休止。.
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41 倒木を跨ぎながらの登りは疲れる。.
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42 けもの道を追う。.
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43 ゴトメキ分岐点とあるが・・・.
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44 後で調べてみるとここがゴトメキだったらしい。.
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45 こういうところは歩き易い。.
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46 2,240m圏のピークで今日の最高点、昔はここがゴトメキだったが今は無名峰。.
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47 またシャクナゲ。.
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48 チョットだけ癒される。.
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49 ここが遠見山山頂。やはり視界ゼロ。.
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50 あとは下るだけだが・・・.
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51 また風倒木帯。.
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52 まだ障害物競走は続く。.
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53 標高2,000付近の笹原。.
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54 その先は笹と落葉松の森。.
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55 落葉松にはサルオガセが絡みついている。.
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56 ここでまた小休止。.
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57 幻想的な森。.
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58 標高約1,920mで林道に出た。.
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59 雨が上がって明るくなってきた。.
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60 植林しているところを横断。.
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61 マルバダケブキと落葉松。.
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62 遠くに塩山の街が見えた。.
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63 林道の法面を怖々下りる。.
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64 作業道に出た。.
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65 ナツツバキが咲いていた。.
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66 もう夏だ。.
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67 こんなところに出た。.
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68 柳平はもうすぐだ。.
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69 金峰山荘でビールを注文。.
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70 堪らなく美味かった。.
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71 はやぶさ温泉で汗を流したらまたこれ。.
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72 お疲れさまでした。.
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73 帰路の「かいじ」で車内販売に救われた。.
〈全天球画像〉牛首ノタルへの登高路にて / 牛首ノタルにて / ゴトメキにて / サルオガセの森 / はやぶさ温泉
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