コースタイム:
新宿駅[7:00](あずさ1号)⇒上諏訪駅[9:13/9:22]⇒下諏訪駅[9:27/9:30]⇒タクシー(8440円)⇒大展望台三峰茶屋[10:05/10:10]→三峰山[10:39]→旧中山道和田峠[11:32]→和田山北峰[11:44]→ビーナスライン和田峠[12:10/12:15]→鷲ヶ峰[13:30/13:33]→八島湿原[14:07]→鷲ヶ峰ヒュッテ[14:24/14:27]→八島荘[14:35/15:05]→片倉館[15:40/16:35](日帰り入浴750円)→上諏訪駅[17:00/19:01](あずさ54号)⇒新宿駅[21:06]
トレイルマップ
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高度記録
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今日は一度泊まってみたいと思っている鷲ヶ峰ヒュッテの下見を兼ねて、三峰山〜鷲ヶ峰に登る計画だ。
特急あずさに乗ってやって来た上諏訪駅から各駅停車に乗り換えて下諏訪駅下車。タクシーに乗り、高度を上げていくと、辺りのカラマツ林が薄っすら色付いていて、秋が近づいているのを気付かされた。40分程で大展望台三峰茶屋に着き、ここからスタート。大展望台という名が付く位だからさぞかし素晴らしい眺望の得られる場所なのだろうが、今日はガスっていて真っ白・・。心の目で眺めてみよう。
まず三峰山を目指して登って行く。潔いほど木が一本もなく、笹原に登山道が一筋見えている。眺望はなくとも、牧歌的な風景が広がり、開放感たっぷりなので気持ちが良い。ガスが一瞬切れて諏訪湖が見下ろせた。30分程で三峰山に到着。三角点より先に立派な石の山頂標識が建っている。こちらが山頂か?
来た道を少し戻り、途中から右に折れて中央分水嶺を南へ辿って行く。しばらく笹原の開放的な道を進むが、やがて樹林帯の道となる。基本的には下りであるが、所々登り返して進んで行くと旧中山道の和田峠に出た。中山道で最も標高が高く難所の一つであった。(歌川広重の浮世絵『木曽海道六十九次之内 和田』にも描かれている)
ここから急に踏み跡が薄くなり、一登りすると和田垰山に到着。この先はさらに踏み跡が怪しくなり、道があるような、無いような状態になる(獣道なのか、昔の登山道なのか)。「私は鹿、鹿よ」と心の中で呟きながら、副隊長の背中を必死に追いかけて、笹薮を掻き分けて下って行く。どうにかビーナスラインまで下りる事ができた(結局今日もいつものようにバリエーションを楽しんだ)。ビーナスラインの向こう側にはちゃんとした道標が見えている。
ビーナスラインの和田峠から鷲ヶ峰を目指して何度かアップダウンしながら、登って行く。最後の急斜面を登り切ると、鷲ヶ峰に到着、やはりここもガスで真っ白。眺望を諦めた頃一瞬ガスの切れ目から幻想的な諏訪湖が見えた。あとは八島湿原まで下るのみ。
途中で軽装のご夫婦らしい二人組に出会うが、お洒落な雰囲気から鷲ヶ峰ヒュッテのお客様にピッタリと、勝手に妄想を膨らませる。急に下から音が上がって来て、観光地が近い事を感じさせられる。八島湿原もガスっていて、中の様子はよく見えない(後でタクシーの運転手さんに聞いたら、今の時期には紫色の綺麗な花が咲いているとか)。
今日の目的でもある鷲ヶ峰ヒュッテの建物を偵察に行く。想像していた通り、とてもお洒落で素敵な雰囲気に包まれている。門が閉まっていたので、外から建物を眺めるだけでバス停まで戻ってきた。是非泊まってみたいと改めて思った。
タクシーが来るまでの間、八島荘でお疲れ様ビール、お陰様で今日もビールが美味い!上諏訪駅まで戻り、日帰り温泉の片倉館に立ち寄った。ここには何回か来ているが、昭和初期に建てられ、国の重要文化財にも指定されている建物は、立派でロマンの香りが漂っている。千人風呂と言われている浴槽も巨大なので、リッチな気分にひたれる温泉だ。
開放的な道を歩くのは、大らかな気持ちになれて良いものである。が、すぐ近くにビーナスラインが通っているため、しばしばバイクの音が響いて来るのは、ちょっぴり興ざめであった。 (なお)
今回の参加者:副隊長、なおちゃん
実働時間:時間分
累積登高差(+):716m
踏破距離:9.9km
☆ 山から下りたらこんな店
☆ 日帰り温泉はこんな所
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