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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第597 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2020年10月3日(

行き先【道志山塊/杓子山(1597.6m)〜倉見山(1256.2m)

コースタイム:

JR八王子駅[635](各停松本行)⇒大月駅[719/725](富士急河口湖行)⇒下吉田[808/815]⇒タクシー(2180円)⇒不動湯[828/830]→ゲート[900]→登山口[934/938]→杓子山山頂[1018/1025]→明見根元神社への分岐[1100]1292ピーク[1125/1133]→向原峠[1158]→堂尾山(相定ヶ峰)[1225/1235]→倉見山[1247/1253]→分岐[1255]→道迷い(1335頃)→下山・厄神社[1400]→白山神社→三ツ峠駅[1417/1426]⇒葭之池温泉前[1433]→葭之池温泉[1435/入浴(600円)/1540]⇒タクシー(1640円)⇒ふじやまビール[1555/1715]⇒タクシー(1670円)⇒富士急富士山駅[1722/1745](特急「富士回遊」新宿行)⇒JR新宿駅[1927]

トレイルマップ
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高度記録
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副隊長も未踏だった杓子山〜倉見山を繋ぐこのコースは、思いがけずスリリングなコースだった。

下吉田から不動湯までタクシーで15分程、そこからガタガタ砂利の林道を黙々と歩く。今日は、「頭を雲の上に出し〜」の富士山。所々にある富士山のビューポイントで、写真を撮りながら1時間強歩く。ちょっと飽きてきたところで、大権首峠の登山口。ようやく登山道に入った。

登山口から山頂までは40分程。トリカブト、サラシナショウマ、ノコンギクが盛り。その他フシグロセンノウ、コウヤボウキ、セキヤノアキチョウジなどの花を見ながら進む。

振り返ると、頭を隠してしまうのは時間の問題かという富士山と忍野の田園風景が広がっていた。以前この道を下りてきた時は、山頂もこの登山道もグチャグチャ、ヌルヌルだったが・・・と嫌な記憶がよみがえった。山頂直下の登山道は、丸太で階段状に土留がされていて、登りやすくなっていた。山頂も、ありがたいことに、乾いていた。山頂からは、眼前に堂々と富士山大パノラマのはずだが、すっかり雲に覆われて裾野が見えるだけになってしまった。

杓子山頂からは、木の根がはびこる嫌な下りに続き、急な岩場を下る。すれ違った2人組が「ここからの岩場、下るのは大変ですよ」と言葉を残していった。細尾根の岩稜帯。左右は結構切れ落ちている。時にはお尻をつき、時には木につかまったりして、慎重に、慎重に。

地図にある1292ピークは木々に囲まれた平たい場所。ホッと一息。その後また、向原峠まで気の抜けない岩稜帯が続いた。向原峠からは小さなアップダウンのあと、急な長い登りでしごかれた。

堂尾山に到着。杓子山からここまで大変な縦走路だった。眼前の富士山の雲が取れてきて、頭から裾野まできれいな姿を現してくれた。富士山を眺めながら小休止。程なく見晴台を通過して、倉見山に到着。気を張ってここまで歩いてきたご褒美と思い、しばしゆったり再び富士山を眺めた。

倉見山から三ツ峠駅までは、一般登山道を下る。一般登山道のはずが・・・、あれ?道がなくなった。どこで間違ったのか? 木を伐採して整備しているところもあれば、倒木そのままに荒れたままのところもあった。が、しかし、どこで道をそれたのかわからない。堰堤に阻まれ道がなくなってしまった。とにかく道なき道を進む。獣道は砂土でもろく、ズリズリ。倒木を乗り越え、背丈近く伸びた藪を掻き分け、踏みつけて進む。鉄塔を見つけ、巡視路を辿ろうと探すが、いやはや道はない。猛然と突き進む。やっと登山道らしき道に出たところで、神社の屋根が見えた。登山口にある厄神社だった。縦走路の岩稜歩きも大変だったが、最後に、こんなサバイバルを体験してしまった。とにかく無事でよかった。

当初三ツ峠グリーンセンターでの入浴の計画だったが、三ツ峠駅から電車で2駅の葭之池温泉に行くことにした。コロナの影響もあり、そもそも高齢者が営む温泉がいつまで営業できるのか心配な状況にある。(猿橋の湯立人鉱泉は廃業してしまった。)葭之池温泉は、古き良き情緒が感じられ、高齢のお客さんがのんびり過ごしている。是非とも今後もこのままで・・・。

このあと、富士吉田道の駅にある「ふじさんビール」で打ち上げ、特急「富士回遊」で家路についた。座席を回転して席に着いたとたん、突然後ろの座席のおじさんに注意を受けた。「酒を飲んで騒ぎたいなら、車両一つ買え!」などなど・・・。でも、めげずに、静かに(笑)奈良のお酒をいただいた。今日の山行と同じく、ちょっとパンチのあるお酒だった。(のん)

今回の参加者:副隊長、菊丸、のんちゃん、ひろちゃん、のりちゃん、なおちゃん
実働時間:時間分
累積登高差(+):1065m
踏破距離:11.0km

☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げはこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 不動湯からスタート。
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02 ここから富士山が見えた。
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03 しばらく林道歩き。
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04 ここは右。
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05 ビューポイント。
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06 富士山は雲に隠れた。
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07 ここまでタクシーが来てくれれば良かったが・・・。
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08 セキヤノアキチョウジ、らしい。
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09 またビューポイント。
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10 ススキと富士。
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11 しばし撮影タイム。
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12 林道が未舗装になる。
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13 分岐点でひと休み。
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14 ここから山道。
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15 ここにもセヤノアキチョウジ。
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16 トレランの先行者。
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17 ここから急登。
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18 サラシナショウマ。
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19 この山は花が多い。
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20 トリカブト。
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21 フシグロセンノウが一輪。
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22 頭を雲の上に出し。
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23 眼下には忍野村の田畑。
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24 山頂直下は木段が整備されていた。
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25 おかげで滑らずに済む。
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26 杓子山山頂に到着。
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27 富士山はすっかり雲の中。
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28 こんな祠があった。
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29 富士吉田の市街。
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30 山中湖が見えている。
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31 山頂の鐘。
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32 これから行くのは絶景パノラマコースではない。
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33 お楽しみはこれからだ。
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34 激下りは慎重に。
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35 痩せ岩尾根。
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36 根元神社はスルー。
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37 ここにも分岐があった。
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38 一転、岩登り。
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39 尾根がちょっと広くなった。
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40 こんな穏やかなところもある。
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41 また激下り。
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42 ここは足元が悪い。
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43 緊張が続く。
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44 ここも滑り易い。
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45 向原峠に到着。
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46 左手に下る踏み跡あり。
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47 ここから倉見山までの登りが始まる。
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48 ひとしきり登れば堂尾山(別名:相定ヶ峯)。
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49 ここからも富士が望める。
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50 富士を眺めながらひと休み。
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51 こちらは見晴台からの眺め。
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52 倉見山に到着。
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53 アカマツと富士。
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54 ここで左折。
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55 鼻歌気分で下る。
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56 三つ峠駅辺りが見下ろせる。
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57 ここまでは良かった。
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58 堰堤を越えようとしたが叶わず。
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59 なんとか厄神社に辿り着いた。
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60 手水舎まであるちゃんとした神社。
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61 厄神社の由緒書き。
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62 三つ峠駅へ向かう途中で見上げると三ツ峠山。
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63 葭之池温泉に入湯。こちらは女湯。
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64 休憩室で一杯。
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65 お世話になりました。
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66 いつまでも変わらないで欲しい。
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67 ここで打ち上げ。
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68 広々とした店内に客は僅か。
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69 炭水化物と脂質と蛋白。
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70 ほぼ炭水化物なので手が出ない。
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71 ほぼ炭水化物なので手が出ない。
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72 ごちそうさまでした。
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73 頭だけ隠して。
〈全天球画像〉杓子山山頂 / 倉見山からの下山路 / 葭之池温泉にて / 特急「富士回遊」車内にて
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