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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第605 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2020年12月5日()〜6日(

行き先【忘年山行第一弾/熱海&真鶴半島

コースタイム:

1日目〉JR上野駅[6:20](上野東京ライン)⇒JR湯河原駅[8:12/8:25]→千歳橋→ウルシガ窪第一配水池[9:35]→岩戸山[10:55/11:00]→十国峠[11:50/12:35](ケーブルカー)⇒十国登り口駅[12:40/13:00]⇒タクシー(3090)⇒日航亭大湯(1000円)→熱海駅[15:14/15:26]⇒真鶴駅(宿の送迎)⇒展望の宿 峰

2日目〉宿[8:30]→真鶴岬散策→宿[11時過ぎ](宿の送迎)⇒真鶴駅[11:43]⇒早川駅(ランチ)⇒タクシー(1210円)⇒小田原温泉八里(500円)[  /14:38]⇒バス⇒小田原駅

トレイルマップ
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高度記録
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毎年恒例、忘年会第一弾は海辺の宿で海の幸を楽しむ企画である。

1日目〉
東京駅から電車に乗っている間に雨が降り出し、湯河原駅に着いた時には本降りになっていた。レインウェアを着ての出発、しばらく街中を東へ歩き、千歳橋を渡ったら尾根の末端に取り付く。潮音寺参道脇の車道を登って行くが、こう配が急で滑りやすく、地道にきつい。少し登ると海を見渡せる斜面にミカンの木が沢山植えられていた。ミカンがたわわになった枝が道路の方にもせり出している(不用心な感じもするが、この辺りではミカンはありふれたものなのか?)。

急に山道になり、しばらく歩くと、また車道に出て、周りには大きくて立派な保養所が数軒建ち並んでいる。岩戸山登山口の大きな看板があり、ようやく山道に入る。照葉樹林の中のなだらかな登山道を進む。木々の葉が青々していて秋の花がまだ咲き残っているので、季節が逆戻りしたような気分になる。

斜面が少しだけ急になり、やがて岩戸山山頂に到着。ガスっていて眺望もないので、早々に東光寺の方へ下山。やがて両側が背より高いハコネザサに囲まれた道となり、東光寺に到着(東光寺は源頼朝が崇敬した伊豆山神社の元宮だったそう)。本堂へ向かう参道に沢山の石仏が祀られていて、薄暗い雰囲気に相まって厳かである。

鬱蒼とした道を抜けると、東光寺の大きな霊園があり、前を通過して進むと広々した原っぱに出た。天気が良ければ、さぞかし眺めが良いであろう。一段高いところにケーブルカー駅の建物が見え、階段を昇って十国峠に到着。目の前には大きな富士山が聳えているはず、今日は残念ながら裾野が少し見えるだけ。愛鷹山が辛うじてぼんやり見えている。ロープウェイで下まで下りた頃には、少し雲が切れて伊豆の山々と沼津アルプスが見えた。

タクシーで熱海の「日航亭大湯」に立ち寄った。この源泉の大湯は家康のお気に入りで、天下を取る前に何度もお忍びで湯治に来たそうである。歴史を感じさせる風情のある温泉で、ツルツルした気持ちの良い泉質である。ゆったりと寛いだ後はいよいよ宿へ向かう。期待通り夕食には海の幸を堪能した。

2日目〉
今日は朝から気持ちの良い青空が広がっていて、宿の窓からピンク色に染まる丹沢の山々が見える。昨日登った岩戸山もスッキリとした姿で綺麗に見えている。

朝食後真鶴岬まで散歩に行く事にした。途中松、クスノキ、スタジイなどの木々が茂る樹林帯の散歩道を通り抜ける。巨木が多く見られる原生林からは、長い年月の重みと生命力の強さが感じられ、自然からパワーをもらったような気がする。

海岸沿いへ出ると、青空のもと、三浦半島、遠くには薄っすらと房総半島、雲が掛かった伊豆半島と大島、初島などが見える。海岸沿いの遊歩道をしばらく歩くと海の中に三ツ石が見えて来た(干潮時なら歩いて行けるそう)。岩の間に注連縄が張られ、厳かな雰囲気である。

海をしばらく眺めた後は再び照葉樹林の散歩道を戻り、中川一政美術館に立ち寄った。画伯は真鶴町にアトリエを構えていたそうで、90歳を過ぎてからの作品も、びっくりするほど色鮮やかで生命力に満ち溢れている。箱根駒ケ岳、薔薇など同じ題材で何年にも渡って繰り返し、描いていている。それらが並べて展示されているので、年齢と共に絵が進化していく様子が垣間見えて面白かった。

宿に戻り、荷物を持ってから早川漁港近くにある店でランチ、新鮮な海の幸をまたまた堪能した。せっかくなので、レトロな雰囲気の小田原温泉八里にも足を延ばした。78年前に訪れた時には、てきぱきした女将が一切を取り仕切っていたが、今回行ってみると女将の物腰が柔らかくなっていて、年月の経過を感じさせられた。源泉かけ流しのお湯に浸かり、体の芯まで温まった。

山歩きに、海の眺めに、美味しい海の幸に、レトロな温泉に、充実した2日間を過ごす事ができた。(なお)

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、くまちゃん、菊丸、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:〈1日目]3時間20分
累積登高差(+):909m
踏破距離:9.7km

☆ 山から下りたらこんな店 
☆ 〈1日目〉日帰り温泉はこんな所 
☆ 泊まったのはこんな宿 
☆ 時間潰しにこんな店 
☆ 打ち上げは第一弾はこんな店 
☆ 〈2日目〉日帰り温泉はこんな所 
☆ 風呂上りにはこんな店 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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001 【第1日目】上野駅、朝6時、雨。
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002 真鶴駅、8時24分。やっぱり雨。
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003 で、雨具を付けて出発。
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004 高尾山口駅に似ているなと思ったら、やっぱり隈研吾デザイン。
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005 ここが尾根の末端。真ん中を進む。
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006 ちょっと登ると湯河原の街が見えた。
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007 車道の登りが結構きつい。
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008 ここは左。
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009 標高120.1m峰には寄らずにさらに西へ。
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010 また眺めが良いところ。
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011 真鶴半島が見えた。みかん、どうしたんですか?
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012 手を出せば、みかんが・・・
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013 道祖神。
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014 急に山道。
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015 山道を抜けると・・・
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016 ペンションが現れた。
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017 ここは尾根上まで登ったものの、引き返した。
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018 あの送電線鉄塔が岩戸山登山口。
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019 ここからまた山道。
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020 この下には保養施設がいっぱいあるようだ。
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021 「七尾」とは保養施設があるところ。
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022 段差が鬱陶しい。
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023 左に巻き気味に登る。
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024 また鉄塔、眺望ゼロなので通過。
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025 岩戸山山頂に到着。
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026 (近道)の方向へ進む。
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027 合流点を振り返る。
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028 少しだけ直線部分。
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029 背丈を越えるハコネザサ。
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030 この矢印の方向が微妙に判り難い。
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031 でも道ははっきりしている。
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032 宝篋印塔とは供養塔のこと。
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033 良く見れば道標。
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034 東光寺に到着。
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035 本堂。
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036 たぶん、奪衣婆。
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037 だだっ広いところに出た。
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038 心眼があれば富士山が目の前。
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039 ガスの中に十国峠。
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040 まさかのずっと雨。
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041 富士の裾野は見えている。
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042 晴れていれば・・・
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043 信濃が見えるのであれば、もしかすると八ヶ岳か?
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044 ここでビールをゲット。
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045 残念な眺めでビールをやった。
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046 あちらは愛鷹山。
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047 もう歩かない。
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048 山麓駅がすぐ下に見えている。
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049 この車両はレトロ。
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050 傾斜も緩め。
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051 山麓駅(登り口駅)で片道料金を支払った。
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052 伊豆の山と沼津アルプスが見えた。
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053 ところ変わって熱海の「日航亭大湯」。
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054 男湯は離れ。
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055 休憩室でひとりビール。
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056 入口に彫刻的な門。
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057 湯前神社。
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058 オールコックの碑。
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059 熱海駅前は賑わっていた。
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060 今宵の宿「峰」に到着。
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061 部屋からの眺め。
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062 右手奥は小田原辺り。
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063 今宵の夕食。
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064 舟盛りも出てきた。
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065 6人だと何とか食べ切れる量。
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066 秦野の酒。
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067 今年一年お世話になりました。
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068 【第2日目】日の出前の真鶴町。
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069 丹沢が朝焼けに染まる。
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070 箱根の山にも朝日。
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071 一番左は加入道山あたりか。
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072 真ん中の山は昨日登った岩戸山。
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073 朝食。みそ汁はワタリガニ入り。アジの開き、美味かった。
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074 これから真鶴半島を散策。
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075 何故かモアイ像。
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076 三浦半島と大山。
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077 遠くに房総半島。
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078 中川一政美術館。
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079 まだ開館前なのでとりあえずスルー。
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080 遊歩道。
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081 樹木は背が高い。
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082 照葉樹林。
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083 緑がいっぱい。
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084 スダジイ?の巨木。
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085 そう云えば、灯明山は登らなかった。
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086 皆は海岸へ下った。
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087 伊豆の山には雲が懸かっている。
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088 伊豆大島の三原山にも雲。
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089 海岸に沿った遊歩道。
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090 その頃、副隊長は上の方にある「ケープ真鶴」。
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091 こんな喫茶店があったが・・・
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092 まだ開いていない様子。
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093 磯釣り客。
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094 三ツ石。
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095 引き潮だったら歩いて行けるらしい。
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096 これは・・・
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097 ・・・という代物だった。
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098 あちらは熱海。
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099 10時になったので「ケープ真鶴」に入り・・・
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100 これをいただく。
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101 ちょうどバスが来たので乗ることにした。
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102 ここで合流。
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103 ランチはここ。
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104 漁師めしをいただく。
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105 ちょっと汗を掻いたのでまた美味し。
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106 エンガワのぬた。
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107 Woodyさんが目が無いアジフライ。
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108 牡蠣のガンガン焼き。味が濃い(気がする)。
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109 箱根薔薇とはサンショウバラ。
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110 これが魚のもつ煮込み。
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111 地元早川で作っているさつま揚げ。
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112 ブリカマ焼きはほっこり美味し。
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113 我々が出ることにはかなりの順番待ち状態。
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114 早川漁港。向こうの橋は西湘バイパス。
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115 3人で懐かしのここで立ち寄り湯。
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116 何故かおばちゃん、物腰柔らか。
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117 呼び止められて、これを呉れた。
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118 鈴廣かまぼこを横目で見て・・・
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119 ここに入った。
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120 なんと箱根登山鉄道の車両内で一杯やれるのだ。
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121 また湯上りビール。
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122 快適でした。
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123 締めはここ。
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124 お二人とも初めてだと云うので寄ってみた。
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125 松田の酒、松みどり。
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126 アジの握り。
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127 堪能してもらえましたか?
〈全天球画像〉民宿「峰」男部屋にて / 真鶴半島の遊歩道にて / ケープ真鶴にて / ケープ真鶴にて(その2) / 漁師めし食堂にて
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