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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第620 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2021年5月22日(

行き先【大菩薩峠越え

コースタイム:

JR新宿駅[6:46](ホリデー快速おおくたま1号)⇒JR三鷹駅[659]JR奥多摩駅[821/8:40]⇒タクシー(10420円+10240円)⇒小菅村・白糸の滝駐車場[9:30/9:35]→白糸の滝[9:40/9:45]→大菩薩峠登山口[10:00]P1[10:36/10:40]→日向沢登山口分岐[10:48]P2[11:35/11:40]→フルコンバ[12:20/12:25]→荷渡し場[12:45]→大菩薩峠[13:10/13:22]→上日川峠[1407/1440]⇒タクシー(5510/1台)⇒宏池荘[15:00/15:35]→日の出食堂[15:43]→菊よし→塩山駅[17:55]⇒高尾駅[19:10]

トレイルマップ
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高度記録
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  緊急事態宣言が531日まで延長されたため、今回の山行は「日影名栗山」から急遽、「小菅側から大菩薩峠越え」へ変更となった。理由は「下山後、ビールが飲める」「入浴ができる」の二つの条件に当てはまる場所を副隊長が選んでくれたのだ。個人的には大菩薩峠から小菅まで牛ノ寝返り経由で2008に歩いたのと、夏に白糸の滝から大菩薩峠登山口まで歩いたことがあったが、その先を峠まで歩くのは初めてで、楽しみだった。

  JR奥多摩駅から乗ったタクシーを白糸の滝駐車場で降り、歩いて5分の所にある白糸の滝を見学する。大きな断層の鏡面が左岸側に切り立っており、真っ白い滝が一直線にドドドッと落ちている。

  徒歩10分先の登山口から大菩薩峠に向かって山道に分け入る。傾斜の緩やかなトラバース道を熊鈴の音を響かせながら登っていく。道の片側は檜の植林、もう片側は広葉樹林。林床にはフタリシズカが花盛りだった。先日の強風で落ちたブナやミズナラ、朴、トチ、ハウチワカエデなどの若葉の色がみずみずしい

大菩薩峠へつながる隣の尾根へ乗りかえる時、沢を左岸から右岸側へぐるりと渡ると、奥の斜面でドタッ、ガサガサッと、大きな「もの音」がした。どこかの樹上で、ミシミシパキパキと枝がさかんにきしんでいる。鈴の音を聞きつけた熊が木に登って隠れたのかもしれない、と思った。 

標高が1300mを超え、1500m、1600mと上がるにつれて藤やトチ、ヤマツツジにウツギ、ウワミズザクラ、オオカメノキ、ミツバツツジと、季節をさかのぼるように咲く花が変わっていった。耳に届く音も、下の方ではエゾハルゼミ、次第にコガラ、ヤマガラ、ツツドリと、標高によって少しずつ変化していった。何の鳥かわからない囀りもたくさん聞こえた。

  大菩薩峠への尾根道には、「フル梱場」「荷渡し場」など、かつてここで「梱包」したり、「荷を渡した」と想像できる、いにしえの地名が残っていた。鞍部になっているフルコンバは見晴らしがいい。空は明るいものの、高みにはずっと雲がかかっていた。ゆるやかな道をさらに進むと、やっと木の間に高曇りの空が開けてきて、登りつめたらポッと峠に出た。

  大菩薩峠の大看板と介山荘は見慣れた景色。大菩薩湖は見下ろせたが、富士山や御坂の山並みは雲の中だった。ここまでほとんど人に会わなかったのに、流石、介山荘前は俗世間の賑わい。石丸峠経由はやめて、上日川峠へ直行することになった。

  途中福ちゃん荘前では、テント場に数張り。この時世だから、テントで密を避ける人が増えているのかな。

  上日川峠に着いて真っ先に目についたのは、「生ビール冷えてます」の張り紙。早速みんなで乾杯をする。峠の手前でなおちゃんが呼んでくれたタクシーが間もなく到着し、塩山の宏池荘へと直行した。親切な女将さんも変わらず元気で、今日はいつもよりお湯がぬるめでちょうどよい湯加減。床がぬるぬるして要注意だったが気持ちよく汗は流せた。日の出食堂の餃子もビールにピッタリ、旨かった。(この)

今回の参加者:副隊長、このちゃん、菊丸、のんちゃん、ひろちゃん、のりちゃん、なおちゃん
実働時間:4時間1分
累積登高差(+):1237m
踏破距離:
10.6km


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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01 観光案内所の地下階でツバメが子育て中。
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02 白糸の滝駐車場。
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03 せっかくなので白糸の滝に寄り道。
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04 ちゃんと遊歩道が整備されている。
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05 忽然と現れた白糸の滝。
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06 高さ36メートルあるらしい。
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07 わざわざ寄り道するだけの価値はある。
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08 フジが見頃。
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09 白糸の滝駐車場からここまで舗装道路。
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10 やっとここから山道。
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11 橋はしっかりしている。
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12 如何にもむかし道。
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13 味わいある道標。
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14 斜面をゆるくトラバースする径。
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15 ちょっと暑くなったのでジャケットを脱いだ。
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16 では出発していいかな。
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17 標高約1,000m、ヤマツツジ出現。
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18 ヒノキ林を通過。
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19 新緑が眩しい。
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20 シオジが目立つ。
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21 1回目の休憩。標高約1,110m。
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22 あくまでも緩い登り。
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23 雄滝駐車場からの径と合流。
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24 この道標もクマに齧られている。
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25 なかなか標高が上がらない。
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26 標高1,240m、この辺りにもヤマツツジが多い。
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27 九十九折も緩やか。
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28 ちょいと撮影タイム。
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29 とにかく緩やかで静かな径が続く。
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30 まだまだヤマツツジ。
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31 ここだけ馬酔木トンネル。
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32 標高約1,300m、ミツバツツジ出現。
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33 ミツバツツジを見上げながら登る。
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34 ようやく標高1,550mを越えた。
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35 もっと高い所はガスの中。
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36 前方が明るくなってきた。
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37 まだ新しい桟道。
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38 初めて尾根の上に出たところが・・・
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39 フルコンバ。
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40 フルコンバから北側の眺め。
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41 荷渡し場を通過。
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42 大菩薩連嶺らしくなってきた。
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43 大菩薩峠に到着。
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44 急に俗っぽい領域に入った感じ。
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45 それでも普通よりはだいぶ人は少ない。
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46 記念撮影は撮りたい放題。
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47 眼下に大菩薩湖。富士山はやっぱりガスの中。
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48 いつもの風景。
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49 今日はもうこれ以上登らない。
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50 そんな登山客は我々ぐらいか。
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51 のんびり過ごす。
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52 今までは圏外だったので。
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53 そろそろ下りますか。
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54 福ちゃん荘にはテント泊客が多かった。
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55 ロッヂ長兵衛に到着。
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56 生ビール、冷えてます。
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57 いただきます。
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58 タクシーを待つ。
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59 タクシーで宏池荘に横付け。
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60 先客無し。
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61 ゆったり浸かったら・・・
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62 いつもの日の出食堂。
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63 やっぱりビールと餃子。
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64 お疲れ様でした。
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65 暖簾も看板も出ているのに・・・
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66 まとまって座れないとのことで・・・
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67 初めてここに入った。
〈全天球画像〉大菩薩峠にて / ロッヂ長兵衛にて / 塩山駅前「菊よし」にて

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