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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第625 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2021年6月26日(

行き先【南アルプス前衛/櫛形山(2052.2m)

コースタイム:

JR新宿駅([7:00](あずさ1号)⇒JR甲府[8:27/8:45](ワイドビューふじかわ4号)⇒JR市川大門駅[9:06/9:08]⇒(タクシー(7220円)⇒ゲート[9:48/9:55]→池ノ茶屋登山口[10:28/10:33]→櫛形山(奥仙重)[1106/11:12]→山梨百名山の標識があるピーク[11:25]→裸山[12:01]→アヤメ保護区[12:09]→アヤメ平[12:26/12:36](北尾根)→みはらし台(田中澄江碑)[13:27/13:30]→林道[14:02]→14:19レストハウス伊奈ケ胡[14:18/14:50]⇒タクシー(9650円)⇒15:32ホテル談露館(日帰り入浴1100円)[15:32/     ] →ホップスアンドハーブス→甲府駅[18:06](高尾行)⇒高尾駅[19:44]

トレイルマップ
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高度記録
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先週に引き続き今日もあずさに乗り、甲府で特急ふじかわに乗り換え市川大門駅で下車、タクシーで出発する。

梅雨時で雨を覚悟していたが、雲は多いものの薄日が指しており少しほっとする。車は市街地を抜け、杉や檜の植林が続く林道に入る。しばらく走ると広葉樹林帯となり明るくなってきた。池ノ茶屋の手前でゲートが閉まっており、ここで下車。車道を30分ほど歩いて池ノ茶屋登山口に着く。駐車場は車が多く止まっているが、人はほとんどいない。(タクシーは最後の分岐を左方向に進んだが直進すれば池ノ茶屋登山口に車で入れることが判明する。)

鹿除けのゲートを潜り、登山道に入ると足もとはシロバナヘビイチゴの可愛い花と落葉松の森に、育ちすぎたワラビが一面に生えている。道は所々に木段があり歩きやすい。ホトトギスとメボソムシクイの囀りが心地よい。2つ目、3つ目の鹿ケードを超え、ゆるゆるとした気持ちいい道を行くと、ダケカンバの巨木が現れる。こんなにも大きくなるのかとびっくりする。

30分ほどで櫛形山(奥仙重)山頂に着く。眺望はないが落葉松の森に囲まれているピークだ。少し下って眺めのいいところに出た。雲がかかって眺望はない。

登山口から40分ほどで山梨百名山の標識があるピークに着く。山頂は森の中に道標がひっそりと立っていた。草原の広がるバラボタン平へ下り、原生林(ダケカンバの森)の道を裸山へ向かう。裸山からは南アルプスの北岳や間ノ岳が眺められるはずだが、やっぱり雲の中だった。

山頂直下にアヤメの保護柵があり、所々に咲いている紫の花を見られて嬉しかった。サルガセオとワラビの森を通りアヤメ平に向かう。昔はアヤメが自生していたそうだが今はなかった。

さて、下山。北尾根を行く。6つ目の鹿ゲートを潜ると景色が一変する。草一本生えてない丸裸の地面が広がっていた。いかに鹿の被害が甚大なのがよく分かった。ただ、道脇にひっそりとクサタチバナ、コアジサイ、フタリシズカが咲いていた。

1時間ほどで甲府盆地の眺めが良い、みはらし台に着く。かろうじて富士山の頭がちょこっと見えた。雨粒が落ちてきたがそのまま歩き、林道に出てから20分弱でレストハウス伊奈ケ湖に着いた。

昨秋に帯那山に行った時だった。村落からなだらかな丸い大きな山を見て、それが和櫛の背のような丸みのある山容から櫛形山と言うと知った。一泊しないと登れないと聞いたが、副隊長が調べてくれて、今は山頂近くまで伸びた車道を利用して日帰りで登ることができるようになったとの事。アヤメの群生が有名だが鹿に食べられてほとんど無くなったそうだが、近年少し回復したようだ。実際に歩いてみてアヤメだけでなくタカネグンナイフウロ、ミヤマキンポウゲなどの野草、アオバヒョウタンボクも保護されていた。プレートに樹木の名前が書いてあり、登山道もきちんと整備されている。アヤメ目当てであろうか、カメラを下げたハイカーに何人も出会った。人気の山である。

奥仙重と裸山のほとんど高低差の無い平坦な頂稜に草花や原生林が広がり、豊かな大自然を味わうことができて大満足の山行だった。(ひろ)

今回の参加者:副隊長、菊丸、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:3時間55分
累積登高差(+):596m
踏破距離:
12.6km

☆ 山から下りたらこんな店  
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げはこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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01 特急ワイドビューふじかわ車内。市川大門まで特急券330円。
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02 ゲートは閉まっていた。気温11℃。
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03 ということでここからスタート。
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04 微妙な登り坂が続く。
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05 こちらのゲートは開いていた。こっちから来れば歩く距離が短かった訳だ。
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06 ここが池ノ茶屋登山口。
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07 ここまで30分余。車がいっぱい。
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08 現在地はもうだいぶ高い。
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09 鹿柵の中に入る。
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10 バイケイソウが目立つ。
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11 2つ目の鹿柵を潜る。
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12 この辺りはワラビばかり。
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13 芽吹きの時期に来ればひと儲けできた。
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14 またバイケイソウの群落地を抜ければ・・・
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15 3つ目の扉。そんな厳重にする必要があるのか。
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16 急斜面だけど九十九折になっていて歩き易い径。
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17 気持ち良く高度を稼げる。
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18 もう標高2,000m。
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19 4つ目の扉。足元にはシロバナヘビイチゴ。
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20 ダケカンバの巨木。
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21 こんなに大きいダケカンバは見たことが無いと思う。
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22 櫛形山の山頂付近はとにかくこんな感じです。
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23 落葉松にはサルオガセ。
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24 とにかく至る所にサルオガセ
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25 標高2,000mでも広葉樹と針葉樹が同じくらい。
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26 またまた巨大ダケカンバ。
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27 広い尾根を漫歩。
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28 緩やかな登りが続く。
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29 この巨木は落葉松のようだ。
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30 いつの間にか・・・
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31 奥仙重に到着。
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32 いつの間にかもう山頂?という感じ。
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33 証拠写真。
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34 静かな山頂。
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35 次のピークへ行くと・・・
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36 山梨百名山の標識はここにあった。
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37 ということで再び証拠写真。
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38 バラボタン平。
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39 次のピークへの径も緩い。
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40 これはモミか?もはやモミには見えないけど。
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41 やっぱり「やまなし森林100選」。
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42 裸山へ向かう。
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43 柵の中の花畑。
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44 なんとか咲いていたアヤメ。
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45 タカネグンナイフウロ。
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46 裸山山頂。
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47 大唐松山あたりが見えているのか。
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48 丁度お昼だが、他のハイカーが賑やかに食事中だったのでタッチアンドゴー。
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49 アヤメ。
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50 アヤメに群がる。
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51 アヤメとタカネグンナイフウロ。
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52 ミヤマキンポウゲ。
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53 アヤメ二輪。
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54 ここもサルオガセの森。
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55 この先も緩い径。
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56 アヤメ平。
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57 こんなことが書いてあるが、アヤメは全く無い。
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58 ヤマネコヤナギ。
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59 ベンチの下にマイヅルソウ。
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60 タカネグンナイフウロ。
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61 この扉を潜ると・・・
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62 下草がすっかり無い。
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63 これは何?
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64 で調べてみればミズキでした。
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65 こちらはクサタチバナ。
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66 クサタチバナとフタリシズカ。
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67 右下がり斜面がずっと続く。
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68 ヤマボウシ。
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69 この辺りは急にヤマボウシが増えた。
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70 標高は1,500m付近。
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71 あと57分とは刻むね。
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72 コアジサイ。
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73 みはらし台から見えた富士。
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74 見晴台に田中澄江の句碑。
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75 梅雨時のこの景色は上出来でしょ。
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76 コアジサイは和む。
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77 北尾根登山口に降り立つ。
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78 後は林道を暫し辿る。
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79 レストハウス伊奈ヶ湖に到着。
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80 なにはともあれ、・・・
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81 お疲れ様でした。
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82 キッシュはちょっと個性的。
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83 甲府の老舗ホテル。談路館。
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84 ここで汗を流した。
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85 湯上りは、クラフトビールのここ。
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86 1階は工場、2階がビアホール。
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87 outsiderとは、そういう心意気なんですかね。
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88 何となくアメリカン。
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89 本日のおすすめ。結局、両方飲みました。
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90 これはMosh Pit IPA。かなりガツン系。
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91 なおちゃんは4種類のテイスティングセット。
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92 いただきます。
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93 酒粕漬け鴨のスモーク。
〈全天球画像〉バラボタン平にて / 裸山山頂にて / 標高1975m付近にて / アヤメ平にて / 伊奈ヶ湖レストハウスにて

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