p210703
Welcome to our Web Site !

「いぃDay!」山岳会日本支部   


第626 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2021年7月3日()〜4日(

行き先【上州武尊山(2158m)

コースタイム:

1日目〉JR東京駅[608](上越新幹線とき301号新潟行)⇒JR大宮駅[633]JR高崎駅[657/711](上越線各停水上行)⇒JR水上駅[817/820]⇒タクシー(8700円×2)⇒武尊神社駐車場[852/855]→林道終点[922]→休憩[948/553]→手小屋沢避難小屋上・休憩[1045/10:48]→休憩[1136/11:41]→休憩[1230/1233]→武尊山(2,158m)[1250/1254]→中ノ岳[1320]→家ノ串山(2,103m)[1355]→休憩[1400/1405]⇒川場剣ヶ峰[1427]→前武尊(2,039m)[1455/15:05]→オグナほたかスキー場[1545/1550](宿送迎)⇒ペンションてんとうむし[1605/16:20]⇒花咲の湯[16:30/17:30]⇒ペンションてんとう虫

2日目〉ペンションてんとう虫[8:15](宿送迎)⇒月夜野びーどろパーク⇒(A班)後閑駅   B班)鮎茶屋巴⇒タクシー⇒沼田駅

トレイルマップ
クリックすると地図が拡大します

高度記録
高度記録拡大は画像をクリック 

1日目〉
早朝家を出た時は、梅雨前線の影響で生憎の土砂降りの雨だった。副隊長が事前に代替案として考えてくれた鹿俣山に登るつもりで新幹線に乗った。しかし、上越線に乗り換え、水上駅に向かう途中、徐々に天気が回復し、水上駅に降りた時には青空が広がっていた。これなら行けそうだと副隊長の判断で、当初の予定通り、タクシーに乗り、武尊神社駐車場まで向かった。

神社から林道を通り、登山道に入る。ミソサザイと思われる小鳥のさえずりを聞きながら、雨に濡れたコメツガの樹林帯を緩やかに上っていく。1回目の休憩後からいよいよ急登となり、登り始めて2時間ほどで、あ手小屋沢避難小屋上に到着。白いゴゼンタチバナやマイズルソウ、ミツバオーレンの可愛らしい花々に癒されながら、更に高度を上げていった。

3回目の休憩後は鎖のある気の抜けない岩場が連続して現れた。足を滑らせないよう一人ずつ慎重に登っていく。鎖場をやっと抜けると、間もなく森林限界を越え、雲の間から周囲の山々が徐々に見渡せるようになってきた。前方には武尊山の山頂が姿を現した。ピンク色の花を付けたシャクナゲの道をあと一踏ん張り。

登山開始から4時間でようやく山頂に到着した。山頂は比較的広く、雲は多めだが、これから向かう南東側の稜線がよく見えた。北側に至仏山が間近に見えるはずだが、残念ながら雲の中。悪天候が予想されていたためか、百名山だというのに登山客は我々の他わずかだった。ya

展望を楽しんだ後は、気持ちの良い笹原の尾根道を中ノ岳方面へ向かう。一端下ると、雪田が現れた。キヌガサソウの群生、イワカガミに心躍らせながら先へ進む。三ツ池を通過し、笹清水で水を補給。中ノ岳を巻いて再び登り返し、尾根を辿ると、道は痩せ尾根となる。シャクナゲに彩られた家ノ串山から前方には、川場剣ヶ峰がそびえ立っている。ここからの道は根曲り竹が張り出し、滑りやすく、度々足を取られるので、疲労感が増してくる。川場剣ヶ峰の手前で左の巻き道を無事通過し(ピークへ向かう登山道は崩落のため封鎖中)、武尊山から2時間ほどで日本武尊の銅像のある前武尊山に到着した。

ここから下山開始するも、ぬかるんだ道が続き、途中、鎖やロープもあり、まだまだ気が抜けない。滑らないよう足の置き場に気を配りながら下山すること40分。スキー場に出てようやくほっと一息。宿のご主人の運転する送迎の車が見えた時には、本当にありがたかった。 スキー場の中を車に揺られながら一端宿に向かい、花咲の湯で汗を流した。

思いの外、奇跡的に天気に恵まれ、まずまずの展望と咲き始めの花々を楽しむことができ、大満足の一日だった。 (のり)

2日目〉
宿のご主人に月夜野びーどろパークまで送ってもらった。ここにはガラス工場(無料見学可)、ガラスショップ、クラフトビールが飲めるカフェなど、それぞれが何か楽しめるものが揃っている。そこで集合時間まで自由に過ごす事にした。ガラス工場では手作り花瓶を製作していた。数人で一つの工程を分担し、1個の花瓶を寸分の狂いなく阿吽の呼吸で、受け渡ししながら作業しているのには、しばし眺め入ってしまった。

早く帰宅するA班が、宿のご主人に後閑駅まで送ってもらった後に、B班は鮎茶屋巴まで送ってもらった。初夏の訪れを実感しながら、今年初めての鮎料理を堪能した。登りごたえのある山に、美味しい宿の食事に、ショッピングにと、充実した2日間だった。(なお)

今回の参加者:副隊長、このちゃん、アヒルちゃん、菊丸、ひろちゃん、のりちゃん、なおちゃん
実働時間:時間分
累積登高差(+):1327m
踏破距離:
9.6km
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 宿泊したのはこんな宿 
☆ 2日目観光したのはこんな所 
☆ 時間調整にはこんな店 
☆ 打ち上げはこんな店 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
img0000.jpg
001 【第1日目】武尊神社。
img0001.jpg
002 もうちょっと行ってとタクシー運転手に頼んだら・・・
img0002.jpg
003 一般車はOKだけど、タクシーはここまでと断られた。
img0003.jpg
004 という訳で諦めて歩き出す。
img0004.jpg
005 ここから山道。
img0005.jpg
006 小沢を渡る。
img0006.jpg
007 樹相が変わってくる。
img0007.jpg
008 標高1,390m付近で小休止。
img0008.jpg
009 鬱蒼とした森。
img0009.jpg
010 この辺りは急登。
img0010.jpg
011 ブナが増えてきた。
img0011.jpg
012 タニウツギ。
img0012.jpg
013 それなりに九十九折な径。
img0013.jpg
014 ゴゼンタチバナ。
img0014.jpg
015 尾根に出た。
img0015.jpg
016 上はガスっている。
img0016.jpg
017 尾根上でも見通しは利かない。
img0017.jpg
018 針葉樹林帯に入る。
img0018.jpg
019 2回目の小休止。
img0019.jpg
020 標高は1,900mを超えた。
img0020.jpg
021 鎖場、現る。
img0021.jpg
022 濡れているがスタンスは豊富。
img0022.jpg
023 鎖に頼らなくてもそれなりに登れる。
img0023.jpg
024 高度感もそれ程ではない。
img0024.jpg
025 2番目の鎖場。
img0025.jpg
026 この岩も順層なので問題なし。
img0026.jpg
027 ミツバオウレン。
img0027.jpg
028 凹角状の岩場。
img0028.jpg
029 雨が降っていたら厄介だったかも知れない。
img0029.jpg
030 西側が見えている。
img0030.jpg
031 4つ目の鎖場は傾斜がやや強い凹角ルート。
img0031.jpg
032 ここもスタンスは豊富だが・・・
img0032.jpg
033 高低差があるので息が上がる。
img0033.jpg
034 雨が降ったら滝になりそうなところ。
img0034.jpg
035 天気が良くて幸いでした。
img0035.jpg
036 笑ってみて、とリクエストしてみたが。
img0036.jpg
037 はい、次の方どうぞ。
img0037.jpg
038 登り切ったところでひと息。
img0038.jpg
039 左側は切れ落ちている。
img0039.jpg
040 5番目はのりちゃん。
img0040.jpg
041 6番目はこのちゃん
img0041.jpg
042 ヒメイワカガミ。
img0042.jpg
043 マイヅルソウ。
img0043.jpg
044 標高2,090m付近。この辺りが森林限界。
img0044.jpg
045 あれが山頂か。
img0045.jpg
046 アズマシャクナゲ。
img0046.jpg
047 あと100m足らず。
img0047.jpg
048 アヒルちゃん、つりつり中。
img0048.jpg
049 コメバツガザクラ?
img0049.jpg
050 ゴゼンタチバナ。
img0050.jpg
051 少しだけガスが切れてきた。
img0051.jpg
052 山頂直下。
img0052.jpg
053 ツバメオモト。
img0053.jpg
054 武尊山山頂に到着。
img0054.jpg
055 山頂には先行ハイカーが6人だけ。
img0055.jpg
056 深田百名山にしては少ないか。
img0056.jpg
057 ガスっているが気温は高め。
img0057.jpg
058 証拠写真。
img0058.jpg
059 またまた、谷を考える。
img0059.jpg
060 次のピーク、中ノ岳は径が巻いている。
img0060.jpg
061 その先の家ノ串、川場剣ヶ峰。
img0061.jpg
062 眼下に雪田が見える。
img0062.jpg
063 まだ行く手は長い。
img0063.jpg
064 笹原が続く。
img0064.jpg
065 川場谷源頭。
img0065.jpg
066 雪田は縦走路になっているようだ。
img0066.jpg
067 先行5人組が雪田上にいる(道を間違えたらしい)。
img0067.jpg
068 雪田に降り立つ。
img0068.jpg
069 久しぶりの雪の感触。
img0069.jpg
070 雪田脇にキヌガサソウの群落。
img0070.jpg
071 これは咲き始め。
img0071.jpg
072 雪田越しに山頂を振り返る。
img0072.jpg
073 撮っているのは・・・
img0073.jpg
074 コイワカガミかミツバオーレンか。
img0074.jpg
075 「鳳の池」などと大層な名前が付いているが・・・
img0075.jpg
076 実態は少し大きまな水たまり。
img0076.jpg
077 川場剣ヶ峰が段々近づいてきた。
img0077.jpg
078 彼方は川場スキー場の上にある剣ヶ峰山。
img0078.jpg
079 中ノ岳直下。ここに「笹清水」が湧いている。
img0079.jpg
080 武尊山山頂に人影二人。
img0080.jpg
081 剣ヶ峰山もすっきり尖がっている。
img0081.jpg
082 牧歌的な斜面。
img0082.jpg
083 ガスの中は尾瀬方面。
img0083.jpg
084 細かいアップダウンが続く。
img0084.jpg
085 つりつり警報も続く。
img0085.jpg
086 意外に時間が掛かる。
img0086.jpg
087 でも気持ちが良い尾根歩き。
img0087.jpg
088 ハクサンシャクナゲ?
img0088.jpg
089 家ノ串、通過。
img0089.jpg
090 次は川場剣ヶ峰。
img0090.jpg
091 日差しが強いので日陰で休憩したい。
img0091.jpg
092 ミヤマダイコンソウ。
img0092.jpg
093 川場剣ヶ峰が迫ってきた。
img0093.jpg
094 これから先も結構扱かれる。
img0094.jpg
095 武尊山は遠くなった。
img0095.jpg
096 ここにもヒメイワカガミ。
img0096.jpg
097 見上げれば剣ヶ峰の岩壁。
img0097.jpg
098 我々は巻き道を進む。
img0098.jpg
099 この上を歩くルートもあるらしい。
img0099.jpg
100 ここから左側を巻くようになる。
img0100.jpg
101 ベニサラサドウダン。
img0101.jpg
102 こちらは笹と格闘中だが、眺めは長閑。
img0102.jpg
103 家ノ串山を振り返る。
img0103.jpg
104 ユキザサ。
img0104.jpg
105 無事、川場剣ヶ峰を通過。
img0105.jpg
106 おや、ムラサキヤシオかな。
img0106.jpg
107 見掛けたのはこの株だけ。
img0107.jpg
108 前武尊に到着。
img0108.jpg
109 ここで最後の小休止。
img0109.jpg
110 もう下りは楽チンかと思っていたが・・・
img0110.jpg
111 こんなところもあった。
img0111.jpg
112 もうゲレンデが近い。
img0112.jpg
113 ここを下るのは厄介だった。
img0113.jpg
114 OGNAほたかスキー場のゲレンデに出た。
img0114.jpg
115 この直後、ペンションてんとう虫の送迎車がやってきた。
img0115.jpg
116 花咲の湯。
img0116.jpg
117 湯上りはテラスへ。
img0117.jpg
118 お疲れ様でした。
img0118.jpg
119 夕食は赤ワインで乾杯。
img0119.jpg
120 【第2日目】朝食。
img0120.jpg
121 お世話になりました。
img0121.jpg
122 月夜野びーどろパークのガラス工房を見学。
img0122.jpg
123 レストランは閉まっているのでここで・・・
img0123.jpg
124 月夜野クラフトビールを飲んだ。
img0124.jpg
125 もう一杯飲んだ。
img0125.jpg
126 時間調整で入るのはここしかない。
img0126.jpg
127 入ったらやはりこれ。
img0127.jpg
128 ランチはここ。
img0128.jpg
129 鮎が躍っている。
img0129.jpg
130 開店早々だが、次々と客がやって来た。
img0130.jpg
131 改めてお疲れさまでした。
img0131.jpg
132 日本酒はこれ。
img0132.jpg
133 先ず出てきたのは刺身。
img0133.jpg
134 意外に塩焼きが早く出てきた。
img0134.jpg
135 インスタ映えする塩焼き。
img0135.jpg
136 いただきます。
img0136.jpg
137 稚鮎のフライ。
img0137.jpg
138 二本目はこれ。
img0138.jpg
139 鮎釜めし。
img0139.jpg
140 締めは押し寿司。
img0140.jpg
141 ご満足頂けたでしょうか?
img0141.jpg
142 湘南新宿ラインのグリーン車で帰る。
img0142.jpg
143 これがあれば時間は気にならない。

〈全天球画像〉上州武尊山山頂にて / 中ノ岳直下にて / 月夜野びーどろパークにて / 鮎茶屋巴にて

このちゃんTrailMaps INDEXへ