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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第631 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2021年8月7日(

行き先【浅間山/剣ヶ峰(2281m)

コースタイム:

JR東京駅[6:28](はくたか551号)⇒JR佐久平駅[7:42/7:51]JR小諸駅[8:06/8:15]⇒タクシー(4940円)⇒天狗温泉浅間山荘[8:40/8:45]→不動の滝[9:24/9:27]→火山館[10:18/10:27]→天狗の露地[10:38] →レインウェアを着る(草で濡れるので)→剣ヶ峰[11:43/11:50]→ヒサシゴーロ尾根→休憩[12:20/12:32]→レインウェアを脱ぐ[12:40/12:45]→休憩[13:37/13:40]→一般道に合流[13:50]→天狗温泉浅間山荘[14:03/日帰り入浴(800円)/15:05]⇒タクシー⇒丁字庵→小諸駅[17:30]⇒軽井沢駅[17:55/18:55](はくたか527号)⇒東京駅[20:00]

トレイルマップ
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高度記録
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今回は浅間山の剣ヶ峰に登る計画である(浅間山は活火山で入山規制があり、山頂には行けない)。

小諸駅からタクシーで天狗温泉浅間山荘に向かう。浅間山荘口から登山道を登り始める。樹林帯の中を幅が広くて緩やかに登って行く径がダラダラと続いている。一ノ鳥居を過ぎると沢沿いの細い径となり、風が冷たく感じられる。やがて前方に、水飛沫を上げて落ちる不動の滝が見えて来た。二ノ鳥居を過ぎても、径は相変わらず緩やかである。

樹林帯を抜けると、ゴツゴツした大きな岩山群(トーミの頭、牙山)が左右に見えて来た。特徴的な形をしていて、目を奪われる。改めて火山に登っているのだなと実感する。径も未だに緩やかな登り、浅間山はどれだけ大きいんだ?!

火山館分岐から、我々は一般道を外れて剣ヶ峰を目指す。天狗の路地と言われる、ちょっと箱庭的な不思議な雰囲気の場所を通過して行く。そこを過ぎて、まもなく尾根に取り付く。始めは普通に登っていたが、突然激しく急な笹の斜面となる。踏み跡があるにはあるが、笹に隠れて見えにくい。こんな急傾斜は足がすくんで下りられないなと思いつつ、木や笹に掴まりながら無我夢中で登って行く。ガスっていて下の方が見えなくて良かった・・。

急斜面を何とか登り切ると、剣ヶ峰山頂に到着。しょぼくれた山頂標識が地面にポンと置かれていた。辺りは真っ白で眺望はゼロだったが、「登り切った!」という満足感に満たされてハイな気分だぜ。眺めがなくとも満足、満足!!

下りはヒサシゴーロ尾根を下る。笹原のマルバタケブキの群生地(マルバタケブキのお花畑、案外綺麗だね・・)を抜けると、火山らしく礫が降り積もった径になった。ズリッと足を取られそうなので、慎重に歩く。所々に大小様々な大きさの溶岩もゴロゴロ転がっている。途中眺望の開けた所でしばし休憩する。ちょうどタイミング良くガスが切れて、トーミの頭、牙山が見えて来た。眼下に街並みも見下ろせる。

ようやくジャリジャリから解放されて、樹林帯の径となってホッとする。さらに進んで一般道と合流したら、あとは泡モードで天狗温泉浅間山荘へまっしぐら。

天狗温泉のお湯は見事な赤褐色である。鉄鉱成分が豊富なため、空気に触れると酸化してこの色になるそうだが、色を見ているだけで温泉効果てきめんのような気がしてくる。観光客らしき人もいて、案外賑わっている。今度宿泊してみたいものだ。

タクシーで小諸駅まで戻り、丁字庵でまったり寛がせてもらった。その後軽井沢駅へ出て、あずさの待ち時間に、使わなくなったホームを利用したカフェに立ち寄った。涼しい風を感じながら、ノスタルジックな風情を楽しめる良いお店である。今後軽井沢に来る機会があれば、マストで立ち寄りたい。

急登をひたすら登り、登った感たっぷりだったし、今までの山とはひと味違う体験ができた。浅間山は眺めて良し、登って良し、偉大なる山だ!(なお)

〈追記〉山から下りて見たら、靴の表側だけでなく、靴底も綺麗になっていた。歩いているうちに火山礫が磨き上げてくれたらしい。礫にこんな効果があるとはビックリ!偶には歩くのもいいかもしれない。

今回の参加者:副隊長、このちゃん、なおちゃん
実働時間:4時間33分
累積登高差(+):953m
踏破距離:
8.9km

☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げはこんな店 
☆ 電車を待つ間にこんな店 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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01 浅間山の警戒レベルが1になっていた。8時42分
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02 歩き始めはこんな道。
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03 登り緩やか。
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04 一ノ鳥居通過。
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05 沢沿いに登る。
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06 白濁した不動滝。9時21分
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07 二ノ鳥居通過。9時31分
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08 ウツボグサ。
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09 キバナノヤマオダマキ。
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10 この辺りが「長坂」。でも大した坂ではない。
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11 牙(ぎっぱ)山が見えた。
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12 こちらはトーミの頭。
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13 特徴的な山容の牙山。
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14 石碑の周りにエゾカワラナデシコ。
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15 牙山はここからが一番近い。
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16 ノアザミとトーミの頭。
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17 とんがり牙山。
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18 温泉湧き出し?
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19 沢自体が温泉みたい。
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20 沢を渡るところで牙山を振り返る。
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21 バイケイソウ。
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22 火山館に到着。10時16分
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23 下界が見えた。
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24 ここから一般道を外れる。
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25 この辺りが天狗の露地。10時40分
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26 ここから尾根に取り付く。10時59分
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27 これはキオンかね?
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28 まだ急登ではない。
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29 草付きが濡れている。
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30 踏み跡が見にくい。
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31 右側から回り込むように踏み跡あり。
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32 草は手掛かりとしては頼りない。
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33 ガスっているので高度感は全く無い。
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34 枝につかまりながら攀じ登ると・・・
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35 標識があった。11時43分
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36 登りました〜
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37 イワシャジン。
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38 ヒサシゴーロ尾根を下る。
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39 マルバダケブキ。
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40 丁度、花盛り。
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41 足元が見えないが踏み跡は有る。
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42 露地に出る。
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43 この辺りは硬そうな火山岩塊が積み重なっている。
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44 一方、この辺りは軽そうな火山岩塊や火山礫。
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45 ズルズルで歩き難い。
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46 ここで休憩。12時21分
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47 ガスが切れてトーミの頭が見えた。
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48 奥は高峰山。
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49 下界の眺め。
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50 牙山も見えてきた。
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51 牙山をバックにパチリ。
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52 剣ヶ峰は結局、見えなかった。
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53 下り再開。
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54 ガスがトーミの頭を乗り越えている。
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55 千曲川沿いの眺め。
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56 ジャリジャリ、ズリズリな下りが続く。
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57 三合目の標識。13時27分
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58 雑木林の下り。
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59 ナナカマド。
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60 二合目。
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61 一般道に出た。
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62 ホッとする。
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63 もう、泡モード。
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64 浅間山荘に到着。14時03分
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65 ここの湯はまっ茶色。
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66 レストランで生ビールが呑めるのだ。
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67 お疲れ様でした!
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68 暫し、まったり。
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69 今年もまた「丁子庵」へやってきた。
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70 蕎麦前で一杯。
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71 これで締める。
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72 おいしゅうございました。
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73 軽井沢駅にある「オーデパール アンフェール」にも寄ってみた。
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74 ここは旧信越本線の軽井沢駅上り線ホーム。
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75 向こうに新幹線ホームが見える。
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76 テーブルが並んでいるが、客は我々だけ。

77 とても涼しくて気持ちいい。

78 また、まったり。

79 とても気に入りました。
〈全天球画像〉天狗の露地にて / ヒサシゴーロ尾根の2101m峰にて / 丁字庵にて / 軽井沢オーデパール アンフェールにて
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