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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第642 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2021年10月23日()〜24日(

行き先【塩原/前黒山(1678m)〜南平山(1007.5m)

コースタイム:

〈1日目〉北千住駅[642](特急リバティ会津101号会津田島行)⇒龍王峡駅[849/858]⇒タクシー(8400+8300円)⇒林道入口[932/948]P[1115/1122]→前黒山[1214]P[1245/1255]→下山(前黒山登山口標識)[1328]→ヨシ沼駐車場[1340](塩原自然研究路)→渓雲閣[1400/日帰り入浴(1000円)/1500]→寺の湯BS[1520]⇒ゆ〜タク(200円)⇒塩原塩釜BS[1537](宿の送迎車)⇒塩ノ湯・明賀屋本館[1543]

〈2日目〉明賀屋本館[8:12](宿の送迎車)⇒四季の里BS[8:28]⇒ゆーバス(200円)⇒上三依塩原温泉口駅[9:04/9:33](野岩鉄道(740円)⇒川治温泉駅[9:52/9:56]→南平山登山口[10:11]→鉄塔[10:38]→休憩[10:40/10:45]→南平山[11:45/11:56] →登山口[12:57]→薬師の湯(日帰り入浴700円)[13:15/14:05]→和風ラーメンいかり[14:15/14:50]→川治湯元駅[15:00/15:12](快速AIZUマウントエクスプレス4号東武日光行)⇒下今市駅15:55/16:05](特急けごん38号浅草行)⇒北千住[17:32]

トレイルマップ
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高度記録
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秋の温泉企画。今年は木々の色づきが遅れているが、東武鬼怒川線〜野岩鉄道を利用し、塩原温泉と川治温泉を楽しんできた。

〈1日目〉
目当ては塩ノ湯・明賀屋の川岸露天風呂。それを思い切り楽しむために、まずは山に登る。副隊長が選んだ山は前黒山。栃木百名山とのこと。

当初、ヨシ沼登山口からのピストンで計画していたが、なおちゃんのリサーチにより、上三依塩原温泉口からのタクシーが2台確保できないことがわかり、コースを変更することになった。龍王峡駅からタクシーで、ハンターマウンテン塩原スキー場の先の林道に向かい、ここを登り口にして前黒山に登り、新湯(あらゆ)の日本秘湯を守る宿「渓雲閣」の湯に浸かったあと、宿に向かうという縦走コースである。乗り合いタクシーや地域コミュニティバスの時刻表まで調べ上げて山行計画が立てられていた。

東武鉄道の車窓に濃い霧に覆われた風景が広がっていた。天気になるという予報だったが、タクシーで高度が上がるにつれ、山はすっぽり雲に覆われた。林道入口のゲートでタクシーを降りた時には小雨。雨支度をして出発。未舗装の林道が続く。標識が全くないのに分岐があったりして、ちょっと迷いながらもゆるゆると登る。林道後半は道幅が細いデコボコ道や、土砂で埋もれた登山道だったり、朽ちた橋が崩落したりしていた。

尾根に取り付いた頃には、雨に小雪が混じるようになり、さらに風も強くなってきた。紅葉はまだなのに、雪景色になるとは!高度を上げるにつれ本格的な雪。枝の霧氷がきれいだった。

前黒山山頂からの眺望はほぼないが、合間から見える眼前の山は白く“前白山”だ。緑と白のコントラストが美しい。風が強いので、すぐに下山開始。

下山方向に雪はない。日も差してきた。風のないところで小休止したのち、一気に下山した。下山道の眼下に塩原温泉郷が見え、楽勝かと思いきや、結構急なところもあった。

ヨシ沼園地の駐車場から塩原自然研究路という散策路を通って新湯に向かう。この塩原自然研究路は新湯と塩原塩釜を結ぶ全長8Kmのハイキングコースで、家族連れに人気だそうだ。

硫黄のにおいがしてきたと思ったら、硫黄採掘場跡が見えた。もう温泉街は近い。温泉神社のガタガタの狭い石階段を下りたところに、共同浴場の「中の湯」、路地を抜けると共同浴場「寺の湯」、その向かいに「渓雲閣」があった。「渓雲閣」の湯は、白濁したぬるめのお湯で、いくらでも浸かっていられる。(副隊長が言ったくらいだから、ホント。)

15時までの日帰り利用ではあったが、缶ビールで乾杯できたので満足。乗り合いタクシー「ゆ〜タク」と宿の送迎車の乗り継ぎもスムーズに、本日の目的地塩ノ湯「明賀屋本館」に無事到着した。

明賀屋の内湯は「ナトリウム塩化物泉」と、大震災の後に出てきたという少し黒っぽい「単純温泉」の2種類の浴槽がある。いずれも自然湧出、源泉かけ流しの温泉とのこと。また川岸露天風呂では川と木々との一体感を楽しんだ。

川岸露天風呂の建屋の老朽化が目立っており、今後の風雪にどれだけ持ちこたえられるか心配である。是非とも守り抜いてほしいと願わずにはいられない。(のん) 

〈2日目〉
今日は南平山(なんだいらやま)に登る。風は収まり、青空の広がる、良い天気だ。出発前に太古館(別棟)を眺めに行く。食堂としての利用だけで宿泊することはできなかった。和洋折衷式建物で木造建築ながら重厚感のある佇まいだ。

四季の里BSまで宿の車で送ってもらう。時刻通りにきたバスで野岩鉄道の上三依塩原温泉駅に向かう。途中で乗ってきたおばさんは知り合いの運転手に何かと話しかけ、顔見知りが乗車してくれば、大きなアルミホイルに包まれた食べ物(たぶん)を手渡し、たまたま後ろに座っていたのんちゃんには、飴をまるまる一袋プレゼントしていた。人懐っこいお喋りな地元の方だった。

上三依塩原温泉口駅は有人で、レシートの様な切符を切ってくれた。20分ほどの乗車で川治温泉駅に着く。鬼怒川にかかる小網ダムの上を歩き、登山口へ向かう。

大回りしている九十九折れの山道はほとんど傾斜がないので、高度は稼げない。そんなにせっかちに登ってはいけない山なのだ。この山には源氏に追われた平家がさらに北に落ち延びる際に、金銀財宝をどこかに埋めたという黄金埋蔵伝説があり、山頂までの距離を示す道標に砂金のマークが付いている。眺望は無いので、自ずと道標ばかりを眺めながら登ることになる。ゆるゆると登り、12時前に山頂に到着する。カエデやモミジの木が多いが、まだ青々している。紅葉したらさぞかし綺麗であろう。

来た道を下山して登山口に着いたら、川治温泉薬師の湯へ向かう。このあたりは散策路になっていて、そぞろ歩きには良さそうである。つり橋を渡るとキャンプ場があり、整った炊事場やトイレが完備されている。薬師の湯は人数制限されていたが、それほど待たずに入ることができた。昨夜の塩の湯とはまた違うお湯にゆっくりと浸かった。

紅葉には早かったが、のんびりと静かな山を楽しむことができた。(ひろ)

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、のんちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:時間分
累積登高差(+):〈1日目〉714m 〈2日目〉739m
踏破距離:〈1日目〉9.6km 〈2日目〉8.0km

☆ 〈1日目〉日帰り温泉はこんな所 
☆ 宿泊したのはこんな宿 
☆ 〈2日目〉日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げ第一弾はこんな店 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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001 【第1日目】予想外の雨でレインウェアを着て出発。.
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002 この先1時間半ほど林道歩き。.
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003 紅葉の色付きはまだこれからのようだ。.
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004 まだ花が咲いている。.
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005 時々日が差す。.
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006 概ね歩き易い林道。.
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007 山頂はあれか。.
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008 標高1,300mぐらいになるとちょっと色付き。.
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009 やはり赤いのはモミジ。.
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010 1週間ぐらい早かったか。.
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011 林道は崖崩れで埋まっている。.
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012 大水で崩壊したところも特に問題なく通過。.
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013 ここから尾根に取り付く。.
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014 気が付けば雨ではなく横殴りの風雪。.
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015 標高1,470m付近。雪が積もっていた。.
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016 笹薮はほぼ枯れている。.
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017 枝には霧氷。.
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018 気温は2℃。風があるので体感はマイナス数℃か。.
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019 歩いていないと寒い。.
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020 エビのしっぽが成長中。.
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021 前黒山山頂に到着。.
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022 標識がいっぱいある。.
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023 証拠写真。.
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024 日当たりはあるが風が強いので寒い。.
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025 ここで休憩する気分ではないのですぐ下山。.
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026 積雪はせいぜい1cmぐらい。.
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027 まさか雪が降るとは。.
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028 隣のピークも雪景色。.
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029 この辺りまで下がると雪はないが風が強い。.
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030 風がないところで漸くひと休み。.
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031 下りは一般道だけど判りにくいところもある。.
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032 下界は晴れていそうだ。.
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033 ここは直進ですよ。.
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034 登山口に出た。.
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035 手書きの標識がある。.
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036 ヨシ沼まで林道歩き。.
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037 ヨシ沼からは塩原自然研究路。.
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038 新湯の温泉神社。.
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039 階段の幅が狭い。.
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040 見上げると。.
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041 共同浴場の「中の湯」。.
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042 ここで汗を流した。白濁したいい湯でした。.
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043 ロビーで缶ビール。.
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044 お疲れ様です。.
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045 「ゆ〜タク」で塩原塩釜までやってきた。.
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046 塩の湯・明賀屋本館に到着。.
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047 チェックイン。.
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048 さっそく川岸露天風呂へ。.
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049 今の時間は混浴。.
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050 Woodyさん、ちゃんと股間を隠してください!.
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051 部屋に戻って。.
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052 改めて乾杯。.
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053 夕食は太古館。.
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054 趣のある広間。.
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055 脚付膳で。.
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056 いただきます。.
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057 【第2日目】朝の川岸露天風呂。.
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058 7時から女性専用の時間。.
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059 湯船に浸かると川面はほぼ目線の高さ。.
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060 88段の階段を登るのが大変。.
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061 朝食は7時30分から。.
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062 右側が太古館。.
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063 モルタル造り3階建て。.
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064 重厚な造りの玄関。.
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065 モダンな内装。.
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066 こちらは本館。.
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067 「ゆ〜バス」に乗ったら地元のお母さんから飴をもらう。.
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068 野岩鉄道の乗車券はまるでレシート。.
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069 上三依塩原温泉口駅。.
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070 日向で列車を待つ。.
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071 この辺りも紅葉はまだ先だ。.
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072 これから登る南平山。.
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073 川治温泉駅からスタート。.
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074 小網ダムを渡る。.
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075 ダム湖。あの鉄塔を目指して登ることになる。.JPEG
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076 ダム湖沿いの径。.
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077 今日は良い陽気。.
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078 野岩鉄道の橋。.
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079 ここが登山口。.
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080 あと3km。なぜか砂金のマーク。.
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081 この南平山は全山紅葉樹林。.
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082 径はこまめに九十九折。.
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083 気が短いとイラつくかも知れない。.
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084 明るい鞍部。.
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085 下から見えた鉄塔までやってきた。.
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086 ここで小休止。.
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087 あと2.4km。.
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088 5分後に2.2km。.
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089 あと2.0km。.
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090 この山はとにかくモミジが多い。.
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091 あと1.8km。こまめに看板があるね。.
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092 あと1,500m。なぜかここだけメートル表示。.
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093 あと1.4km。この辺りは径形が薄い。.
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094 せっかちな人はこの水平気味な移動が我慢できない。.
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095 とにかく眺めはない。.
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096 ひたすら雑木林。.
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097 変化があるのはこの標識の数字だけ。.
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098 ようやく1km、もう1km。.
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099 木々の隙間の向こうは鶏頂山か。.
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100 立派なあずまやがあった。.
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101 つい直上しそうになる。.
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102 残り0.4km。.
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103 山頂に到着。.
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104 栃木百名山の標識は半分欠けている。.
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105 黄金埋蔵伝説。.
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106 他にも手書きの標識がある。.
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107 眺望なくても三等三角点。.
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108 さて、下ろう。.
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109 下りもつい真っ直ぐ下りたくなる。.
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110 素直に径を辿れば歩き易い。.
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111 日が当たれば緑がきれい。.
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112 もう鉄塔まで戻った。.
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113 下りは早い。.
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114 もう川が見えた。.
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115 小網ダム湖。.JPEG
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116 野岩鉄道を潜る。.
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117 つり橋を渡ればもう薬師の湯は近い。.
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118 涼みながら女子を待つ。.
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119 露天風呂はまる見え。.
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120 ここで遅いランチ。.
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121 でもその前にこれ。.
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122 和風らぁめん屋なれど、メニューは豊富。.
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123 豆腐サラダ。.
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124 チャーシュー2人前。.
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125 春巻2人前。.
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126 餃子3人前。.
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127 締めのかに玉。.
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128 美味しかった。.
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129 川治湯元駅は橋上駅。.
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130 AIZUカウントエクスプレスで下今市へ。.
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131 北千住のこの店に寄った。.
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132 15分前に予約したのにもう名札がある。.
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133 ここはワインで乾杯。.
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134 タイのカルパッチョ(638円)。.
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135 ここのパテ・ド・カンパーニュ(638円)は安くて美味い。.
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136 この店の名物、牛ホホ肉の赤ワイン煮込み(638円)。.
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137 Woodyさんはフォアグラ・トリュフのロッシーニ風ハンバーガーセット(1,958円)。.
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138 トリッパ煮込み(638円)は豆がたくさん.
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139 大満足でした。.
〈全天球画像〉上三依塩原温泉口駅にて / 小網ダムにて / 南平山山頂にて / 薬師の湯へ向かう途中の橋にて / 「和風らーめん いかり」にて

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