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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第643 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2021年10月30日(

行き先【妙義山/相馬岳(1104m)

コースタイム:

JR大宮駅[653](北陸新幹線はくたか551号金沢行)⇒JR高崎駅[717/730](信越本線各停横川行)⇒JR松井田駅[754/800]⇒タクシー(1,950円)⇒妙義神社入口[805/810]→妙義神社[825]→第一見晴[845]→第二見晴[905/9:20]→タルワキ沢出合[929]→休憩[1020/1025]→タルワキ沢のコル[1037]→相馬岳(1,104m)[1100/1115]→タルワキ沢のコル[1120]→タルワキ沢出合[1205]→第二見晴[1215/12:20]→ふれあいプラザ(もみじの湯)[1300/14:50]⇒タクシー(2,400円)⇒松井田駅[1500/1518]⇒高崎駅[1541/1801](新幹線あさま628号)⇒大宮駅[1827]

トレイルマップ
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高度記録
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今回の山行は、表妙義の最高峰相馬岳に登ることが目的である。妙義山といえば、鎖場が多く、遭難事故も多発。とても無理だと思っていた。しかし、今回のコースはさほど危険なところはないとの情報を得たので、参加することにした。

大宮から新幹線に乗車し信越線に乗り換えると、車窓から榛名山や浅間山、独特の山容の妙義山が見えてきた。松井田駅で下車し、タクシーに乗り換え、わずか5分ほどで妙義神社に到着。

大きな鳥居の向こうにどっしりとした表妙義の一つである白雲山が出迎えてくれた。山の中腹に妙義大権現を表す「大」の時の看板が白く光って見える。妙義山を形作った火山活動は約600万年前。長い年月の間に風雨にさらされ、現在の奇妙な形になり、大分県の耶馬溪、香川県の寒霞渓と共に日本三大奇景と呼ばれるようになったそうだ。

立派な赤い総門をくぐり、急な石段を登ると、榛名山・赤城山、その奥に上州武尊を見渡すことができた。唐門をくぐると、国の重要文化財に指定されている本社が現れた。黒漆塗りで見事な彫刻が施されている。「上毛の日光」と言われているだけあってどこか東照宮を思わせる。

本社を左に行くと、すぐに登山道となる。杉木立の道(関東ふれあいの道になっている)を緩やかに登っていくと、20分ほどで第一見晴に到着。展望が開け、金鶏山がすぐ目の前にそびえている。更に20分ほどで第二見晴に到着。断崖絶壁の先に金鶏山とぴょんと突き出た筆頭岩、右手に鋸のような金洞山が見えている。背後にはこれから登る相馬岳と天狗岩がほぼ垂直にそびえている。

スチールの立派な階段を一端下り、10分ほどで、タルワキ沢出合。ここから両側が岩壁になっている谷筋の急登をひたすら登っていく。岩がゴロゴロしているので、落とさないように気を遣いながら登る。途中遭難者のレリーフが岩壁に埋め込まれていて、ドキッとする。

やがて鎖場が現れたが、ここは難なくクリア。次の段差の大きい岩は、ロープをつかんでも足が届かず、背後からアヒルさんに手伝ってもらって、なんとか登ることができた。出合から1時間でタルワキ沢のコルにたどり着く。ここから相馬岳に向かう道は歩きやすい登りとなる。紅葉・黄葉をまとった天狗岩の絶壁がほぼ垂直にそそり立っている。歩いてきた谷筋を覗くと足がすくむ。

コルから20分で相馬岳山頂に到着。紅葉に彩られた山頂は広くはないが、縦走中と思われるヘルメットを着用した登山者が二人だけ。山頂からは真っ青な秋晴れの空の下、素晴らしい眺望が広がっている。北西側の裏妙義の向こうに浅間山、左に目を移せば、遠くに冠雪した北アルプスの連なりも見える。南は金洞山の向こうに荒船山、更にその奥に冠雪した八ヶ岳もはっきりと見ることができた。

展望をしばし楽しんだ後は、ゆっくりと慎重に下山する。それでも下山開始からわずか1時間で第二見晴に到着。妙義神社を抜け、ふれあいプラザまでの道、ギザギザした稜線と紅葉が進んだ山肌をしばし眺めながら再び感動に浸った。予定より早く下山できたので、もみじの湯でゆっくりと汗を流した。

変化に富んだ山歩きは爽やかな秋晴れと紅葉の絶好のタイミングに恵まれ、思い出に残る最高の一日となった。(のり)

今回の参加者:副隊長、アヒルちゃん、のりちゃん
実働時間:4時間10分
累積登高差(+):1172m
踏破距離:6.5km

☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げはこんな店 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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01 妙義神社一の鳥居からスタート。
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02 そそり立つ妙義山(白雲山)。
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03 総門は国の重要文化財。
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04 銅鳥居。
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05 隋神門。
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06 榛名山、上州武尊山、赤城山が見えた。
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07 荘厳な妙義神社。
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08 東照宮のような装飾。
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09 ここは関東ふれあいの道なのだ。
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10 第一見晴。
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11 岩峰に登れる。
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12 第一見晴からは金鶏山が見える。
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13 大黒の滝。ダイコクかオオグロか。
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14 第二見晴へは空身で。
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15 ドーンと金鶏山、右端のトンガリが筆頭岩。
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16 あちらは金洞山。
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17 もうここで帰ってもいい、という声。
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18 振り返るとあれが相馬岳。
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19 すっごーい!を連発。
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20 天狗岩も凄いです。
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21 登って下る、むなしい階段。
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22 タルワキ沢出合。ここから急登。
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23 ここから上級コースです。
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24 鎖場は2か所だけ。
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25 ちょっとだけ腕力が必要。
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26 こちらはそれほど急ではない。
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27 相馬岳の反対は「ブドー園」が消されていた。ってどこ?
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28 小休止。目の前に天狗岩の大岩壁。
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29 陽に輝く黄色。
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30 もうすぐコル。
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31 天狗岩と相馬岳の隙間がタルワキ沢。こんなところを登ってきた。
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32 下を覗こうとすると尾てい骨がうずく。
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33 天狗岩のてっぺん。まだ向こうの方が高い。
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34 稜線の西側は絶壁ではない。
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35 このあたりの紅葉は見ごろ。
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36 赤と黄。
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37 天狗岩がだいぶ低くなった。
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38 下は見えない。
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39 この辺りは普通の山と変わりない。
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40 相馬岳山頂からの眺め。金鶏山の奥に荒船山。その更に奥が八ヶ岳。
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41 右手遠くに槍・穂連峰。
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42 北アルプスの右に巨大浅間山。手前は裏妙義連山。
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43 浅間山と鼻曲山の間に四阿山。鼻曲山の更に右は浅間隠山。
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44 山頂からコルへ戻る途中。
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45 いい色になってます。
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46 ゴロゴロなところ。
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47 登りは足が届かずに難所だったけど、下りは楽。
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48 この鎖場も下りはどうってことない。
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49 もう半分ぐらい来た。下りは早い。
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50 出合に戻った。
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51 見上げればパラグライダー。
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52 妙義神社まで戻った。
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53 妙義山(白雲山)を振り返る。
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54 下から見ても上は紅葉しているのが良く分かる。
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55 左端が相馬岳。
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56 妙義温泉もみじの湯に到着。
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57 混んでいるほどではない。
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58 湯上りはこれ。
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59 お疲れさまでした〜
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60 高崎駅ナカのここに寄り道。
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61 奥の小上がりで一杯。
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62 山盛り豆腐サラダ。
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63 やわらかイカ一夜干し。
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64 タコ唐揚げ。
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65 珍しい小海老天バジル和え。
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66 上州もち豚の生姜焼きもキャベツたっぷり。
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67 大盃の特別純米酒は「高崎」という。
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68 2本目は「霧の榛名」。
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69 トロトロ牛すじ煮込み。
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70 皆、カキフライ好き。
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71 3本目は赤城山。ちょっと飲み過ぎ?
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72 もう在来線では帰れません。
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73 やっぱりこれを買った。
〈全天球画像〉第一見晴にて / 第二見晴にて / タルワキ沢、標高900m付近にて / 相馬岳山頂にて / もみじの湯へ向かう途中にて / 妙義ふるさと美術館にて
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