コースタイム:
JR大宮駅[6:53](北陸新幹線はくたか551号金沢行)⇒JR高崎駅[7:17/7:30](信越本線各停横川行)⇒JR松井田駅[7:54/8:00]⇒タクシー(1,950円)⇒妙義神社入口[8:05/8:10]→妙義神社[8:25]→第一見晴[8:45]→第二見晴[9:05/9:20]→タルワキ沢出合[9:29]→休憩[10:20/10:25]→タルワキ沢のコル[10:37]→相馬岳(1,104m)[11:00/11:15]→タルワキ沢のコル[11:20]→タルワキ沢出合[12:05]→第二見晴[12:15/12:20]→ふれあいプラザ(もみじの湯)[13:00/14:50]⇒タクシー(2,400円)⇒松井田駅[15:00/15:18]⇒高崎駅[15:41/18:01](新幹線あさま628号)⇒大宮駅[18:27]
トレイルマップ
☆クリックすると地図が拡大します↓
|
高度記録
☆高度記録拡大は画像をクリック↓
|
今回の山行は、表妙義の最高峰相馬岳に登ることが目的である。妙義山といえば、鎖場が多く、遭難事故も多発。とても無理だと思っていた。しかし、今回のコースはさほど危険なところはないとの情報を得たので、参加することにした。
大宮から新幹線に乗車し信越線に乗り換えると、車窓から榛名山や浅間山、独特の山容の妙義山が見えてきた。松井田駅で下車し、タクシーに乗り換え、わずか5分ほどで妙義神社に到着。
大きな鳥居の向こうにどっしりとした表妙義の一つである白雲山が出迎えてくれた。山の中腹に妙義大権現を表す「大」の時の看板が白く光って見える。妙義山を形作った火山活動は約600万年前。長い年月の間に風雨にさらされ、現在の奇妙な形になり、大分県の耶馬溪、香川県の寒霞渓と共に日本三大奇景と呼ばれるようになったそうだ。
立派な赤い総門をくぐり、急な石段を登ると、榛名山・赤城山、その奥に上州武尊を見渡すことができた。唐門をくぐると、国の重要文化財に指定されている本社が現れた。黒漆塗りで見事な彫刻が施されている。「上毛の日光」と言われているだけあってどこか東照宮を思わせる。
本社を左に行くと、すぐに登山道となる。杉木立の道(関東ふれあいの道になっている)を緩やかに登っていくと、20分ほどで第一見晴に到着。展望が開け、金鶏山がすぐ目の前にそびえている。更に20分ほどで第二見晴に到着。断崖絶壁の先に金鶏山とぴょんと突き出た筆頭岩、右手に鋸のような金洞山が見えている。背後にはこれから登る相馬岳と天狗岩がほぼ垂直にそびえている。
スチールの立派な階段を一端下り、10分ほどで、タルワキ沢出合。ここから両側が岩壁になっている谷筋の急登をひたすら登っていく。岩がゴロゴロしているので、落とさないように気を遣いながら登る。途中遭難者のレリーフが岩壁に埋め込まれていて、ドキッとする。
やがて鎖場が現れたが、ここは難なくクリア。次の段差の大きい岩は、ロープをつかんでも足が届かず、背後からアヒルさんに手伝ってもらって、なんとか登ることができた。出合から1時間でタルワキ沢のコルにたどり着く。ここから相馬岳に向かう道は歩きやすい登りとなる。紅葉・黄葉をまとった天狗岩の絶壁がほぼ垂直にそそり立っている。歩いてきた谷筋を覗くと足がすくむ。
コルから20分で相馬岳山頂に到着。紅葉に彩られた山頂は広くはないが、縦走中と思われるヘルメットを着用した登山者が二人だけ。山頂からは真っ青な秋晴れの空の下、素晴らしい眺望が広がっている。北西側の裏妙義の向こうに浅間山、左に目を移せば、遠くに冠雪した北アルプスの連なりも見える。南は金洞山の向こうに荒船山、更にその奥に冠雪した八ヶ岳もはっきりと見ることができた。
展望をしばし楽しんだ後は、ゆっくりと慎重に下山する。それでも下山開始からわずか1時間で第二見晴に到着。妙義神社を抜け、ふれあいプラザまでの道、ギザギザした稜線と紅葉が進んだ山肌をしばし眺めながら再び感動に浸った。予定より早く下山できたので、もみじの湯でゆっくりと汗を流した。
変化に富んだ山歩きは爽やかな秋晴れと紅葉の絶好のタイミングに恵まれ、思い出に残る最高の一日となった。(のり)
今回の参加者:副隊長、アヒルちゃん、のりちゃん
実働時間:4時間10分
累積登高差(+):1172m
踏破距離:6.5km
☆ 日帰り温泉はこんな所
☆ 打ち上げはこんな店
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車
|