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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第648 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2021年12月4日()~5日(

行き先【伊豆稜線歩道~湯ヶ島温泉

コースタイム:
1日目〉JR東京駅[633](こだま701号名古屋行)⇒三島駅[723/734](伊豆箱根鉄道駿豆線)⇒修善寺駅[809/816]⇒タクシー(4,600)⇒戸田峠[837/844]→小達磨山(890m)[910]→達磨山(981.8m)[943/948]→古稀山[1014]→伽藍山(867.5m)[1036]→太平洋展望台[1045/1050]→船原峠(570m)[1130]→[1155/12:01]→棚場山(753.3m)[1220]→吉奈峠[1231]→南無妙峠[1256]→[1308/1313]→土肥峠[1328]→魂の山(933m)[1417/1423]→宇久須峠[1453]→風早峠[1518/1528]⇒タクシー湯ヶ島温泉いろりの宿三吉 [1552]()

2日目〉いろりの宿三吉[850]⇒タクシー⇒修善寺駅[905/940](伊東駅行バス、1150円)⇒伊東駅[1035]→東会館[1058/1025]⇒伊東駅[1140](シャボテン公園行バス、630円)⇒栗の原BS[1208]→レガーロ・テッラ[1215/1540]⇒タクシー⇒富戸駅[1501](伊豆急行熱海行)⇒熱海駅[1545]解散

トレイルマップ
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1日目〉
忘年山行第一弾ということで、伊豆山稜の戸田峠から風早峠まで歩いた。戸田峠でタクシーを降りると、よく晴れていたが風が冷たかった。山道に入ると両サイドはねじれたアセビの林。風が強いとこんな形になってしまうのだろうか。しばらく行くと、伊豆山稜名物の長い階段が現れた。アセビの林が途切れると、右手には青い駿河湾と光る戸田の港が見えた。振り返ると、海と雪を戴いた富士山、その足元には愛鷹山、左手には南アルプス、右手にはスッキリとした御正体山が。

ササの中の階段道をたどり、ちょっと急な登りの後に、小達磨山に到着。そこからいったん下ると、目の前に達磨山が大きく見えた。海から吹き上げてくる強風が冷たくて、丈の高いササに囲まれるとホッとした。

西伊豆スカイラインの舗装道路を少し歩き、ひと登りで達磨山に到着。富士山や南アルプス方面、沼津アルプス、箱根方面の絶景を楽しんでから伽藍山に向かって出発した。風をさえぎるものがないのがつらかった。左手には遠く天城山が見えはじめた。道は西伊豆スカイラインとつかず離れずで、古稀山からは車道歩きになった。しばらく進むと、道端のちょっと空いたところに伽藍山の標識が立っていて、拍子抜けする。

なおもずんずんと舗装道路を進み、また山道に入って歩いていくと、見晴らしのよい駐車スペースに出た。バイクや自転車の人達が休んでいる。この太平洋展望台で、私たちも休憩。

その後もしばらく舗装道路を歩き、この日の最低鞍部、船原峠(570m)を通過して棚場山に向かった。棚場山と書かれた標識を通過したが、その後、副隊長の姿がしばらく見えなくなった。なんと、棚場山の山頂に行ってきたとのこと。山頂は登山道から少し離れたところにあり、私たちは気づかずに通過していた。このあたりまでくると、道は植林や雑木林の中になり眺望はないし、吉奈峠、南無妙峠、土肥峠を過ぎるまで、国道411号が登山道のすぐ横を通っていて、面白みは今ひとつ。日当たりが悪くて、とても寒かった。

国道から離れて魂の山(こんのやま)の登りにかかると、また眺望が開けて駿河湾と富士山、登ってきた達磨山などを一望することができた。魂の山の山頂では、太平洋が光って見えて、午後も遅くなってきたことがわかった。宇久須峠あたりまで来ると木立の背が低いので、天城山方面もよく見えて、眺望はよかったが、冷たい西風にあおられた。風早峠へ下る道は特に風が強くて、うっかりすると体をもっていかれそうになった。仁科峠までという当初の計画を切り上げて、風早峠からタクシーに乗り、「いろりの宿三吉」に向かった。

宿到着後は、ゆっくりと湯ヶ島温泉の湯につかり、おかちゃんも合流して夕食の御膳を囲んだ。太い竹に日本酒を入れて、囲炉裏でお燗をする「かっぽ酒」は、竹の香りなのか、独特の風味があった。夕食後は、部屋に戻ってグッチー師匠の展覧会の写真を説明付きで楽しんだ。

2日目〉
今日は、クマちゃんのオーレン小屋のお客さんが、ご夫婦で営むイタリアンレストラン「レガーロ・テッラ」でランチをいただくのが目的。

宿からタクシーで修善寺まで行き、バスに乗り換えて伊東へ。シャボテン公園行のバスの出発まで1時間ほどあったので、「東海館」を見学した。東海館は昭和初期に建てられた温泉旅館で、1997年の廃業後は市の文化施設として公開されている。木造階建の外観は「千と千尋」を思わせる。材木のプロ、ウッディさんの解説つきで見学して歩いた。材木商が作らせたというだけあって、客室はそれぞれ、床柱に曲がりくねった木(変木というそう)を使ったり、飾り窓に意匠が凝らされていたり、贅沢な造りになっている。極め付きは4階の望楼。伊東の街並みが一望できる。東海館は、今でも立ち寄り湯は利用できるとのこと。カフェもあり、副隊長は一人でお茶をしていたそうだ。

駆け足の観光を楽しみ、またバスに揺られて、お目当ての「レガーロ・テッラ」へ。まずは山羊のお出迎えを受ける。店内は白壁で、こぢんまりとして居心地が良い。大きな窓から青い海と大島が見える。お料理はどれもおいしかったけれど、キクイモのポタージュが珍しかった。お店のホームページによれば、野菜は菜園で、無農薬で育てているとのこと。

また行きたい。でも、山は?副隊長、よろしくお願いします!

今年の忘年山行第一弾は、強風に悩まされたものの天気に恵まれて、海と山の絶景を楽しみ、おいしい海の幸とイタリアンを味わう充実の山旅になった。(菊丸)

今回の参加者:副隊長、グッチー師匠、ウッディーさん、クマちゃん、菊丸、ひろちゃん、おかちゃん(夜からの参加)
実働時間:6時間7分
累積登高差(+):1114m
踏破距離:15.7km

☆ 宿泊したのはこんな宿 
☆ 一服するならこんな店 
☆ 打ち上げはこんな店 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 


~ 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます ~


スライドショウの開始
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001 【第1日目】戸田峠からスタート。8時44分
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002 日が当たらないと寒い。
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003 伊豆名物、アセビの森。
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004 伊豆名物、階段地獄。
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005 眼下に懐かしの戸田港。
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006 振り返るとお約束の富士山。
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007 Woodyさ~ん、ちょっと待って~!
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008 と言ってパチリ。
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009 はい、もう1枚。
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010 田子ノ浦と白妙の富士。
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011 小達磨山。
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012 折角登ったけど。
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013 達磨山を目の前にして一旦下る。
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014 これからずっと笹原。
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015 戸田をバックにして。
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016 ちょっと車道歩き。
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017 南アルプスには雲が懸かっている。
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018 標高が上がると視界が広がる。
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019 手前が沼津アルプス。遠くに箱根連山。
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020 達磨山山頂に到着。9時45分
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021 達磨山から望む南アルプス方面。
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022 達磨山から望む沼津アルプス。
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023 目的地は遥か彼方。
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024 風が強い。
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025 達磨山を振り返る。
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026 古希山を通過。
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027 背の高い笹に風が遮られるとほっとする。
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028 なだらかなところ。
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029 また車道歩き。
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030 道端のここが伽藍山?
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031 ここから車道を外れる。
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032 この赤い実は何ですかね?
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033 太平洋へ向かって下る。
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034 こんな香港的眺めは伊豆ならでは。
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035 太平洋展望台。10時49分
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036 ライダーとサイクリストと山やが交錯する。
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037 まだまだ車道歩き。
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038 たまには森の中。
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039 車道の障壁に沿って歩くところも多い。
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040 船原峠。本日の最低鞍部。11時31分
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041 珍しく左側は植林。
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042 ここに棚場山の標識があったが・・・
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043 本当の棚場山山頂はちょっと外れたここ。
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044 吉奈峠通過。12時32分
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045 南無妙峠通過。12時58分
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046 日なたで小休止。13時14分
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047 宇久須峠通過。13時29分
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048 細かなアップダウンが多い。
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049 また階段。
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050 魂の山の登り。
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051 振り返ると達磨山と富士山がだいぶ遠くなった。
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052 径には麻のマットが敷かれている。
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053 魂の山に到着。14時20分
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054 太平洋が光っている。
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055 清水と静岡、その間に日本平。
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056 もう海が見えても心が動かない。
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057 気温が低くなっているせいもある。
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058 木が低いので眺めがいい。
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059 100mほど下ったら・・・
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060 また100mほど登り返す。
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061 遠いけどまだすっきり富士山。
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062 伊豆半島は結構広いと実感する。
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063 だいぶ影が長くなってきた。
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064 気持ちは良いけど風が強い。
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065 ゴールが近づいてきた。
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066 だんだん大きくなる天城山。
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067 庭石のような岩。
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068 下に東屋が見える。
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069 宇久須峠は交通の要所だったらしい。
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070 風早峠が見えてきた。
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071 ここが一番風が強かった。
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072 この木も風のせいだろう。
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073 あそこが風早峠。15時21分
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074 一年中風が強いらしい。
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075 今宵の宿「三吉」に到着。15時53分
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076 さっそく風呂。
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077 風呂から上がったらいただきます。
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078 Woodyさんはビールじゃなくてお茶。
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079 グッチー師匠はまだ入浴中です。
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080 食事処。
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081 囲炉裏で魚を焼く。
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082 ではいただきましょう。
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083 やっぱり鮎が出た。
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084 竹筒は、かっぽ酒。
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085 夕食後はサプライズ、グッチー師匠解説付きの写真展!
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086 贅沢なひと時でした。
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087 【第2日目】朝焼け。
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088 天気予報は東海地方がメイン。
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089 朝食。
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090 焼きたての干物が美味かった。
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091 餅田楽も。
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092 お世話になりました。
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093 タクシーとバスを乗り継いで伊東駅に到着。
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094 ちょっと観光。
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095 東海館。
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096 いい感じです。
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097 中庭に巨石。
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098 ここはカフェ。
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099 コーヒーを飲んだ。
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100 キネマ通りはほぼシャッター通り。
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101 湯の花通りは店も開いている。
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102 伊豆高原のイタリアン「レガーロテッラ」。
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103 窓から伊豆大島や利島が見える。
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104 いただきます。
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105 イタリアビールも。
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106 サワラのカルパッチョ。
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107 自家製パン。
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108 菊芋のポタージュ。
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109 牛肉ラグーのペンネ。
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110 白ワインはシシリア産をチョイス。
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111 赤ワインはキャンティのリゼルバ。イケます。
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112 チーズ盛り合わせ。
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113 デザート。
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114 山羊を飼っていた。
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115 富戸駅から帰る。
〈全天球画像〉達磨山山頂にて / 古希山にて / 船原峠にて / 棚場山にて / 魂の山直下にて / 標高920m付近にて / 伊東「東海館」にて / 伊豆高原のイタリアンレストラン「レガーロテッラ」にて / 「レガーロテッラ」にて(その2)
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