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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第659 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2022年2月26日()〜27日(

行き先【後烏帽子岳(1681m)

コースタイム:

1日目〉JR東京駅[620](やまびこ201)⇒JR白石蔵王駅[825/835]⇒タクシー(9860円+9320円)ペンションそらまめ(荷物デポ)⇒みやぎ蔵王えぼしリゾートスキー場[930]→ゴンドラ乗車[1016](ゴンドラ往復券1,500円)ゴンドラ山頂駅[1027]→リフト乗車[1030/1047](リフト1回券500円)スノーシューで出発[1100]→後烏帽子岳[1235]→P1[1255/1300]→スキー場[1322]→ゴンドラ山頂駅[1415]⇒レストハウス[14:21/1450]→ペンションそらまめ[1510]

2日目〉ペンションそらまめ[820]⇒屏風岳ビュースポット[826]⇒まほろばの湯(日帰り入浴800)[835/900]→遠刈田温泉バス停[915/942(仙台駅前行]⇒仙台駅前バス停[1041]⇒JR仙台駅[1106](仙石線)本塩釜駅[1150]→山孝[12001345]→鹽竈神社本塩釜駅[1458](あおば通行)仙台駅[1526/1600](やまびこ216号)大宮駅[17:51]

トレイルマップ
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高度記録
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1日目〉
今年の厳冬期の蔵王登山は、過去3回とは目先を変えて、白石蔵王からアタックする計画で、すみかわスノーパークから雪上車を利用して、刈田岳(1,758.7m)から熊野岳(1840.3m)へ上る目論見であった。ところが、雪上車はガイド付きの往復利用でないと利用できないということで、リフトを乗り継いで、歩けるところまで行くということになった。

しかし、東北新幹線の車中で、なおちゃんに「リフトは強風で動かない可能性がある」という電話がすみかわスノーパークからあり、再度計画を変更。白石蔵王駅からタクシーでみやぎ蔵王えぼしリゾートに向かい、ゴンドラとリフトを乗り継いで、後烏帽子岳を目指すことになった。しかし、こちらのリフトが動いているかどうかも風次第、行ってみなければわからない。計画変更にあたっては、また、なおちゃんとこのちゃん、ひろちゃんの連携で、シャトルバスと帰りのタクシーのキャンセル、ペンションそらまめのご主人への連絡が素早くなされ、安心して白石蔵王駅で下車することができた。

白石蔵王駅で、呼んだタクシー2台に分乗し、そらまめに寄って使わない荷物を預け、えぼしリゾートへ。ゴンドラもリフトも営業していて、スキーやスノーボード客で賑わっていた。リフトを下りたところで、スノーシューの大ツアーと一緒になった。同じような物好きがいるなというちょっとした安心感と、大勢でうるさいかなという身勝手な思いが交錯。ここはサッサと出発するに限る。

歩き出しは樹林帯の中でトレースがないところを、先頭を交代してラッセルしながら登った。天気がよく気温が上がっているので、樹からの落雪がこわい。しばらく行くと、置いてきたはずのツアーが先を歩いている。その立派なトレースを利用させてもらった。結局、ツアーとは山頂まで、抜きつ抜かれつだった。樹林帯を抜けると風が強くなった。青空に、雲が速い。山頂に近づくにつれて気温が下がり、雪が締まって足が沈まなくなった。樹の形もモンスターらしくなった。

山頂は強風だし、大パーティーと一緒になって密だったので、タッチアンドゴーで下山を開始。下りはトレースがあるので、楽な気持ちで雄大な景色を楽しむことができた。北の方角に真っ白に雪をいただいた三角形の山が見えた。あとで、雁戸山(1,784.3m)とわかった。見る方角によっては双耳峰に見えたが、地図に南雁戸山(1,486m)があるので、これかもしれない。

下りはもったいないほど速くて、ほどなくスキー場の入り口に到着。邪魔にならないように左端を歩いた。初心者コースであっても、スキー場の斜面は歩くとけっこう急だ。ゴンドラ乗り場に行かなければならないところ、下り過ぎてかなりの距離を登り返すことに。この登りとゴンドラ駅までが一番きつく感じた。

ペンションそらまめは、スキー場から歩いて20分ほど。汗を流してから6時半までの夕食が待ち遠しかった。ペンションや民宿の食事では、その土地ならではの食材や料理が楽しみだが、私にとって、今回の主役はヤーコンだった。身近な野菜売り場などではお目にかかれない。キャベツとのサラダやキンピラ、天ぷらに使われていたが、半透明でシャキシャキした歯ごたえで、ほんのりとした甘みがあり、おいしかった。

私たちがおいしいと連発したせいか、帰り際に、めいめいにヤーコンをお土産にいただいた。また、前菜についていた冷ややっこは、味は間違いなく豆腐なのだが、ちょっとごま豆腐のようなねっとり感がある。「はらから豆腐」という商品で、地元の社会福祉法人の工場で作られているそう。

飲み物はハートランドビール、蔵王の白ワインの次は、「蔵王 ZAO 純米吟醸 春色 」というピンク色の日本酒。春の限定品で、ラズベリーのような甘酸っぱさと香りがあり、見ても飲んでも華やかな一品。試飲でいただいた「遠刈田見聞録」は、製造は蔵王酒造だが地元の木村商店のPB商品だそう。「春色」のあとに飲んだせいか、どっしりと日本酒らしい味わいと感じた。

翌日の朝食でいただいたパンもだが、「そらまめ」の山岸さんは地元の食材や商品にこだわりをもって使い、遠刈田を盛り立てていく心意気なのだなと思った。

2日目〉
おいしい地元の食材満載の朝食をいただき、820分に山岸さんの送迎で遠刈田温泉へ。当初の予定の共同浴場「神の湯」は10時からの営業ということで「まほろばの湯」に向かった。途中、屏風岳のビューポイントに立ち寄った。屏風岳と後烏帽子岳は遠刈田温泉バス停からもよく見えた。

朝風呂を楽しんだあと、バスで仙台に向かい、仙石線に乗り換えて本塩釜駅へ。港のまわりは復興してはいるけれどだだっ広く、震災以前はどんな賑わいだったのだろうと思った。港近くで海鮮と鮨をたっぷりと堪能し、鹽竈神社に詣でた。

鹽竈神社は奈良時代の創建と伝えられ、中世以降は陸奥国一宮として奥州藤原氏や武家領主、伊達氏から篤く崇敬を受けてきたそうで、立派さに驚いた。帰りは長い石段を下り、表参道にあたるのだろうか、国道を歩いて駅に戻った。神社からすぐの場所に、ここまで東北大震災の津波が来たという石碑があり、改めて被害の甚大さを思った。

今回は、10年ぶりほぼスノーシュー初心者ということで緊張して参加したが、お天気に恵まれ、雪質もよくて、あまり苦労を感じずに歩くことができた。ペンションそらまめでの温かいもてなし、塩釜での海の幸、中世からの神社参拝と贅沢な旅を満喫した。副隊長の企画となおちゃんの手配とフォローに、そして同行のみんなに感謝です!(菊丸)

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、このちゃん、菊丸、のんちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:3時間10分
累積登高差(+):452m
踏破距離:9.6km

☆ 山から下りたらこんな店 
☆ 宿泊したのはこんな宿
 
☆ 〈2日目〉日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げ第一弾はこんな店 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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001 【第1日目】新語。
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002 ゴンドラ山頂駅。
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003 更にリフトに乗って。
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004 一気に標高1,360mへ。
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005 モンスターになりかけ。
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006 この先はスノーシュー。
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007 準備完了。
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008 いざ出発。
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009 トレースがないところを登る。
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010 いつものように交代でラッセル。
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011 木に付いた雪が落ちて下敷きになるのが怖い。
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012 樹林帯の中は風なし。
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013 大ツアーパーティーの後は立派なトレース。
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014 傾斜は大したことはない。
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015 休憩中の大パーティーを抜いて先へ。
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016 下界が見える。
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017 大人数でアタック。
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018 気温のせいか雪が落ちている。
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019 氷柱も出来ている。
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020 また大パーティーに抜かれた。
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021 これでも急な登り。
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022 スキーのトレースを辿るのでS字で登る。
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023 風でクラストしているのでほとんど沈まない。
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024 雲の動きが早い。
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025 樹林帯からなかなか出られない。
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026 この辺りが一番高いが・・・
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027 標識はちょっと下がったところにあった。
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028 大パーティーも到着。
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029 続いて皆も到着。
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030 この辺りは樹氷っぽい。
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031 はい並んで。
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032 びょうぶ岳が微かに見えた。
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033 山頂は密。
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034 我々はタッチアンドゴーで下山。
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035 気持ちが良い下り。
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036 スキー場は見えない。
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037 ちょっと撮影タイム。
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038 転んだついでに、シリセード。
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039 下りは新雪を踏みたい。
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040 落ちそうな雪。
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041 雪の上の休憩はいつも正座。
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042 なだらかな下り。
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043 ショートカットしても大して違わない。
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044 スキー場に出た。
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045 白い山は雁戸山らしい。
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046 ずんずん下る。
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047 レストハウス内「レストランえぼし」でお疲れさん。
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048 ここからペンションそらまめ迄歩いて20分。
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049 ペンションそらまめの2階3人部屋。
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050 まずまずの広さ。
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051 湯上りの一杯。
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052 1階の4人部屋。
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053 ハートランドを置いてあるペンションは珍しい。
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054 では改めて。
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055 ダイニングルーム。
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056 ハートランドで乾杯する組と・・・
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057 スパークリングワインで乾杯する組。
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058 ではいただきます。
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059 彩り豊かな前菜。
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060 ヤーコンの天ぷら。
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061 メインディシュは牛肉と鶏肉のダッカルビ風。
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062 白ワインもいただく。
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063 日本酒のようなロゼワインのような。
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064 これは試飲させていただきました。
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065 【第2日目】朝食。ジューシー、クロワッサン。
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066 オーナー山岸さんと、まほろばの湯にて。
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067 真ん中白い山はびょうぶ岳、その右が昨日登った後烏帽子岳。.JPEG
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068 ここは営業開始が10時から。
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069 飛んで塩釜。
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070 寿司屋に入った。
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071 とにかく海のものを喰いに来た。
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072 赤貝〜!
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073 鯨刺し〜!
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074 牡蠣酢〜!
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075 鯨大和煮〜!
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076 鰯刺し〜!
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077 日本酒に切り替え。
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078 金目鯛煮付〜!
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079 握り寿司〜!
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080 鮪尽くし〜!
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081 穴子〜!
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082 ふかひれ茶碗蒸し〜!
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083 酒が足りなくなったので。
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084 満足いただけたでしょうか?!
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085 腹ごなしに塩釜神社へやってきた。
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086 さすがは陸奥ノ国一ノ宮。
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087 立派な拝殿。
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088 何方にさい銭を入れるか悩んで、右宮にした。
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089 右宮が経津主神、左宮に武御雷神が祀られている。
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090 ちょっと個性的な狛犬。
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091 こちらが表参道。
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092 身延山の菩提梯ほどではないが登りたくない感じ。
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093 振り返るとこんな眺め。
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094 しょうゆ味噌店に立ち寄り。
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095 さっき飲んだ「阿部勘」の蔵元があった。
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096 「やまびこ」で帰る。
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097 関東平野に戻ってきた。あれ虹?
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098 大宮で途中下車。今日は「いづみや本店」。
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099 ハムエッグとシナチクがつまみ。
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100 ずいぶん長居をしてしまったのでした。

全天球画像〉後烏帽子岳山頂にて / ペンションそらまめの送迎車内にて / 鹽竈神社にて

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