コースタイム:
〈1日目〉浅草駅[6:48] (東武伊勢崎線特急りょうもう1号赤城行)⇒北千住[7:07]⇒足利市駅[8:10/8:15]タクシー(6,400円)⇒猪子トンネル東口[8:45/8:50]→猪子峠→休憩[9:32/9:37]→猪子山(511m)[9:57]→休憩[10:30/10:35]→知の岳(561m)[11:05]→仙人ヶ岳(662.9m)[11:50/12:00]→林道[12:25]→松田川ダム[13:07/13:30]⇒タクシー(5,000円)⇒ココファームワイナリー[14:00/16:10]⇒タクシー(2,600円)⇒足利市駅
〈2日目〉東横イン[7:05]⇒タクシー(7170円)⇒不死熊橋登山口[7:38/7:42]→休憩[8:25/8::28]→休憩[9:10/9:13]→根本山[9:50/9:55]→分岐[10:40]→休憩[10:50/10:53]→休憩[11:50/11:55]→熊糞山[12:40/12:45]→白浜山[13:05]一休憩[13:55/14:00]→旦林道に出る[14:10]→国民宿舎サンレイク草木[14:30/15:22]⇒バス(300円)⇒神戸駅[15:35/16:09](トロッコ列車わっしー6号)⇒相老駅[16:54/17:04](りょうもう40号)⇒北千住駅[18:42]
トレイルマップ
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高度記録
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〈1日目〉
天気は良いが4月だと言うのに真夏日という予報。暑さに慣れていないため、熱中症が気になる。足利市駅からタクシーで登山口近くまで移動する。タクシーを降りると駅より蒸し暑さを感じる。
始めからいきなりの急登。針葉樹林帯を抜け、高度を上げるにつれ、オレンジ色のヤマツツジやピンク色のミツバツツジが現れ、新緑の山に彩りを添えている。時折通り抜ける風がとても心地良い。
登山開始から1時間ほどで猪子山に到着。この辺りから岩稜のアップダウンが続き、緊張を強いられる。「ハイキングコース」という表示があるが、ハイキング気分で気軽に歩けるコースとは思えない。眼下に松田川ダムが見える。やがて激登りとなり、知の岳に到着。
ここから更に尾根をたどるものの、アカヤシオにはなかなか出会えない。標高が低く、季節が2週間ほど早く進んでいる為か、既に花は終わりのようだ。この日の最高地点、仙人ヶ岳山頂に到着。途中出会った登山客はほんの数名だったのに、広い山頂は他の登山口から登ってきたと思われる登山客で賑わっていた。地元では人気の山のようだ。予定では4km以上先の赤雪山まで行く予定だったが、無理せずエスケープルートで早めに下山することにした。下りは驚くほど早く、激下りの後、沢の道をたどり、あっという間に林道に到着した。
松田川ダムからタクシーを呼び、山一つ越えて、この日のもう一つの目的地、ココファームワイナリーへと向かった。待つこと1時間。開放感のある気持ちの良いテラス席で、美味しいワインと料理を頂き、非日常を味わうことができた。(のり)
〈2日目〉
今日登る山は昨日より標高が高いので、アカヤシオがまだ残っている事を願う。
ホテル前よりタクシーに乗ること40分程、不死熊橋登山口で下車して歩き始める。少し林道を歩いてから、針葉樹林帯の山径を登って行く。径には木の根っこがびっしり蔓延っている。
アカヤシオのピンク色の花びらがあちこちに落ちている。この辺りではもう終わってしまったようだ。樹林の手入れが良くされていて、気持ちが良い。新緑の清々しさを感じながら登って行く。歩き始めて1時間ちょっと、標高が上がって来ると、山の急斜面に沿うようにアカヤシオの群生が現れ始めた。ピンク色の可愛らしい花が沢山咲いている。
ここからは、時々途切れる事はあるが、アカヤシオの花をずっと眺めながら登って行く。ついつい足を止めては写真撮影。アカヤシオを目で追い求めながら歩く事約1時間、根本山山頂に到着。山頂にも沢山咲いていて、まさに見頃だった。
トロッコ列車に乗るのも大事な目的なので、うかうかしていられない。草木湖を目指して西へ進む。山頂から急斜面を下り終わったと思ったら、今度は崖っぷちを捲いて進む径となる。鎖やロープがしっかり設置されているものの、高度感があって、なかなかスリリング〜!
その後はバリエーションルートとなり、尾根径を辿って行く。急斜面を登ったと思ったら、その後はすぐに下り。アップダウンが飽きるほど連続する。昨日よりもキツイ感じがする。尾根筋が複雑に入り組んでいるので、副隊長のGPSを頼りに、「そこは右!」「今度は左!」と指示のままに進んで行く。山中なのに、まるで街中の道を曲がっているような感じだ。GPSがなければ、絶対に正しく進めないだろう。
相変わらず径には木の根っこが蔓延っている。(副隊長曰く、根っこが沢山あるから根本山と言うのかな?)
根本山山頂から約3時間歩いた頃、アカヤシオもそろそろ見納めのようだ。踏み跡のない急斜面をがむしゃらに登り切ると熊糞山に到着。前方に見えるピークが白浜山らしい。やれやれ最後のピーク、終わりが見えて来た・・。山頂標識のない白浜山から後は下るだけ、と思ったら、進むうちに超巨大な岩が何回か行く手を阻んでいて、中央の隙間を抜けたり、捲いたり。なかなか簡単に下山させてくれない。最後は法面が待っていた。が、低くなっている場所があってスムースに林道に下りられてホッとした。
朝歩き始めてから約7時間でようやく国民宿舎サンレイク草木に到着。日帰り温泉でさっぱりした後バスで神戸駅へ向かい、駅からトロッコ列車わっしー6号に乗り込んだ。列車が走り出すと、ガタンゴトンという轟音と共に爽やかな風が吹き込んで来る。渡良瀬川沿いの新緑が飛ぶように過ぎ去って行く。これこれ、トロッコ列車ならではの醍醐味だ!味わえたのはほんの束の間で、あっという間に相老駅に到着してしまった。
今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、なおちゃん 〈1日目のみ〉アヒルちゃん、菊丸、のんちゃん、ひろちゃん、のりちゃん
実働時間:〈1日目〉3時間37分 〈2日目〉6時間19分
累積登高差(+):〈1日目〉825m 〈2日目〉1257m
踏破距離:〈1日目〉9.3km 〈2日目〉12.0km
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