p220514
Welcome to our Web Site !

「いぃDay!」山岳会日本支部   


第671回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2022年5月14日()〜15日(

行き先【前日光/古峰神社〜横根山(1372.9m)〜井戸湿原〜通洞駅

コースタイム:

1日目〉東武浅草駅[7:30](特急リバティきぬ105号東武日光行)⇒北千住駅[7:42]⇒新鹿沼駅[8:54/9:11](リーバス400円)⇒古峰神社BS9:56/古峰神社参拝/10:15]→登山口[10:21]P1[11:10/11:15]P2[12:15/12:20]→三枚石[12:43]→方塞山[13:02]→前日光ハイランドロッジ[13:33/荷物デポ/13:40]→横根山[14:00]P3[14:24/14:30]→井戸湿原[14:30]→象の鼻[15:03/15:08]→前日光ハイランドロッジ[15:30](泊)

2日目〉前日光ハイランドロッジ[7:05]→方塞山[7:40]→三枚岩[8:01/8:06]→古峰ヶ原峠[8:40]→深山巴の宿[8:53/8:59]P1[9:56/10:02]P2[10:57/11:03]→通洞駅[12:00/12:30]→水沼駅温泉センター(日帰り入浴800円)[13:11/13:40]→はやぶさ食堂→水沼駅[16:27](トロッコわっしー6号)⇒相生駅[16:53/17:04](特急りょうもう38号)⇒北千住駅[18:41]

トレイルマップ
クリックすると地図が拡大します

高度記録
高度記録拡大は画像をクリック 




1日目〉曇り時々晴れ
 今回は、幸運が重なればシロヤシオ、ヤマツツジ、トウゴクミツバツツジ、レンゲツツジの共演が楽しみという花見とトロッコ列車のゴージャスな山行だ。

前日からの雨が心配されたが朝方には止み、天気が回復してきた。新鹿沼駅からはリーバスに乗車し、40分ほどで古峰神社に着いた。せっかくなので古峰神社に参拝することにした。日本武尊を祀っている由緒ある神社で、境内が広く、おごそかな雰囲気だ。山行の安全祈願をして1015に出発。

 しばらくは車道を進み、道標のある登山口から登り始める。道標には健脚向きと記されている。すぐ近くの射撃場からの発砲音が絶え間なく聞こえてくるのは耳障りだが、ヒガラやオオルリなどの鳴き声が癒してくれる。やがて急登となり息が切れる。所々にヤマツツジが咲いているが、まだ早いようだ。シロヤシオにいたっては、数本見かけたくらいだ。ズミやオオカメノキの白い花びらが地面に落ちて白い絨毯のようになっている所もある。

 傾斜が緩むと、苔むした岩が連なり、小さな沢のせせらぎと心地よい風が気持ちよい。足元にはタチツボスミレが至る所に咲いている。やがて三枚石に到着。大きな岩が3枚横に重なっている不思議な光景だ。残念ながらこの先のツツジ平のヤマツツジは固い蕾だった。後1週間ほどしたら、見事なツツジのトンネルになっていただろう。

緩やかなアップダウンの後、横に鉄塔が建っている方塞山を通り過ぎ、今日の宿である前日光ハイランドロッジを目指して、前日光牧場の柵沿いに進む。

 13:33予定より30分遅れで前日光ハイランドロッジに到着。荷物をデポしたらすぐに井戸湿原に向けて出発。横根山を下ると、ちらほらとヤマツツジ、トウゴクミツバツツジが目に付くようになってきた。井戸湿原には木道があるが、乾燥化が進みあまり湿原の趣はない。そこから少し登り、象の鼻展望台へ進む。ちょうどガスが切れて男体山、女峰山、皇海山などの展望を楽しむことができた。

 前日光ハイランドロッジに戻り、まずは汗の乾かぬうちの生ビールで乾杯。今日は我々のみの貸し切り(コロナ対策で1組に限定しているそうだ)。入浴後さっぱりしたところで、四方が窓の展望の良い食堂で夕食。銘々の皿から、トングで自分の分だけを焼いて食べるといった、ウィズコロナ時代のバーベキュー&ビールは申し分なかった。夕焼け空に浮かぶ皇海山が美しかった。

2日目〉曇りのち晴れ
 予定より40分も早く朝食を用意してもらったおかげで、7:05に前日光ハイランドロッジを出発。三枚石までは昨日と同じ道を辿る。一応今回の山行の最高地点である方塞山の山頂標識前で写真を撮り、三枚石から古峰ヶ原峠を目指す。

昨日はわずか二人しか出会わなかったが、今日は三枚石辺りからすれ違う登山客が増えてきた。どうやらこの登山道は古峰ヶ原峠に車を置いて日帰りできるハイキングコースのようだ。古峰ヶ原峠は小さな湿原で、ヤマツツジやレンゲツツジが咲き始めていた。人と出会ったのはここまでで、この後は足尾駅を目指して、ひっそりとした古道の趣のある道を辿ることとなる。

 深山巴の宿は、日光開山の勝道上人が修業を積まれた所で、現在でも古峯神社の禊所として使われているとのこと。鳥居をくぐって奥へ入ると、巴形の清水が流れており、そのほとりに禊を行っているであろう岩の台座があった。凛とした空気が張り詰めた神聖な場所である。

 ここからは赤テープがまばらで、落ち葉に覆われ踏み跡がはっきりとしない登山道となり、先頭を務めるウッディさんは大変だったであろう。所々に見事なヤマツツジやお目当てのシロヤシロが目に入るようになった。やがて、尾根伝いにアップダウンを何回か繰り返していくと、北斜面が開けた鉄塔のある場所に付いた。孤高のブナもくっきりと見える中倉山、さらに赤倉山などの山並みが美しい。足尾の町が眼下に見え、あとひと踏ん張りといったところ。

 足尾駅付近にはお店がないことから、隣の通洞駅まで車道を歩く。来年も営業しているか心配なデイリーヤマザキの店で無事缶ビールをゲット。12:00通洞駅に到着後、駅舎前のベンチでお疲れ様の乾杯。

その後、水沼駅温泉センターで汗を流し、駅向いのはやぶさ食堂でわっしー号の発車時刻までゆっくりとくつろぐ。夕方に近かったが、トロッコ列車わっしー号で渓流沿いに風に吹かれながらの一杯はまた格別。本当は足尾駅からわたらせ渓流号にも乗りたかったが、58日で終了になってしまい残念。風を感じる一番よい初夏の時期になぜ終了なのか…。相生駅にてわっしー号から特急りょうもうに乗り換え、北千住駅への帰路についた。

 花の時期に合わせる山行はなかなか至難の技だが、これだけのツツジが咲き誇ったらさぞ見ものであろう。またの機会が楽しみだ。毎年恒例のツツジとトロッコ列車、水沼温泉の山行はやっぱり外せない。(くま)


今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、クマちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:〈1日目〉4時間47分 〈2日目〉4時間32分
累積登高差(+):〈1日目〉1087m 〈2日目〉562m
踏破距離:〈1日目〉10.6km 〈2日目〉12.3km

☆ 宿泊したのはこんな宿 
☆ 電車を待つ間に 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 風呂上りにこんな店 
☆ トロッコ列車はこんな列車 
☆ 打ち上げはこんな店 

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
img0000.jpg
001 【第1日目】古峰神社に立ち寄り。10時10分
img0001.jpg
002 靴を脱がないと中に入れないのでここで参拝。
img0002.jpg
003 あんなところに天狗。
img0003.jpg
004 6年前はこの中の茶屋で一杯やった。
img0004.jpg
005 ここが登山口。標高は720mぐらい。10時22分
img0005.jpg
006 健脚者に限るって。そんなところ?
img0006.jpg
007 新緑の季節。雨は降っていない。
img0007.jpg
008 沢を渡渉。
img0008.jpg
009 何やら煩いが、近くに射撃場があるせいだ。
img0009.jpg
010 バンバンぶっ放している音が聞こえてくる。
img0010.jpg
011 調べると古峰神社が所有しているらしい。
img0011.jpg
012 チラホラとヤマツツジ。
img0012.jpg
013 段々急になってきた。
img0013.jpg
014 もう両側とも雑木林。
img0014.jpg
015 径はちゃんとしている。
img0015.jpg
016 一番の急登。
img0016.jpg
017 湿度が高い。
img0017.jpg
018 またヤマツツジ。
img0018.jpg
019 小休止。11時15分
img0019.jpg
020 とにかく新緑の洪水。
img0020.jpg
021 まだ急登が続く。
img0021.jpg
022 もう標高は1,000mを超えた。
img0022.jpg
023 ここで尾根が合流。
img0023.jpg
024 岩っぽくなってきた。
img0024.jpg
025 苔むした岩。
img0025.jpg
026 辺りはモヤってきた。
img0026.jpg
027 いい雰囲気。
img0027.jpg
028 急登はひと息。
img0028.jpg
029 標高1,130m付近、シロヤシオ発見。
img0029.jpg
030 花の付きは少ない感じ。
img0030.jpg
031 暑いのでタオルで風を起こす。
img0031.jpg
032 Woodyさんも人に促されてTシャツ姿。
img0032.jpg
033 岩がゴロゴロある中で水が流れる音。
img0033.jpg
034 おや、今頃タチツボスミレ?
img0034.jpg
035 2回目の小休止。12時20分
img0035.jpg
036 小っちゃいフモトスミレ。
img0036.jpg
037 緩く斜上する。
img0037.jpg
038 小っちゃいフデリンドウ。
img0038.jpg
039 五枚岩?
img0039.jpg
040 落ちた花弁はヤマザクラ?
img0040.jpg
041 三枚岩に到着。12時43分
img0041.jpg
042 金剛山奥之院。
img0042.jpg
043 こういうところ。
img0043.jpg
044 更に南へ。
img0044.jpg
045 この辺りがツツジ平。
img0045.jpg
046 ここも平ら。
img0046.jpg
047 この右が方塞山。13時3分
img0047.jpg
048 目の前は放牧場。でも牛はいない。
img0048.jpg
049 暫くフェンスに沿って歩く。
img0049.jpg
050 ここで車道へ。
img0050.jpg
051 ひと気がない。車もない。
img0051.jpg
052 まさに牧歌的。
img0052.jpg
053 ここが前日光ハイランドロッジ。13時32分
img0053.jpg
054 宿泊はひと組限定。つまり今日は我々だけ!
img0054.jpg
055 男体山など日光の山が見える。.JPEG
img0055.jpg
056 彼方は袈裟丸山から皇海山までの峰々。
img0056.jpg
057 皇海山は鋭角的。
img0057.jpg
058 先ずは横根山へ。
img0058.jpg
059 横根山に到着。14時
img0059.jpg
060 井戸湿原へ向かう。
img0060.jpg
061 湿原の入口には鹿柵。
img0061.jpg
062 この下が井戸湿原。
img0062.jpg
063 ミツバツツジ。.JPEG
img0063.jpg
064 アカヤシオはおしまい、ヤマツツジとレンゲツツジはこれからか。
img0064.jpg
065 シロヤシオは花付きが悪い。.JPEG
img0065.jpg
066 ヤマツツジはほぼ蕾状態。
img0066.jpg
067 ここで引き返す。
img0067.jpg
068 ミツバツツジのゲート。
img0068.jpg
069 井戸湿原の木道。
img0069.jpg
070 おや、リュウキンカ。唯一、湿原らしい花。
img0070.jpg
071 黄色が鮮やか。
img0071.jpg
072 それにしても、いるのは我々だけ。
img0072.jpg
073 ツツジもミツバツツジが少し目立つだけ。
img0073.jpg
074 場所はこんなところ。
img0074.jpg
075 湿原を横断。
img0075.jpg
076 周りには笹が多い。
img0076.jpg
077 湿原から出ると登り。
img0077.jpg
078 象の鼻に到着。
img0078.jpg
079 南は真っ白。北は辛うじて日光連山。
img0079.jpg
080 さっき通ってきた方塞山。
img0080.jpg
081 右に見える建物が前日光ハイランドロッジ。
img0081.jpg
082 見えてきた皇海山。
img0082.jpg
083 前日光ハイランドロッジの食堂に戻ってコレ。
img0083.jpg
084 Woodyさんはソフトクリーム。
img0084.jpg
085 部屋から風呂の建物越しに男体山や大真名子山が見える。
img0085.jpg
086 今時珍しいブラウン管式TV。でも映らない。(T_T)
img0086.jpg
087 男風呂。これを二人だけで独占とは勿体ない。
img0087.jpg
088 カランは3つありました。
img0088.jpg
089 風呂上りは部屋で缶ビール。
img0089.jpg
090 夕日を浴びながら夕食。
img0090.jpg
091 夕食はBBQ。
img0091.jpg
092 夕焼けに浮かび上がる皇海山のシルエット。
img0092.jpg
093 19時でも男体山がくっきり。.JPEG
img0093.jpg
094 【第2日目】朝散歩。
img0094.jpg
095 男体山と大真名子山と女峰山。
img0095.jpg
096 皇海山と方塞山。
img0096.jpg
097 雲海の右は高原山辺りか。
img0097.jpg
098 真ん中が宿泊棟。
img0098.jpg
099 遠くは赤城山。
img0099.jpg
100 朝食。7時からと聞いていたが、今は6時25分。
img0100.jpg
101 おかげで早く出発できた。
img0101.jpg
102 お世話になりました。7時4分
img0102.jpg
103 とりあえず方塞山の先、三枚岩まで戻る。.JPEG
img0103.jpg
104 またフェンスに沿って移動。
img0104.jpg
105 およそ100mほど登り返す。
img0105.jpg
106 また方塞山。
img0106.jpg
107 こんなところに山頂標識。7時43分
img0107.jpg
108 また三枚岩。8時1分
img0108.jpg
109 どちらも龍神。
img0109.jpg
110 何れの銅像も新しい感じ。
img0110.jpg
111 ここから古峰ヶ原方面へ向かう。
img0111.jpg
112 天狗の庭にしては少々狭くないか?
img0112.jpg
113 まだ暫く緩やかな下り。
img0113.jpg
114 二の鳥居からは本格的な下り。
img0114.jpg
115 この花びらもヤマザクラか。
img0115.jpg
116 やはりヤマツツジは蕾。
img0116.jpg
117 写真には出ないが、登ってくるハイカーは結構多い。
img0117.jpg
118 一の鳥居。
img0118.jpg
119 ここが古峰ヶ原湿原。8時39分.JPEG
img0119.jpg
120 鮮やかなオレンジ色はレンゲツツジ。
img0120.jpg
121 向こうに古峰ヶ原高原ヒュッテ(避難小屋)が見えている。
img0121.jpg
122 駐車場には車が一杯。でも湿原には人影無し。
img0122.jpg
123 車道のすぐそばにある避難小屋ってどうよ。
img0123.jpg
124 ここもあまり湿原っぽくない。
img0124.jpg
125 湿原沿いに南下する。
img0125.jpg
126 ここも関東ふれあいの道。
img0126.jpg
127 深山巴の宿に到着。8時52分
img0127.jpg
128 勝道上人修行の地。
img0128.jpg
129 ここが禊場か。
img0129.jpg
130 いったん車道に出る。
img0130.jpg
131 幅広な山道へ入る。林道だった?
img0131.jpg
132 アップダウンなし。
img0132.jpg
133 古いバイク。
img0133.jpg
134 ズミが咲いている。
img0134.jpg
135 ヤマツツジが咲いている。
img0135.jpg
136 標高が低いせいか。
img0136.jpg
137 ちょっと登り。
img0137.jpg
138 径形は薄い。
img0138.jpg
139 辺りは落葉松林。
img0139.jpg
140 また暫く巻き径を辿った後・・・
img0140.jpg
141 尾根径へ移動。
img0141.jpg
142 尾根径に乗った。
img0142.jpg
143 左落葉松林、右雑木林。
img0143.jpg
144 シロヤシオ。.JPEG
img0144.jpg
145 これは比較的、花付きが良い。.JPEG
img0145.jpg
146 全体的にはやはり不作な感じ。
img0146.jpg
147 見えた白い山は奥白根山か。9時55分
img0147.jpg
148 これからだんだん高度が下がる。
img0148.jpg
149 ヤマツツジが目立つ。
img0149.jpg
150 このヤマツツジは花付きが良い。
img0150.jpg
151 暫し撮影タイム。
img0151.jpg
152 これもいいねと立ち止まる。
img0152.jpg
153 標高1,014mの峠。10時32分
img0153.jpg
154 1,029.3m三角点でひと休み。10時58分
img0154.jpg
155 この辺りも花はヤマツツジだけ。
img0155.jpg
156 新緑に映える。
img0156.jpg
157 もう後は下るだけ。
img0157.jpg
158 下界が近くなってきた。
img0158.jpg
159 まだヤマツツジ。
img0159.jpg
160 NHKテレビ塔に到着。11時13分
img0160.jpg
161 ここからは足尾の山々が一望できる。
img0161.jpg
162 正面は黒檜山。
img0162.jpg
163 備前楯山は目の前。
img0163.jpg
164 赤倉山。
img0164.jpg
165 もうテレビ塔の取付道のはず。
img0165.jpg
166 手すりに沿って下る。
img0166.jpg
167 眼下には通洞の町。
img0167.jpg
168 手すりは壊れかかっている。
img0168.jpg
169 こんなところに出た。あとは車道を移動。
img0169.jpg
170 商品がやけに少ないデイリーヤマザキで缶ビールをゲット。
img0170.jpg
171 通洞駅に到着。12時2分
img0171.jpg
172 駅前で、お疲れさんでした。
img0172.jpg
173 一両編成の列車で水沼駅まで移動。
img0173.jpg
174 風呂上りは「はやぶさ食堂」。2階へ通された。
img0174.jpg
175 風呂上がりの一杯は、やっぱり生。
img0175.jpg
176 お約束通り「わっしー」に乗る。
img0176.jpg
177 あっという間に相老駅。
img0177.jpg
178 北千住の「さかづきBrewing」に立ち寄り。
img0178.jpg
179 ここはクラフトビールだけでなく料理も美味い。
img0179.jpg
180 今宵も満足しました。

〈全天球画像〉井戸湿原にて / 象の鼻展望台にて / 前日光ハイランドロッジにて / つつじ平にて / 深山巴の宿にて / 1060m圏ピークにて / NHKテレビ塔にて / 通洞駅にて / トロッコ列車わっしー6号車内にて


このちゃんTrailMaps INDEXへ