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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第674 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2022年6月4日(

行き先【御坂/三ッ峠山(1785.2m)〜新倉山(1184m)

コースタイム:

JR高尾駅[7:06](甲府行)⇒大月駅[7:42/7:55]⇒富士急河口湖駅[8:48/8:55]⇒タクシー(5600円)⇒三ッ峠登山口[9:20/9:25]→休憩[9:55/10:00]→御巣鷹山[10:43/10:48]→三ッ峠山東峰[11:08]→三ッ峠山(開運山)[11:10/11:15]→トイレ休憩[11:20/11:25]→木無山[11:30]→休憩[12:00/12:05]→送電鉄塔[12:30]→新倉山分岐[12:45/12:51]→御殿(展望台)[13:22]→新倉山[13:27]→ゴンゴン石[13:37]→アヤメ群生地[13:48]a東屋[15:50/15:55]→新倉山浅間公園[13:59]→新倉富士浅間神社[14:09]→葭之池温泉[14:30/日帰り入浴600/15:20]→葭池温泉前駅[15:25/15:36]⇒大月駅[16:25/20:38](かいじ56号)⇒新宿駅[21:39]

トレイルマップ
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高度記録
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今日のお目当てはカモメラン、ホテイアツモリソウ、アヤメ、さらに三ッ峠山からの富士山の眺望と、盛りだくさんである。今までに何度か三ッ峠山に登っているが、ガスって真っ白な山頂しか知らない。さて、今日はいかに?

富士急行線河口湖駅からタクシーで三ッ峠山登山口へ上がって来ると、路肩に車がずらっと駐車している。登山口にある駐車場は既に満杯状態だ。相変わらず、人気の山である。林道のような幅の広い登山道を登って行く。傾斜が緩んだ辺りから、カモメランが咲いていないか、気を付けながら登って行くが、残念ながら見つからない。

御巣鷹山への登りになる手前で、鉄柵に守られたホテイアツモリソウを見付けたが、まだ蕾の状態だった。御巣鷹山に登った後、ちらっと見えた富士山は雲に覆われている。三ッ峠山東峰へ向かおうとした所で、環境省の腕章を付けた男性が登山者と立ち話をしていた。この人に聞けば、カモメランの情報が得られるかもと期待して、足を止める。すると、指を差して合図してくれた。その指先には・・・、待望の「カモメラン!!」やはり鉄柵に大事に守られている。思ったより沢山咲いている。だいたいが可愛らしいピンク色だが、白いのも数輪混じっていた。

こんなにたくさんの花を見られたのは初めてだ。カメラに収めた後、まずは三ッ峠山東峰に登る。富士山の眺めは期待できそうにないが、せっかくなので三ッ峠山(開運山)へも行ってみる事にした。一登りで山頂に着くと、雲が俄かに切れて、富士山が顔を出してくれた。私としては、山頂から富士山が見えたのは初めての事だ。西には御坂山塊の山々、その奥には南アルプス、北西にはやや雲が掛かった八ヶ岳も見えている。

木無山に着く頃、富士山はだいぶ雲に覆われてしまった。ここから富士山駅の方へ、エゾハルゼミの声を聞きながら(懐かしい声に感じられる)、樹林帯の中をゆるゆると下って行く。送電鉄塔のところでは眺望が開け、河口湖、その奥の一段高い所に西湖も見える。

新倉山分岐からはロープのある激下りとなり、その後は急斜面を登り返す。新倉山山頂の手前に、御殿というウッドテラスがあった。真正面に富士山を眺められる展望台であるが、富士山は雲の中。そこからだらだらと登った所に、新倉山山頂の標識が突然現れたので拍子抜けした。やはり山頂では「頑張って登って、着いたぞ!」という満足感を得たいのが人情というものだ。

山頂を過ぎて下って行くと、ゴンゴン石という大きな塊状の礫岩があった。頭が入る位の穴が開いていて、この穴に頭を入れるとゴーゴーと言う風のうなり音が聞こえるそうだ。少し下るとアヤメ群生地に着いた。緑の中に紫色がチラホラ見えるが、開花にはまだ少し早かった。さらに下って行くと大きな東屋が現れた。やはり富士山が展望できる絶好の場所で、やや下方に五重塔も見える。

ここは新倉山浅間公園で、桜と五重塔、そして富士山を望む絶景が「これこそ、日本!」という事で、国内外から多くの観光客が訪れる観光スポットになったそうだ(今はコロナ禍で外国人の姿はないが、外国人がいかにも喜びそうな景色だ)。五重塔は忠霊塔、つまり戦没者の慰霊塔で、大阪四天王寺の五重塔をモデルにしているそうだ(見た目はあまり重厚感を感じられないが・・・)。78年近く前に、タクシーの運転手さんに「富士山が綺麗に見える絶景地があるから、案内しましょうか?」と誘われたことがあり、ここのことだったのかと今更ながら納得した。

ここからは新しく綺麗な階段(咲くや姫階段と言い、398段あるそうだ)を降りて行くと、新倉富士浅間神社に着いた。見るからに歴史と由緒が感じられる立派な神社である(705年に建立)。参拝した後は道路を一駅分歩いて、葭之池温泉に立ち寄った。昔ながらの鄙びた風情が今も変わらず、ここに来るとホッとする。いつものように地元のおばあちゃま達が平和な感じでゆっくりと温泉に浸かっていた。

大月駅に出てから、中華料理店に入った。こじんまりしたお店で、女将さんが一人で切り盛りしていて、出てくるお料理も素朴で美味しかった。そんな雰囲気のせいか、話が大いに盛り上がった。これで帰るはずが、もう一軒メキシコ料理の店にも引っかかってしまった。大慌てで、特急列車に乗って帰途についた。

三ッ峠山山頂から初めて富士山を眺める事ができたし、カモメランの花もじっくり見る事ができたし、打ち上げでも盛り上がったし、百点満点の山行であった。(なお)

今回の参加者:副隊長、菊丸、のんちゃん、のりちゃん、なおちゃん
実働時間:4時間34分
累積登高差(+):682m
踏破距離:12.3km

☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げ第一弾はこんな店 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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01 三ッ峠登山口は車だらけ。9時26分
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02 今日は湿度が低くて爽やか。
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03 この時間でも下りてくるハイカーが結構多い。
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04 カモメラン、見当たらず。
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05 この辺りも花が無い。
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06 御巣鷹山。10時42分
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07 花が咲いている。
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08 恐らくはミヤマザクラ。
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09 御巣鷹山の建造物。
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10 隣の開運山にも。
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11 富士山は見えず。
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12 厳重に保護されたアツモリソウ。
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13 ニリンソウ。
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14 カモメランに遭遇。
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15 偶々いた環境省の自然公園指導員に教えてもらった。
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16 径から外れたところにひっそり。
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17 気が付かずに素通りする人が多いと思われる。
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18 ちょうど見頃。
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19 こんなにいっぱい咲いているのは初めて。
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20 色が濃い。
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21 花そのものはせいぜい1、2センチ。
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22 白色もあった。
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23 白ばかり固まっている。
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24 突然変異株?
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25 こちらは柵に囲まれていない。
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26 道端にあった。
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27 でも気が付かない人が多いと思われる。
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28 ハウチワカエデ。
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29 開運山山頂に着いたら富士山山頂が見えた。11時10分
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30 見る見るうちに雲が・・・
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31 真ん中は御坂黒岳。その右に尖がり釈迦ヶ岳。
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32 遠くは雲が懸かった八ヶ岳。
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33 こちらの遠くは南アルプス。
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34 もうガスに隠れてしまった富士山。
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35 思いの外いい天気。
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36 あちらは御正体山。
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37 山頂は混んでいるかと思ったがそうでもなかった。
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38 来てよかった。
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39 では下ります。
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40 マイヅルソウ。
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41 ミツバツチグリ。
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42 サラサドウダン。
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43 びょうぶ岩を眺める。
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44 府戸尾を南下。
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45 緩やかに下る。
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46 河口湖の向こうに西湖が見えた。12時29分
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47 送電線のおかげで良い眺め。
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48 あそこが分岐。
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49 左に折れると新倉山方面。
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50 ここは眺めもいい。12時44分
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51 が、富士山は・・・
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52 最初は激下り。
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53 セミの抜け殻。エゾハルゼミらしい。
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54 登り返す。
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55 激登り。
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56 御殿、というピークにウッドテラス。
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57 こんなところに新倉山山頂の標識。13時26分
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58 単に径の途中のようなところ。
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59 アカマツ林。
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60 キンラン。
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61 これがゴンゴン石。このへこみがポイントらしい。
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62 ここがアヤメ群落地か?
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63 辛うじて2、3輪咲いていたが近づけない。
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64 ここがインスタ映えで有名なところ。13時59分
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65 こんなに立派な撮影用テラスがある。
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66 桜の季節は賑わうらしい。
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67 新倉富士浅間神社。14時9分
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68 思ったより立派。
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69 葭之池温泉に到着。14時30分
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70 2年ぶりの湯。
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71 休憩処でこれ。
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72 お疲れさんでした。
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73 古漬け沢庵。
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74 改めてお疲れさんでした。
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75 やっぱり富士山は見えない。
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76 大月のここで打ち上げ。
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77 ここは生で。
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78 野菜炒め。
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79 もつ煮込み2人前。
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80 餃子も2人前。
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81 冷奴は山盛り。
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82 チャーシュー。
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83 ウインナ炒め。
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84 いい気分になりました。
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85 15年前はしこたま飲みました。
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85 メキシコ風居酒屋「to-mo」に、はしご。
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86 ちょっと変わったトルティーヤ。
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87 鉛筆風箸。
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88 テキーラで乾杯。
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89 スペイン風オムレツ。
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90 塩キャベツはメキシコとは無関係?
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91 ずいぶん長居しました。

〈全天球画像〉三ッ峠山山頂にて / 大月駅前メキシコ料理「tomo」にて

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