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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第676 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2022年6月18日()〜19日(

行き先【東信/東篭ノ登山(2227.9m)&烏帽子岳(2066m)

コースタイム:

1日目〉JR東京駅[628](北陸新幹線はくたか551号金沢行)⇒大宮駅[653]⇒軽井沢駅[733/813](しなの鉄道小諸行)⇒小諸駅[836/839](しなの鉄道長野行)⇒滋野駅[845/8:50]⇒タクシー(12,120円)⇒兎平(池の平駐車場)[930/940]→東籠ノ登山[1013]→西籠ノ登山[1040/10:43]→東籠ノ登山[1109]→兎平(池の平駐車場)[1132]→三方ヶ峰[1155/1203]→見晴岳[1217]→地蔵峠(湯ノ丸峠)[1305/1308]→スキー場→コンコン平[1335/1345]→鹿沢温泉紅葉館[1430]

2日目〉鹿沢温泉紅葉館[730]⇒宿送迎車⇒地蔵峠(湯ノ丸峠)[740]→分岐[830/833]→烏帽子岳[915/925]→休憩[930/935]→休憩[1035/1040]→登山道出口[1123]→真田温泉健康ランド・ふれあいさなだ館[1201/13:00]⇒タクシー(4640円)⇒JR上田駅⇒タクシー(640円)⇒鯉西つけば小屋[1415/1523]⇒タクシー(640円)⇒JR上田駅[1530/1553](JR北陸新幹線あさま624)⇒大宮駅[1655]

トレイルマップ
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高度記録
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梅雨の晴れ間、レンゲツツジを始めとする高原を彩る花々と展望、温泉、そして、つけば小屋のハヤを味わうという充実した12日だった。

1日目〉
軽井沢駅で乗り換えようとしていた列車が運行していないことが分かり、兎平出発が予定より30分ほど遅くなった。 

兎平は標高が既に2,061mと高く、空気もひんやりとしている。登山道にはイワカガミやミツバオーレン、マイズルソウの花々が、目を楽しませてくれる。鳥のさえずりを聞きながら整備された登山道を緩やかに登っていく。登っていくこと30分ほどで展望が開け、東篭ノ登山に到着。山頂はそれなりに賑わっている。一端下るが直ぐに登り返し、30分後、西籠ノ登山に到着。休憩の後、来た道を折り返すと、兎平まであっという間だ。

池の平湿原の木道を通り抜け、20分で次のピーク、三方ヶ峰に到着。保護柵の向こう側、砂礫の間にコマクサが可憐なピンク色の花を咲かせている。中には珍しい白いコマクサも。高山植物の向こうに上田の街が広がって見える。なんだか不思議な光景だ。

見晴岳を過ぎ、地蔵峠へ下山。峠周辺はオレンジ色のレンゲツツジが斜面に彩りを添え、鮮やかだ。再びリフト脇のスキー場のゲレンデを登り返す。後にも先にもここの斜面が一番きつい。ゲレンデを過ぎると、ほとんど登りはなく、ズミの薄ピンク色の花やミヤマザクラの白い花が目につくようになる。

コンコン平(ツツジ平)はレンゲツツジの群落地だが、ここはまだつぼみが多い。湯ノ丸山方面との分岐を北に向かう。レンゲツツジに彩られた道を緩やかに下ると鹿沢温泉の登山出口となり、この日の宿、紅葉館には予定より1時間15分も早く到着した。

秘湯の宿で汗を流した後は、食事を美味しく頂いた。建物は和風モダンで明るく広々としており、清潔感がある。また、いつか訪れたい宿だ。

2日目〉
早朝、鳥のさえずりで目を覚ました。青空が広がり、天気が良さそうだ。朝食の後、宿のご主人に地蔵峠まで送ってもらう。登山口から緩やかに登ること1時間。分岐点からやや急登となる。日差しが照りつけ、暑くなってきたが、登山道の花々に励まされる。ムラサキヤシオやハクサンチドリ、ベニバナイチヤクソウ、スズラン、イワカガミ、ショウジョウバカマ、ミヤマハンショウズル等。今まさに花盛りだ。

烏帽子岳山頂からは、南に富士山、南アルプス、八ヶ岳、美ヶ原、西に北アルプス、北に四阿山、東は湯ノ丸山と180度展望が広がっている。宿の大女将によると、百名山のうち44座見え、天気が良ければ佐渡島も見えるのだそうだ。

岩場のガレた急な道を慎重に下る。間もなく道は緩やかになり、ひたすら上田の街に向かって下っていく。下るにつれ、暑さが増してきた。下山開始から2時間弱で登山出口に到着。更に真夏のような太陽が照り返すコンクリートの道を汗だくになりながら歩くこと、40分。ようやく、「ふれあいさなだ館」に到着し、汗を流すことができた。

タクシーで一旦上田駅に出て特急券を購入してから、再び千曲川のほとりにある「つけば小屋」に向かう。つけば漁は、玉砂利に産卵するハヤ(ウグイ)の習性を利用した、この辺りの伝統漁法だそうだ。初めて味わうハヤの天ぷらや甘露煮は、あっさりして臭みもなく美味だった。河原から吹き抜ける風を感じながら、ゆったりとした時間が流れた。 (のり)

今回の参加者:副隊長、このちゃん、のんちゃん、ひろちゃん、のりちゃん、なおちゃん
実働時間:時間分
累積登高差(+):〈1日目〉629m 〈2日目〉465m
踏破距離:〈1日目〉11.7km 〈2日目〉14.8km

☆ 宿泊したのはこんな宿 
☆ 〈2日目〉日帰り温泉はこんな所
 
☆ 打ち上げ第一弾はこんな店 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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001 【第1日目】列車待ちで、旧軽井沢駅舎を見学。
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002 これに乗る。この娘は鉄女かな。
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003 先ずは兎平から東篭ノ登山を目指す。
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004 両側は・・・
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005 イワカガミが一杯。
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006 ミツバオウレン。
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007 シャクナゲはまだ蕾。
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008 咲いてはいないが見渡す限りマイヅルソウ。
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009 段々急になる。
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010 とにかくイワカガミが目立つ。
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011 高い木が無くなると・・・
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012 うしろは池ノ平湿原。
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013 ガラガラな急登。
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014 東篭ノ登山に到着。
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015 左は水ノ登山。正面は黒斑山、奥は浅間山。
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016 右は西篭ノ登山。正面は湯ノ丸山、左奥のトンガリが烏帽子岳。
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017 イワカガミの塊り。
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018 シャクナゲの向こうに西篭ノ登山。
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019 東篭ノ登山を振り返る。
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020 西篭ノ登山に登っているハイカーがかなりいる。
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021 これから西篭ノ登山の登り。
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022 東篭ノ登山が遠くなった。
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023 ちゃんと咲いているアズマシャクナゲ。
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024 東篭ノ登山の右は高峯山。
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025 西篭ノ登山に到着。
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026 兎平が随分遠くなった。
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027 鹿に喰われないせいか、植生がとても豊か。
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028 遠く霞んでいるのは四阿山。
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029 また東篭ノ登山に戻る。
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030 次はあっち。
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031 兎平まで戻る。
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032 兎平から池ノ平へ。
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033 もう湿原ではない。
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034 咲いている花も湿原らしいのは殆どない。
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035 木道の価値も下がっている。
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036 次は三方ヶ峰へ向かう。
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037 イワカガミとゴゼンタチバナ。
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038 ミツバオウレンとイワカガミ。
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039 ツルキンバイ、かな。
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040 三方ヶ峰に到着。
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041 よく見ると、コマクサとイワカガミが共生している。
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042 イワカガミはこんな砂礫地でも大丈夫なのですね。
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043 おや、白い!
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044 初めて見た白いコマクサ。
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045 こちらはいつものコマクサ。
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046 思いの外、一杯咲いてました。
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047 次は見晴岳。
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048 この砂礫地にもコマクサ。何となく干潟のシオマネキを連想させる。
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049 この山頂は割と静か。
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050 ツマトリソウ。
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051 この時期は何かといろいろ咲いている。
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052 今ごろタチツボスミレ?
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053 下り始めるとレンゲツツジとズミに遭遇。
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054 背丈がササ並なので目立たないが。
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055 では撮ります。
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056 まだ蕾も多い。
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057 ズミは花盛り。
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058 ササも咲いている。
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059 落葉松林。
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060 スキー場に出た。
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061 ここから登り返し。
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062 行く手にもレンゲツツジ。
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063 色鮮やか。
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064 この辺りは見ごろ。
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065 この先も次々とレンゲツツジ。
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066 下を見てもレンゲツツジ。奥はさっき登った西篭ノ登山。
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067 ゲレンデを登る。
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068 地味にしごかれる。
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069 たった高度差100mぐらいだが疲れる。
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070 人間でもようやく通れる牛除けゲート。
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071 ズミは蕾が赤いのでカラフル。
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072 この辺りがコンコン平。
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073 それなりにレンゲツツジは咲いているが、背が低い。
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074 向こうの山は角間山。
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075 花束のように小さいズミ。
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076 向こうの山の斜面にもレンゲツツジがあるようだ。
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077 ここから鹿沢温泉に向かって下る。
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078 手振れとモデル振れ。
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079 上はズミ、下はレンゲツツジ。
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080 もうそろそろ見納めか。
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081 あの東屋の向こうは鹿沢温泉。
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082 車道に出た。
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083 ここに「雪山賛歌」の碑がある。
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084 今宵の宿「紅葉館」に到着。
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085 さっそく風呂。
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086 湯はかなり熱め。
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087 湯上りビール。
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088 夕食は吹き抜けダイニングルーム。
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089 料理のラインナップ。こんなに食えるか不安。
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090 西堀榮三郎直筆の譜。
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091 白ワインでいただきます。
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092 【第2日目】このちゃんに教えられました。さて、何が何処にいるでしょうか。
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093 湯の丸キャンプ場。今日は昨日以上に良い天気。
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094 臼窪湿原。
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095 ここも全然、湿原らしさは無い。
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096 今日も笹と落葉松の林。
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097 直進すると昨日のコンコン平。
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098 湯の丸山を巻いてきた。
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099 これから烏帽子岳の登り。
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100 今日もレンゲツツジが鮮やか。
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101 ハクサンチドリ。
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102 ベニバナイチヤクソウ。
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103 ムラサキヤシオ。
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104 何故かこの辺りに群生。
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105 ムラサキヤシオとレンゲツツジ。
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106 昨日登った山々。
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107 四阿山と根子岳。
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108 見えているのは小烏帽子岳。
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109 ほら、富士山。
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110 確かに、微かに富士山が見えた。
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111 スズラン。
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112 気持ちのいい登り。
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113 さて、問題です。ここはどこでしょうか。
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114 烏帽子岳はもう目の前。
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115 少しだけアルペン気分。
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116 ここを登れば・・・
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117 烏帽子岳山頂に到着。
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118 はい、撮ります。
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119 遠くの左は蓼科山、右は美ヶ原。
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120 山頂パノラマ。
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121 こちらは主に東側。
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122 山頂の北側。
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123 眼下は上田市街。
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124 虫が五月蠅いので退散。
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125 でもここは虫が少ないので、もうちょっとのんびりする。
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126 下界はさぞ暑いことだろう。
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127 ここは風が爽やかで気持ちイイ。
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128 でも諦めて下る。
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129 笹と落葉松。
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130 鬱蒼としてきた。
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131 緩くて真っ直ぐな径。
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132 アヤメ。
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133 キバナノヤマオダマキ。
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134 アヤメが増えてきた。
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135 余り人が入らないのか、緑が濃い。
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136 もう、ビールしか頭にない。
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137 「真田温泉」に到着。暑い。
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138 これが待ち遠しかった。
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139 ところ変わって「鯉西つけば小屋」。
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140 暑いので何杯でもビールが呑める感じ。
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141 待ってました!ウグイ塩焼き。
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142 今が旬です。
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143 こちらが田楽。
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144 天ぷらもいただきました。
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145 ウグイ天丼。
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146 やっぱり大宮にも寄りました。

〈全天球画像〉東篭ノ登山山頂にて / 池ノ平にて / コンコン平付近にて / 烏帽子岳山頂にて / 鯉西つけば小屋にて
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