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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第685回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2022年8月20日(

行き先【大菩薩連嶺/雁ヶ腹摺山(1874m)

コースタイム:

JR高尾駅[706](甲府行)⇒JR大月駅[742/745]⇒タクシー(7,490)⇒大峠[823/8:30]→1[905/910]→雁ヶ腹摺山[938/946]→吹切尾根分岐[1011]→1,516m峰[1042]→2[1042/1051]→峰吹切峰(1,522m)通過[1120]→野脇ノ峰(1,498.6m)[1140]→林道[1145]→3[1214/1222]→鳥屋ノ丸(1,205m)[1254/1304]→赤谷大権現神社[1359]→桑西BS[1400]⇒タクシー(3,980)⇒つきの駅(シャワールーム500)[1418/1452]→うづき[1455/1649]→大月駅[17:06]⇒高尾駅[17:42]→たまの里

トレイルマップ
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高度記録
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「一度は雁ヶ腹摺山から富士山が見たい!」という願いをもって企画された今回の山行。しかしながら、予報は曇り午後から雨。中央線の車窓から見る空は暗かった。「とりあえず大峠まで行ってみて、ダメそうだったら黒岳方面にしよう」という副隊長の言葉で、タクシーに乗り込んだ。大峠でタクシーを下りたら、大きな青い富士山に出迎えられて、予定通り雁ヶ腹摺山に向かった。

ミズナラやイヌブナの森の中、シロヨメナやマルバタケブキの花を楽しみながら、順調に高度を稼いでいくと、所々で緑の葉の額縁に飾られた富士山を見ることができた。ちょうどいい具合に白い雲がたなびいていたりして、何度見ても見飽きない。遠くに南アルプスの聖岳や赤石岳などが見え、近くには黒岳や白谷丸、湯ノ沢峠、大蔵高丸あたりが大きく見えた。スマホを忘れてきてしまったのは、本当に残念なことだった。

クサリのある急坂を登り切ると、山頂直下はマルバタケブキやキオンなどのお花畑だった。そして、山頂では、滝子山や鶴ヶ鳥屋山を下に従えて、雲の上にポッカリと浮かんでいる三ツ峠山,を前景にした富士山。500円札で有名な富士山の風景が広がっていた。

下りは、「大峠・雁ヶ腹摺山」の分岐の標識まで戻り、登山道を離れて吹切尾根方面に向かった。踏み跡はあまりはっきりしていなかったが、笹原の中、ダケカンバなどを眺めながら進んでいくと、1,616m峰を過ぎたあたりで、はっきりした踏み跡と赤テープに出会った。右手には白谷丸や大蔵高丸が見えた。1,516m峰には「大沢ノワデ」と書いた赤テープがあり、ここで小休止。

さらに進むと、広く伐採されたところに出た。林道も見えたがこんな山奥で、伐採の目的は何なのだろうか。知らないところで開発が進んで、いつの間にか山が失われていくのではと気がかりだ。でも、木が無いおかげで、姥子山まで連なる雁ヶ腹摺山の大きな姿を見ることができた。

さらに伐採地を進み、気づかないうちに吹切峰を通過。野脇ノ峰では、古びた木の標識を見逃さず、三角点も確認した。「まっすぐ行くと、崖に出そうだから」と、迂回して下っていくと、思いがけず林道に出た。のり面が低くてホッとした。あとで地図を確認すると大峠のゲートの方に通じる林道だった。

再び山道に入ると、あたりの雰囲気は一変し、尾根が細くなって、長い激下りが始まった。足元がやわらかめなので、しりもちをつくと止まらずにズルズル滑っていってしまいそう。30分近く下ったところで、やっと傾斜が緩んだ。

緩やかな登り下りのあとに、大きな送電鉄塔が現れ、鉄塔保守のプラスチックの階段道を辿って行くと、最後のピークの鳥屋ノ丸に着いた。そこからまたしばらく、前ほどではないが、けっこうな激下りで、ようやく桑西の人家の裏手に出た。一瞬、フェンスがあるかと怯えたが、すぐに赤谷大権現神社の裏手に出ることができた。

すると、タイミングよく、なおちゃんが手配してくれていたタクシーが現れて、「つきの駅」に向かった。「つきの駅」は大月駅の近くにある大月市観光協会の店で、シャワールームを開設している。移住相談も受けているそうだ。ここで汗を流し、紹介された「うづき」で乾杯。「買ってきたものに見栄えよく何かプラスしました」的な店とは違って、手づくりの料理がおいしかった。

さらに高尾で「たまの里」に寄って解散。思いがけず富士山の絶景をたっぷりと楽しんだ山行だった。(菊丸)

今回の参加者:副隊長、アヒルちゃん、菊丸、なおちゃん
実働時間:5時間21分
累積登高差(+):632m
踏破距離:
9.2km
☆ 汗を流したのはこんな所 
☆ 打ち上げはこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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01 大峠から望む富士。.JPEG
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02 タクシーを下りたらこの眺め。
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03 雁ヶ腹摺山登山口。8時30分
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04 笹とイヌブナの森。
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05 大雨で抉られたようなところもある。
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06 シロヨメナ
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07 マルバダケブキの群落。
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08 後でこの分岐まで戻る。
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09 表土が流され滑り易いところ。
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10 でも全体的には整備が行き届いている。
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11 標高1,745m付近にある大きなミズナラ。9時7分
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12 枝の張りがなかなか凄い。
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13 ここは撮影スポット。
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14 ちょうど富士山が見える。.JPEG
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15 路傍のホタルブクロ。
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16 見返り富士。
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17 こんなに雲が多い割にすっきり富士。
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18 湯の沢峠の上に見えるのは南アルプス。
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19 ここも撮影スポット。グラビアモデル3人と。
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20 雁ヶ腹摺山山頂直下のお花畑。
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21 咲いているのはキオンとマルバダケブキ。
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22 もう山頂は目の前。
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23 振り返るとまた富士。
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24 山頂到着。9時38分
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25 季節は違うが、五百円札の眺め。
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26 まさしく富士山だけを眺めるための山頂。
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27 三ツ峠山が海に浮かぶ小島のよう。
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28 ようやく雁ヶ原摺山から富士山が望めました。.JPEG
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29 今日の天気で見られるとは思っていなかった。
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30 登り続けていればこういう日もある。.JPEG
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31 おや、まさかウメバチソウ?
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32 葉っぱもそれっぽい。
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33 葉が5裂なのでコウモリソウでしょうか。
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34 さてここから吹切尾根へ向かう。10時11分
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35 踏み跡は有るような無いような。
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36 でも気分が良い尾根。
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37 落葉松林。
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38 右側は大きく切れ落ちている。
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39 でも左側はなだらか。
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40 ブナとミズナラの森。
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41 踏み跡はしっかりしている。
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42 1,516m峰は「大沢ノワデ」が正解らしい。「ノ」に見えないけどね。
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43 大沢ノワデでひと休み。ワデは上手(うわで)が訛りらしい。10時50分
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44 大沢ノワデのすぐ南側は伐採地だった。
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45 ちょっと雲が増えてきたかな。三ッ峠山は見えなくなった。
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46 伐採状況。
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47 この後、植林するつもりなのか?
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48 真ん中が破魔射場丸。
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49 眺めは良いけど。自然林が失われるのはね・・・。
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50 あひるちゃん、靴紐緩んだよ、と菊丸。
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51 尾根の右手にまた伐採地。
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52 振り返れば白谷ノ丸と黒岳。
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53 尾根の左手も伐採地。
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54 この辺りが吹切峰だった(全く気が付かず通過)。11時20分
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55 これ、何ですか?
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56 雁ヶ腹摺山。
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57 ちょっとだけ登ると・・・
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58 野脇ノ峰に到着。11時40分
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59 本日、唯一の三角点。
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60 姥子山はガスの中。
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61 林道を横断。11時50分
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62 再び山道。
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63 今までと様相が変わる。
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64 ちょっと長めな激下り。
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65 足元はやや緩い。
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66 尾根上にこんな岩がゴロンとある。
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67 雨かと思ったら、こんな実(種?)がパラパラ落ちてきた。
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68 見ている間にもドンドン落ちてくる。
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69 この木だけだ。何の木?
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70 久しぶりの登り。
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71 鉄塔を通過。12時42分
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72 鳥屋ノ丸に到着。12時54分
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73 無事、赤谷神社に降り立った。14時0分
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74 今日は「つきの駅」で汗を流した。
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75 なにせ、福祉センターが県外住民を入れてくれないので。
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76 30分500円、さっぱりしました。
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77 「つきの駅」で勧められ、ここに来た。
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78 奥の座敷は何となく店らしくない。
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79 冷奴。
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80 モツ煮、美味い。
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81 外がカリカリな餃子。
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82 モツ焼き。串に刺さって出てくると思ったら違った。
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83 叩ききゅうりに、梅水晶が絡めてあった。
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84 カニクリームコロッケ。自家製っぽい。
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85 海老団子。あんかけを想像していたが違った。
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86 卵焼きは予想以上に甘かった。
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87 喫煙OKを別にすればいい店でした。
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88 ここにも引っ掛かった。

〈全天球画像〉吹切尾根の伐採地にて / 大月駅前食堂「うづき」にて / 高尾駅前「たまの里」にて

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