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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第688 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2022年9月10日()~11日(

行き先【北八ヶ岳/八柱山(2114.6m)&北横岳(2480m)

コースタイム:

〈1日目〉JR新宿駅[7:21発](あずさ1号)⇒茅野駅[9:07/9:30](アルピコ交通、バス白駒池行1500円)⇒麦草峠[10:30/10:45]→雨池[11:46/11:52]→八柱山[12:26/12:32] →雨池[12:59]→休憩[13:47/13:54]→林道(小石の道)[13:57]→ショートカット道入口[14:11]→林道に戻る[14:27]→双子池ヒュッテ[14:42](泊)

〈2日目〉起床[4:30]→朝食[5:15]→出発[5:45]→亀甲池[6:42]→休憩[7:38/7:45]→北横岳[8:33/8:4]→北横岳ヒュッテ[9:05]→七つ池→北横岳ヒュッテ[9:15]→ロープウェイ山頂駅[10:07/10:30](1200円)⇒ロープウェイ山麓駅10:37/11:02]⇒タクシー(3340円×2)⇒小斉の湯[11:15/12:05](700円)→もんがく平BS[12:10](路線バス)⇒栗平BS[12:16/ バリクライングリッシュガーデンにて昼食/13:49]⇒タクシー(4240円/定額制×2)⇒茅野駅[14:07/14:40](あずさ74号臨時列車)⇒新宿駅[17:07]

トレイルマップ
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高度記録
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今回の山行は、双子池ヒュッテに泊まるのを楽しみに参加を決めた。

〈1日目〉
あずさから茅野駅に降りた登山客は大勢ですっかりコロナ前に戻っている気がした。バスは座れたので一安心。予想外にいい天気で暑いくらいだが、町を抜けて山に向かうと涼しい風が吹いてくる。麦草ヒュッテでほとんど人は下車せず皆さん白駒池まで行くようだ。

ヒュッテ前のBSにはトイレは無く少し歩いた一般駐車場のトイレを借りて出発する。茶水の森の小さな池があり、ここから登山道に入る。木道は濡れていて傾いたり一部朽ちていたりして滑り易い。あっと思った時はスッ転、幸いにもどこも打撲しなかったが、木道危うし。しばらく進むと今度は深い樹林におおわれた道となり、石がゴロゴロして歩き難い、北八らしい道となる。

前方が開けて雨池に着く。池の水は少ないようだ。少し先に八柱山への分岐がある。池を背にして緩やかな斜面を登って一旦下り登りかえすと、山頂に着いた。宇宙探査用の観測設備の鉄塔があった。展望はなくひっそりとした山だった。

分岐に戻り、雨池東岸を北へ向かう。湖畔の道を辿ると林道跡(小石がゴロゴロしている)に出る。ガードレールの設けられた橋を渡り、林道をひたすら地味に歩く。そうこうしていると道端に朽ちた双子池への道標が転がっている。ショートカット道だが、笹が生い茂って地面がどうなっているかも見えない。先頭に続いてエイヤッ!と大石によじ登ると、笹藪はすぐになくなり人の踏み跡がある。15〜16分歩くと突然元の林道に繋がった。カラマツ林に絡みついたサルオガセを見ながら歩くと、やや下り坂となり双子池ヒュッテの屋根が見えてきた。右手に雌池と広場の向こうは雄池。樹木を水面に映して、いい風景になっている。

まずは小屋の外で、ビールで乾杯。寒くなってきたので食堂に移る。夕食は天ぷらととろろ芋のそば、大椀にたっぷりの野菜の入った豚汁、美味しかった。

双子池ヒュッテは大部屋にモンベルの二人用テントを立てて一人で利用できる。まさに個室になっているので居心地は良い。今夜は中秋の名月だが、いつ昇るかはわからないので、早々に諦めてテントの中に潜りこんだ。

〈2日目〉
5時に起床の予定が、携帯のアラームで4:30に目が覚めた。外のテラスでモンベルのリゾッタの朝食を食べる。なかなか美味しい。

大岳へ向かう予定を変更して雌池の北岸を進む。向いの山肌に朝日が当たり、水面に映る。ここはキャンプ指定地で色とりどりのテントが張られていた。池を離れて原生林の苔むした露岩のある径ををゆるやかに登ると、亀甲池のほとりに出た。周囲に山が迫り、波立ちの少ない幽玄な雰囲気のある池だった。ここからは傾斜のキツい樹林帯の道に露岩や木の根があり、ジグザクの急登が続く。前方が明るくなってくると西側が開けて、眼下には火口湖の血の池が見えてきた。あともう少し。

亀甲池から約2時間弱で北横岳の北峰山頂に着いた。間近に蓼科山、御嶽山、中央アルプス。仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳と揃い踏みの南アルプス。浅間山、南八ヶ岳、その奥に金峰山の五丈岩まで抜群の展望だった。南峰ももちろん展望はいい。眺めを楽しんで木段を下る。12、3分で北横岳ヒュッテに着く。北側の森に山上湖の七ツ池があり、リュックを置いて往復する。径があって見られるのは、二つの池のみだった。

さてロープウェイ山頂駅を目指して下山開始するが、ここからが結構大変だった。登山者がひきもきらず、お一人様、お二人様、あるいは30名ほどの団体が途切れ途切れに登ってくる。こちらが止まって上りを優先するが、そんな状況なのでいつまで待ってもなかなか下れない。すれ違いは難しい。三ッ岳分岐を過ぎて、ようやく溶岩台地の坪庭にたどり着いた。ロープウェイ山頂駅は目の前、観光客はゾロゾロと降りてくるので、擦り抜けて山のカフェで乾杯する。もう雲が上がってきて展望を隠し始めた。

山麓駅に着いたらタクシーで小斉の湯へ向かう。柔らかいお湯で疲れを癒した。近くのバス停まで歩き路線バスでバリクライングリッシュガーデンへ向かう。「バラのある暮らし」から名付けられたそうで、本格的な英国式庭園である。庭園は見ずにレストランへ直行する。戸外のテラス席でビールと料理でゆっくりと寛いだ。なんでもタクシー会社と提携して、茅野駅まで定額料金のシステムになっているそうだ。

茅野駅で運よく臨時列車に乗れて帰路に着いた。

この山行はテント泊が目的だったが結局全員が小屋泊まりとなった。そして茶水池、雨池、雌池、雄池、血の池、七ッ池と図らずも池めぐりになった。それはそれで大満足の山行だった。(ひろ)

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、アヒルちゃん、のんちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:時間分
累積登高差(+):〈1日目〉375m 〈2日目〉599m
踏破距離:〈1日目〉9.0km 〈2日目〉5.1km

☆ 宿泊したのはこんな宿 
☆ 山から下りたらこんな店 
☆ タクシーを待つ間にこんな店 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げはこんな店 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 


~ 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます ~


スライドショウの開始
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001 【第1日目】麦草峠からスタート。いい天気。10時43分
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002 行く手に高みは無い。
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003 初めてここは右へ向かう。
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004 茶水池。一つ目の池。
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005 池を横断。
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006 鬱蒼としたシラビソとコメツガの森。
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007 山径らしくない。
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008 この石ころゴロゴロは北八ヶ岳的。
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009 いつもながら歩き難い。
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010 木道。
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011 でもこれがまた滑り易い。
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012 林道に出た。
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013 とても車は走れそうにない。
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014 これでも北八ヶ岳。
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015 ここからまた山径。
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016 相変わらず平坦。
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017 雨池に出た。11時46分
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018 水位が低いのか。
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019 ガスが懸かっているのが縞枯山。
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020 ここまで3km。
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021 ここを右折して八柱山への径に入る。
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022 ちょっと登り。
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023 マイナーな径だけどちゃんとしている。
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024 予想以上に歩き易い。
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025 この辺りは典型的な北八ヶ岳の森。
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026 木々の幹の太さもちょっと違う。
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027 八柱山に到着。12時26分
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028 山頂にはこんな施設もある。
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029 この標識には寄りかからないで下さい。
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030 ヒラタアブの一種?
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031 本日唯一のピーク。
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032 来た径を戻る。
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033 再び良い雰囲気な森。
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034 池か、水たまりか。
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035 雨池の畔に戻る。
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036 ここは右折。13時
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037 雨池の東側を巡る。
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038 雨池から100m以上下った辺り。
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039 「うそ」は「嘘」ではなく「鷽」でした。13時58分
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040 この林道はジープでも走れそうにない。
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041 ショートカット径は背丈ぐらいの笹を掻き分けて。
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042 動物の鼻息が聞こえたが、イノシシだったか?それとも・・・
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043 こちらの林道は車通行可能。
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044 サルオガセの森。
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045 建物が見えてきた。
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046 双子池ヒュッテに到着。14時39分
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047 こちらが入口。
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048 彼方が雌池。
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049 此方が雄池。
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050 チェックインの前にこれ。
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051 山に同化したような池。
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052 背後の山は大岳。
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053 我々が泊まるのは大広間。
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054 図らずもテントに泊まることになった。
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055 テントの中に布団を敷くのが面白い。
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056 こういう使い方もできる。
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057 食堂。
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058 天ぷら用のつゆ。
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059 あちらが厨房。
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060 女性従業員の心遣い。
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061 スタンバイできました。
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062 今宵のメニュー。
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063 メインは天ぷら。
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064 豚汁は具沢山。
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065 いただきます。
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066 八ヶ岳のクラフトビール。
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067 【第2日目】早朝の雄池。
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068 お湯を沸かしているところ。
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069 もう陽は昇っているらしい。
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070 では出発。また機会があれば来てみたい。5時45分
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071 朝の雌池。
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072 右端がテント場。
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073 雌池と大岳。
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074 対岸から見るとテントがいっぱいだ。
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075 また歩き難い径。
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076 倒木も多い。
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077 ちょっと下ると亀甲池。6時32分
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078 ここも良い雰囲気。
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079 水量は少ない。
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080 これから我慢の登り。
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081 見えたのは浅間山。
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082 足元だけを見て登る。
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083 北八ヶ岳だって、こんなに歩き易い処もあるのだ。
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084 北八ヶ岳と云えば苔。
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085 苔の小宇宙。
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086 蓼科山にも人がいっぱいいるようだ。
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087 北横岳火口にある血ノ池。
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088 視界が開けて最初に見えたのは中央アルプス。
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089 振り返れば浅間連山。
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090 北横岳北峰に到着。8時33分
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091 まだロープウェイ客が来ない時間帯なのでホントに静か。
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092 赤岳をはじめとする南八ヶ岳。
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093 目の前には南峰。
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094 浅間連峰。
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095 右端には荒船山が見えている。
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096 西側パノラマ。北アルプスには雲が懸かっている。
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097 東側パノラマ。
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098 南峰からのパノラマ。
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099 南峰から望む奥秩父。
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100 八ヶ岳のすべて。
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101 遠くは中央アルプス。眼下に蓼科湖。
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102 縞枯山荘が見えている。
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103 七ツ池にも寄ってみた。
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104 ここも七ツ池の一つ。これで今回7つ目の池。
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105 嬉しそうだ。
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106 七ツ池への径はヒュッテの目の前。
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107 坪庭。
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108 ロープウェイ駅に到着。10時8分
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109 ここはもう観光地。
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110 ここに寄って・・・
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111 喉を潤した。
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112 山麓駅でタクシー待ち。
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113 Woodyさんはきのこ汁とおにぎり。
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114 一方では・・・
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115 小斉の湯の露天風呂(女湯)。
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116 湯上りは休憩室で。
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117 眠くなる。
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118 麗人のカップ酒の自動販売機とは珍しい。
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119 湯はちょっと熱かった。
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120 締めはバラクラ・イングリッシュガーデン。
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121 イングリッシュの定番、フィッシュアンドチップス。
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122 キッシュもまずまず。
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123 これも定番、ローストビーフ。