コースタイム:
〈1日目〉東京駅[6:32](秋田新幹線こまち1号秋田行)⇒JR角館駅[9:35/観光・昼食/14:58](秋田新幹線こまち28号)⇒JR田沢湖駅・BS[5:11/15:35](羽後交通バス)⇒田沢湖スキー場前BS[16:07]→ヒュッテビルケ[16:10]
〈2日目〉宿[6:15]→田沢湖スキー場前BS[6:22](羽後交通バス・駒ヶ岳8合目行)⇒駒ヶ岳8合目BS[7:00/7:10]→片倉岳[7:42]→阿弥陀池[8:15]→男女(おなめ)岳(1,637m)[8:36]→浄土平・阿弥陀池避難小屋[8:53/9:00]→横岳(1,582.5m)[9:14]→焼森山[9:23]→湯森山(1,471.5m)[10:20/10:25]→熊見平[10:47]→宿岩(1,398m)[11:02]→笊森山(1,540.8m)[11:50]→休憩[11:55/12:00]→乳頭山(烏帽子岳)(1,478m)[13:15/13:30]→田代平山荘[14:00/14:07]→1,068mピーク[15:11]→蟹場(がにば)分岐[15:18/15:25]→蟹場温泉[16:00]
〈3日目〉蟹場温泉BS[8:50]⇒JR田沢湖駅[9:40/10:14](秋田新幹線こまち16号)⇒JR盛岡駅[10:49/ランチ/14:50](東北新幹線はやぶさ24号東京行)⇒JR大宮駅[16:38]
トレイルマップ
☆クリックすると地図が拡大します↓
|
高度記録
☆高度記録拡大は画像をクリック↓
|
〈1日目〉
東京から秋田までは移動に時間がかかるため、この日は登山せず、かつての城下町、角館を散策。武家屋敷を観光し、比内地鶏を味わえる店でのんびり昼食をとる。角館駅から田沢湖駅に戻り、バスで移動。この日の宿、ヒュッテビルケに宿泊した。女将さんの元気で明るいトークがとても印象的で、撮影で訪れた韓国俳優の話に、女子は大いに盛り上がった。
〈2日目〉
早朝、思いの外晴れていて外気温は5℃。山頂は0°との予報だったので冬の装備で出発。バスでありがたいことに8合目まで行くことができるが、人気の山だけに「アルパこまくさ」から乗ってきた登山客で満員となる。終着点の8合目で降りるととても寒く、指先もかじかむ程だ。手早く支度を済ませ、登山開始。
よく整備された登山道を行くと、登山開始から30分で片倉岳に到着。展望が開け、眼下に田沢湖が見渡せる。どってりとした山容の駒ヶ岳の紅葉は既に終わっているようだ。
更に30分ほど行くと、阿弥陀池が見えてきた。ガスが出てきて、残念ながら視界が悪くなってきた。池の周りの木道を通り抜け、階段を登り切ると秋田駒ヶ岳の最高峰、男女岳山頂に到着。残念ながらここもガスに覆われて視界がなく、風も強いので、証拠写真を撮ると直ぐに下山する。
阿弥陀池に戻り、再び登り返す。15分で横岳に到着。天気が良ければ「ムーミン谷」が見えるそうだが、残念ながらガスで展望はない。ここから先はぐんと登山客が少なくなる。
先の焼森山周辺は尾根が広く、火山特有の砂礫で覆われている。ガスの中、比較的緩やかな熊笹で覆われた尾根を行き、1時間で湯森山に到着。相変わらず風が吹いて寒いため、上着を脱ぐことができない。雨が降っていたら、ここから笹森山への分岐を進み、乳頭温泉へ下山することもできるが、幸い雨が降っていないので、更に笊森山方面へ進む。
登山道は、「山と高原地図」に書いてあるほど藪で覆われてはいないが、細くえぐられているところがあるため、足を取られないよう注意しながら進む。湯森山を下ると熊見平の湿原が広がる。木道を進み宿岩のピークを過ぎた辺りからガスが徐々に上がり始め、視界が広がってきた。天気が良ければさぞ、気持の良い尾根であろう。笊森山の山頂は強風のため、少し下った所で休憩。前方に乳頭山の烏帽子がはっきり見えている。草紅葉に囲まれた池塘も点在して見えている。
150mほど下り、再び急登を登り返すと、乳頭山山頂に到着。駒ヶ岳は相変わらず雲の中だが、左手に田沢湖、前方に田代平、その奥にプリンのような白森山。右手に八幡平、雲の中の岩手山の大きな裾野、盛岡の町並みと360°の展望をようやく楽しむことができた。山頂に登山客は1人。ここまで来る登山客は少ないようである。風も遮られており、15分間の長休憩となった。
あとは、下山のみ。田代平の避難小屋でトイレ休憩のあと、田代平へ。ここからの草紅葉と点在する緑の木々のコントラストが美しい。古くなった木道を滑らないよう気を遣いながら進む。
田代平を抜けると荒れた道となる。ブナの樹林帯を行くとやがて、蟹場温泉への分岐にたどり着く。更にぬかるんだ道を滑らないよう下ること35分。ようやく蟹場温泉に到着。
17kmの長丁場だったが、気温が低かったこともあり、体力の消耗は少なかった。温泉でのんびり湯に浸かり、汗を流した後は、宿の心づくしの料理を味わうことができた。
〈3日目〉
朝から予報通りの雨。宿の前から出るバスに乗り、田沢湖駅へ。新幹線で盛岡に出る。駅前の「ぴょんぴょん亭」で焼き肉料理とビールで乾杯。再び新幹線に乗り、帰路へついた。
個人的にとても楽しみにしていた秋田駒ヶ岳。紅葉はいま一つだったが、雨に降られることもなく、最後に素晴らしい眺望を楽しむことができた。歴史に触れ、地元の美味しい料理に温泉と、非日常を味わうことができ、また一つ心に残る山行となった。いつか花の季節に訪れてみたい。 (のり)
今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、このちゃん、アヒルちゃん、のんちゃん、ひろちゃん、のりちゃん、なおちゃん
実働時間:8時間4分
累積登高差(+):961m
踏破距離:18.0km
☆ 〈1日目〉クラフトビール醸造所はこんな所
☆ ランチしたのはこんな店
☆ 宿泊したのはこんな宿
☆ 〈2日目〉宿泊したのはこんな宿
☆ 〈3日目〉打ち上げ第一弾はこんな店
☆ 電車を待つ間にこんな店
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店
|