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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第692 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2022年10月8日()〜10日(

行き先【秋田駒ヶ岳〜乳頭山〜乳頭温泉郷

コースタイム:

1日目〉東京駅[632](秋田新幹線こまち1号秋田行)⇒JR角館駅[935/観光・昼食/1458](秋田新幹線こまち28号)⇒JR田沢湖駅・BS[511/1535](羽後交通バス)⇒田沢湖スキー場前BS[1607]→ヒュッテビルケ[1610]

2日目〉宿[615]→田沢湖スキー場前BS[622](羽後交通バス・駒ヶ岳8合目行)⇒駒ヶ岳8合目BS[700/710]→片倉岳[742]→阿弥陀池[815]→男女(おなめ)岳(1,637m)[836]→浄土平・阿弥陀池避難小屋[853/900]→横岳(1,5825m)[914]→焼森山[923]→湯森山(1,4715m)[1020/1025]→熊見平[1047]→宿岩(1,398m)[1102]→笊森山(1,5408m)[1150]→休憩[1155/1200]→乳頭山(烏帽子岳)(1478m)[1315/1330]→田代平山荘[1400/1407]1,068mピーク[1511]→蟹場(がにば)分岐[1518/1525]→蟹場温泉[1600]

3日目〉蟹場温泉BS[850]JR田沢湖駅[940/1014](秋田新幹線こまち16号)⇒JR盛岡駅[1049/ランチ/14:50](東北新幹線はやぶさ24号東京行)⇒JR大宮駅[1638]

トレイルマップ
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高度記録
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1日目〉
東京から秋田までは移動に時間がかかるため、この日は登山せず、かつての城下町、角館を散策。武家屋敷を観光し、比内地鶏を味わえる店でのんびり昼食をとる。角館駅から田沢湖駅に戻り、バスで移動。この日の宿、ヒュッテビルケに宿泊した。女将さんの元気で明るいトークがとても印象的で、撮影で訪れた韓国俳優の話に、女子は大いに盛り上がった。


2日目〉
早朝、思いの外晴れていて外気温は5℃。山頂は0°との予報だったので冬の装備で出発。バスでありがたいことに8合目まで行くことができるが、人気の山だけに「アルパこまくさ」から乗ってきた登山客で満員となる。終着点の8合目で降りるととても寒く、指先もかじかむ程だ。手早く支度を済ませ、登山開始。

よく整備された登山道を行くと、登山開始から30分で片倉岳に到着。展望が開け、眼下に田沢湖が見渡せる。どってりとした山容の駒ヶ岳の紅葉は既に終わっているようだ。

更に30分ほど行くと、阿弥陀池が見えてきた。ガスが出てきて、残念ながら視界が悪くなってきた。池の周りの木道を通り抜け、階段を登り切ると秋田駒ヶ岳の最高峰、男女岳山頂に到着。残念ながらここもガスに覆われて視界がなく、風も強いので、証拠写真を撮ると直ぐに下山する。

阿弥陀池に戻り、再び登り返す。15分で横岳に到着。天気が良ければ「ムーミン谷」が見えるそうだが、残念ながらガスで展望はない。ここから先はぐんと登山客が少なくなる。

先の焼森山周辺は尾根が広く、火山特有の砂礫で覆われている。ガスの中、比較的緩やかな熊笹で覆われた尾根を行き、1時間で湯森山に到着。相変わらず風が吹いて寒いため、上着を脱ぐことができない。雨が降っていたら、ここから笹森山への分岐を進み、乳頭温泉へ下山することもできるが、幸い雨が降っていないので、更に笊森山方面へ進む。

登山道は、「山と高原地図」に書いてあるほど藪で覆われてはいないが、細くえぐられているところがあるため、足を取られないよう注意しながら進む。湯森山を下ると熊見平の湿原が広がる。木道を進み宿岩のピークを過ぎた辺りからガスが徐々に上がり始め、視界が広がってきた。天気が良ければさぞ、気持の良い尾根であろう。笊森山の山頂は強風のため、少し下った所で休憩。前方に乳頭山の烏帽子がはっきり見えている。草紅葉に囲まれた池塘も点在して見えている。

150mほど下り、再び急登を登り返すと、乳頭山山頂に到着。駒ヶ岳は相変わらず雲の中だが、左手に田沢湖、前方に田代平、その奥にプリンのような白森山。右手に八幡平、雲の中の岩手山の大きな裾野、盛岡の町並みと360°の展望をようやく楽しむことができた。山頂に登山客は1人。ここまで来る登山客は少ないようである。風も遮られており、15分間の長休憩となった。

あとは、下山のみ。田代平の避難小屋でトイレ休憩のあと、田代平へ。ここからの草紅葉と点在する緑の木々のコントラストが美しい。古くなった木道を滑らないよう気を遣いながら進む。

田代平を抜けると荒れた道となる。ブナの樹林帯を行くとやがて、蟹場温泉への分岐にたどり着く。更にぬかるんだ道を滑らないよう下ること35分。ようやく蟹場温泉に到着。

17kmの長丁場だったが、気温が低かったこともあり、体力の消耗は少なかった。温泉でのんびり湯に浸かり、汗を流した後は、宿の心づくしの料理を味わうことができた。

3日目〉

朝から予報通りの雨。宿の前から出るバスに乗り、田沢湖駅へ。新幹線で盛岡に出る。駅前の「ぴょんぴょん亭」で焼き肉料理とビールで乾杯。再び新幹線に乗り、帰路へついた。

個人的にとても楽しみにしていた秋田駒ヶ岳。紅葉はいま一つだったが、雨に降られることもなく、最後に素晴らしい眺望を楽しむことができた。歴史に触れ、地元の美味しい料理に温泉と、非日常を味わうことができ、また一つ心に残る山行となった。いつか花の季節に訪れてみたい。 (のり)

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、このちゃん、アヒルちゃん、のんちゃん、ひろちゃん、のりちゃん、なおちゃん
実働時間:8時間4分
累積登高差(+):961m
踏破距離:18.0km

☆ 〈1日目〉クラフトビール醸造所はこんな所 
☆ ランチしたのはこんな店 
☆ 宿泊したのはこんな宿 
☆ 〈2日目〉宿泊したのはこんな宿 
☆ 〈3日目〉打ち上げ第一弾はこんな店 
☆ 電車を待つ間にこんな店 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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001 【第1日目】あきた芸術村にある「わらび劇場」。
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002 その隣にある「田沢湖ビールブルワリー」。
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003 10時開店直後にやって来た。
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004 ちゃんと開いていました。
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005 ところがブルワリ併設レストランは休業中。
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006 がっかり。
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007 仕方なく瓶ビールを購入。これはケルシュ。
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008 こちらはブナの天然酵母を使ったビール。
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009 輸入麦芽梱包袋をもらった。
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010 あきた芸術村の往復にこれを利用。
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011 嘉永六年といえば黒船来航の年。
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012 蔵座敷が立派でした。
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013 角館武家屋敷通り。
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014 本日のランチはここ。
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015 比内地鶏を味わえる店。
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016 ビールは角館麦酒にしてみた。
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017 ではいただきます。
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018 比内地鶏の出汁巻き卵。
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019 比内地鶏のねぎま。
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020 比内地鶏のつくね。
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021 比内地鶏の親子丼。
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022 比内地鶏のきりたんぽ鍋。
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023 酒は秋田の「刈穂」。
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024 腹いっぱいになりました。
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025 目の前のローソンで明日の行動食をゲット。
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026 石黒家も見学。
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027 角館駅に戻り田沢湖駅へ移動。
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028 知る人ぞ知る電話ボックス。
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029 田沢湖駅からバスに乗り田沢湖スキー場前で下車。
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030 ここが今宵の宿「ヒュッテ・ビルケ」
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031 部屋から田沢湖が見える。
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032 田沢湖の向こうに夕焼け。
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033 湯上りビール。
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034 そろそろ夕食です。
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035 きりたんぽ鍋などなど。
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036 いただきます。
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037 秀よしをいただく。
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038 白瀑もいただく。
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039 まんさくの花もいただく。
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040 女将さんオンステージ。
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041 知る人ぞ知るサイン。
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042 【第2日目】朝食は5時20分にしてもらった。
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043 ここからバスに乗る。山にはガスが懸かっている。6時11分
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044 秋田駒ケ岳と電話ボックス。
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045 乗ったときはガラガラだったが、終点直前にはほぼ満席になった。
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046 終点の八合目。かなり寒い。
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047 これから出発。7時12分
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048 正面は賽の河原のような雰囲気。かつての硫黄鉱山だったらしい。
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049 上から見た八合目BS。辺りはそこそこ紅葉。
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050 キレイに色付く前に枯れてきた感じか。
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051 片倉岳展望台から見上げる男女岳。7時42分
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052 田沢湖が見えてきた。
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053 登りは緩い。
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054 辺りの紅葉は終わったのか未だなのか。
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055 湖なんかなさそうなところにある田沢湖。
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056 正面は男岳らしい。
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057 皆が嫌いな木道に出た。
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058 ガスっていて見えないがもう直ぐ阿弥陀池。
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059 なかなか身体が温まらず。
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060 男女岳に登る登山者が見えている。
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061 ガスが晴れると避難小屋が見えた。8時19分
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062 渋滞気味。
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063 男女岳の登りにかかる。
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064 岩畳の登山道。
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065 段々急になる。
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066 男女岳に到着。8時37分
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067 視界ゼロ。
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068 でもさすがに最高峰、人がいっぱい。
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069 長居は無用と下山。
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070 阿弥陀池全景。
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071 男岳は省略して横岳へ向かう。
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072 ムーミン谷はガスの中。残念!
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073 横岳。9時14分
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074 スコリアの径は歩き易い。
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075 焼森というが森は見当たらない。
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076 広々していてピークらしさは全く無い。
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077 ここまでは人が多い。
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078 ちょっぴり雪が残っている。
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079 次は湯森山。
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080 雨水による浸食が始まったばかりのような地形。
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081 この辺りはハイマツ。
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082 少し下がると一面のササ原。
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083 行く手に山があるとは思えない。
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084 この辺りが最低鞍部だが、そんな雰囲気は無い。
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085 これでも湯森山の登り。
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086 ミヤマネズ。関東では見かけない。
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087 ここが山頂か。
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088 湯森山。ここにも森は無い。10時20分
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089 この案内図は北が左らしい。
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090 三角点はもっと先にあった。
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091 ガスが無ければ次の爪森山が見えそうだが。
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092 湿原に出た。
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093 熊見平というところ。いちおう草紅葉。
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094 爪森山まであと2kmとのこと。10時48分
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095 少しだけガスが切れてきた。
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096 見えてきた岩が「宿岩」らしい。
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097 見通しがよくなった。ガスが切れたというよりも、上がった感じ。
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098 近づくと「宿岩」は意外に大きい。
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099 ちゃんと標識があった。11時2分
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100 一つの岩というよりもいくつか積み重なった感じ。
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101 あれが爪森山か。
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102 この山もゆるい。
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103 チラッと見えてきたのは乳頭山。
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104 何処に山頂があるのか分からない。
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105 花の無いツガザクラ。
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106 赤い実がついたキャラボク。
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107 適当な場所に山頂標識を立てておいても皆信じるだろう。
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108 爪森山に到着。11時51分
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109 これでようやく半分を過ぎた。
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110 角館で仕入れたご当地おにぎり。
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111 さて下ろう。
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112 下りらしい下り。
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113 眼下にも湿原。
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114 下り切った訳ではないが、もうなだらか。
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115 乳頭山までまだ遠いなあ。
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116 でもコースタイム上では1時間で着くはず。12時16分
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117 爪森山を振り返る。
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118 池塘。
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119 この辺りはちっとも谷が発達していない感じ。
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120 乳頭山が高くなってきた。でもまだ烏帽子っぽい。
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121 辿ってきたところを振り返る。
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122 池塘に浮島。
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123 近づくにつれ、乳頭山らしくなってきた。
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124 こうやって見ると乳頭は岩峰だ。
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125 火山岩頸って感じもしてくるが、実は溶岩円頂丘らしい。
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126 最後の登り。
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127 今回始めてかも知れない急登。
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128 節理がはっきりした岩。
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129 眼下はビロードのような笹原。
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130 辿ってきた径も良く見える。
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131 乳頭山、到着。ここまで6時間掛かった。13時15分
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132 ここは風が遮られて穏やか。
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133 向こうに見えるは森吉山。その手前にテーブルマウンテンの大白森。
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134 田沢湖が良く見える。
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135 暫し寛ぐ。
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136 岩手山は相変わらずのガスに包まれたまま。
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137 八幡平はほぼ姿を現した。
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138 では下山開始。
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139 大白森が気になる。
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140 田代平避難小屋。14時
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141 漸く暖かくなってきたので一枚脱ぐ。
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142 避難小屋の目の前にも池塘。
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143 田代平湿原にて。
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144 田代平湿原にて。その2
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145 田代平湿原にて。その3
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146 田代平湿原にて。その4
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147 田代平湿原にて。その5
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148 田代平湿原にて。その6
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149 田代平湿原にて。その7
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150 田代平湿原にて。その8
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151 田代平湿原にて。その9
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152 田代平湿原にて。その10
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153 田代平湿原にて。その11
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154 田代平湿原にて。その12
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155 田代平湿原にて。その13
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156 歩き難いところ。14時45分
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157 でも径形ははっきりしている。
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158 ブナの森。
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159 ここも紅葉はいまいち。
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160 でも癒しの森。
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161 所々泥濘。
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162 ここで単独行沢ヤと出会う。15時23分
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163 沢音がしてきた。
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164 蟹場温泉、到着。16時
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165 湯上りビール。
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166 お疲れさんでした!
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167 夕食。
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168 これを注文。
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169 いただきます!
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170 【第3日目】朝食。
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171 雨の朝。
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172 ここが始発。
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173 盛岡のここでランチ。
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174 まだ午前中ですが。
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175 改めて、お疲れ様でした。
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176 焼肉美味い。
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177 レバ刺しかと思ったら違った!
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178 胡麻の香りたっぷり。
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179 これでもチヂミ。
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180 またまた腹いっぱいになりました。
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181 今年もここで時間調整することになった。
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182 これで帰る。
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183 大宮のベルギー料理店に引っ掛かった。
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184 パトラッシュには見えないなあ。ネロもビミョー。

〈全天球画像〉秋田駒ヶ岳八合目行バス車内にて / 秋田駒ヶ岳八合目BSにて / 阿弥陀池に到着 / 男女岳山頂直下にて / 男女岳山頂にて / 笊森山中腹にて / 笊森山を下る途中にて途中にて / 笊森山と乳頭山の中間にて / 乳頭山山頂にて / 大宮・キッチンシューラクにて

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