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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第697 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2022年11月12日(

行き先【奥多摩/材木小屋尾根〜篶坂ノ丸(1456m)〜タワ尾根】

コースタイム:

JR立川駅[6:37](青梅線各停奥多摩行)⇒JR奥多摩駅[7:54/8:00]⇒タクシー(4900円)⇒日原鍾乳洞駐車場[8:20/8:30]→小川谷林道下段歩道入口[8:45]P1[9:23/9:30]→材木小屋尾根取り付き点[9:53]P2[10:14/10:20]P3[11:13/11:20]→篶坂ノ丸[11:50/11:58]→金袋山[12:15]→人形山[12:35]→一石山[12:48]→一石山神社[13;25]→日原鍾乳洞売店[13:29/14:00]⇒タクシー(4400)⇒三河屋旅館麻場の湯(日帰り入浴1100円)[:14:22/15:09]→天益[15:15]→奥多摩駅[15:53](ホリデー快速おくたま6号)⇒立川駅[18:05]

トレイルマップ
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高度記録
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今回は半年ぶりの公式山行に参加。紅葉のタワ尾根、その美しさの記憶は強烈で、久しぶりのタワ尾根山行の計画を見るや否やすぐに参加することに決めた。タワ尾根には、マンマミーア山行も含めてオロセ尾根や人形尾根からのコースが過去にはあったが、今回は小川谷右岸を遡り、材木小屋尾根から取り付くバリエーションルートである。

紅葉シーズンのため登山客であふれる奥多摩駅から、お馴染みの6人乗り奥多摩タクシーで日原鍾乳洞駐車場へ。

小川谷右岸の林道から水源巡視路下段歩道に入る。東京都水道局水源林の水源巡視路を利用できるのは、ありがたい。ここは上段と下段歩道の二つがあるが、上段は崩壊箇所があるため下段歩道を進む。路肩が古い石垣になっている所もあり、狭いがなだらかで歩きやすい。やや盛りを過ぎてはいるが青空と秋の日差しの中、美しい黄金色や真っ赤な紅葉が目を楽しませてくれる。

1時間半ほど歩くと、材木小屋尾根取り付き点から尾根に入っていく。先頭の副隊長は何の標識もないのによくここから正確に取り付けるものだと感心したが、ちゃんとテープがあったと言う。片側が杉の植林でもう一方が雑木林の尾根の境目のあたりを登っていく。下は落ち葉で歩きやすいが、すぐに傾斜がきつくなってきて、アキレス筋が伸びる。休憩の後は両手も使ってよじ登っていく。これはバリバリバリエーションならではのまぎれもない急登だ。どうやらいぃday山岳会では、両手を使わねばならぬくらいの傾斜でないと「急登」とは言わないようだ。葉がすっかり落ちた冬枯れの木々の間から、天祖山(三ツドッケ)や酉谷山が見える。

やがて傾斜が緩み冬枯れの明るい雑木林を進んでいくと、右前方にウトウノ頭、左側に我々が目指す篶坂ノ丸が見えてきた。最後にやや急な登りを終え、予定よりだいぶ早く11:50篶坂ノ丸に到着。山頂は広く木々に囲まれているが、冬枯れのこの時期は展望があり気持ちよい。山頂名が薄れてよく見えない標識と、その横にかわいらしいフクロウの絵が描いてある標識が木に掛かっている。

ここから、お楽しみのタワ尾根を下っていく。残念ながら紅葉の盛りはやや過ぎていたが、下るにつれてタワ尾根ながらのあでやかさに目を惹かれる。ちなみにモミジとカエデの違いを調べてみた。所説色々あるが、葉に5つ以上の深い切れ込みがあるものは「もみじ」と呼ばれ、それ以外の切れ込みが浅いものを「楓」とすることが多いようだ。下から見上げる紅葉もきれいだが、落ち葉の上に舞い降り、そこかしこに散らばっている真っ赤なモミジもかわいらしい。途中、サルの群れやカモシカも見かけた。鹿は珍しくはないが、奥多摩でカモシカを見たのは初めてだ。人には誰にも会わず、静かな奥多摩の山を満喫した。きっと今日の川苔山などはものすごい人込みであろう。

下りは早い。金袋山、人形山、一石山の個性的な標識を楽しみ、落ち葉を踏み分けどんどん下っていく。一石山を過ぎて落ち葉で滑りやすい急坂を、気を付けながら激下りして一石山神社に下りた。さっそく日原鍾乳洞売店にてビールで喉を潤す。

帰りはタイミングよく手配できた奥多摩タクシーにて三河屋旅館麻場の湯へ。汗を流した後は、久しぶりの天益にて生ビールと餃子。幸せをかみしめる。

いぃday!ならではの、秋の静かな奥多摩を堪能した一日であった。タワ尾根はこれまでに何度も計画されてきたが、登り口が違うとまた違う楽しみがある。また訪れたいお気に入りの山だ。(くま)

今回の参加者:副隊長、クマちゃん、菊丸、ひろちゃん、のりちゃん、なおちゃん
実働時間:時間分
累積登高差(+):1177m
踏破距離:90km

☆ 山から下りたらこんな店 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 風呂上りにはこんな店 
☆ 打ち上げ第一弾はこんな店 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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01 一石山神社。
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02 日原鍾乳洞駐車場から出発。8時30分
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03 漸く燕岩に朝日が当たり始めた。
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04 この洞門のおかげで先へ進める。
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05 振り返って梵天岩。
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06 相変わらずロープが張られている。
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07 先へ進む。
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08 この辺りの紅葉は概ね見頃かね。
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09 馴染みの岩を潜る。
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10 小川谷。
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11 林道を進む。
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12 ここが取り付き点。8時47分
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13 落石防護ネットのワイヤーを潜りながら登る。
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14 やや足元が不安定な登り坂。
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15 上がり切ったところ。左へ登ると人形山方面。
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16 下段歩道入口には通せんぼ。
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17 でも気にせずに直進。
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18 黄金色。
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19 幅広な下段歩道。
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20 通り難いところも少しだけある。
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21 ここも埋もれかかっているが、通行には支障なし。
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22 僅かずつ、登り。
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23 涸れ沢を難なく横断。
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24 下段歩道の紅葉。
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25 ここでひと休み。
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26 下段歩道の紅葉その2。
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27 2つ目の沢も問題なし。
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28 下段歩道といっても、川面まではかなりの高低差がある。
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29 下段歩道の紅葉その3。
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30 石積が残っているところが何か所かある。
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31 下段歩道の紅葉その4。
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32 下段歩道の紅葉その5。
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33 下段歩道の紅葉その6。
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34 ここから材木小屋尾根に取り付く。9時55分
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35 左手は植林。
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36 落葉で埋まった尾根。
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37 穏やかな登り。
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38 ちょっと急になってきた。
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39 踏み跡は有るような無いような。
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40 標高1,000mを越える。
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41 ちょっと緩んだところで2回目の休憩。10時22分
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42 今日一番の急登。
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43 立木が無いと登るのが大変。
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44 そんなに永くは続かない。
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45 小さな岩峰を乗り越える。
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46 直進できないところは回り込む。
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47 苔の上の紅葉。
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48 日溜りで3回目の休憩。11時18分
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49 もう急なところは無い。
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50 あれは善知鳥ノ頭。
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51 もう直ぐタワ尾根に出る。
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52 篶坂ノ丸に到着。11時50分
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53 なかなか凝った手作り山頂標識。
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54 タワ尾根の紅葉。
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55 さて下ろう。
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56 金袋の底が熊に齧られている。
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57 タワ尾根の紅葉その2。
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58 タワ尾根の紅葉その3。
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59 タワ尾根の紅葉その4。
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60 タワ尾根の紅葉その5。
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61 タワ尾根の紅葉その6。
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62 タワ尾根の紅葉その7。
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63 タワ尾根の紅葉その8。
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64 人形山に到着。これも凝った標識だけど何がモチーフ?12時34分
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65 手入れがなされた植林。
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66 下りは早いね。
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67 タワ尾根の紅葉その9。
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68 一石山でひと休み。12時51分
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69 ここは急降下。落ち葉が積もって滑り易い。
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70 タワ尾根の紅葉その10。
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71 カモシカいた!もう一頭いたが木の陰に隠れてしまった。
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72 もう梵天岩よりも低くなった。
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73 一石山神社。
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74 無事、俗界へ戻ってきた。
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75 日原鍾乳洞売店。
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76 汗が引かないうちのビールは美味いね〜
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77 ここで汗を流す。
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78 風呂場の外もいい色付き。
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79 湯上りのビールも美味いね〜
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80 久しぶりの「天益」。
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81 久しぶりの天益の餃子。
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82 シャキシャキもやしのレバニラ炒め。
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83 豆腐サラダは大盛サービス。
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84 ソース焼きそばも素朴で美味い。
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85 これからホリデー快速に乗ります。
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86 酔っぱらいはここに嵌まる恐れあり。
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87 いつもは向こうからこちらを眺めている。
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88 やってきました「弁慶」。
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89 既に齧られたポテトサラダ。
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90 おやじが好むハムカツ。
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91 名物ジャンボコロッケ。
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92 もちろん、焼き物も。
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93 ここで揚げ餃子、食べたことあったかな。
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94 レンコンはさみ揚げも。
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95 西国分寺駅で途中下車。
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96 冷やしトマト。
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97 中華おこげ。
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98 茄子の唐揚げ。

〈全天球画像〉材木小屋尾根 標高1230m付近にて / 篶坂ノ丸山頂にて

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