コースタイム:
JR立川駅[6:37](青梅線各停奥多摩行)⇒JR奥多摩駅[7:54/8:00]⇒タクシー(4900円)⇒日原鍾乳洞駐車場[8:20/8:30]→小川谷林道下段歩道入口[8:45]→P1[9:23/9:30]→材木小屋尾根取り付き点[9:53]→P2[10:14/10:20]→P3[11:13/11:20]→篶坂ノ丸[11:50/11:58]→金袋山[12:15]→人形山[12:35]→一石山[12:48]→一石山神社[13;25]→日原鍾乳洞売店[13:29/14:00]⇒タクシー(4400円)⇒三河屋旅館麻場の湯(日帰り入浴1100円)[:14:22/15:09]→天益[15:15]→奥多摩駅[15:53](ホリデー快速おくたま6号)⇒立川駅[18:05]
トレイルマップ
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高度記録
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今回は半年ぶりの公式山行に参加。紅葉のタワ尾根、その美しさの記憶は強烈で、久しぶりのタワ尾根山行の計画を見るや否やすぐに参加することに決めた。タワ尾根には、マンマミーア山行も含めてオロセ尾根や人形尾根からのコースが過去にはあったが、今回は小川谷右岸を遡り、材木小屋尾根から取り付くバリエーションルートである。
紅葉シーズンのため登山客であふれる奥多摩駅から、お馴染みの6人乗り奥多摩タクシーで日原鍾乳洞駐車場へ。
小川谷右岸の林道から水源巡視路下段歩道に入る。東京都水道局水源林の水源巡視路を利用できるのは、ありがたい。ここは上段と下段歩道の二つがあるが、上段は崩壊箇所があるため下段歩道を進む。路肩が古い石垣になっている所もあり、狭いがなだらかで歩きやすい。やや盛りを過ぎてはいるが青空と秋の日差しの中、美しい黄金色や真っ赤な紅葉が目を楽しませてくれる。
1時間半ほど歩くと、材木小屋尾根取り付き点から尾根に入っていく。先頭の副隊長は何の標識もないのによくここから正確に取り付けるものだと感心したが、ちゃんとテープがあったと言う。片側が杉の植林でもう一方が雑木林の尾根の境目のあたりを登っていく。下は落ち葉で歩きやすいが、すぐに傾斜がきつくなってきて、アキレス筋が伸びる。休憩の後は両手も使ってよじ登っていく。これはバリバリバリエーションならではのまぎれもない急登だ。どうやらいぃday山岳会では、両手を使わねばならぬくらいの傾斜でないと「急登」とは言わないようだ。葉がすっかり落ちた冬枯れの木々の間から、天祖山(三ツドッケ)や酉谷山が見える。
やがて傾斜が緩み冬枯れの明るい雑木林を進んでいくと、右前方にウトウノ頭、左側に我々が目指す篶坂ノ丸が見えてきた。最後にやや急な登りを終え、予定よりだいぶ早く11:50に篶坂ノ丸に到着。山頂は広く木々に囲まれているが、冬枯れのこの時期は展望があり気持ちよい。山頂名が薄れてよく見えない標識と、その横にかわいらしいフクロウの絵が描いてある標識が木に掛かっている。
ここから、お楽しみのタワ尾根を下っていく。残念ながら紅葉の盛りはやや過ぎていたが、下るにつれてタワ尾根ながらのあでやかさに目を惹かれる。ちなみにモミジとカエデの違いを調べてみた。所説色々あるが、葉に5つ以上の深い切れ込みがあるものは「もみじ」と呼ばれ、それ以外の切れ込みが浅いものを「楓」とすることが多いようだ。下から見上げる紅葉もきれいだが、落ち葉の上に舞い降り、そこかしこに散らばっている真っ赤なモミジもかわいらしい。途中、サルの群れやカモシカも見かけた。鹿は珍しくはないが、奥多摩でカモシカを見たのは初めてだ。人には誰にも会わず、静かな奥多摩の山を満喫した。きっと今日の川苔山などはものすごい人込みであろう。
下りは早い。金袋山、人形山、一石山の個性的な標識を楽しみ、落ち葉を踏み分けどんどん下っていく。一石山を過ぎて落ち葉で滑りやすい急坂を、気を付けながら激下りして一石山神社に下りた。さっそく日原鍾乳洞売店にてビールで喉を潤す。
帰りはタイミングよく手配できた奥多摩タクシーにて三河屋旅館麻場の湯へ。汗を流した後は、久しぶりの天益にて生ビールと餃子。幸せをかみしめる。
いぃday!ならではの、秋の静かな奥多摩を堪能した一日であった。タワ尾根はこれまでに何度も計画されてきたが、登り口が違うとまた違う楽しみがある。また訪れたいお気に入りの山だ。(くま)
今回の参加者:副隊長、クマちゃん、菊丸、ひろちゃん、のりちゃん、なおちゃん
実働時間:時間分
累積登高差(+):1177m
踏破距離:90km
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