コースタイム:
JR上野駅[6:15](高崎線各停高崎行)⇒JR高崎駅[8:01/8:02](信越本線各停横川行)⇒JR横川駅[8:36/8:40]⇒タクシー(2,100円/1台)⇒旧中山道分岐[8:40/8:48]→刎石坂石仏石塔群[9:20]→風穴[9:32]→刎石(はねいし)茶屋跡[9:44]→休憩[9:53/9:56]→堀り切り[10:06]→座頭ころがし[10:21]→栗が原[10:35]→休憩[10:48/10:51]→山中茶屋跡[11:04]→陣馬が原[11:21]→思婦石[11:57]→熊野皇大神社(旧碓氷峠)[12:00/12:10]→しげの屋[12:15/13:10](バス、500円)⇒旧軽井沢[13:30]⇒タクシー(3,150円/1台)⇒ゆうすげ温泉[13:50/15:11]⇒タクシー(3,300円/1台)⇒ベーカリーレストランsawamura[15:25/17:57]→JR軽井沢駅[18:57](北陸新幹線はくたか572号)⇒大宮駅[19:35]
トレイルマップ
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高度記録
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昨日の東京の気温は24℃。予報によると、今日は寒気の影響で一気に気温が下がり、12月末並の寒波が到来するという。軽井沢の最高気温は6℃の予報。気温の落差に身体がついて行けず、服装に悩んだ。
今日はいにしえの道、旧中山道の碓氷峠越えをする計画だ。高崎駅から信越本線に乗り換え横川駅で下車。子供のころ、列車の車内から駅弁販売の人から釜飯を購入したのが懐かしい。
予約していたタクシーで登山口へ向かう。ありがたいことに、これで1時間稼いだことになる。登山口からは、広葉樹林や杉の樹林帯のよく整備された道を緩やかに登っていく。風が吹いていないため、思いの外、寒さを感じない。
30分程登った「刎石坂」には南無阿弥陀仏の碑や大日尊、馬頭観音が設置され、「碓氷峠一の難所」とされていたそうだ。「刎石茶屋跡」を過ぎると、よく整備された杉並木の道が延びている。
今年は例年より紅葉の進みが遅いようで、黄色や赤のコナラやカエデの紅葉が山に彩りを添えて美しい。高度を上げるにつれ、木立の間から南は妙義山の荒々しい岩峰群、東には浅間隠山を望むことができた。
1時間40分程で「栗ヶ原」に到着。明治初めに「見回り方屯所」(今でいう交番)があったそうだ。人々が坂を登るために腹ごしらえをしたという「山中茶屋跡」を抜け、新田方と足利方、武田方と上杉方の合戦場になったという「陣馬が原」へ。分岐を左に進み、「人馬施行所跡」からは、やや急登となり、落ち葉を踏みしめながら進む。「仁王門跡」と「思婦石」を通過し、ほどなく登山道出口の碓氷峠に到着した。
4時間弱の行程だったが、道は全体的に緩やかで、各所に案内板が設置されていた。200年以上もの昔、旅人や大名行列も重い荷物を持ちながら往来したのかと、昔の人々の苦労に思いを馳せながら歩くことができた。
登山道で人に出会うことはほとんど無かったが、碓氷峠には観光客もそれなりにいて、賑わっていた。長野と群馬の県境にある熊野神社で参拝し、近くの店でしばし休憩。店の展望デッキからは関東平野の遙か向こうに筑波山を望むことができた。
バスで若者や家族連れで賑わう旧軽井沢に降り、タクシーに乗り換えて「ゆうすげ温泉」へ。冷えた身体をゆっくり暖めることができた。値段も安く、柔らかい心地の良い温泉だった。
しばしまったりした後は、再びタクシーで旧軽井沢に戻り、「sawamura」で、美味しいワインと料理を頂いた。レストランを出た頃には、日は暮れ、寒さが身にしみたが、軽井沢駅まで歩く途中、たまたま開催されていたウインターフェスティバルの打ち上げ花火を楽しむこともできた。
紅葉に彩られたいにしえの道を辿り、美味しいお酒に料理を味わい、最後に花火のおまけまでついた贅沢で充実した一日だった。(のり)
今回の参加者:副隊長、アヒルちゃん、のんちゃん、ひろちゃん、のりちゃん
実働時間:3時間11分
累積登高差(+):846m
踏破距離:7.7km
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