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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第751 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2023年12月2日()〜3日(

行き先【道志/今倉山(1470.1m)〜菜畑山(1283m)、鳥ノ胸山(1207.5m)

コースタイム:

1日目〉JR高尾駅[7:06](甲府行)⇒大月駅[7:42/7:54](富士急行線)⇒都留市駅[8:11/7:15](富士急バス)⇒道坂隧道BS[8:45]→休憩[9:40/9:45]→今倉山東峰[10::13]→水喰ノ頭[11:08/11:14]→菜畑山[11:49/12:00]→テレビ中継塔[12:31]→和出村BS[13:00]→道志の湯(日帰り入浴700円)[13:16/14:52] (宿の車の送迎)⇒北の勢堂[15:00]

2日目〉北の勢堂[7:45]→秋葉山[8:40/8:45]→鳥ノ胸山[9:48/9:51]→雑木ノ頭[10:23]⇒道志の森キャンプ場[11:00]→道の駅どうし[11:27/12:32]⇒タクシー(8600円)⇒都留市駅→より道の湯(日帰り入浴1100円)[13:04/14:50]→都留市駅[14:57]⇒大月駅[15:14/15:27]:⇒立川駅[16:21]

トレイルマップ
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高度記録
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今日は忘年山行の第一弾、築約170年の古民家「北の勢堂」に宿泊し、囲炉裏を囲むのが、一番の目的だ。

1日目〉
富士急行線都留市駅からバスに乗る。寒い季節になったのに、座席が全部埋まる位の乗客がいたのは意外だった。ほとんどの乗客が終点道坂隧道BSで下車して、一つしかないトイレの待ち行列が出来た。我々は一足先に歩き出し、すぐに登山道に入り、落ち葉の積もる径を登って行く。今年の紅葉は遅めと思っているうちに、あっという間に散ってしまい、山はすっかり冬枯れになっていた。

御正体山への分岐を、我々は北へ分かれる。御正体山へ向かう人も結構いた。ここから案外急な斜面を1時間半程登ると、今倉山東峰に到着。ここから菜畑山を目指して、ほとんどアップダウンのない唐沢尾根を進んで行く。葉が落ちたお陰で木々の合間から、雲を少し纏った富士山を時折眺める事が出来た。冬枯れの季節ならではの楽しみだ。

水喰ノ頭の10分程手前の眺望が開けた所で、富士山が綺麗に見えた。山頂標識が壊れ落ちている、寂しげな水喰ノ頭を通過し、40分程で菜畑山に到着。目の前に加入道山と、その奥には大室山が見える。

休憩した後和出村バス停目指して一気に下って行く。送電線を横切ると、明日登る予定の鳥ノ胸山が見えた。道路に出てから15分程歩き、道志の湯に立ち寄り、ゆっくり温まる。

宿の車が迎えに来てくれて、「北の勢堂」へ向かう。茅葺屋根の風情のある建物で、吊るされたオレンジ色の干し柿がさらに趣を加えている。囲炉裏を囲んで、足の裏をぬくぬくと温めながら、イワナの塩焼き、猪鍋などの美味しい夕食を頂いた。青竹の徳利を頼んでおいたら、それぞれの名前が刻まれたぐい呑みまで準備されていたのには、感激した。

夕食後部屋に戻り、あそこの温泉の洗い場がほとんど外で寒かったとか、あそこの宿のご主人の対応がイマイチだったとか、昔話に花が咲き、涙が出るほど大笑いした。そこに参加していなかったメンバーも、それをあたかも見たかのように、話題について行けるのが素晴らしい(同じ話を何度も繰り返し聞いているせいであろう())

 2日目〉
鳥ノ胸山に登るために朝745分に宿を出発し、観光農園の脇から山道を登って行く。入口の案内板ではハイキングコースのように示されていたが、始めからいきなりの急斜面を登って行く。階段が朽ち果てているので、より急登に感じられる。1時間程で秋葉山に到着したが、山頂標識は見当たらない。富士山が目の前に見えるが、残念ながら頂き付近には雲が掛かっている。

ここから鳥ノ胸山を目指すが、想像以上の急登の連続であった。足元もグズグズして登りにくいが、必死に登って行くと1時間程で鳥ノ胸山に到着。眼下に道志川沿いに点在する集落が眺められ、その延長線上に富士山の姿が見える。なかなか風情のある眺めだ。運よく雲がだいぶ取れて、真っ白で綺麗な富士山を眺める事が出来た。そのすぐ右隣の御正体山山頂は雲に隠れている。

一旦急斜面を下り、登り返して雑木ノ頭を経由して、道志の森キャンプ場へ下る。岩っぽい所があったり、細尾根があったり、変化があって面白かった。道路を30分程歩いて「道の駅どうし」まで行き、タクシーを待つ間にお疲れ様ビールで乾杯!タクシーを呼んだが、なかなか来てくれず、図らずもゆっくり過ごす事になった。都留市駅まで戻り、駅近くのより道の湯に立ち寄り、体の芯までゆっくりと温まった。

 北の勢堂は若旦那の熱意が感じられ、何度泊まっても良い宿だ。鳥ノ胸山はマイナーな山かもしれないが、コースが面白く、今倉山、菜畑山よりも登り甲斐があって、楽しむ事が出来た。

〈追記〉菜畑山は「なばたけうら」と読む。木の梢を「ウラ」といい、谷筋の頭の事だそうである。菜畑というのは村外れの畑の意、この上にあるので菜畑山と名付けられたらしい。

今回の参加者:副隊長、菊丸、のんちゃん、ひろちゃん、のりちゃん、なおちゃん
実働時間:〈1日目〉4時間7分 〈2日目〉3時間34分
累積登高差(+):〈1日目〉776m 〈2日目〉756m
踏破距離:〈1日目〉9.7km 〈2日目〉7.0km


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜


スライドショウの開始
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01 【第1日目】道坂隧道行バスはほぼ満席。
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02 道坂隧道BSからスタート。8時47分
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03 道坂峠までは九十九折り。
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04 尾根に上がれば明るい。
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05 風さえなければポッカポカ。
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06 径は乾いている。
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07 ゆっくり登っても・・・
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08 今倉山までは1時間半で到着。10時16分
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09 眺めが悪い山頂。
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10 赤岩へ行けば眺望は得られるが、今日は右折する。
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11 唐沢尾根。
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12 基本的に大したアップダウンは無い。
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13 せいぜい数十メートルの登り。
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14 富士山が見えた。
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15 丁度、御正体山の上。
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16 水喰ノ頭の登り。
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17 標識が壊れていた。11時7分
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18 今倉山が遠くなった。
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19 ちょっと下って・・・
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20 ちょっと登れば・・・
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21 菜畑山に到着。11時47分
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22 目の前は加入道山とその奥に大室山。
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23 日なたでも風が冷たい。
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24 こっち向く人と向かない人。
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25 なおちゃんが宿に電話中。
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26 一気に下ればもうアンテナがあるところ。
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27 少しだけ林道を辿る。
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28 また山径を下る。
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29 送電線を横切る。
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30 もう道志路は近い。
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31 植林しているのはモミジのようだった。
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32 もう閉業してしまった日野出屋旅館。
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33 「道志の湯」に到着。13時15分
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34 湯上りビールでホッとする。
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35 山梨なので鳥モツ煮。
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36 3年ぶりに「北の勢堂」。
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37 女子部屋は18畳間。
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38 こんなぐいのみ、貰った。
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39 待ってました!猪鍋とイワナ塩焼き。
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40 他にもあります。こんなに食べられるか?
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41 おっとっと。
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42 いただきます。
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43 囲炉裏はいいねえ。
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44 記念撮影。
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45 もう一枚。
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46 そろそろ寝ますか。
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47 【第2日目】男子部屋からの眺め。
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48 朝食処。
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49 浅漬けの白菜が評判でした。
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50 では出発。7時44分
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51 また来る日まで。
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52 今日登る山。
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53 霜がびっしり。
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54 暫し車道を辿る。
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55 鹿柵を通過。7時58分
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56 一応、一般道のはずだけど。
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57 木の階段はボロボロ。
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58 かつ、激登り。
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59 まだまだ続く。
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60 なんでこんな直登にしたのだろう。
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61 上の方が見えてきた。
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62 暑くなってきたのでヤッケを脱ぐ。
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63 ここが秋葉山、標高880m。8時37分
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64 ここはちょっと開けている。
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65 道志の街が見える。
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66 今度は鳥ノ胸山の登り。
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67 ここも激登り。
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68 足元もやや不安定。
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69 一気に高度を稼ぐ。
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70 漸く道志路にも陽が差してきた。
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71 漸く緩んできた。
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72 鳥ノ胸山に到着。
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73 結構、汗をかきました。9時46分
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74 富士山は見えるが、御正体山は雲の中。
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75 三ッ峠山。
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76 ここから下るか、もうちょっと進むか。
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77 もうちょっと先へ進むことにしました。
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78 イイ感じの尾根歩き。
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79 また登り。
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80 雑木ノ頭。10時21分
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81 鳥ノ胸山を振り返る。
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82 少しだけ岩っぽいところ。
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83 もう下界。
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84 道志の森キャンプ場。11時1分
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85 御正体山がすっかり姿を現した。
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86 道の駅「どうし」。
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87 ここで汗を流した。
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88 立川のここで締めた。

〈全天球画像〉菜畑山山頂にて / 菜畑山から道志へ下山路にて / 秋葉山への激上りの途中にて /
秋葉山山頂にて
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