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コースタイム:
〈1日目〉JR東京駅[6:08](上越新幹線とき301号)⇒JR浦佐駅[7:34/7:45](南越後観光バス)⇒奥只見ダム駐車場[8:58/9:02]⇒(スロープカー)⇒奥只見ダム[9:06]→船着場[9:10/9:25](渡船)⇒(銀山平船着場)尾瀬口[10:05/10:10](会津乗合バス)⇒尾瀬御池バス停[11:05]→(尾瀬御池ロッジに荷物デポ)→ゲート[11:15]→休憩[12:03/12:07]→天神田代[12:40/12:49]→引き返す→湿原テラス・ベンチ[13:41/13:55]→ゲート[14:23]→尾瀬御池ロッジ[15:00]
〈2日目〉尾瀬御池ロッジ[6:00]→御池登山口[6:07]→休憩[6:48/6:51]→大杉岳[7:34]→休憩[8:13/8:18]→電発避難小屋[8:50]→休憩[9:18/9:23]→大津岐山巻く[10:12]→大津岐峠分岐[10:21/10:27]→休憩[11:24/11:30]→駒ノ小屋[12:10/トイレ/12:17]→会津駒ヶ岳[12:35/12:39]→駒ノ小屋[13:00/トイレ/13:08]→ベンチ休憩[14:08/14:12]→滝沢登山口[15:21]→国道に出る[15:45]→民宿こまどり[15:47]
〈3日目〉民宿こまどり前(フリー区間乗車)[7:40](会津バス)⇒会津田島駅[9:05/10:50](野岩鉄道特急リバティ会津128号)⇒新高徳駅[12:07]⇒タクシー⇒船場亭でランチ⇒タクシー⇒下今市駅[15:05](特急けごん38号)⇒北千住駅[16:32]
トレイルマップ
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高度記録
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〈1日目〉
このところの秋の長雨にうんざりしていたが、3連休は晴れの予報が出て、気分が上がる。1日目は、新幹線・バス・船を乗り継いで宿泊する尾瀬御池ロッジまで行き、燧裏林道を散策して明日の長丁場に備えることとなった。
JR浦佐駅からバスに乗ると辺りは霧に包まれていたが、次第に快晴となる。奥只見ダム駐車場に着くと100円払ってスロープカーというモノレールに乗るように誘導され、数分乗ってダム堤に到着。次は奥只見湖を船で渡る。船上からは荒沢岳、燧ヶ岳が望めた。湖岸の山肌はまだ紅葉していないが、快晴の下、暑くも寒くもない良い日和だ。この辺りはかつて銀の採掘で栄えていたが、300人余りが亡くなる大事故が起こり、その後閉山となったそうだ。下船後、長い階段(今回の山行で一番の急登⁈)を登り、バスで尾瀬御池に到着する。ここまで東京駅から5時間かかった乗り物の旅である。
バス停の目の前のロッジに荷物をデポして、駐車場を横切り、ゲートから鹿除けネットをくぐり樹林の中に入り、木道を登ると湿原が現れる。小さな湿原を2つ通過すると、テラスとベンチがある広々とした湿原に着いた。右手には平ヶ岳の大きな山容が見える。草紅葉は始まりかけ。再びコメツガ、ヒバ、ダケカンバ等の樹林帯に入り、小さな沢を何回か渡る。その間に小さな湿原が点在している。湿った木道は滑りやすく、下り気味の木道を注意しながら歩いていると、引き返し予定の天神田代の分岐を少し過ぎてしまった。それもそのはず、古い地図には分岐から渋沢温泉小屋までの道の記載があるが、現在は廃道となり道標は無くなっていた。
天神田代の標識まで戻り、小さな湿原を眺めながらゆっくり休憩した後、来た道を引き返す。
急いで帰っても15時のチェックインまで時間が余るので、一番広い上田代のテラスのあるベンチで大休憩して(このちゃんはトカゲを楽しむ)、御池まで戻った。
尾瀬御池ロッジは大変立派で綺麗な施設で、これまではなかなか予約が取れなかった。コロナを機に素泊まりのみ(朝食はパン又は冷凍焼きおにぎりとゆで卵)となり、レトルト食品やパンの販売とお湯や調理器具・食器の提供のみとなった。各自レンチンしたり湯煎したりして食堂で夕食を摂った。使った食器は洗って返した。
〈2日目〉
ロッジを出発して車道を登ると間もなく御池登山口に着いた。朝イチの重い体には少々きつい勾配が続く。それもほどなく緩やかな登りとなり、笹が刈り取られていて整備されているが、木道は古くて滑りやすい。シラビソ?コメツガ?の森の中を進む。霧に包まれた湿原を通る。大杉岳標識は見落とすくらい、なだらかな山頂で、その前後はぬかるみが酷く、滑る木道とドロドロに苦労する。
大杉岳を過ぎると下りが続き、朝からの霧が晴れて快晴となり、振り向けば燧ヶ岳が見えてきた。眺めの良い場所で休憩する。爆裂火口が2つの峰を作って荒々しい山肌の燧ヶ岳、左が切れ落ちている四郎岳、日光白根山・・と、遠くの山々が良く見える。
登り返して電発避難小屋を通過する。この小屋は送電線巡視員用で、鉄塔の高い所に作られていた。アップダウンはあるが概ね緩やかで、右手が開けた径が続き、連なる山々を見ながら大津岐山(おおつまたやま)を捲いて、大津岐峠に到着する。振り返れば燧ヶ岳、行く手には雲がかかった会津駒ヶ岳が見える。ここはキリンテ登山口への分岐である。これまで殆ど人と会わなかったが、ここからは登山者が多くなる。
さらに右手が開けた径を緩やかに登ると、湿原が現れ、池塘に草紅葉が美しい。ここで左手側の眺望がようやく開けて、越後駒ヶ岳や中岳が見えた。これまで穏やかな径であったが、この先に右側が切れ落ちた岩場が現れて、緊張した。眺望の無い樹林の径を登ると、駒ノ小屋に着いた。眺めの良い稜線上に建つ小屋前には木道に囲まれた駒ノ大池が、会津駒ヶ岳山頂を水面に映して、素晴らしいシチュエーション。遠く那須の山々が見える。
ここからは、草紅葉の中の整備された木道を進み、山頂直下は急な階段となって、出発から6時間半で会津駒ヶ岳に到着。山頂では燧ヶ岳方面の眺めを楽しんで、長居せずに下山にかかる。
眼下に草紅葉の中の木道、池と駒ノ小屋、遠くには至仏山、武尊山、燧ヶ岳を見ながら、駒ノ小屋まで戻る。休憩後、開けた湿原の木道が暫く続いた後は、普通の山道となる。樹林の中をずんずん下ると、ベンチがいくつかあり、多くの登山者が休んでいる所で休憩する。一人の登山者から「ここからは急ですよ~」と聞かされたが、皆、何てことなく下ってしまった。このルートなら手軽に会津駒ヶ岳に登頂できるので、普通はここを登るようだ。
滝沢登山口に出てから、車道を20分程歩くと、尾瀬国立公園の立派な標識が立つ国道に突き当たる。そこからすぐに民宿こまどりに到着した。出発から10時間近くを歩いたが、急登やザレ場や岩場が無かったせいか、私の足攣りもなく、無事に行程を終えてほっとした。
民宿こまどりの夕食には、手打ちの十割そばや、山椒魚の天ぷらや山菜が出て、山里ならではの料理を楽しんだ。
〈3日目〉
朝食前に、桧枝岐歌舞伎舞台がある神社へ、のんちゃんが案内してくれた。古代ギリシャの円形劇場を思わせるような石段の上に社殿があり、下の広場に舞台がある。年2回、全て村人の手で奉納歌舞伎を行うそうだ。担い手は主に村役場の人で、民宿のおかみさん曰く、新人の採用面接時には役者になれる人が優先されるとか⁈
会津バスが10月から路線変更して、会津高原尾瀬口へは行かなくなり、時刻も大幅に変わっていて、大慌てで出発する。会津田島駅で時間が空いたので、近くで開催されている新そば祭りで、6種類の蕎麦をシェアして味わうことができた。ランチはリバティ会津を途中下車して、船場亭に行く。私は一足先に失礼した。
何といっても3日間とも天気に恵まれて、ロングコースの登山を楽しむ事ができたのが良かった。登山のみならず、ダム湖の渡船、桧枝岐村の散歩、そば祭り・・・と思い出深い山行となった。(あひる)
今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、このちゃん、アヒルちゃん、のんちゃん、ひろちゃん、のりちゃん
実働時間:時間分
累積登高差(+):1344m
踏破距離:28.8km
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