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コースタイム:
〈1日目〉JR東京駅[6:08](上越新幹線とき301号新潟行)⇒JR新潟駅[8:10/8:29](信越本線馬下行)⇒JR新津駅[8:48/8:53]⇒タクシー(約9,560円)⇒松杉堂(荷物デポ)[9:30]⇒タクシー⇒菱ヶ岳登山口[9:45]→菱見平(4合目)[10:30/10:35]→北山(6合目)アイゼン装着[11:30/11:40]→笹清水分岐[11:55]→休憩[12:25/12:28]→菱ヶ岳[13:15/13:24]→笹清水分岐[15:00]→休憩[15:37/15:40]→アイゼン外す[15:03/15:08]→菱見平[15:37]→菱ヶ岳登山口[16:05]⇒宿送迎車⇒松杉堂→薬師の湯♨→松杉堂(泊)
〈2日目〉松杉堂[7:30]⇒タクシー(約8,260円)⇒白玉の滝入口[8:16]→円山(194m)[8:56]→菩提寺山(248.1m)[9:25/9:30]→菩提寺山登山出口[9:45]→高立山登山口[10:02]→高立山(276m)[10:30/10:38]→高立山登山出口[10:50]→護摩堂山登山口[11:24]→護摩堂山(271m)[11:50/11:57]→護摩堂山登山出口[12:33]→ごまどう湯っ多里館[13:10/14:25]⇒タクシー(約8,800円)⇒燕三条駅[15:00/16:42](上越新幹線とき330号東京行)⇒大宮駅[18:15]
トレイルマップ
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高度記録
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今回の新潟山行の目的は、村杉温泉にある松杉堂をベースに、昨年五頭山から見えた残雪の菱ヶ岳に登頂することと、中越の里山、西山三山に登り、春の花を愛でることである。
菱ヶ岳は、山頂付近で運良く天候に恵まれ、残雪の展望を楽しむことができた。西山三山は三つの尾根が尾根上でつながっているわけでは無く、一つ一つ独立した低山を林道でつないでいるため、林道歩きと小さなアップダウンが多いという印象だったが、様々な春の花に出会うことができた。
〈1日目〉
上越新幹線で新潟駅から在来線に乗り換え、新津駅で下車した時にはなんと雨。しかし、駅からタクシーに乗り、移動するうちに予報通り雨が上がってきた。東京の桜は既に散ってしまったが、村杉温泉界隈は満開の桜が出迎えてくれ、テンションが上がる。
お世話になる松杉堂に余分な荷物を預け、登山口まで移動する。天気が良いと、登山口駐車場は満車になる人気ぶりだそうだが、この日は天候のせいか駐車している車は僅か3台のみ。
9:45、登山開始。良く整備された緩やかな登山道を進む。雪解けと共に開花したショウジョウバカマやイワウチワが可憐な花を咲かせている。
10:30、4合目の菱見平は菱ヶ岳が見えるそうだが、ガスっていて展望は無い。ここから徐々に登山道に雪が現れるが、しばらくつぼ足で進む。とは言え、トラバースの道はキックステップで慎重に登り、高度を上げていく。辺りはブナの林だが、芽吹きはあと少しのようだ。
11:30、更に積雪量が増えてきたので、6合目の北山でアイゼンを装着する。長靴を履いた2人組の若い男女が追い抜いていく。今年は昨年より雪が多いようだ。
分岐から冬道に入り、ロープの付いた急登をアイゼンで引っかけないよう用心しながらよじ登ると、更に積雪が増す。雪庇のある細尾根は慎重に・・・。でも、ここはアイゼンを付けているので逆に安心感がある。
その後、ガスに覆われ、視界が開けない広い尾根を黙々と登る。山頂に続く尾根にたどり着くと、徐々に雲が取れてきた。あと一息、山頂直下の最後の急登を一歩一歩踏みしめながら一気に登ると、更に青空が広がってきた。俄然やる気が上がる。白と青のコントラストが美しい。
登山開始から3時間半で山頂に到着。山頂標識は雪の下。展望が一気に開け、やや雲がかかっているが、越後の山並み、飯豊連峰方面を望むことができた。
下山は山頂直下が一番の難所だ。一歩を踏み出すのに勇気がいるため、後ろ向きでトレッキングポールを支えに慎重に下山する。後は、ガボりそうな所を注意しながら一気に下る。
北山まで下りた辺りからすっきり雲一つ無い青空が広がり、五頭山や菱ヶ岳へ向かう稜線を眺めることができた。
後はひたすら来た道を下り、下山開始から2時間半で登山出口に到着した。
宿のご主人の送迎で宿まで送ってもらい、目の前の薬師乃場でさっぱり汗を流した。宿のご主人曰く、薬師乃湯は全国三大ラジウム温泉の一つで、遠方からはるばる訪れる客が多いそうだ。その後、宿のご主人に送迎してもらい、昨年もおじゃました「山清水」で夕食となった。
〈2日目〉
各自持ってきたもので簡単に朝食を済ませた後、予約していたタクシーに乗車。「白玉の滝」まで移動した。この日は午後から雨天の予報で、どんより曇り空。おまけにかなりの強風が吹いている。生憎だが、この天候が昨日でなくて良かった。
副隊長の情報で、白玉の滝の入り口に水芭蕉の群生地があるとのことで、寄ってみた。キクザキイチゲ?の群生(表示は「レンゲギボウシ」とあるが明らかにギボウシではない)の奥にやや大きめの水芭蕉が白い花を咲かせていた。
白玉の滝に向かう。白玉の滝の起源は弘法大師が809年に菩提寺山に寺を建立し、この山から流れ落ちることから、寺との関わりの中で平安初期に発見され、山伏の修行の地だったとのこと。明治中期には、近くの石油事業との関連で人々が涼を求めて集まるようになり、賑わっていたそうだ。
白玉の滝の脇には登山道がなく、仕切り直し。一端戻って滝の上を巻くと、登山口があった。登山開始からいきなりの急登で、一気に高度を上げていく。20分ほどで最初のピークの円山に到着。展望は無い。一旦下り、登り返す道にはピンクや紫、白のショウジョウバカマ、スミレの花が春を待ちかねたように咲き誇っている。
もう一つの登山道と合流すると、登山者をちらほら見かけるようになった。地元の人だろうか。手ぶらの登山者もいる。階段を登り切ると菩提寺山に到着した。強い風が吹いているが、小さな避難小屋や、四阿屋のある広い山頂からは展望が広がる。阿賀野川の流れる平野の向こうに前日登頂した、雲で覆われた菱ヶ岳の山塊が見える。遠くに昨年登った櫛形山脈も見える。登った山が見えると嬉しくなる。
山頂を後に再び下る。道は良く整備されていてあっという間に登山出口に到着する。林道をしばらく歩き、再び高立山の登山口から登山道に入る。山頂直下の尾根は細尾根でおまけに強風にあおられるので、展望が良くても、のんびり眺めている余裕は無い。
尾根を登り切ると高立山に到着。この山頂も広く、越後白山などの展望が広がっている。山頂の西側も展望が良く、目の前に弥彦山と角田山を望むことができた。嬉しいことに山頂で保護しているのだろうか?イワウチワ、ミスミソウ(雪割草)、カタクリに出会うことができた!
山頂を後にすると緩やかに下り、再び林道歩きが続く。途中から雨がパラパラ降ってきたので傘をさす。護摩堂山登山口からはまた稜線歩きで、強風にあおられる。山頂付近の茶屋の上段にカタクリの小群生地があり、テンションが上がった。
護摩堂山の山頂は大きな山城跡の本丸に位置し、展望が開けている。目の前に弥彦山と角田山、新潟平野の向こうに佐渡がうっすらと見えた。弥彦山と角田山にはまだ行ったことがないので、いつか春に訪れてみたい。
下山は緩やかで良く整備された広い登山道を進む。丁度、山城の出曲輪にあたる尾根を下って行くようで随所に堀切跡などの表示があり、興味深かった。登山出口では満開の桜が出迎えてくれた。
登山出口で気が緩んだのか副隊長を見失い、右往左往するというハプニングがあったが、無事合流。「ごまどう湯っ多里館」で湯に浸かり、身体を暖めた。ここからタクシーを呼び、燕三条駅まで移動。駅近くの「小嶋屋」という蕎麦屋で打ち上げとなった。
新潟の残雪の景色と満開の桜、雪解けと共に咲きだした可憐な花々、そして美味しいお酒と料理を満喫できた二日間だった。 (のり)
今回の参加者:副隊長、ひろちゃん、のりちゃん
実働時間:〈1日目〉5時間45分 〈2日目〉4時間34分
累積登高差(+):〈1日目〉805m 〈2日目〉639m
踏破距離:〈1日目〉9.7km 〈2日目〉10.3km
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