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コースタイム:
〈1日目〉東京駅[6:32]⇒大宮駅[6:57](東北新幹線はやぶさ1号新函館北斗行)⇒新青森駅[9:49/9:55]⇒タクシー(8500円定額制×2)⇒酸ヶ湯温泉[10:50/11:11]→大岳環状コース登山口[11:26]→P[12:27/12:32]→身支度[13:00/13:05]→八甲田山山頂[14:00/14:07]→大岳避難小屋[14:26/14:33]→P[14:55/15:01]→P[15:58/16:02]⇒酸ヶ湯温泉[16:19]
〈2日目〉酸ヶ湯温泉[8:50]⇒送迎無料バス⇒青森駅前[9:45] →ホテルルートイン青森駅前[9:49/10:05] ⇒タクシー(9220円新青森駅経由)⇒青森県民の森「梵珠山」サワグルミの道登山口[11:00/11:10]→分岐[11:35]→梵珠山山頂[12:20/12:21]→釈迦堂避難小屋[12:30/12:35]→分岐[13:05]→水芭蕉の湿地・登山口[13:30/13:45]⇒タクシー(7110円)⇒新青森駅[14:15]→青森の魚・米・酒 田→新青森駅[15:45]⇒青森駅[15:51]→青森港散歩→ホテルルートイン青森[16:10]
〈3日目〉ホテルルートイン青森[7:20]→青森駅[7:34](奥羽本線)⇒弘前駅[8:21/8:30]⇒タクシー(1210円)⇒弘前公園・弘前城[8:35]→津軽藩ねぷた村(600円)[9:45/10:35]→青森銀行記念館(200円)[10:55/11:14]→菊富士[11:24/13:00]→弘前駅[13:22/13:45]⇒新青森駅[14:33/15:17](東北新幹線はやぶさ60号東京行)⇒大宮駅[18:08]⇒東京駅[18:32]
トレイルマップ
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高度記録
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〈1日目〉
北国の春を味わいに、青森、酸ヶ湯温泉、八甲田山へ。タクシーで市街地を抜けると、雄大な八甲田山が見えてくる。酸ヶ湯温泉までは新青森駅から約50分。大きな山塊の麓に入ると、芽吹いたばかりのブナの森の新緑に心を奪われる。高度が上がるにつれ、緑は薄れ、冬のグレーを纏ったブナ林になる。季節は早春から冬へと逆戻りしていく。
酸ヶ湯温泉に到着。何棟にも及ぶ大きな温泉宿である。この冬は大雪に見舞われ(これまでが暖冬だっただけで、例年通りの積雪ということらしいが)、壁のように積もった雪の様子が何度も報道されていたが、今は道路脇に1m程度の積雪が残っているほどになっている。
宿に余分な荷物をデポして、さっそく出発。車道を少し上ったところから、大岳への登山道(環状ルート)が続いている。アイゼンを装着して、ブナ、ダケカンバの林が広がる雪山に入った。根開きの穴をのぞき込みながら進む。同心円を描いた根開きの美しいこと!
高度が上がっていくと、今度は針葉樹の林に変わってくる。谷道を登るとその林の向こうに、大岳の姿が見えるようになった。大岳の山頂に向かい、雪の中を登っていく登山者の姿が見える。
稜線に近づくにつれ、硫黄の臭いが微かに漂ってきた。風が強まってきたので、上着を替え、目出し帽、毛糸の帽子などの身支度を整えた。森林限界を超え、大岳頂上(火口)へと一気に登っていく。
火口の外側には雪がなく、内側には雪がついていて、頂上に向かってきれいに左右真っ二つに分かれている。火口の縁に沿って歩く本来の登山道には雪がないため、敢えて火口側の雪の上を登って、柵を越えて頂上に到着した。
山頂からは360度の展望が開けている。曇り空だが、青森市内、陸奥湾方面と、岩木山、白神山地方面までぐるりと一望できた。
下山は、大岳避難小屋を経由して、中央ルートを下る。山頂直下、避難小屋までの道には雪がなく、石がゴロゴロ、壊れた丸太階段をアイゼンのまま慎重に下りた。
避難小屋からの下りには雪原が広がっている。雪に埋もれている針葉樹の雪原、そのはるか向こうに岩木山や白神山地が眺められ、本当に気持ちよく歩けた。が、等間隔に並ぶ竹の棒を見たとき、山頂付近の風の強さを思い出しながら「雪中行軍事故」に思いを馳せた。この広い雪原で地吹雪に見舞われたら・・・怖い怖い・・・。
雪原を気持ちよく歩いていたが、先に急な崖地が出現。緩やかな斜面を探したが、結局ここを下りることになった。後ろ向きで、雪を蹴って足場を作りながら慎重に・・・。ここが、今日一番の難所だった。
再び竹の棒が現れ、中央ルートの看板も見つけた。酸ヶ湯温泉を目指して坦々と下っていくのみだ。サッと目の前が開け、眼下に何棟も連なる酸ヶ湯温泉旅館の全貌が見えた。酸ヶ湯温泉の裏手に出る斜面は結構な斜面で、最後の最後まで気が抜けなかった。でも、ここが最後と思い、尻セードにチャレンジした!
〈追記〉
登り口すぐから、我々と前後していた4人組(男性1人、女性3人)のこと。リーダーと思われる男性の登山ペースが一定でないばかりか、間隔が開いている最後尾の女性は大丈夫かと、気になって仕方なかった。アイゼンではなくチェーンスパイクだし、ストックを持っていないメンバーもいる中、下山時には我々についてきた。装備がなければ急な坂を下るのは危険だからと、別の道に行くように伝え、我々は先に下ったのだが、あのグループはどうしただろうか。
[酸ヶ湯温泉]
濁り硫黄湯。臭いがずっと体についている。顔を洗ったときに、目に染みて、ちょっと塩味も感じた。金属はどんどん黒く変色するらしい。有名な混浴大浴場「ヒバ千人風呂」にも入ってきた。HPの案内には「三百年以上に渡りたくさんの人々を癒してきた霊泉と柱一本ないヒバ造りの圧倒的な異空間が時代を跳び越え自然との一体感を演出します。」とある。まさに、古き良き雰囲気のある温泉旅館。お料理もお酒も、青森を存分に堪能した。
〈2日目〉
天気が不安定だというので、八甲田山の別ルート山行ではなく、春の花の散策に出かけることにした。酸ヶ湯温泉の無料送迎バスで青森駅に出て、先に帰るなおちゃんと青森駅で別れた。
今晩の宿ホテルルートインに荷物を預け、タクシーで出発。新青森駅を経由して、五所川原方面にタクシーで向かう。新青森駅からタクシーで30分ほどで、県民の森入口、梵珠山「サワグルミの道」登山口(無人の案内所、トイレあり)に到着。
登山口付近は水芭蕉が真っ盛り。鳥(ウグイス、カラ類など)に歓迎されて山道に入る。すぐさま春の花々が歓迎してくれた。キクザキイチゲ、カタクリの花園が広がっているが、生憎、小雨が降っているせいで、花びらをすぼめてしまっていた(下山時には雨がやんで、かわいい顔を見せてくれた)。エンレイソウ、オオバキスミレ、エゾエンゴサク、シラネアオイ、イカリソウ、ミヤマスミレ、サンカヨウなど珍しい花も見ることができた。
この梵珠山は、古くから信仰の山とされ、山頂には梵珠七観音が安置されている。山頂からは青森市内、陸奥湾、下北半島までを望むことができた。
釈迦堂避難小屋で昼休憩したあと、帰りは尾根道を下りた。谷筋とは違って花は見られなかったが、ブナ林の新緑がとても美しかった。木賊(トクサ)を山中で見たのは初めてだった。こうして、雪国の早春の山を十分に楽しんだ。
駅ナカの「田」というお店で打ち上げたあと、先に帰宅するあひるちゃんと別れ、電車で青森駅に帰ってきた。1988年に運航を終了した青函連絡船「八甲田丸」が展示されている青森港を散歩した。「津軽海峡冬景色」を心の中で口ずさみながら、海を眺めたのは私だけ?
夜は、「三ツ石」というお店で、地元の味を堪能した。お酒もすすんだ〜! 広いお座敷個室に通され、ゆったりと過ごせたのでとても良かった。
〈3日目〉
弘前へと足を伸ばした。青森駅から電車で約50分。弘前さくらまつりの最終日である。(今年は4月16日〜5月5日)
弘前公園の桜は、ソメイヨシノに代わって各種八重桜、しだれ桜が満開だった。弘前城と岩木山と桜のそろい踏みを見ることができた。石垣がない天守閣の姿は間抜けな感じがしたので調べたところ、2015年に石垣修理のために現在の位置に移動させており、元の位置に戻るのは2026年秋らしい。本来は堀の石垣の上に築かれていたということで、納得した。
次に向かったのは、「津軽藩ねぷた村」。ねぷたの展示だけではなく、青森ねぶた、五所川原の立佞武多、弘前ねぷたについての解説をしている。お囃子、津軽三味線の演奏もあって、短い時間だったがまつりの雰囲気を味わうことができた。「ねぷた」、「ねぶた」は「眠たい」が「ねぷてぇ〜」「ねぶてぇ〜」となまる違いだと、そんな諸説あることも聞いた。
昼食の予約をしてあるお店に行く途中、青森銀行記念館(旧第五十九銀行本店本館)に立ち寄った。明治の洋風建築は、この青森銀行記念館のほか、旧弘前市立図書館、日本基督教団弘前教会、弘前カトリック教会、弘前学院外人宣教師館などがあり、時間があればぐるりと回る楽しみもあるようだ。弘前は教育に力を入れ、多くの宣教師を外国人講師として招いたことで、洋風建築物がたくさん存在する要因の一つとなったということらしい。
最後に、「菊富士」という創作郷土料理のお店で、今回の山旅を締めくくった。(のん)
今回の参加者:副隊長、アヒルちゃん、のんちゃん、ひろちゃん、のりちゃん、なおちゃん(1泊参加)
実働時間:〈1日目〉4時間34分 〈2日目〉2時間15分
累積登高差(+):〈1日目〉9.1km 〈2日目〉4.0km
踏破距離:〈1日目〉795m 〈2日目〉375m
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